JPH0411077A - ポリエステル系合成繊維材料の処理方法 - Google Patents

ポリエステル系合成繊維材料の処理方法

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JPH0411077A
JPH0411077A JP2108647A JP10864790A JPH0411077A JP H0411077 A JPH0411077 A JP H0411077A JP 2108647 A JP2108647 A JP 2108647A JP 10864790 A JP10864790 A JP 10864790A JP H0411077 A JPH0411077 A JP H0411077A
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compound
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polyester
synthetic fiber
heat
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Koichiro Saeki
康一郎 佐伯
Kazumoto Akasaki
赤崎 一元
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、ポリエステル系合成繊維材料とゴム類との接
着性を改良する方法に関するものである。
特に本発明により接着力が高く、しかもゴム複合成型品
からポリエステル系合成繊維材料へのゴム付着率が優れ
たポリエステル系合成繊維材料を提供する処理方法に関
するものである。
[従来の技術] ポリエステル系合成繊維は一般に抗張力、寸法安定性等
の諸性質が優れておりタイヤ、伝導ベルト、■ベルト、
ホース等のゴム製品補強材料として適している。
しかしながら、ポリエステル系合成繊維材料は、結晶性
であるため、ゴムとの接着性が悪く、通常、ポリエステ
ル系合成繊維材料とゴムとの接着剤として用いられてい
るレゾルシノール・ホルマリン・ラテックス(RFL)
をそのまま使用したのでは、ゴムとの強固な接着を行な
わせることができないという欠点を有していた。
従来、ポリエステル系合成繊維とゴムとの接着性を向上
せしめる為に種々の方法が試みられてきた6例えば■イ
ソシアネート化合物、■ブロックトイソシアネート化合
物、■イソシアヌレート化合物、■エポキシ化合物、■
ポリアジリジニル化合物等をそれぞれ単独で又はブロッ
クトイソシアネート化合物とエポキシ化合物を混合併用
してあらかじめポリエステル系合成繊維に付着させ、続
いてRFL液で処理する二浴法又は■のブロックトイソ
シアネート化合物をRFL液と混合し処理する一浴法が
ある。
しかし乍ら、上記方法はそれぞれ一長一短があり例えば
イソシアネート化合物は水との接触を避ける必要がある
なめ有機溶媒を使用せねばならす、更に毒性の問題もあ
る。又ブロックトイソシアネート化合物を用いる場合は
加熱時に遊離したブロック剤(例えばフェノール)が処
理コードの強力低下を招いたり、遊離ブロック剤が作業
環境を汚染したり、更には高温で処理する為に疲労性を
損ないゴムの補強材として要求される物性が低下したり
して未だ十分満足できる方法は得られていない。
一方、これら従来法の欠点を解消し、強力な接着力を有
するポリエステル系合成1m雌を得るための処理方法と
して、ポリエステル繊維をエポキシ硬化剤の不存在下で
エポキシ化合物を含む処理法で処理した後、150〜2
60℃で熱処理し、その後の工程でエチレン尿素化合物
を含むRFL混合液体で処理し、次いで150〜260
℃で熱処理する方法が提案されている(特公昭47−4
9768号)、シかしながら、この方法でも接着力、ゴ
ム付着率が低く、十分満足すべき水準にまで達しない。
又、特開昭54−112295号においては、ポリエス
テル繊維を特定の高級脂族第3級アミノをエポキシ硬化
剤として用いることを特徴として、エポキシ化合物を含
む処理液で、最初処理することによって、接着力、ゴム
