JPH04109833U - ワーク位置決め装置 - Google Patents

ワーク位置決め装置

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JPH04109833U
JPH04109833U JP53792U JP53792U JPH04109833U JP H04109833 U JPH04109833 U JP H04109833U JP 53792 U JP53792 U JP 53792U JP 53792 U JP53792 U JP 53792U JP H04109833 U JPH04109833 U JP H04109833U
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JP
Japan
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workpiece
positioning member
rollers
positioning
moving
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Application number
JP53792U
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English (en)
Inventor
士郎 佐藤
Original Assignee
株式会社精工舎
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 テーブル1上において横方向および縦方向に
移動自在な横方向移動体および縦方向移動体に回転自在
なコロ12がそれぞれ設けてあり、両移動体が駆動され
てコロ12がワークWの2端面に当接し、さらにワーク
Wがコロ12を回転させながら押し進められた時、ワー
クWのコロ12との当接面と反対側の2端面が当接され
るように位置決め部材30が固定的に設けられている。
そして、ワークWは位置決め部材30に当接する位置
(所定位置)にて停止される。 【効果】 如何なる寸法のワ―クに対してもワ―クを移
動体の移動方向にまっすぐ押し進められるので、所定の
位置に正確に配置でき、しかもワークを軽い力で押し進
めることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プリント基板のような平板状のワークを加工する加工装置における ワーク位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板のような矩形平板状のワークを位置決めする場合、ワークの互い に直交する二つの端面を固定の位置決め部材に押し当ててワークの位置を決定す る方法がある。これを自動化する場合、ワークの横方向と縦方向に移動する爪ま たはピンによってワークを位置決め部材に向けて押し進る構成としている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の方法によると、ワークの形状(横幅と縦幅)が一定のものを加工対 象とする場合には、2個またはそれ以上の爪またはピンをワーク端面の中心線に 対して対称に位置させることができるが、多品種のワークを加工対象とする場合 は、爪またはピンをどのように配置構成したとしても、ワークの形状によっては 爪またはピンがワーク端面の中心線に対して対称に位置しなくなる。このような 状態のもとでは、ワークが斜めに押し進められることになり、ワークの推進が円 滑に為されず、またその結果ワークの位置決め精度も低下するなどの問題点を生 じる。
【0004】 特開昭57−85285号公報には、爪やピンや位置決め部材の代わりに回転 自在にローラを設けたものが開示されているが、これは、一定の形状のワークに 対して位置決めを行なう装置である。仮にこの構成を採用して、形状の異なる多 種のワークに対して加工可能な加工装置を構成すると、殆どのワークに関しては 、ローラの押圧力がワークの中心から偏った位置に加えられる構造とならざるを 得ない。このように、ワークの中心から偏った位置に押圧力が加わると、ワーク には回転しようとする力がはたらき、まっすぐ進むのは困難である。
