JP3800723B2 - 吐水装置 - Google Patents

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JP3800723B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作子の操作によって弁を開閉すると共に、弁孔上流側の圧力上昇を弁孔下流側に逃がす機能も有する吐水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に、国際特許出願JP96/3189号において、図7に示す形態のシャワー装置Bを提示した。
図示するように、シャワー装置Bは、可撓性管の一例である長尺のビニール等のホース100の上流側に第1の吐水装置である止水栓101を取付けると共に、ホース100の下流側にシャワーヘッド102を取付けており、シャワーヘッド102の先部に散水板103が取付けられると共に、その途中には第2の吐水装置である開閉弁104が取付けられている。また、止水栓101の上流側には湯水混合栓105が連通連結されている。
【0003】
上記した構成において、開閉弁104は、押しボタン操作によってシャワーヘッド102からの流体を噴出したり停止したりすると共に、開閉弁104の上流側で所定圧力以上の圧力上昇が発生した場合は、速やかに開閉弁104を開けて圧力を下流側に伝達して逃がす構成としている。
即ち、図8に示すように、開閉弁104は、シャワーヘッド本体106の内部に形成した隔壁107に設けた弁座108に囲まれた弁孔109と、その下流側に形成され散水板103側に連通する連絡孔110との間の流路を開閉可能としたものであり、シャワーヘッド本体106に固定されているブッシュ111によって保持されている。
【0004】
ブッシュ111には操作用のボタン112を水密状として弁座108方向に移動可能に組み込むと共に、隔壁107との間に介装したスプリング114によってこのボタン112をシャワーヘッド本体106から離れる向きに付勢している。ボタン112の中には、弁座108に着座可能な弁体115を従来周知のハート形カム116によってブッシュ111に連接すると共に、スプリング117によって弁体115を弁座108方向に向けて付勢している。ハート形カム116とスプリング117との組み合わせによって、弁体115は、ノック式ボールペン等に採用されている従来周知のスラストロック機構によってブッシュ111に連接することができる。
【0005】
このスラストロック機構によって、図8(a)の状態からボタン112を押すと、ボタン112は図8(b)の位置まで移動し、押圧を解除すると、図8(c)の状態に維持される。そして、図8(c)の状態からボタン112を再び押すと、図8(b)の状態を経由して図8(a)に示すように弁体115が弁座108に着座した閉弁状態と、図8(c)に示すように弁体115から離れた開弁状態とに切り替えることができる。
また、弁体115を弁座108側に付勢しているスプリング117のバネ定数は、開閉弁104を閉じた後の上流側での圧力上昇によって収縮するように設定されている。従って、開閉弁104を閉じた後に上流側で圧力上昇したときには、図8(c)に示すように、弁体115が弁座108から離れて散水板103側への流路に連通させることができ、給水をリークさせて圧力の上昇分を大気に逃がすことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の開閉弁104は、未だ、以下の解決すべき課題を有していた。
即ち、図8(c)に示すように、開閉弁104が開状態の場合、流体は流線bを描きながら上流側から下流側に流れることになるが、弁孔109を流れる流体の流線bの方向は弁体115の進退方向と一致するので、弁体115の弁孔側端面は、流体の静圧のみならず動圧を直接受けることになる。一方、弁体115は、操作子であるボタン112の移動を直接の駆動力として移動する。従って、大流量確保のために弁孔109を大径にしようとすると、ボタン112の操作力を大きくする必要性がある。また、弁体115を閉方向に付勢するスプリングと、ボタン112の移動に抗するスプリングとは同一のスプリング117によって構成されているため、同様に、大流量確保のために弁孔109を大径にしようとすると、スプリング117のばね力が大きくなり、この面からもボタン112の操作力が大きくなる。このように、ボタン112の操作力が大きくなると、開閉弁104を具備するシャワー装置Bを使用する使用者の使い勝手を悪いものとしていた。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、大流量確保時、開閉弁の操作に要する力を低減して吐水装置の使い勝手を向上すると共に、上流側の圧力上昇を確実に逃がして可撓性管等の破損を防止することができる吐水装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の吐水装置は、上流側水路と下流側水路を仕切る隔壁に設けられた弁孔と、該弁孔を開閉する弁体と、操作子を有し、前記弁体を進退する操作手段とを備えた開閉弁を具備する吐水装置において、前記隔壁の直上流側に、前記弁体の背部が収納される弁体収納室を設け、該弁体収納室は、前記上流側水路から隔離された状態で、前記下流側水路に連通している。
