JPH04109712U - ミラー保持装置 - Google Patents

ミラー保持装置

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JPH04109712U
JPH04109712U JP2078491U JP2078491U JPH04109712U JP H04109712 U JPH04109712 U JP H04109712U JP 2078491 U JP2078491 U JP 2078491U JP 2078491 U JP2078491 U JP 2078491U JP H04109712 U JPH04109712 U JP H04109712U
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JP
Japan
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mirror
adhesive
frame
holding device
back surface
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Withdrawn
Application number
JP2078491U
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English (en)
Inventor
田 登 山
Original Assignee
オリンパス光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [目的] ミラーをミラー枠内に歪なく確実に、簡単な
手段で接着固定する。 [構成] ミラー1の裏面3の上端部縁辺と、下端部の
コーナよりそれぞれ中心方向に所望の高さの稜線形状に
伸延すると共に、その端部に円形部を設け、更に上記稜
線部と円形部の円形頂部を剥いで平面形成した接着突起
7,7a,7bが軸対象にて、一体的に設けられいる。
また、ミラー1が嵌合挿入するように対応した形状に、
その内周5,5a,5b,5cを構成した箱体形状のミ
ラー枠4の底面にはミラー1が挿入した際に当て付けす
る当て付け面6とを設けている。上記形成のミラー1の
接着突起7,7a,7bの面上に接着剤を塗布し、ミラ
ー枠4内の当て付け面6に挿入して押圧接着固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、接着剤を用いて、ミラーを枠内に歪なく保持するミラーの保持装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
ミラーを枠内に装着する公知の文献として、特開昭59−20209号公報が ある。この公報に記載された技術は、4辺を有する反射板の少なく共2辺を溝内 に挟み込みリジットに固定し、残る縁辺をフレキシブルに固定し,この固定によ り反射鏡の歪を防止するようにしたものである。
【0003】 また、従来より一般によく適用されている手段を図8に基づいて説明する。図 8は従来より実施されているミラー1の形状とミラー枠4の構成とを示す斜視図 である。図に示すように、矩形状の鏡面2を有するミラー1と、このミラー1と 対応した形状の内周(嵌合面)5を5a,5b,5cを有する箱体形状のミラー 枠4内に、上記ミラー1を挿入嵌合して、そのミラー1の裏面3を挿入した際に 当て付けする当て付け面(底面)6を設けている。このように構成されたミラー 枠4内にミラー1を落とし込みにて挿入し、その底面3をミラー枠4の当て付け 面6および嵌合面5,5a,5b,5cにて、ミラー1の固定位置決めを行い、 予めミラー1の裏面3に塗布しておいた接着剤を用いて、ミラー枠4内に装着固 定していた。
【0004】 上記前者の公報による反射鏡の装着固定する構成においては、4辺のうち少な く共2辺を溝内に挟み込みリジットにて固定し、残る辺をフレキシブルにて固定 して歪の発生を防止しようとした構成の反射鏡であるが、これは一般において面 精度をあまり必要としない分野に用いられている反射鏡であって、4辺全てをリ ジットにて固定しないまでも、少なく共2辺はリジットにて固定されているため 、その固定時における接着剤の硬化収縮や、固定後の環境温度変化などにより、 歪が発生する。この歪をレンズ光学系の一個として構成することになると、記載 されている程度の歪防止効果では、充分でなくレンズ光学系の性能に悪影響を与 えることになる。
【0005】 また、上記した後者の一般に適用されている技術のように、ミラー枠4にミラ ー1を落とし込んだままの状態でミラー1を接着固定したとすると、上記した公 報の技術と同様に、接着剤の硬化収縮の影響をまともに受けてしまい、大きな歪 をミラー面2に生じてしまうという問題がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、ミラーをミラー枠内に歪なく 確実に、かつ簡単な手段にて接着固定したミラーを得ることを目的とするもので ある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】
本考案は、ミラーとミラー枠の当て付け面との接触面積を最小にすることによ り、この部分に生じる接着剤硬化収縮に伴う応力の発生を最小限に止め、更に発 生した応力は当て付け面を3ヵ所軸対象に配置することで、互いに消し合う様に してミラーの変形を防止したものである。
【0008】 上記した応力を打ち消す概念を図1に基づいて説明する。図1は本考案のミラ ー装着による応力を打ち消す原理を概念図である。図に示す3点、即ちミラーの 裏面に形成した各当て付け面の突起8,8a,8b,に生じた応力、この応力を 打ち消す概念図を図2および図4に示す。各当て付け面突起8で生じた応力F1 ,F2 ,F3 を分力FA ,FB ,FC ,FD ,FE ,FF に分解する。すなわち 、数1、数2、数3となる。
【0009】
【数1】
【0010】
【数2】
【0011】
【数3】
【0012】 また、分力FA とFB ,FC とFD ,FE とFF はそれぞれ同じ軸線上にあっ て、作用する向きが互いに打ち消す関係にある。すなわち数4、数5、数6とな る。
【0013】
【数4】
【0014】
【数5】
【0015】
【数6】
【0015】 よって、数7となり各当て付け面突起8,8a,8bで生じた応力F1 ,F2 ,F3 は互いに打ち消し合う事になり、ミラー1の変形防止が実現する事になる 。
【0015】
【数7】
【0016】
【実施例1】 図1〜図6にて本考案に係わるミラー保持装置の実施例1を説明する。図2は 、ミラーの表面形状を示す斜視図である。図3は、図2のミラーの裏面形状を示 す斜視図である。図4は、ミラー枠の構成を示す斜視図である。なお、図中にお いて、上記従来技術にて示した図8における同一構成および同一部材には、同一 符号を用いて説明する。