付着率を向上させることが提案されているが、十分満足
な処理方法とはいえない。
[発明が解決しようとする問題点コ 本発明は、従来のポリエステル系合成繊維材料の接着性
改良法に比べ、ゴムとの十分な接着性を有するポリエス
テル系合成繊維材料の処理方法に関するものである。
E問題点を解決するための手段] 本発明者らは、上記提案されている方法において、糸条
が硬くなり、ポリエステル繊維とRFL接着剤層との間
に強力な結合が形成されないため困難であるとされてい
たエポキシ化合物とエポキシ硬化剤とを併用する方法、
について種々検討を重ねていたところ、エポキシ硬化剤
として活性水素含有アミノ基をグラフトしたポリビニル
エマルジョンを用いると繊維材料の硬化も起らず接着性
能が飛躍的に向上することを見出し本発明に到達したの
である。
即ち本発明は、 ポリエステル系合成繊維材料に、少なくとも2個以上の
エポキシ基を有するエポキシ化合物及び、エポキシ硬化
剤として、活性水素含有アミノ基をグラフトしたポリビ
ニルエマルジョンを付着せしめた後、150〜260℃
で熱処理し、その後の工程で一般式<I) CH2118Ill     CH2 >N −C−N −R〜(N−C−N<  l )PC
H2CH2 ・・・ (I) (式中R1は、芳香族の炭化水素基、Pは0.1又は2
)で表わされるエチレン尿素化合物または/かつブロッ
クトポリイソシアネート化合物とレゾルシン・ホルムア
ルデヒド・ラテックス(RFL)とを含む接着液で処理
し、150〜260℃で熱処理することを特徴とするポ
リエステル系合成IIa維材料の処理方法である。
本発明で使用するポリエステル系繊維は例えばエチレン
グリコール、プロピレングリコールの如きグリコールの
一種又はそれ以上と例えばテレフタル酸、イソフタル酸
、ナフタリン2.6ジカルボン酸、アジピン酸の如き芳
香族又は脂肪族のジカルボン酸、又はこれらの誘導体の
一種又はそれ以上と反応させて得られる線状ポリエステ
ルがら作られる繊維である。その代表例としてあげられ
るものはエチレングリコールとテレフタル酸との反応に
よって得られる高分子量のポリエステルテレフタレート
m維である。
本発明の最初の処理であるエポキシ化合物及びエポキシ
硬化剤による処理は、任意の形態の繊維材料に施すこと
ができる。例えば紡糸工程の油剤処理と同時に行っても
よいし、延伸後接取前に行ってもよい、またコード、織
布とした後で処理してもよい。エポキシ化合物とエポキ
シ硬化剤とは同浴にして同時に繊維材料に付与してもよ
いが、それぞれ別浴にして例えばエポキシ硬化剤は紡糸
工程で付与し、エポキシ化合物は延伸後付与するように
してもよい。
本発明のポリエステル系合成繊維材料に、少なくとも2
個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物及び、エポ
キシ硬化剤として、活性水素含有アミノ基をグラフトし
たポリビニルエマルジョンを付着せしめた後の熱処理は
150〜260℃、特に170〜240℃が好ましい、
熱処理が150℃未満の温度では接着力が不十分となる
ので好ましくない、また、熱処理が260℃を越える温
度では繊維材料の強力の低下あるいは硬さが増すので好
ましくない、熱処理時間は熱処理温度に依存し、150
〜260℃の範囲では1〜240秒か適当である。
熱処理方法としては、例えばスリットヒーターオーブン
、加熱ローラ等の任意の加熱手段を用いて行なうことが
できる。
ゴム補強用ポリエステル系合成繊維を製造する場合は、
紡糸、延伸後200°C前後で熱処理するのが常道であ
り、エポキシ化合物及びエポキシ硬化剤をこの熱処理工
程以前で付与すれば本発明の熱処理をこの延伸後の熱処
理工程で兼ねさせることができる。
エポキシ化合物は、繊維材料に対して通常0゜05〜2
.0重量%付着するように翻整する。エポキシ化合物と
活性水素含有アミノ基をグラフトしたポリビニルエマル
ジョンとの配合比率は、固形分重量比で1:0.1〜1
:8、好ましくは、1:0.5〜1:5の範囲で用いる
のが適当である。
本発明で用いられるエポキシ化合物は1分子中に少なく
とも2個以上のエポキシ基を該化合物100g当り0.
