JPH04110213A - リム組み容易な重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 二の発明は、トラックやバスなどに適用される偏平率か
８０％以下の重荷重用空気入りタイヤ、とくには１５°
深底リムとの組付けを容易にしたタイヤに関するもので
ある。

（従来の技術） チューブレスタイヤは、急激なエア漏れか起こりにく（
軽量化可能であり、また、タイヤか空気圧の低下に際し
てもリムから脱落し難いなどの利点を有するため、乗用
車はかりてなくトラック、バスなどの重荷重用車両にも
適用され、また、そのようなタイヤか組付けられるリム
としては、リムか一体構造であることから安全及び構造
特性に優れ、リムのビードシートを形成するほぼ１５°
のテーバかなすことから良好なるシール性を示す１５゜
深底リムが広く用いられてきた。

そして、当該リムへのタイヤの組み込みは、通例、タイ
ヤの一方のビード部を一旦、リム中央の深く窪ませたド
ロップ部に落とし込み、次いて他方のタイヤヒート部を
１Ｊムに組み込むことにより行われ、また、タイヤをリ
ムから取り外す場合には、先ずタイヤの両ピード部をリ
ムのドロップ部に落とし込んな後、組付けた場合と逆の
手順に従って取り外されていた。

（発明か解決しようとする課題） ところで、トラック、バスなどにあっても、その車両性
能向上並びに高速道路網の整備に対応して、偏平率か８
０％以下の重荷重用空気入りラジアルタイヤか好んで用
いられる傾向にある。

しかしながら、同等のトレッド幅を有するタイヤであれ
ば、偏平率か小さくなるに連れ、そのサイドウオールの
高さも小さくなることから、サイドウオールか変形し難
くなり、タイヤのリムへの組付は並びに取り外し作業を
困難なものとしている。とくに、ビート部かスチールコ
ードなとて補強されたタイヤにあっては、タイヤビード
部か一層剛固なものとなることから、その着脱作業を極
めて難しく、そのようなタイヤを無理してリムに組付け
ると、タイヤビード部のビードベースを損傷し易く、エ
アー洩れ、ヒート耐久性能か低下することとなる。

本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり
、とくには１５°深底リムとの組付は性に優れたトラッ
ク、バスなとの重荷重用空気入りタイヤを提供すること
をその目的とする。

（課題を達成するための手段） この目的を達成するため、本発明にあっては、スチール
コードからなる一層以上のカーカスプライを有するカー
カスの各端部が、相互に離間する一対のビードワイヤに
その内側から外側にそれぞれ巻き上げられ、カーカスの
それら巻き上げ部に沿ってその外側に一層以上のスチー
ル補強層か配設された、１５°深底リムに組付けられる
偏平率８０％以下の重荷重用空気入りラジアルタイヤで
あって、タイヤビード部のピードトウにおける直径をＢ
　（ｍｍ）、使用リムのリム径をＤ（ｍｍ）、そしてリ
ムフランジの高さをｈ　（ｍｍ）としたときに、０，８
３≦Ｂ／　（Ｄ±２ｈ）−１，５７Ｘ１０−４Ｄ≦０．
８５なる関係を満足してなる。

（作　用） タイヤのビート部、とくにはそのヒートトウ部の直径Ｂ
が、当該タイヤか組付けられるリムのリム径りに対して
適性な関係を満足するよう選択したのて、偏平率か８０
％以下のタイヤてあってもリムへの着脱を容易なものと
する二とかできる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説
明する。

第１図（ａ）は、本発明に係る重荷重用空気入りラジア
ルタイヤ１０の横断面を模式的に示す図であり、そのビ
ード部１２を拡大して示す同図ｆｂ）から明らかなよう
に、タイヤ１０の回転軸線方向に相互に離間する各ビー
ドワイヤＩ４に、タイヤ赤道面に対して７５°〜９０°
の角度をなして配列されたスチールコードを有する少な
くとも一層のカーカスプライからなるカーカス１６の端
部をビードワイヤ１４の内側から外側に向かって巻き上
げ、タイヤ内側から外側に向かって巻き上げられたカー
カスのそれら巻き上げ部に沿ってその外側にスチール補
強１１８を一層配設する。

二のスチール補強層１８は、図示しないリムとの接触に
伴うビート部Ｉ２の損傷と、カーカス巻き上げ端におけ
るセパじ一ショシとの防止を主たる目的として配設され
たものであり、本実施例にあっては一層としたが、必要
であれは複数層に配設すること、また、第１図ｔｃ）に
示すタイヤ２０のように、スチール補強層１８に沿って
その外側に、更にナイロンコードからなるナイロン補強
層２２を一層、又よ二層以上配設しても良い。なお、符
号２４は、ピードトウを示す。