【0005】 そこで本考案は、如何なる寸法のワークに対してもワ―クを移動体の移動方向 に真っ直ぐ押し進め、所定の位置に正確に配置できるようにすることを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案では、ワークを押し進めるために各移動体 に備え付けられる部材を固定のピンや爪に代えて回転式のコロにするとともに、 各移動体と対向する位置には位置決め部材をワーク移動方向に対し固定的に設け ている。そして、ワークとコロとの間の摺動抵抗よりも、ワークと位置決め部材 との間の摺動抵抗の方が大きくなるようにしている。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面を参照しつつ説明する。
【0008】 先ず、本考案が採用されている加工装置の全容を、図4に基づいて概略的に説 明する。
【0009】 この加工装置は、平板状のワークたるプリント基板wに穴明けを行なうための ものであって、穴明け装置本体Aと、未加工のプリント基板wを載置するために 穴明け装置本体Aの左側面に昇降可能に配設されている昇降台Bと、昇降台B上 に載置されたプリント基板wの最上位に位置するものを1枚ずつ穴明け装置本体 Aのテ―ブル1上に供給するエア―吸着式のワ―ク供給装置Cと、穴明け装置本 体Aによって穴明けされたプリント基板wを排出するために穴明け装置本体Aの 右側面に配設されているワ―ク排出装置Dと、ワ―ク排出装置Dによって排出さ れる加工済みプリント基板wを受け取るためにワ―ク排出装置Dの下方で穴明け 装置本体Aの右側面に昇降可能に配設されている昇降台Eとからなっている。昇 降台BおよびE、ワ―ク供給装置C、ワ―ク排出装置Dについては、本願考案の 要旨と直接関係しないので、これ以上の詳細な説明は省略する。
【0010】 穴明け装置本体Aは、テ―ブル1上にビデオカメラ2が備え付けてあり、この カメラ2によってプリント基板wの配線パタ―ン(図示せず。)を受像し、この 受像信号を内蔵された周知の画像処理装置(図示せず。)によって画像処理して 穴明けすべきパタ―ン位置を識別し、カメラ2の真下テ―ブル1の下方に配設さ れているドリル装置(図1において、Oがドリルセンタを示している。)によっ て穴明けを行なうようになっているものである。
【0011】 テ―ブル1の下方には、本考案に係るワ―ク位置決め装置が図1に示すように 配設されている。図4に示すワ―ク供給装置Cによってテ―ブル1の上面に供給 されるプリント基板wの位置精度は比較的ラフなものであり、これがワ―ク位置 決め装置によって所定の位置に正確に位置決めされるのである。
【0012】 本考案に係るワ―ク位置決め装置は、プリント基板wの横方向(X軸方向)の 位置を決定するための横方向位置決め機構3と、プリント基板wの縦方向(Y軸 方向)の位置を決定するための縦方向位置決め機構103とによって構成されて いる。
【0013】 横方向位置決め機構3と縦方向位置決め機構103とは、実質的に同一メカニ ズムのものであるので、横方向位置決め機構3について図2および図3をも参照 しながらその詳細構造を説明する。
【0014】 図1において、4,5はテ―ブル1の下面に垂下するように固着された支持板 であり、両支持板4,5間にガイドレ―ル6が固定されている。ガイドレ―ル6 は断面コ字形のものであって、このガイドレ―ル6によってキャリア7が横方向 (X軸方向)に移動自在に支持されている。図2に明瞭に描かれているように、 キャリア7の下面にはエア―シリンダ8が取り付けてあり、このエア―シリンダ 8の軸8aはキャリア7を貫通し、その突出端部に昇降板9が固着されている。 昇降板9の下面には、2本のガイド軸10,10が垂設してあり、両ガイド軸1 0,10はキャリア7に設けてある軸受11を摺動自在に貫通している。昇降板 9には、回転コロ12を回転自在に支持するホルダ13が以下の構造で取り付け られている。すなわち、ホルダ13には2本のガイド軸14,15が後方へ向け て突設してあり、両ガイド軸は昇降板9の上面に固定されたブロック16(図1 参照)に摺動自在に嵌合している。図1に示すように、ガイド軸14はブロック 16を摺動自在に貫通し、バネ17によって前方へ弾発されている。なお、本考 案でいうところの「移動体」とは、この実施例の構造の場合、キャリア7および このキャリア7に備え付けられている昇降板9を含めたものを意味する。