2g当量以上含有する化合物であり、エチレングリコー
ル、グリセロール、ソルビトール、ペンタエリスリトー
ル、ポリエチレングリコール等の多価アルコール類とエ
ピクロルヒドリンの如きハロゲン含有エポキシ類との反
応生成物、レゾルシン、ビス(4−ヒドロキシフェニル
)ジメチルメタン、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂
、レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂等の多価フェノー
ル類と前記ハロゲン含有エポキシ類との反応生成物、過
酢酸又は過酸化水素等で不飽和結合部を酸化して得られ
るエポキシ化合物、即ち、1.4−エポキシシクロヘキ
センエポキシド、14−エポキシシクロヘキシルメチル
−34−エポキシシクロヘキセンカルボキシレート、ビ
ス(3,4−エポキシ−6−メチル−シクロヘキシルメ
チル)アジペートなどを挙げることができる。
これらの内、特に多価アルコールとエピクロルヒドリン
との反応生成物、即ち多価アルコールのポリグリシシリ
ルエーテル化合物が優れた性能を発現するので好ましい
、かがるエポキシ化合物は通常、乳化液又は溶液として
使用に供するのがよい。
乳化液又は溶液にするには、例えばかがるエボキシ化合
物をそのまま、或いは品質に応じて少量の溶液に溶解し
たものを、公知の乳化剤、例えばアルキルベンゼンスル
ホン酸ソーダ、ジオクチルスルホサクシネートナトリウ
ム塩、ノニルフェノールエチレンオキサイド付加物等を
用いて乳化又は溶解することができる。
本発明において使用するエポキシ硬化剤の活性水素含有
アミノ基をグラフトしたポリビニルエマルジョンとは、
エポキシ化合物と架橋反応することのできる1級アミノ
基又は/且つ2級アミノ基等の活性水素含有アミノ基を
グラフトしたポリビニルエマルジョンである。
具体的ニハ、USP−3,467、611号に記載すれ
ティるように、カルボキシル基を含有するポリビニルエ
マルジョンにアルキレンイミンを反応させて製造できる
活性水素含有アミノ基をグラフトしたポリビニルエマル
ジョンであり、更に詳しくは、カルボキシル基を含有す
るポリビニルエマルジョンとは、カルボキシル基を含有
する不飽和単量体、例えば、(メタ)アクリル酸、ケイ
皮酸、およびクロトン酸等の不飽和モノカルボン酸、マ
レイン酸、イタコン酸およびフマル酸などの不飽和ジカ
ルボン酸または、そのモノエステル酸などがあげること
かでき、これらの群から選ばれる1種または2種以上の
混合物とこれら力ルボギシル基を含有する不飽和単量体
と、共重合できる単量体すなわち、(メタ)アクリルア
ミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(
メタ)アクリレート、イングロピル(メタ)アクリレー
ト、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メ
タ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキ
シル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレ
ート、2−メトキシエチル〈メタ〉アクリレート、ポリ
エチレングリコールモノ〈メタ)アクリレート、メトキ
シポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、
(メタ)アクリロニトリル、スチレン、α−メチルスチ
レン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、(メタ)アク
ロレイン、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート
、塩化ビニル、エチレン、ブタジェン、N−フェニルマ
レイミドおよびジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ートなどが挙げることができ、これらの群から選ばれる
1種または2種以上の混合物を使用することができ、こ
れらの、共重合性不飽和単量体を、アニオン系、ノニオ
ン系等の乳化剤またはポリビニルアルコール等の保護コ
ロイドを用い、重合用開始剤として通常使用される過硫
酸塩、過酸化物、過硫酸塩−酸性亜硫酸塩等を用いて、
室温〜95℃、好ましくは40〜70℃の範囲で得られ
る。
次に、得られたカルボキシル基を含有するポリビニルエ
マルジョンをアルキレンイミンによってアミノ化する。
アミノ化反応は例えば40〜95℃、好ましくは、45
〜70℃の温度条件によって達成される。
アルキレンイミンとしては、例えばエチレンイミン、プ
ロピレンイミン及びブチレンイミン等が使用できる。ま
なN−(2−アミノエチル)アジリジン、N−(3−ア
ミノプロピル)アジリジン、N−(2−アミノプロピル
)プロピレンイミン、などのN−(アミノアルキル)置
換アルキレンイミン等が使用できる。
又、活性水素含有アミノ基をクラフトしたポリビニルエ
マルジョンの別の製造方法としては、特開昭62−72
