JPH0410944Y2 - - Google Patents

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JPH0410944Y2
JPH0410944Y2 JP1984175897U JP17589784U JPH0410944Y2 JP H0410944 Y2 JPH0410944 Y2 JP H0410944Y2 JP 1984175897 U JP1984175897 U JP 1984175897U JP 17589784 U JP17589784 U JP 17589784U JP H0410944 Y2 JPH0410944 Y2 JP H0410944Y2
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air
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valve
tool
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コーキングガン、エアードリル等、
圧縮空気の空気圧を利用する作業器具(以下エア
ーツール)に係り、特にエアーツールにおけるエ
アーの制御構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、エアーツールのエアー制御構造は、第3
図および第4図に示すようになつていた。すなわ
ち、第3図、第4図は圧縮空気を利用したコーキ
ングガンを示すものであり、1は先端にノズル2
を着脱自在に装着したシリンダーで、隔壁3を介
して二分割されてコーキング材料充填室4と空気
室5とに形成されている。
6,7はピストンであり、隔壁3の中央部を摺
動自在に貫通したロツド10の両端部に固着され
ている。11は制御弁で、この制御弁11の一側
前壁部には第4図に示すように、コーキング材料
充填室4に連通する孔12を、他側後壁部に空気
室5に連通する孔15を穿設している。16は切
換えバルブで、通孔11の内周面と該小径外周面
間にそれぞれ中央隙間通路17と両端部隙間通路
18,19を設け、バルブ16を切換えた際に該
通路17をいずれか一方の孔12,15に連通さ
せるようにすると共に両端部隙間通路18,19
をそれぞれ孔12,15に連通・遮断可能にして
いる。
20は把手体で、その下部内に切換えバルブ機
構21を内装してある。この切換えバルブ機構2
1は中央部に小径孔23を設けると共に該小径孔
23の上下方に上下部弁室24,25を連通させ
て設け、上部弁室24内にスロツトルピン26お
よび弁部26aを、下部弁室25内にスロツトル
バルブ27をそれぞれ上下動自在に設けている。
29は圧縮空気供給口であり、その上部にはス
プリング30が設けられ、スロツトルバルブ27
を常時押し上げて常態においては弁部27bによ
り中央小径孔23を閉止している。31は下端中
央部を回動自在に枢着したレバーである。
34は前記上部弁室24の側部に穿設した通孔
で、該通孔34を把手体20の内部に設けた排気
通路35に連通させている。
また、中央小径孔23の側部にも通孔36を穿
設し、該通孔36を把手体20の内部に設けた送
気通路37に連通させると共に、この送気通路3
7の上端を前記切換えバルブ16の中央隙間通路
17に連通させてある。
従つて、このコーキングガンによれば、切換え
バルブ16を第4図に示すように切換えた状態で
レバー31を引けば、スロツトルピン26が押し
下げられ、供給口29に配管(図示せず)を介し
て、圧縮空気が流入して下部弁室25から中央小
径孔23内を通り、通孔36、送気通路37を経
て切換えバルブ16の中央隙間通路17、孔12
からコーキング材料充填室4内のピストン背面側
に圧入し、該ピストン6を前進させてコーキング
材料をノズル2から押し出し、ガラス窓枠等の所
要個所にコーキング処理を行うものである。
ところで、上記従来のエアーツールには、その
圧縮空気供給口29から常時圧縮空気が送られて
いた。すなわち、圧縮空気源から配管を通して送
られる圧縮空気は、第5図に示すようなプラグ4
0およびソケツト41を介して常にエアーツール
内に流入しており、上記バルブ機構21によつて
制御されている。これはプラグ40とソケツト4
1とが連結したときは、プラグ40の先端部40
aによつて、ソケツト41内に設けられたバルブ
42が、スプリング43の力に抗して押され、ソ
ケツト41のエアー流路が常に解放されているた
めである。ソケツト41内のバルブ42は、プラ
グ40からソケツト41を引き抜いたときに、ス
プリング43の付勢力によりバルブ42の周縁が
弁座42aに当接してエアー流路を閉じ、圧縮空
気の噴出を防ぐ目的で設けられているものであ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来のエアー制御構造にあ
つては、エアーツール内に常時圧縮空気が流入す
るために、エアーツール内に複雑なバルブ機構を
設けてエアー制御を行わなければならず、その結
果エアーツールの製造コストが上昇するだけでな
く、エアーツールの重量が増加し、作業員を疲労
させやすいという問題があつた。また、プラグ4
0とソケツト41を接続するには、ソケツト41
内に設けられたバルブをスプリング及び圧縮空気
の付勢力に抗してプラグ40で押さなければなら
ず、そのためプラグ40とソケツトとの接続が困
難であり供給された圧縮空気が接続時にもれ、不
快感を与えるという問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点に鑑みなされたものであ
て、複雑なバルブ機構を取り除いた安価かつ軽量
のエアーツールを実現するためのエアー制御構造
を提供するものであつて、そのための技術的手段
はプラグを介してエアーツールに接続されるべき
ソケツトに、スプリングで付勢された弁体が設け