【0009】
請求項2記載の吐水装置は、請求項1記載の吐水装置において、前記弁体に通水孔が設けられ、該通水孔を通して前記弁体収納室と前記下流側水路が連通している。
請求項3記載の吐水装置は、請求項1又は2記載の吐水装置において、前記上流側水路の異常昇圧を前記下流側水路に逃がしている。
【0010】
請求項4記載の吐水装置は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吐水装置において、前記上流側水路と前記弁体収納室又は前記下流側水路との間に逃がし弁を設け、前記上流側水路の異常昇圧を吸収するようにしている。
請求項5記載の吐水装置は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吐水装置において、前記弁体が前記弁孔に当接する弁座の周囲に上流側の圧力を受ける受圧部を設け、前記上流側水路の異常昇圧を吸収するようにしている。
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
【0013】
(第1の実施の形態)
図1〜図4を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る吐水装置Aの構成について説明する。
図1は本実施の形態に係る吐水装置Aがシャワー装置の場合である。図示するように、先部に散水口11を具備するシャワーヘッド12の基部は、シャワー水を供給する可撓性管の一例であるビニール製のホース14を介して湯水混合栓13の吐出口に接続されている。また、ホース14の上流側と湯水混合栓13の接続部には止水栓15が取付けられ、シャワーヘッド12内には開閉弁16が取付けられている。
【0014】
ここに、開閉弁16は、使用者による押しボタン操作で作動されシャワーヘッド12からの散水を開始・停止するために用いられるものであり、止水栓15は、開閉弁16の開閉動作によってホース14内に生じる圧力変動に開閉動作が制御され、止水、流量調整及び圧力調整するために用いられるものである。さらに、本実施の形態では、開閉弁16内には、止水栓15の不良動作によって開閉弁16の上流側の圧力が異常に上昇した場合に、その異常圧力を散水口11を通して外部にリークするための逃がし弁40が設けられている。
【0015】
本発明は上記した構成を有する吐水装置Aにおいて、開閉弁16の操作に要する力を低減して吐水装置Aの使い勝手を向上すると共に、開閉弁16の上流側の圧力上昇を確実に逃がしてホース14の破損も防止することができるようにしたことに特徴を有する。即ち、本実施の形態において、開閉弁16は以下の構成を有する。
【0016】
図1〜図3に示すように、シャワーヘッド12のシャワーヘッド本体17内には、シャワーヘッド本体17の軸線上に位置する隔壁18が配設されている。隔壁18には弁孔形成板19が取付けられており、弁孔形成板19の中央部には弁孔20が形成されている。また、隔壁18の両側には第1の環状壁21と第2の環状壁22が配設されており、その基部はそれぞれシャワーヘッド本体17の内壁に連設されている。そして、隔壁18と第1の環状壁21とによって操作子取付室23が形成されると共に、隔壁18と第2の環状壁22とによって弁体収納室23aが形成されている。
【0017】
操作子取付室23内には操作子支持板24が固定状態に配設されており、操作子支持板24の内面と隔壁18の一側面との間には下流側水路26と連通する下流側空間25が形成されている。一方、隔壁18の他側面と第2の環状壁22の内面との間には上流側空間27が形成されており、上流側空間27は上流側水路28に連通連結されている。従って、下流側水路26と上流側水路28とは、下流側空間25、弁孔20及び上流側空間27を介して相互に連通連結されている。
【0018】
操作子支持板24の中央部には進退杆ガイド孔29が設けられており、進退杆ガイド孔29内には、先部が弁孔20を貫通して弁体収納室23aに向けて伸延する進退杆30が進退自在に取付けられている。
進退杆30の後部は操作子支持板24の外面より外部に突出しており、突出端には押しボタンからなる操作子31が取付けられている。一方、進退杆30の先部には弁体32が取付けられており、弁体32の背部は進退杆30の進退動作に連動して弁体収納室23a内を進退することができる。なお、弁体32の外周面には環状溝が設けられており、環状溝内にはOリング32aが嵌着されている。