742号または、特公昭62−4047号等に、記載さ
れているアミド基または、エステル基を含有するポリビ
ニルエマルジョンにヒドラジンヒトラードを反応させて
得られる活性水素含有アミノ基をグラフトしたポリビニ
ルエマルジョンである。
本発明において使用するレゾルシン・ホルマリン・ゴム
ラテックスを含む組成物であるが、ここに使用するレゾ
ルシン・ホルマリン・ゴムラテックスは通常RFLとよ
ばれているものであり、レゾルシンとホルムアルデヒド
のモル比か1=0゜1〜1:8、好ましくは1:0.5
〜1:6の範囲で用いられる。
本発明において使用するゴムラテックスとしては、例え
ば天然ゴムラテックス、スチレン・ブチジエン・コポリ
マーラテックス、ビニルピリジン・スチレン・ブタジェ
ン・ターポリマーラテックス、ニトリルゴムラテックス
、クロロブレンラテックス等があり、これらを単独又は
併用して使用する。これらの中ではビニル・ピリジン・
スチレン・ブタジェン・ターポリマーラテックスを単独
使用又は半量以上使用した場合が最も優れた性能を示す
レゾルシン・ホルマリンとゴムラテックスの配合比率は
、固形分重量比で1:1〜1:15、好ましくはl;3
〜1:12の範囲にあるのが望ましい。
ゴムラテックスの比率が少なすぎると処理されたポリエ
ステル系合成繊維が硬くなって耐疲労性が悪くなり逆に
多すぎると満足すべき接着力、ゴム付着率が得られない
本発明で用いるエチレン尿素化合物は、−服代(I> N。
CH2IIHIll    CH2 >N −C−N −R−(N−C−N <l  )PC
■20■2 ・・・ (I) (式中R1は、芳香族の炭化水素基、Pは0.1又は2
) で表わされるエチレン尿素化合物が挙げられる。
代表的な化合物としては、オクタデシルイソシアネート
、ヘキサメチレンジイソシアネート、インホロンジイソ
シアネート、トリレンジイソシアネート、メタキシリレ
ンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ナフチレンジイソシアネート、トリフェニルメタン
トリイソシアネート等の芳香族、脂肪族インシアネート
とエチレンイミンとの反応生成物があげられ、特にジフ
ェニルメタンジエチレン尿素等の芳香族エチレン尿素化
合物が良好な結果を与える。
次に本発明において使用するブロックトポリイソシアネ
ート化合物はポリイソシアネート化合物とブロック化剤
との付加化合物であり、加熱によりブロック成分が遊離
して活性なポリイソシアネート化合物を生ゼしぬるもの
である。ポリイソシアネート化合物としては、例えばト
リレンジイソシアネート、メタフェニレンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソ
シアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート等
のポリイソシアネート、或いはこれらポリイソシアネー
トと、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール
等の活性水素原子を2個以上有する化合物とを、NGO
loH>1となるモル比で反応させて得られる末端NC
O基含有のポリアルキレングリコールアダクトポリイソ
シアネートが挙げられる。特にトリレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレン
ポリフェニルイソシアネートの如き芳香族ポリイソシア
ネートが優れた性能を発現するので好ましい。
ブロック化剤としては、例えばフェノール、チオフェノ
ール、クレゾール、レゾルシノール等のフェノール類、
t−ブタノール、T−ペンタノール等の第3級アルコー
ル類、ジフェニルアミノ、キシリジン等の芳香族第2級
アミノ類、フタル酸イミド等のイミド類、カプロラクタ
ム、バレロラクタム等のラクタム類、アセトキイム、メ
チルエチルケトンオキシム、シクロヘキサンオキシム等
オキシム類及び酸性亜硫酸ソーダがある。
エチレン尿素化合物または/かつブロックトポリイソシ
アネート化合物とレゾルシン・ホルムアルデヒド・ラテ
ックス(RFL)とを含む接着液で処理した後の熱処理
は150〜260℃、特に170〜240℃が好ましい
、熱処理が150℃未満の温度では接着力が不十分とな
るので好ましくない、また、熱処理が260℃を越える
温度では繊維材料の強力の低下あるいは硬さが増すので
好ましくない。
熱処理時間は熱処理温度に依存し、150〜260℃の
範囲では1〜240秒が適当である。
[実 施 例コ 以下、本発明について実施例をあげて説明するが、本発
明はこれらに何ら限定されるものではない。
なお、実施例中の部は特に限定しない限り重量部を意味
する。実施例中の%は特に限定しない限り重量%を意味
する。
(活性水素含有アミノ基をグラフトしたポリビニルエマ
ルジョンの製造法) 参考例1 撹拌器、温度計、冷却器、滴下ロート及び窒素ガス導入
管のついた1j4つロフラスコに、脱イオン水400部
と、アニオン系活性剤(25%水溶液)40部を仕込ん
だ後、窒素を導入しつつ68℃に昇温しな、アクリル!