られ、、前記プラグと前記ソケツトとが分離した
とき前記弁体を閉としてエアーの流出を阻止する
とともに、前記プラグと前記ソケツトとが接続し
たときにも前記プラグの先端部が前記弁体を押圧
せず前記エアーツールにエアーの流入を阻止する
閉状態とするよう前記プラグの先端部と前記弁体
との間に空隙部を設ける一方、エアーツールの操
作部に連動して摺動するピストンロツドは、該操
作部を操作したとき前記空隙部より大きいストロ
ークで突出し、前記弁体を前記スプリングの付勢
力に抗して押圧し前記エアーツール内にエアーを
流入して開状態とする長さを有することを特徴と
するエアーツールのエアー制御構造によつてなさ
れる。
(実施例〕 以下、添付図面に基づいて本考案の実施例を詳
細に説明する。
第1図および第2図は本考案の実施例に係るエ
アーツールのエアー制御構造を示すものである。
第1図において、50は圧縮空気の空気圧を利
用したエアーツール、例えばコーキングガンを示
している。このコーキングガン50は、例えば樹
脂のような軽量の材質で作られており、後端部に
は接続用開口部Jが開設され、該接続用開口部J
においてプラグ51と接続している。またコーキ
ングガン50の把手体52上部には、一端が回動
自在に軸着された操作部としてのトリガー53が
設けられると共に、このトリガー53の上方位置
には、ピストンロツド55の先端部が当接するよ
うに配設される。このピストンロツド55はトリ
ガー53の位置より後方に延びるものであり、上
記接続用開口部Jより突出して、上記プラグ51
の後端部近傍まで摺動自在に延設されるものであ
つて、その略中間位置には、エアー流路切換用の
ピストン56が一体的に形成されている。このピ
ストン56は、ピストン収納部58内においてス
プリング57により付勢されると共に、ピストン
ロツド55に連動して摺動自在に動きうるよう配
設される一方、その両端部にO−リング61を有
するものであり、ピストン56の摺動時において
ピストン収納部58の左右空間部を気密に保つよ
うになつている。また、ピストン収納部58に
は、圧縮空気を通すための送気孔59および圧縮
空気を大気中へ解放するための解放孔60が形成
されている。この送気孔59および解放孔60
は、ピストン56の移動によつて圧縮空気の流路
を切換えるようになつており、送気孔59はピス
トン56の摺動範囲外の位置に穿設されて常に開
状態にあり、他方、解放孔60は、トリガー53
が引かれてピストン56が後方に移動したとき
に、ピストン56によつて閉塞されるようになつ
ている。
次に、プラグ51とソケツトSとの接続部につ
いて、第2図によつて説明する。
プラグ51は、コーキングガン50とソケツト
Sを接続するものであつて、その内部にエアー流
路Fが形成され、該エアー流路F内をピストンロ
ツド55が通つている。ソケツトSはスリーブ6
4、ソケツト本体65、およびコネクタ66から
成り、その内部にはスプリング70によつてプラ
グ51側へ付勢された弁体71を備えている。こ
の弁体71は、スプリング70によつて付勢さ
れ、その周縁部がバルブゴム72に常時押圧され
てソケツトS内のエアー流路Fを遮断する。プラ
グ51の先端部51aと弁体71とは、従来のも
のではコーキングガン50とソケツトSとの接続
時に互いに当接し、弁体71を開の状態にしてい
たが、この場合においては、プラグ51の先端部
51aと弁体71との間には、接続時に僅かの空
隙を生ずるようになつており、プラグ51とソケ
ツトSを接続しても、プラグ51が弁体71を押
さないようになつている。また、ピストンロツド
55は、トリガー53が引かれて、後方へ摺動し
たときに弁体71を押すことができるだけの長さ
を有している。尚、75はソケツト本体65には
めこまれたボールであつて、該ボール75をスリ
ーブ64の突出部が押しつけることによつて、プ
ラグ51とソケツトSとの接合状態を維持する。
76はスプリングであつて、スリーブ64を付勢
している。
一方、コーキングガン50の後方上部には、例
えばゴムのような弾性部材により形成されたリム
73を収納する収納部74を形成し、該収納部7
4内のリム73をスプリング77によつて第1図
中左方向へ付勢する。78はO−リングであり、
収納部74内の気密を保つ。79はリム73の中
央部に形成された送気孔である。コーキングガン
50の上部は、コーキング材が充填されたカート
リツジを載せるための載置部80となつている。
上記カートリツジは、その後端を上部収納部74
にはめこむようになつており、圧縮空気によつて
カートリツジの底板が押されるとコーキング材を
放出する。
以上のように構成されたコーキングガンのエア
ー制御構造を説明する。
ソケツトSのエアー流路には、圧縮空気供給源
からエアーホース(図示せず)を通つて圧縮空気
が送られている。しかし、ソケツトS内の弁体7
1はエアー流路Fを閉じているから、圧縮空気は
コーキングガン50内には流れない。
一方、作業者がトリガー53を引くと、ピスト
ンロツド55が後方に摺動する。すると、ピスト
ン56が解放孔60を閉塞すると共に、ピストン
ロツド55の後端部が弁体71を押してエアー流
路Fを解放する。すると、圧縮空気は、コーキン
グガン50内へ流入し、送気孔59,79を通つ
て、コーキング充填カートリツジの底板を押すか
ら、コーキング充填カートリツジの先端からコー
キング材が放出されることになる。
他方、作業者がトリガー53を離すと、ピスト
ンロツド55はスプリング57によつて前方方向
へ戻される。すると、スプリング70により付勢
されて弁体71がエアー流路Fを閉じる一方、ピ
ストン収納部58の解放孔60が開くことにな
る。こうして、コーキングガン50内の圧縮空気
は解放孔60から大気中に解放される。
従つて、上記実施例に係るコーキングガンのエ
アー制御構造によれば、コーキングガン50とソ
ケツトSとを接続しただけでは、プラグ51が圧
縮空気およびスプリング70の付勢力に抗して弁
