JPH04111219U - 被覆剥取装置におけるストリツプカス除去装置 - Google Patents

被覆剥取装置におけるストリツプカス除去装置

Info

Publication number
JPH04111219U
JPH04111219U JP2252991U JP2252991U JPH04111219U JP H04111219 U JPH04111219 U JP H04111219U JP 2252991 U JP2252991 U JP 2252991U JP 2252991 U JP2252991 U JP 2252991U JP H04111219 U JPH04111219 U JP H04111219U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
coating
scum
strip
waste
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2252991U
Other languages
English (en)
Inventor
伸雄 佐藤
重雄 間
安正 石塚
Original Assignee
新明和工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新明和工業株式会社 filed Critical 新明和工業株式会社
Priority to JP2252991U priority Critical patent/JPH04111219U/ja
Publication of JPH04111219U publication Critical patent/JPH04111219U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カッターの刃先に付着した被覆カスをカッタ
ーから確実に除去するとともに、除去した被覆カスの周
囲への飛散を防止する。 【構成】 カッター30の刃先32上で下方向に進出自
在な押込体54を設けるとともに、その押込体54の下
方位置にカス受け部62を配置する。そして、カッター
30の刃先32に付着した被覆カス41を押込体54に
より押し込んでカス受け部62内に導く。こうして、被
覆カス41をカッター30から確実に除去するととも
に、除去した被覆カス41を周囲に飛散させることなく
カス受け部62内に収容する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電線端部の被覆部をカッターを用いて剥ぎ取る被覆剥取装置にお いて、その剥取処理によってカッターに付着した被覆カスを除去するためのスト リップカス除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来の被覆剥取装置を示す要部斜視図、図7はその装置の側面図である 。両図に示すように、この装置では、まず電線1の一端側の被覆部が一対のV形 カッター2により切り込まれ、その切込み状態のまま、電線1が図示しない電線 移動手段により長手方向に沿って他端側に引き込まれる。これにより、図8に示 すように、電線1の被覆部のうち、カッター2の切込位置より一端側の被覆部が 剥ぎ取られる。
【0003】 その後、カッター2に付着した被覆カス3に向けて、ノズル4(図6参照)か らエアーが吹き付けられ、その風力によって被覆カス3がカッター2から取り除 かれる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような被覆剥取装置では、V形カッター2の刃先2a周辺で電線1の被覆 部を係止しながら電線1を引き込んで被覆部の剥取処理を行うようにしているた め、剥ぎ取られた被覆カス3は刃先2aの周辺に付着する。この場合、刃先2a はV形の凹部状に仕上げられているため、被覆カス3は、その一部がノズル4に 対して隠蔽ようにしてV形凹部内に付着されることになり、ノズル4からのエア ー流が被覆カス3に十分に供給されなくなって被覆カス3をカッター2から除去 できないことがあった。
【0005】 また、被覆カス3はエアーで吹き飛ばすようにして除去されるため、吹き飛ば された被覆カス3が、被覆剥取装置あるいはその装置周辺の機構部分に侵入する ことがあり、装置故障の原因ともなっていた。
【0006】 この考案は、上記従来技術の問題を解消し、被覆カスを周囲に飛散させること なくカッターから確実に除去できる被覆剥取装置におけるストリップカス除去装 置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、電線をその一端側の被覆部を一対のカッターにより切り込んで係 止させながら、長手方向に沿って他端側に引き込んで、前記一端側の被覆部を剥 ぎ取る被覆剥取装置において、その剥取処理によって前記カッターに付着した被 覆カスを除去するためのストリップカス除去装置であって、上記目的を達成する ため、前記カッターの被覆部係止領域の近傍に配置され、前記被覆カスを収容す るためのカス受け部と、前記カッターの前記被覆部係止領域上に押込体を進出さ せて、その押込体により前記カッターに付着した前記被覆カスを前記カス受け部 内に導く被覆カス押込手段とを備えている。