1248部、メチルメタクリレート95部、ブチルアク
リレート157部、スチレン100部からなる重合性単
量体混合8140部をフラスコ内に添加し20分撹拌を
行なった後、1.75%の過酸化水素水4.6部と3%
L−アスコルビン酸水溶液4.2部を添加し重合を開始
しな。
重合開始20分後から残りの重合性単量体混合物を90
分にわたって滴下した。
この間1.75%の過酸化水素水41部と3%L−アス
コルビン酸水溶液37部を重合性混合物の滴下終了まで
連続して滴下しな9滴下終了後、1時間熟成を行ない冷
却し不揮発分44.5%のエマルジョンを得た。
次に、このエマルジョン150部に、10%エチレンイ
ミン水溶液47.8部を2回にわけて添加し、それぞれ
添加した後50℃で2時間反応して、不揮発分36%の
活性水素含有アミノ基をグラフトしたポリビニルエマル
ジョンを得な。
参考例2〜3 重合性単量体組成及びアルキレンイミンを表−1のよう
に変えた以外は、参考例1と同様操作にて、活性水素含
有アミノ基をグラフトしたポリビニルエマルジョンを得
な。
表 MMA  :  メチルメタクリレートST  : ス
チレン EA  : エチルアクリレート BA  : ブチルアクリレート BMA  :  ブチルメタクリレートAA   : 
アクリ71稜 E■  : エチレンイミン 参考例4 参考例1と同様なフラスコに、脱イオン水180部、ア
ニオン系活性剤(35%水溶液)164部を仕込んだ後
、脱イオン水200部、アニオン系活性剤(35%水溶
液)25部、スチレン242部、アクリル酸n−ブチル
215部、アクリル酸10部、アクロレイン11部、ア
クリルアミド10部からなる重合性単量体混合物の10
%を添加し、窒素を導入しつつ90℃に昇温しな。2゜
94%過硫酸カリウム水溶液8.5部を添加し重合を開
始し、次いで上記重合性単量体混合物の残りと2.94
%過Fa酸カリウム水溶液76.5部を3時間にわたっ
て均一に添加しな、添加終了後、更に90℃で1時間反
熟成後、28%アンモニア水を添加しPHを9.0に調
整し不揮発分50%のエマルジョンを得た。
得られたエマルジョン100部に100%ヒドラジンヒ
トラード2.5部を添加し、90℃で5時間反応させ、
活性水素含有アミノ基をクラフトしたポリビニルエマル
ジョンを得た。
実施例1 紡糸油剤中に参考例1で得られた活性水素含有アミノ基
をグラフトしたポリビニルエマルジョン及び該ポリビニ
ルエマルジョンに対して、30%のエチレングリコール
ジグリシジルエーテルを混合せしめ、溶融紡糸されたポ
リエチレンテレフタレート繊維に、紡糸油剤の固形分が
、0,5%となるよう付着させ、延伸後200℃で熱処
理し1000de/250f i lの糸条を得た1次
に、表−2に示した配合のRFL接着剤に、上記100
0de/250filポリエチレンテレフタレート繊維
を3本撚り合わせ(上撚数40T/10■、下撚数40
T/10■)得られたコードを、コンピユートリーター
処理1fi(C,A、リッラー社製タイヤコード処理I
I)を用いて浸漬通過させ、次いで120°Cで120
秒間乾燥させた後、230℃で120秒間熱処理しな。
得られた処理コードについて、以下の接着性能を測定し
、その結果を表−4に示した。
T接着カニ 処理コードを第3表記載のゴムブロック中に埋め込んで
加圧下に、150℃で30分間加硫し、ついで各処理コ
ードをゴムブロックから200圓/分の速度で引き抜き
、その時検出される荷重をKg/■で表わしなものであ
る。
CRA接着カニ 第3表記載のゴムシート表層近くに5本の処理コードを
埋め込み加圧下に、150℃で30分間加硫し、ついで
5本の処理コードをゴムシートがら200+m+/分の
速度で剥離してその時検出される荷重をK t / 5
本で表わしたものである。
させるに要する力を眩/3■で表わしたものである。
ゴム付着率: 上記のプライ間剥離力測定の際にゴムから剥離されたコ
ードを肉眼で観察し、コード表面のうちゴムか付着して
いる部分を百分率で表わしたものである。
プライ間剥離カニ 2プライ処理コードを90度の角度をなすようにクロス
プライ(コード密度27エンド/254■)として自動
車タイヤ用カーカス配合ゴム中埋め込み、160℃で2
0分間プレスにより加硫した後、両プライを200m+
/分の引張速度で剥離表−2 表−3 *スチレン・ブタジェン・ビニルピリジンラテックス(