体71を押すことはないから、容易にプラグ51
とソケツトSとを接続できることになる。また、
弁体71はエアー流路Fを常態においては閉塞
し、トリガー53が押された時にソケツトSの弁
体71を制御して、圧縮空気の開閉がなされるか
ら、コーキングガン50内に複雑なバルブ機構を
設ける必要がなくなる。従つて、コーキングガン
50の製造コストを低減できると共に、コーキン
グガン50の重量を減らすことができる。コーキ
ングガン50が軽量化すれば、作業が容易とな
り、作業員の疲労度も軽くなる。また、トリガー
53を離すとコーキングガン50内の圧縮空気は
大気中に解放されるから、プラグ51からソケツ
トSを外しても、圧縮空気によつて生ずる不快な
音はしなくなる。
尚、上記実施例は、主としてコーキングガン5
0のエアー制御機構を例にとつて説明したが、本
考案は、圧縮空気を利用する他の用具、例えばエ
アードリル,エアードライバー等、他の類似する
用具にも用いることができる。また、上記実施例
にあつては、コーキングガンの圧縮空気供給口を
コーキングガンの後端部としたが、従来技術と同
様、把手体の下端部から圧縮空気を取入れてもよ
い。
〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案はエアー制御機構
をエアーツールの外側において行うようにしたか
ら、エアーツールには複雑なエアー制御機構を設
けなくともよい。従つて、エアーツールの製造コ
ストを低減できると共に、エアーツールを軽量に
できる。またエアーツールが軽量になれば作業の
容易化・迅速化を図ることができる。また、本考
案によれば、接続時においてプラグが圧縮空気お
よびスプリングの付勢力に抗して弁体を押すこと
がないから、容易にプラグとソケツトとを接続で
きる。また、接続時において圧縮空気の流出によ
る不快音が生じなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るエアーツールの
エアー制御構造を示す断面図、第2図は第1図の
プラグおよびソケツトの接続状態を拡大して示す
拡大図、第3図および第4図は従来のエアーツー
ルにおけるエアー制御構造を示す断面図、第5図
は従来のプラグとソケツトとの接続関係を示す説
明断面図である。 50……コーキングガン(エアーツール)、5
1a……プラグの先端部、53……トリガー(操
作部)、55……ピストンロツド、56……ピス
トン、59,79……送気孔、60……解放孔、
64……スリーブ、65……ソケツト本体、66
……コネクタ、70……スプリング、71……弁
体、72……バルブゴム、S……ソケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プラグを介してエアーツールに接続されるべき
    ソケツトに、スプリングで付勢された弁体が設け
    られ、、前記プラグと前記ソケツトとが分離した
    とき前記弁体を閉としてエアーの流出を阻止する
    とともに、前記プラグと前記ソケツトとが接続し
    たときにも前記プラグの先端部が前記弁体を押圧
    せず前記エアーツールにエアーの流入を阻止する
    閉状態とするよう前記プラグの先端部と前記弁体
    との間に空隙部を設ける一方、エアーツールの操
    作部に連動して摺動するピストンロツドは、該操
    作部を操作したとき前記空隙部より大きいストロ
    ークで突出し、前記弁体を前記スプリングの付勢
    力に抗して押圧し前記エアーツール内にエアーを
    流入して開状態とする長さを有することを特徴と
    するエアーツールのエアー制御構造。
JP1984175897U 1984-11-20 1984-11-20 Expired JPH0410944Y2 (ja)

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JP1984175897U JPH0410944Y2 (ja) 1984-11-20 1984-11-20

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JP1984175897U JPH0410944Y2 (ja) 1984-11-20 1984-11-20

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JPS6191367U JPS6191367U (ja) 1986-06-13
JPH0410944Y2 true JPH0410944Y2 (ja) 1992-03-18

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ID=30733498

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JP1984175897U Expired JPH0410944Y2 (ja) 1984-11-20 1984-11-20

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5745367A (en) * 1980-08-29 1982-03-15 Yamamoto Seisakusho:Kk Calking gun

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5745367A (en) * 1980-08-29 1982-03-15 Yamamoto Seisakusho:Kk Calking gun

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JPS6191367U (ja) 1986-06-13

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