【0015】 つぎに移動体を構成するキャリア7を移動させるための駆動手段について説明 する。
【0016】 図2において、駆動モ―タ18を支持するモ―タ取付板19がテ―ブル1の下 面に固着されており、モ―タ18の軸にはタイミングギヤ20が固着されている 。モ―タ18の下方にはタイミングギヤ21,22が位置し、これらを固着した 回転軸23が側板24,25によって回転自在に支持されている。側板24,2 5は取付板26に固着され、この取付板26は前述の支持板5に固定されている 。タイミングギヤ20と21およびタイミングギヤ22と図1に示すタイミング ギヤ27との間にそれぞれタイミングベルト28,29が巻回されている。すな わち、モ―タ18の回転が、タイミングギヤ20,タイミングベルト28,回転 軸23,タイミングギヤ22を介してタイミングベルト29に伝達されるように なっている。そしてタイミングベルト29の回転によって前述のキャリア7が横 方向(X軸方向)に移動するようになっている。キャリア7を移動せしめる上記 構成の駆動手段は、一例として例示しただけであり、これに限るものではないこ とは言うまでもないことである。
【0017】 一方、テ―ブル1には、固定側の位置決め部材(ピン)30が以下の構造で配 設されている。すなわち、図3に示すように、テ―ブル1の下面には、エヤ―シ リンダ31が取り付けてあるブラケット32が固着してあり、位置決め部材30 はブラケット32に設けてある軸受33を摺動自在に貫通し、シリンダ31を介 してテ―ブル1の上面へ突出したりテ―ブル1の上面から退却するようになって いる。
【0018】 縦方向位置決め機構103は、横方向位置決め機構3と実質的に同じメカニズ ムのものであるので詳細な説明は省略するが、対応する部品については横方向位 置決め機構3の部品の符号に100を加えた符号が付けてある。ただし、固定側 の位置決め部材130が、図1に示す基板把持爪130aに単に固着されている 点が異なっている。基板把持爪130aは、初期状態では図1に示す位置に位置 しているが、プリント基板wの位置決め終了後にはプリント基板wの一端を把持 して穴明け装置本体Aに備わっている周知のXYテ―ブル機構(図示せず。)に よって縦横に移動せしめられるものである。
【0019】 なお図1においては、ワークwが所定の位置に運ばれた状態を2点鎖線で示し ている。このワークwの中心よりも図面上寄りに位置決め機構3が、右寄りに位 置決め機構103がそれぞれ設けられているが、これは、もっと小さなワークの 位置決めを行なう場合を考慮しているからである。なお、テーブル1には、図1 に示すように、コロ12,112の移動方向にそって長溝1aが穿設されている 。
【0020】 つぎにプリント基板wの位置決め動作について説明する。
【0021】 初期状態において、横方向位置決め機構3の図2に示すコロ12および図3に 示す位置決め部材30は、テ―ブル1の上面から没した状態にある。縦方向位置 決め機構103のコロ112も同じくテ―ブル1の上面から没した状態にある。 かかる状態において、プリント基板wは、図4に示すワ―ク供給装置Cによって 穴明け装置本体Aのテ―ブル1の上面に1枚ずつ供給されるが、この供給位置精 度は比較的ラフなものでって、図1において、基板wの直交する二つの端面wa ,wbが固定側の位置決め部材30および130から若干離れた位置に供給され る。基板wがテ―ブル1上に供給されると、シリンダ8,108が作動して昇降 板9,109が上昇し、それに伴ってコロ12,112がテ―ブル1の上面に突 出する。それと同時に位置決め部材30もシリンダ31(図3参照)を介してテ ―ブル1の上面に突出せしめられる。
【0022】 そこで先ず、横方向位置決め機構3が作動し、基板wの端面waが位置決め部 材30に当接するようになるまで、コロ12によって基板wの端面wcが押し進 められる。このとき、コロ12は基板wの端面wcの中心に対して対称に位置し てないために、基板wは図1において時計方向の回転力を受けて若干傾けられる が、端面wcを押し進める部材が回転コロ12であるので、端面waが位置決め 部材30に当接した瞬間、基板wは図示のようにただちに真直ぐに矯正される。