JSR0650 日本合成ゴム社製品) 2.2.4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェン
アミド 実施例2〜4 実施例1と同様に、紡糸油剤中に、参考例2−4の活性
水素含有アミノ基をグラフトしたポリビニルエマルジョ
ンと、エポキシ化合物を表−5のように混合して溶融紡
糸されたポリエチレンテレフタシー81m雑に、各紡糸
油剤を、固型分が0゜5%となるように付着させ、延伸
後200℃で熱処理し、1000de/250f i 
1の糸条を得た。その後、実施例1と同様に、RFL接
着剤処理し、得られた処理コードについて、同様の接着
性能を測定し、その結果を表−4にまとめた。
ンをエチレングリコールジグリシジルエーテルに対して
10%添加した以外は、実施例2と同一条件で処理し、
結果を表−4に示した。
比較例1 実施例1において、使用した参考例1で得られた活性水
素含有アミノ基をグラフトしたポリビニルエマルジョン
を紡糸油剤中に添加しない以外は、実施例1と同一条件
で処理し、結果を表−4に示した。
比較例2 実施例4において、使用した参考例4で得られた活性水
素含有アミノ基をグラフトしたポリビニルエマルジョン
にかえて、メタフェニレンジアミ実施例5 実施例1において、表−2に示したRFL接着接着衣−
5に示した配合のRFL接着剤に変更した以外は、実施
例1と同一条件で処理し、結果を表−6に示した。
実施例6 実施例2において、表−2に示したRFL接着剤を表−
5に示した配合のRFL接着剤に変更した以外は、実施
例2と同一条件で処理し、結果を表−6に示した。
実施例7 実施例4において、表−2に示したRFL接着剤を表−
5に示した配合のRFL接着刑に変更した以外は、実施
例4と同一条件で処理し、結果を表−6に示しな。
比較例3 実施例1において、表−2に示したRFL接着剤を表−
5に示した配合のRFL接着剤に変更した以外は、比較
例1と同一条件で処理し、結果を表−6に示した。
比較例4 比較例2において、表−2に示したRFL接着剤を表−
5に示した配合のRFL接着剤に変更した以外は、比較
例2と同一条件で処理し、結果を表−6に示しな。
表−5 キスチレン・ブタジェン・ビニルピリジンラテックス<
JSR0650 日本合成ゴム■社製品) [発明の効果コ 本発明のポリエステル系合成繊維材料の処理方法により
接着力が高く、しかもゴム複合成型品からポリエステル
系合成繊維材料へのゴム付着率の優れたポリエステル系
合成繊維材料を提供できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステル系合成繊維材料に、少なくとも2個
    以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物及び、エポキ
    シ硬化剤として、活性水素含有アミノ基をグラフトした
    ポリビニルエマルジョンを付着せしめた後、150〜2
    60℃で熱処理し、その後の工程で一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ ・・・( I ) (式中、R^1は芳香族の炭化水素基、Pは0、1又は
    2)で表わされるエチレン尿素化合物または/かつブロ
    ックドポリイソシアネート化合物とレゾルシン・ホルム
    アルデヒド・ラテックス(RFL)とを含む接着液で処
    理した後、150〜260℃で熱処理することを特徴と
    するポリエステル系合成繊維材料の処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6896930B2 (en) * 2002-04-18 2005-05-24 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Method for manufacturing a polyester fiber cord for reinforcing rubber materials
WO2006093182A1 (ja) * 2005-03-03 2006-09-08 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha ゴム補強用ポリエステルコードおよびその製造方法

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