【0008】
【作用】
この考案の被覆剥取装置におけるストリップカス除去装置においては、カッタ ーの被覆部係止領域上に進出させた押込体により、カッターに付着した被覆カス をカス受け部内に導くようにしているため、カッターに付着された被覆カスが周 囲に飛散することなくカッターから確実に除去されてカス受け部内に収容される 。
【0009】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例であるストリップカス除去装置が適用された被覆剥 取装置の要部を示す斜視図、図2および図3はそれぞれその正面図および側面図 である。
【0010】 これらの図に示すように、電線送給ラインXに沿って、第1クランプ10,一 対のV形カッター30および第2クランプ20が配列されている。
【0011】 第1クランプ10は、電線送給ラインXに対応してガイド穴11が形成される とともに、そのガイド穴11に挿通された電線40を把持・解除できるように構 成されている。
【0012】 また、第1クランプ10は、図示しないクランプ移動手段によって電線送給ラ インXに沿って前後方向P,Qに移動できるように構成されている。
【0013】 一対のカッター30は、電線送給ラインXを挟んで上下に配置されるようにし て、カッター本体31(図3参照)にそれぞれ上下方向に移動自在に支持されて いる。さらに、一対のカッター30は、図示しないカッター駆動手段の駆動によ り、上下方向に相反して移動し、これにより一対のカッター30が開閉するよう に構成されている。
【0014】 一対のカッター30の近傍に設けられる被覆カス押込手段51において、上方 側のカッター30の上方位置に、上下方向に沿って配置されるシリンダ52は、 そのピストンロット53の先端側を下方に向けた状態で、上記カッター本体31 に固定される。さらに、ピストンロッド53の先端には押込体54が固定されて 、シリンダ52の進退駆動により押込体54が上方側のカッター30の一面側に 沿って進出・後退するように構成される。また、押込体54の側壁面には、第1 ラック55が上下方向に沿って固定されるとともに、その第1ラック55に噛合 するピニオン60がその回転軸心を電線送給ラインXに対し平行に配置した状態 で、上記カッター本体31に回転自在に支持される。
【0015】 一方、上記押込体54の下方位置に設けられるカス受け部62は、略筒状に形 成されており、筒軸方向を上下方向に揃えた状態で、上記カッター本体31に上 下方向に沿って移動自在に取り付けられる。さらに、カス受け部62は、その上 端開口63の開口寸法が、押込体54の下面により構成される押込面よりも大き くなるように設定されており、その上端開口63を介して上記押込体54がカス 受け部62内に進入可能に構成される。また、カス受け部62の一側外面には、 ラック固定用のブラケット64の基端側が固定されるとともに、そのブラケット 64の上端には、上記ピニオン60に噛合する第2ラック65が上下方向に沿っ て固定される。
【0016】 そして、シリンダ52の駆動によりピストンロッド53が下方へ進出すると、 押込体54が第1ラック55とともに下降する一方、ピニオン60が図2の紙面 に向かって反時計方向に回転して、第2ラック65がカス受け部62とともに上 方へ持ち上げられる。これにより、図4および図5に示すように押込体54が上 方側のカッター30の一面側に沿って刃先32上を通過するように下降する一方 、その下降する押込体54を収容するようにカス受け部62が上昇して、押込体 54が上端開口63を介してカス受け部62内に進入する。
【0017】 また、カス受け部62の下端開口には、吸引管66の一端が連結されるととも に、その吸引管66の他端が図示しない吸引回収装置に接続される。そして、そ の吸引回収装置が駆動すると吸引管66内が負圧に設定されて、カス受け部62 内に収容された被覆カス(その詳細は後述する)41が吸引管66を介して所定 位置に吸引回収されるように構成している。
【0018】 一方、第2クランプ20は、電線送給ラインXに対応する位置に配置されるL 形の固定爪21と、その固定爪21の水平部に電線送給ラインXに直交する方向 に移動自在に取り付けられた可動爪22とを備えている。そして、可動爪22が 固定爪21の垂直部に対し接離駆動することにより、固定爪21の垂直部と可動 爪22との間に配置された電線40を把持・解除できるように構成している。
【0019】 次に、この被覆剥取装置の動作について説明する。
【0020】 なお、動作開始前には、一対のカッター30は開成されており、第1および第 2クランプ10,20は電線40の把持を解除した状態にある。さらに、シリン ダ52のピストンロッド53は後退した状態にあって、これにより押込体54は 上方位置に待機しているとともに、カス受け部62は下方位置に待機している。
【0021】 この状態から、図示しない電線送給手段により、電線40を電線送給ラインX に沿って第1クランプ10から第2クランプ20に向けて矢符P方向に所定量送 給する。