【0019】
弁孔20と対向する弁体32の一面には環状突起33が形成されており、環状突起33と対向する弁孔形成板19の面には弁座を形成するシールパッキン34が取付けられている。そして、弁体32を弁孔20に向けて進退し、環状突起33をシールパッキン34に接離させることによって、弁孔20を開閉することができる。
この場合、弁体32の中央部には通水孔48が穿設されているので、弁体収納室23aは、閉弁時においても、通水孔48及び弁孔20を通して下流側水路26に連通されることになる。なお、弁体収納室23aは第2の環状壁22に図示しない通水孔を設けて直接下流側水路26に連通してもよい。
弁体32を進退自在に収納する弁体収納室23a内にはスプリング35が配設されており、このスプリング35によって弁体32は常時閉方向に付勢されており、図2に示す閉状態では、環状突起33をシールパッキン34に押圧状態に当接させることができる。
【0020】
また、本実施の形態においては、開閉弁16は、操作子支持板24と操作子31との係合面にスラストロック機構36を具備している。このスラストロック機構36は、弁体収納室23a内に配設されているスプリング35と協働して、操作子31の押し動作のみによって、弁体32を進退することができる。なお、本実施の形態では、進退杆30と、スプリング35と、スラストロック機構36とによって操作手段が形成されることになる。
【0021】
また、本実施の形態では、吐水装置Aは、図2に示すように、開閉弁16の上流側の圧力上昇を確実に逃がしてホース14の破損を防止することができる逃がし弁40を具備する。なお、図2及び図3に示すように、逃がし弁40は、開閉弁16と別体に構成されている。
【0022】
図示するように、第2の環状壁22の一部には小径の連絡筒41が連設されており、連絡筒41内には逃がし孔42が形成されている。逃がし孔42の一端には弁座43を具備する開口45が設けられており、この開口45は上流側水路28に連通している。一方、逃がし孔42の他端には開口44が設けられており、この開口44は下流側水路26に連通している。
逃がし孔42には弁球46が配設されており、この弁球46はスプリング47によって弁座43に付勢されている。ここで、スプリング47のバネ定数は、開閉弁16を閉じた直後の上流側でのウオーターハンマーの発生による圧力上昇(異常昇圧)によって収縮する程度に設定する。
【0023】
次に、上記した構成を有する吐水装置Aによる吐水作業について説明する。
吐水装置Aを使用していない状態では、開閉弁16は図2に示す閉状態にある。
【0024】
湯水混合栓13を作動してホース14を通してシャワーヘッド12に混合湯水を供給すると、図2に示すように開閉弁16が閉状態にある場合は、シャワーヘッド12の散水口11よりシャワー水が噴出されることはない。
また、図2に示すように開閉弁16が閉状態にある場合は、上流側水路28の圧力は弁体32の外周面のみに作用し、開閉弁16を進退させる方向には作用していない。
【0025】
次に、操作子31を手で押した後に手を操作子31から離すと、スラストロック機構36とスプリング35の協働によって、弁体32は弁孔20から離隔し、開閉弁16は図3に示す開状態となる。従って、図3で示す流線aを描きながら流体が開閉弁16を通って流れ、散水口11より噴出されることになる。
この流体の流れにより開閉弁16内には静圧及び動圧が発生することになるが、図3から明らかなように、弁体32は流体の動圧を受けない個所である弁体収納室23a内に配設されているので、動圧を受けないと共に、静圧は弁体32の両側面にかかるので相殺される。
従って、弁孔20の直径を大きくしても、弁体32を進退する力、即ち、操作子31の操作力を大きくする必要がない。従って、単に弁孔20の直径を大きくするだけで、大流量を吐水することができ、かつわずかな操作力で容易に開閉弁16の開閉操作を行うことができる。
【0026】
また、本実施の形態では、開閉弁16は逃がし弁40を具備する。従って、開閉弁16を閉じた直後に上流側でウオーターハンマーが発生し、開閉弁16の上流側の圧力が上昇した場合、スプリング47が収縮して、弁球46が弁座43から離隔し、弁体収納室23a内の流体が通水孔48を通して弁孔20に流出するので、圧力上昇を容易に吸収することができ、耐圧性が低いホース14等の破損事故を確実に防止することができる。なお、弁球46が弁座43から離隔する際に、弁体収納室23a内の流体は通水孔48を通して弁孔20内に流出することになる。
なお、上流側水路28を下流側水路26に設けた図示しない連通孔で連通し、この連通孔に逃がし弁40に相当する逃がし弁を設けることによっても、上流側水路28に発生した圧力上昇(異常昇圧)を吸収することができる。
【0027】
図4に上記した第1の実施の形態に係る吐水装置Aの変形例を示す。図示するように、変形例は、開閉弁55に逃がし機構50を一体的に組み込んだことを特徴とする。なお、前記した吐水装置Aの開閉弁16における構成要素と同一の構成要素は同一の符号で示す。