【0017】 図2に示す符号1は、矩形状で所望の厚さに形成され、その表面2を透過面を 形成されたミラー1である。このミラー1の裏面3は、反射面に構成され、図2 に示すように、上端部縁辺部と下端部の両角部(コーナ)より、それぞれにミラ ー1の裏面3の中央方向に所望の高さと稜線形状とに伸延形成し、その端部にそ れぞれ円形部を成形し、更に稜線部と円形部の円形頂部を所望の平面に剥ぎ形成 した接着突起7,7a,7bが軸対象状態にて一体的に設けられている。
【0018】 また、図4に示すようにミラー1が嵌合挿入するように対応した形状に、その 内周(嵌合面)5,5a,5b,5cを構成した箱体形状のミラー枠4を設けて いる。このミラー枠4の底面には、上記ミラー1が嵌合挿入した際の当て付けす るように平面形成された当て付け面6が設けられている。
【0019】 上記構成によるミラー1とミラー枠4の組付を説明する。まずミラー1の裏面 3の接着突起7,7a,7bの平面形状の頂面にそれぞれ接着剤を塗布し、ミラ ー枠4内にその接着剤を塗布した裏面3を下方にして挿入し、ミラー枠4の嵌合 面5,5a,5b,5cに嵌合させて位置決めを行うと共に、当て付け面6に押 し圧して接着固定する。
【0020】 上記のようにミラー1をミラー枠4内に挿入接着すると、接着剤による接着面 積が小さいため、接着剤の硬化収縮の影響もほとんど生ずることなく、歪が無い 品質のよいミラーの接着保持が得られる。また、歪が生じたとしても接着突起7 ,7a,7bが軸対象位置に配設したため、生じた歪応力が打つ消されて、上記 と同様に歪の無い品質のよいミラー保持が得られる。
【0021】 上記本実施例においては、接着突起7,7a,7bの形状を稜線形状と円形状 との組合わせ形成したが、これに限定するものではなく、図5に示すようにコイ ン形状の突起を裏面3の中央位置に配設した接着突起9,9a,9bのように形 成してもよく、また図6に示すように裏面3の四角部(コーナ)よりミラー1の 中心方向に向かって所望の高さの稜線形状に伸延突出し、その頂上部を平面剥ぎ 形成した接着突起10,10a,10b,10cを形成して、接着固定してもよ い。要は接着面積を確保でき、かつ軸対象形状に配設していればよいのである。
【0022】
【実施例2】 図7は、本考案に係わるミラー保持装置の実施例2の組付け状態を示す斜視図 である。なお、図中において、上記図2〜図6および図8における同一構成およ び同一部材には、同一符号を用いその説明は省略する。
【0023】 図に示すように、本実施例と上記実施例1の異なる構成は、実施例1において はミラー1の裏面3に設けた接着突起7,7a,7bに対し、本実施例ではミラ ー枠11のミラー1aとの当て付け面13上の中央位置に所望の間隔を設けた、 コイン形状の当て付け突起12,12a,12bを配設した点である。
【0024】 従って、ミラー枠11内の接着突起12,12a,12b上に接着剤を塗布し 、その上方よりミラー1aの裏面3aを下方にして挿入し押圧にて接着構成する 。このように構成したために、接着剤の塗布がミラー1aの挿入方向から行うこ とができるので作業性がよく、能率的な利点がある。
【0025】
【考案の効果】
上記構成による本考案によれば、ミラーの裏面とミラー枠内のミラー当て付け 面間に接着突起を軸対象に設けたことにより、ミラーとミラー枠の接続間に介在 する接着剤の硬化収縮により生じていた応力を無くし、歪の無いミラーを得るこ とができるので、品質性のよい高性能のレンズ系が生産性よくできるという効果 は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のミラー保持装置の応力を打ち消す概念
図。
【図2】本考案に係るミラー保持装置の実施例1のミラ
ーの表面を示す斜視図。
【図3】図2に示すミラーの裏面を示す斜視図。
【図4】図2示すミラーを挿入装着するミラー枠を示す
斜視図。
【図5】図4に示すミラー枠に挿入装着する他のミラー
の裏面を示す斜視図。
【図6】図4に示すミラー枠に挿入装着する他のミラー
の裏面を示す斜視図。
【図7】本考案に係わるミラー保持装置の実施例2のミ
ラーとミラー枠を示す斜視図。
【図8】従来より適用されていたミラー保持装置を示す
斜視図。
【符号の説明】
1,1a ミラー 2 ミラー裏面 3,3a ミラー裏面 4,11 ミラー枠 5,5a,5b,5c 嵌合面 6 当て付け面 7,7a,7b,8,8a,8b,9,9a,9b,1
0,10a,10b, 10c 接着突起 12,12a,12b 当付け面突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着剤にて、ミラーを枠内に装着するミ
    ラー保持装置において、平面形状のミラーと、このミラ
    ーを当て付け装着保持するミラー枠の当て付け面との間
    に、微小の接着面積を有する突起を少なくとも3カ所を
    軸対象的に、ミラー裏面または、ミラー枠の当て付け面
    に設けたことを特徴とするミラー保持装置。
JP2078491U 1991-03-08 1991-03-08 ミラー保持装置 Withdrawn JPH04109712U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2078491U JPH04109712U (ja) 1991-03-08 1991-03-08 ミラー保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2078491U JPH04109712U (ja) 1991-03-08 1991-03-08 ミラー保持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04109712U true JPH04109712U (ja) 1992-09-22

Family

ID=31906783

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2078491U Withdrawn JPH04109712U (ja) 1991-03-08 1991-03-08 ミラー保持装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018088361A1 (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 日本精機株式会社 ミラーユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018088361A1 (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 日本精機株式会社 ミラーユニット
JPWO2018088361A1 (ja) * 2016-11-09 2019-10-03 日本精機株式会社 ミラーユニット

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