【0023】 ついで縦方向位置決め機構103が作動し、基板wの端面wbが位置決め部材 130に当接するようになるまで、コロ112によって基板wの端面wdが押し 進められる。このときもコロ112は基板wの端面wdの中心に対して対称に位 置していないので、基板wは図1において反時計方向の回転力を受けながら位置 決め部材30とコロ12とにガイドされて押し進められるが、コロ12と端面w cとの間の摺動抵抗が位置決め部材30と端面waとの間の摺動抵抗よりも小さ いから、この摺動抵抗の差が、前述の反時計方向の回転力を射ち消す力として作 用し、基板wはまっすぐに押し進められる。
【0024】 上記のようなコロ12,112による作用効果は、基板wを押し込む力が実質 的にバネ17,117の軽微な力による場合に顕著である。
【0025】 すなわち、ワークwおよびコロ12間の摺動抵抗と、ワークwおよび位置決め 部材30間の摺動抵抗とに差がない場合には、ワークwが反時計方向に回転しよ うとする力がコロ12を図面左方へ後退させるように作用し、バネ17が圧縮さ れて、ワークwが斜め向きに進んでしまう。
【0026】 これに対し、本考案のように、ワークwおよびコロ12間の摺動抵抗よりも、 ワークwおよび位置決め部材30間の摺動抵抗の方が大きくなるように設定して あると、この摺動抵抗の差が、ワークwの反時計方向への回転力を打ち消すよう に作用し、ワークwはまっすぐ進む。
【0027】 位置決め動作の完了後、コロ12,112,位置決め部材30は、それぞれの 対応するシリンダ8,108,31を介してテ―ブル1の上面より退却せしめら れ、基板wは把持爪130aによって把持されてテ―ブル1上をドリルセンタ0 側へ移動されることになる。
【0028】
【考案の効果】
以上詳細に説明した本考案の構成によれば、如何なる寸法のワ―クに対しても ワ―クを移動体の移動方向にまっすぐ押し進められるので、所定の位置に正確に 配置でき、しかもワークを軽い力で押し進めることができるなど、寸法の異なる 多品種のワ―クを加工対象とする加工装置のワ―ク位置決め装置として誠に好適 である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のテ―ブルの下方の構造を示
す一部断面平面図
【図2】図1S−S線拡大断面図
【図3】図1T−T線拡大断面図
【図4】本考案が適用された加工装置の全容を示す縮小
正面図
【符号の説明】
1……テ―ブル 3……横方向位置決め機構 7……キャリア 9……昇降板 12……コロ 18……駆動モ―タ 30……位置決め部材 103……縦方向位置決め機構 107……キャリア 109……昇降板 112……コロ 118……駆動モ―タ 130……位置決め部材 w……ワ―ク(プリント基板)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状のワークが供給されるテーブル面
    の横方向および縦方向に移動自在に支持されている横方
    向移動体および縦方向移動体と、上記両移動体をそれぞ
    れ横方向および縦方向に移動せしめる駆動手段と、上記
    両移動体と対向的に、かつ上記両移動体の移動方向に対
    して固定的に配設してあり、上記ワークの直交する二つ
    の端面が当接して上記ワークを所定位置に保持する位置
    決め部材と、上記両移動体上に回転自在に支持され、上
    記ワークの直交する他の二つの端面に当接して上記ワー
    クを上記位置決め部材に向けて押進する複数のコロとか
    らなり、上記ワークが上記コロにガイドされ、かつその
    コロを回転させながら摺動する際の上記ワークおよび上
    記コロ間の摺動抵抗よりも、上記ワークが上記位置決め
    部材にガイドされながらその位置決め部材の当接面に平
    行に摺動する際の上記ワークおよび上記位置決め部材間
    の摺動抵抗の方が大きいことを特徴とするワーク位置決
    め装置。
  2. 【請求項2】 上記コロおよび上記位置決め部材は上記
    テーブルの上面に対し進退可能に設けられている請求項
    1に記載のワーク位置決め装置。
JP53792U 1992-01-10 1992-01-10 ワーク位置決め装置 Pending JPH04109833U (ja)

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