図4に示すように、本変形例では、逃がし機構50には、弁孔20と対向する弁体51の一面に弁体51より直径を一回り小さくした環状突起52が形成されており、環状突起52の基部と弁体51の外周縁との間には受圧部の一例である平坦な環状受圧面53が形成されている。そして、弁体51の中央部には、弁体51の背部をなす弁体収納室23aと弁孔20とを連通する連通孔54が形成されている。
【0028】
かかる構成によって、本変形例においても、操作子31を押した後に手を操作子31から離すと、スラストロック機構36とスプリング35の協働によって、弁体51は弁孔20から離隔し、開閉弁55は図4に示す閉状態から開状態となる。従って、本変形例においても、図3で示した流線aと同様な流線を描きながら流体が開閉弁55を通って流れ、散水口11より噴出されることになる。
この流体の流れにより開閉弁55内には静圧及び動圧が発生することになるが、図4から明らかなように、弁体51は流体の動圧を受けない個所である弁体収納室23a内に配設されているので動圧を受けず、また、弁体51の両側面に生じる静圧は相殺されることになる。
従って、弁孔20の直径を大きくしても、弁体51を進退する力、即ち、操作子31の操作力を大きくする必要がない。従って、単に弁孔20の直径を大きくするだけで、大流量を吐水することができ、かつわずかな操作力で容易に開閉弁55の開閉操作を行うことができる。
【0029】
また、本変形例では、開閉弁55は逃がし機構50を具備する。従って、開閉弁55を閉じた直後に上流側でウオーターハンマーが発生し、開閉弁55の上流側の圧力が上昇した場合、上流側の圧力が環状受圧面53にかかるが、弁体収納室23aは連通孔54、弁孔20、下流側空間25、下流側水路26、散水口11を通して大気開放なので、スプリング35が収縮して、弁体収納室23a内の流体が連通孔54を通して弁孔20に流出するので、弁体51が後退し弁孔20が開き、上流側の圧力が弁孔20、下流側空間25、下流側水路26、散水口11を通して大気に開放されることになる。従って、耐圧性が低いホース14等の破損事故を確実に防止することができる。
【0030】
(第2の実施の形態)
図5に示すように、第1の実施の形態に係るシャワーヘッド12に相当するシャワーヘッド60のシャワーヘッド本体61内には、シャワーヘッド本体61の軸線上に位置する隔壁62が配設されている。隔壁62の中央部には弁孔63を具備する連絡筒64が取付けられており、連絡筒64の一端面には弁座65が形成されている。そして弁座65には、ダイアフラムからなる弁体66の中央部が接離自在に当接されている。なお、弁体66の背部には補強板67が貼着されている。
この弁体66を弁座65に向けて進退させることにより弁孔63を開閉することができ、開状態で、シャワーヘッド本体61内において弁孔63の上流側と下流側にそれぞれ形成される上流側水路68と下流側水路69とを弁孔63を通して連通連結することができる。
【0031】
図5に示すように、ダイアフラムからなる弁体66の背部には、弁体66と、弁体支持筒70と、操作子支持板71とによって、圧力室72が区画形成されている。圧力室72はパイロット弁孔73によって下流側水路69に連通連結されると共に、ブリード孔74によって上流側水路68に連通連結されている。
操作子支持板71の中央部には弁軸ガイド孔75が設けられており、弁軸ガイド孔75内には、先部が圧力室72を貫通してパイロット弁孔73の一端開口に向けて進退する弁軸76が進退自在に取付けられている。
弁軸76の後部は操作子支持板71の外面より外部に突出しており、突出端には押しボタンからなる操作子77が取付けられている。また、操作子支持板71の中央部と操作子77との間にはスプリング78が配設されており、このスプリング78は弁軸76を後退させる方向(開弁方向)に付勢している。
【0032】
また、本実施の形態においては、開閉弁60aは、操作子支持板71と操作子77との係合面にスラストロック機構79を具備している。このスラストロック機構79は、スプリング78と協働して、操作子77の押し動作のみによって、弁軸76を進退してパイロット弁孔73を開閉することができる。
【0033】
また、本実施の形態では、図5に示すように、開閉弁60aの上流側の圧力上昇を確実に逃がしてホース14の破損も防止することができる逃がし弁80を具備する。なお、図5に示すように、逃がし弁80は、開閉弁60aと別体に構成されている。
【0034】
図示するように、シャワーヘッド本体61の内壁には小径の連絡筒81が連設されており、連絡筒81内には逃がし孔82が形成されている。逃がし孔82の一端には弁座83を具備する開口84が設けられており、この開口84は上流側水路68に連通している。一方、逃がし孔82の他端には開口85が設けられており、この開口85は下流側水路69に連通している。逃がし孔82には弁球86が配設されており、この弁球86はスプリング87によって弁座83に付勢されている。