【0022】 次に、電線40を第1および第2クランプ10,20によりそれぞれ把持して から、カッター30を閉成して電線40を切断する。
【0023】 次に、第1クランプ10を矢符P方向に沿って少量前進させて、第1クランプ 10に把持された電線(以下「残留電線」と称す)40の電線送給方向Pに対し 下流側端部の被覆部を一対のカッター30間に送り込み、さらにカッター30を 閉成して残留電線40の下流側端部の被覆部をカッター30の刃先32により切 り込んで係止する。そして、この切込状態のまま図1ないし図3に示すように、 第1クランプ10を矢符Q方向に引き込むように後退させて、残留電線40の下 流側端部の被覆部を剥ぎ取る。こうして剥ぎ取られた被覆カス41は、通常、カ ッター30の刃先32に付着する。
【0024】 その後、図4および図5に示すように、シリンダ52のピストンロッド53を 進出させ、同時に上記吸引回収装置を駆動させて吸引管66内を負圧に設定する 。これにより、まず押込体54がカッター30の一面側に沿って下降するととも に、その押込体54を収容するようにカス受け部62が上昇する。その結果、カ ッター30のV形凹部状の刃先32に付着された被覆カス41は押込体54に押 されてカス受け部62内に落し込まれる。こうして、カス受け部62内に落とし 込まれた被覆カス41は、負圧に設定された吸引管66を介して、上記したよう に所定位置に回収される。
【0025】 その後、シリンダ52のピストンロッド53が後退するとともに、上記吸引回 収装置の駆動が停止される。
【0026】 一方、残留電線40の被覆剥取処理を行っている間、第2クランプ20に把持 された電線(切断電線)は、図示しない排出手段を介して所定の排出箇所に排出 される。
【0027】 このような動作が連続的に繰り返されて、端部の被覆部が剥ぎ取られた切断電 線(ハーネス)が順次製造される。
【0028】 この被覆剥取装置におけるストリップカス除去装置によれば、カッター30の 刃先32上に押込体54を進出させて、刃先32に付着した被覆カス41をカッ ター30から脱落させるようにしているため、V形凹部状の刃先32に強く引き 込まれるように付着した被覆カス41も、押込体54によってカッター30から 確実に取り除かれる。
【0029】 また、カッター30から取り除かれた被覆カス41は、カス受け部62内に落 し込まれ吸引管66を介して所定位置に回収されるので、被覆カス41の周囲へ の飛散が防止され、被覆カス41が剥取装置あるいはその装置周辺の機構部分に 侵入するようなこともない。
【0030】 なお、上記実施例では、カッター30を閉成した状態で、押込体54およびカ ス受け部62を駆動させて、被覆カス41を除去・回収するようにしているが、 この被覆カス41の除去・回収処理は、カッター30を開成した状態で行っても よい。
【0031】 また、上記各実施例では、押込体54およびカス受け部62を双方ともに移動 させるようにしているが、カス受け部62側は固定しておき、押込体54だけを 移動させるようにしてもよい。
【0032】 また、上記実施例では、製造されるハーネスの一端側の被覆部だけを剥ぎ取る ようにしているが、第2クランプ20に把持された切断電線の電線送給方向Pに 対し上流側の端部に、上記と同様にして被覆剥取処理を行うことにより、両端の 被覆部がそれぞれ剥ぎ取られたハーネスを製造するようにしてもよい。この場合 、押込体およびカス受け部をカッター30の両面にそれぞれ設けてもよい。さら に、被覆部が剥ぎ取られた電線端部に端子を圧着するようにしてもよい。
【0033】 また、送給する電線40の数も1本だけに限られず、2本以上の電線を並行に 配置した状態で同時に送給するようにしてもよい。
【0034】
【考案の効果】
以上のように、この考案の被覆剥取装置におけるストリップカス除去装置によ れば、カッターの被覆部係止領域上に押込体を進出させて、その押込体によりカ ッターに付着した被覆カスをカス受け部内に導くようにしているため、被覆カス をカッターから確実に除去できるとともに、除去された被覆カスを周囲に飛散さ せることなくカス受け部内に収容できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例であるストリップカス除去
装置が適用された被覆剥取装置を示す要部斜視図であ
る。
【図2】上記実施例の被覆剥取装置の動作を説明するた
めの正面図である。
【図3】上記実施例の被覆剥取装置の動作を説明するた
めの側面図である。
【図4】上記実施例の被覆剥取装置の動作を説明するた
めの正面図である。
【図5】上記実施例の被覆剥取装置の動作を説明するた
めの側面図である。
【図6】従来の被覆剥取装置を示す要部斜視図である。
【図7】従来の被覆剥取装置の動作を説明するための側
面図である。
【図8】従来の被覆剥取装置の動作を説明するための側
面図である。
【符号の説明】
30 カッター 32 刃先 40 電線 41 被覆カス 51 被覆カス押込手段 54 押込体 62 カス受け部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線をその一端側の被覆部を一対のカッ