そして、本発明タイヤにあっては、第１図ｔａ＋に示し
たように、タイヤ１０（２０）のピードトウにおける直
径をＢ　（ｍｍ）、第２図に模式的に示す１５°深底リ
ム２６のリム径がＤ（ｍｍ）であるときに、それら直径
Ｂとリム径りにそのフランジ部２８の高さｈの２倍を加
えた値とが、０．８３≦Ｂ／（Ｄ＋２ｈ）−１，５７Ｘ
ＩＯ−４Ｄ≦０．８５なる関係を満足するよう選択する
ものとする。なお、リムのフランジ部２８の高さｈは、
それぞれのリムに関して規定されており、１５゜深底リ
ムにあっては１２．７±０．５ｍｍである。

二こで、タイヤのヒートトウにおける直径をＢ（ｍｍ’
）、それか組付けられるリムのリム径をＤ（ｍｍ）、そ
してリムのフランジ部の高さｈとが、上述した関係を満
足するよう選択するのは、偏平率８００６以下の種々の
重荷重用空気入りラジアルタイヤを、それぞれか適合す
る１５°深底リムに装着してリム組み特性を調へた結果
に基つくものである。

即ち、リムのフランジ部における直径、つまりリム径り
にフランジ部の高さｈを２倍したものを加えた値に対す
る、タイヤのピードトウにおける直径Ｂの商（Ｂ／　（
Ｄ＋　２ｈ））と、１．５７Ｘ１０−’Ｄとの差を示す
値Ａ　（＝Ｂ／　（Ｄ＋　２ｈ）−１，５７Ｘ１０−’
Ｄ）か０．８３より小さいと、リム径りに比してタイヤ
のピードトウにおける直径か小さくなるため、リムの組
付は作業か困難となり、一方、当該差Ａか０．８５より
大きくなると、リム径りに比してタイヤのピードトウに
おける直径か大きくなり過ぎることから、ビート部とリ
ムとの間の嵌合力か小さくなり、走行に際してビード部
かリムに対して相対運動を起こしやすく、ビート部の耐
久性に問題か生ずる二とか判明したからである。

そして、本発明に係るタイヤにおけるリム組付す性の容
易さとヒート耐久性とを確認するため、タイヤのピード
トウにおける直径Ｂ（ｍｍ）を種々変化させたサイズか
３１５／８０Ｒ２２，５の偏平率８０％の供試用タイヤ
を、リム径りか５７１．５（ａｍ）　、リムフランジ高
さｈか１２．７（ｍｍ）の１５°深底リムに組付けて、
その作業の良否及び耐久性能を調べたところ、次に示す
結果を得た。

なお、リムへの組付は性の良否は、作業者による供試タ
イヤのリムへの組付は作業の難易を調へることにより、
また、ビード耐久性は、ビード部か破損するまでドラム
走行試験を行い、ピードトウ直径Ｂを５５４　ｏｎとし
たタイヤの走行距離を１００として指数評価した。

二の表によれば、本発明タイヤによれば、タイヤのビー
ド部における耐久性を損なうことなく、組付は性か向上
することがわかる。

（発明の効果） かくして、この発明によれば、偏平率か８０％以下の重
荷重用空気入りラジアルタイヤにあっても、ビード部に
おける耐久性を維持してなお、リム組み容易なタイヤを
提供することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は、本発明に係る重荷重用空気入りタイヤ
の一実施例の横断面を模式的に示す図、第１図（ｂ）は
、第１図（ａ）に示すタイヤのビード部を拡大して示す
説明図、 第１図ｆｃ）は、本発明の他の実施例のタイヤのヒート
部を拡大して示す説明図、そして、第２図は、１５°深
底リムの一部を模式的に示す説明図である。 １０、２０　　タイヤ　　　　１２−ビード部１４−ピ
ードワイヤ　　　１６　　カーカス１８　　スチール補
強層　　２２＝ナイロン補強層２４−−ピードトウ 第１図 （ａ） 第１ 図 （ｂ） （Ｃ） 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スチールコードからなる一層以上のカーカスプライ
   を有するカーカスの各端部が、相互に離間する一対のビ
   ードワイヤにその内側から外側に向けてそれぞれ巻き上
   げられ、カーカスのそれら巻き上げ部に沿ってその外側
   に一層以上のスチール補強層が配設された、１５゜深底
   リムに組付けられる偏平率８０％以下の重荷重用空気入
   りラジアルタイヤであって、タイヤビード部のビードト
   ウにおける直径をＢ（ｍｍ）、使用リムのリム径をＤ（
   ｍｍ）、リムフランジの高さをｈ（ｍｍ）としたときに
   、 ０．８３≦Ｂ／（Ｄ＋２ｈ） −１．５７×１０＾−＾４Ｄ≦０．８５ なる関係を満足することを特徴とする重荷重用空気入り
   タイヤ。