    ターにより切り込んで係止させながら、長手方向に沿っ
    て他端側に引き込んで、前記一端側の被覆部を剥ぎ取る
    被覆剥取装置において、その剥取処理によって前記カッ
    ターに付着した被覆カスを除去するためのストリップカ
    ス除去装置であって、前記カッターの被覆部係止領域の
    近傍に配置され、前記被覆カスを収容するためのカス受
    け部と、前記カッターの前記被覆部係止領域上に押込体
    を進出させて、その押込体により前記カッターに付着し
    た前記被覆カスを前記カス受け部内に導く被覆カス押込
    手段とを備えた被覆剥取装置におけるストリップカス除
    去装置。
JP2252991U 1991-03-13 1991-03-13 被覆剥取装置におけるストリツプカス除去装置 Pending JPH04111219U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2252991U JPH04111219U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 被覆剥取装置におけるストリツプカス除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2252991U JPH04111219U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 被覆剥取装置におけるストリツプカス除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04111219U true JPH04111219U (ja) 1992-09-28

Family

ID=31908016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2252991U Pending JPH04111219U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 被覆剥取装置におけるストリツプカス除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04111219U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022070869A (ja) * 2018-06-28 2022-05-13 日本オートマチックマシン株式会社 電線被覆剥離装置、端子圧着電線製造装置、及び、端処理電線の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022070869A (ja) * 2018-06-28 2022-05-13 日本オートマチックマシン株式会社 電線被覆剥離装置、端子圧着電線製造装置、及び、端処理電線の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3803013B2 (ja) シールド電線加工装置及びシールド電線加工方法
CN109586213A (zh) 一种电力电缆自动剥皮剪切装置
JP3750903B2 (ja) 電線皮剥き方法
JPH04111219U (ja) 被覆剥取装置におけるストリツプカス除去装置
US6289573B1 (en) Apparatus for making up a cable
JPH03179302A (ja) 光ケーブルの端部から絶縁材を剥離させるための方法及び装置
CN218730117U (zh) 一种自动折弯剥线机
JP2019009939A (ja) 電線ストリップ装置及び電線の被覆剥離方法
CN112735697B (zh) 废旧电缆剥皮装置
CN213212625U (zh) 用于生产带有端子的连接线的设备
JP3991055B2 (ja) 電線皮剥き方法及び電線皮剥き装置
JP2019004672A (ja) 電線ストリップ装置及び電線の被覆剥離方法
JP2863959B2 (ja) 電線のセミストリップ方法
CN206663313U (zh) 一种套管加工装置
JPS63195607A (ja) ケ−ブルの自動端末処理装置
US11894650B2 (en) Foil peeling apparatus and foil peeling method
JP4381257B2 (ja) 電線処理機におけるストリップカス除去装置
JPS641912B2 (ja)
JPH0753366Y2 (ja) 被覆剥取装置
JPH03169212A (ja) 電線の被覆部剥取方法
JPH04111218U (ja) 被覆剥取装置におけるストリツプカス除去装置
CN214337376U (zh) 一种管线端部外皮剥离装置
EP0860912A3 (en) Wire cutting and stripping mechanism
CN212304180U (zh) 一种自动剪除线材内编织或缠绕的装置
CN210775909U (zh) 一种光纤定导开剥器