ここで、スプリング87のバネ定数は、開閉弁60aを閉じた直後の上流側でのウオーターハンマーの発生による圧力上昇によって収縮する程度に設定する。
【0035】
次に、上記した構成を有する第2の実施の形態に係る吐水装置による吐水作業について説明する。
吐水装置を使用していない状態では、開閉弁60aは図5に示す閉状態にある。また、パイロット弁孔73は閉状態にある。
【0036】
図1に示す湯水混合栓13を作動してホース14を通してシャワーヘッド60に混合湯水を供給すると、図5に示すように開閉弁60aは閉状態にある場合は、シャワーヘッド60の散水口11よりシャワー水が噴出されることはない。
【0037】
次に、操作子77を手で押した後に手を操作子77から離すと、スラストロック機構79とスプリング78の協働によって、弁軸76はパイロット弁孔73の一端開口から離隔した状態に保持される。従って、圧力室72内の流体がパイロット弁孔73を通して下流側水路69に流れ、圧力室72が減圧される。従って、上流側の圧力を受けているダイアフラムからなる弁体66が弁座65から離れ、開閉弁60aは開状態となる。従って、上流側水路68、弁孔63、下流側水路69を通って流体が流れ、散水口11より噴出されることになる。
【0038】
このように弁軸76によってパイロット弁孔73を開閉して弁孔63を開閉するようにしているので、弁孔63の直径を大きくしても、弁軸76を進退する力、即ち、操作子77の操作力を大きくする必要がない。従って、単に弁孔63の直径を大きくするだけで、大流量を吐水することができ、かつわずかな操作力で容易に開閉弁60aの開閉操作を行うことができる。
【0039】
また、本実施の形態では、開閉弁60aは逃がし弁80を具備する。従って、開閉弁60aを閉じた直後に上流側でウオーターハンマーが発生し、開閉弁60aの上流側の圧力が上昇した場合、スプリング87が収縮するので圧力上昇を容易に吸収することができ、耐圧性が低いホース14等の破損事故を確実に防止することができる。
【0040】
図6に第2の実施の形態に係る吐水装置の変形例に係る開閉弁88を示す。なお、図5に示す吐水装置の開閉弁60aと同一の構成は同一の符号で示す。
図示するように、弁座65には、ダイアフラムからなる弁体89の中央部が接離自在に当接されている。なお、弁体89の背部には補強板90が貼着されている。
図6に示すように、ダイアフラムからなる弁体89の背部には、弁体89と、弁体支持筒91と、操作子支持板92とによって、第1の付勢手段である圧力室93が区画形成されている。圧力室93は弁体89の中央部に設けられたパイロット弁孔94によって下流側水路69に連通連結されると共に、ブリード孔89cによって上流側水路68に連通連結されている。
【0041】
弁体89の中央部の背部にはパイロット弁孔94と連通する第1弁軸取付孔89aが設けられており、第1弁軸取付孔89a内には第1弁軸95が進退自在に取付けられており、第1弁軸95の先部にはパイロット弁孔94を開閉する弁体96が取付けられている。また、第1弁軸95の周りには第1弁軸95を後方に付勢するスプリング89bが取付けられている。また、操作子支持板92の中央部には弁軸ガイド孔97が設けられており、弁軸ガイド孔97内には、先部が圧力室93を貫通して第1弁軸95に向けて進退すると共に、進出した際、第1弁軸95に当接して第1弁軸95を進出する第2弁軸95aが進退自在に取付けられている。
【0042】
第2弁軸95aの後部は操作子支持板92の外面より外部に突出しており、突出端には押しボタンからなる操作子98が取付けられている。また、操作子支持板92の中央部と操作子98との間には第2の付勢手段であるスプリング99が配設されており、このスプリング99は第2弁軸95aを後退させる方向に付勢している。
【0043】
また、本実施の形態においては、開閉弁88は、操作子支持板92と操作子98との係合面にスラストロック機構99aを具備している。このスラストロック機構99aは、スプリング99と協働して、操作子98の押し動作のみによって、第2弁軸95a及び第1弁軸95を進退してパイロット弁孔94を開閉することができる。
ここで、スプリング89bのバネ定数は、開閉弁88を閉じた直後の上流側でのウオーターハンマーの発生による圧力上昇によって収縮する程度に設定する。
【0044】
次に、上記した構成を有する第2の実施の形態の変形例に係る吐水装置による吐水作業について説明する。
吐水装置を使用していない状態では、開閉弁88は図6に示す閉状態にある。
【0045】
図1に示す湯水混合栓13を作動してホース14を通してシャワーヘッド60に混合湯水を供給すると、図6に示すように開閉弁88が閉状態にある場合は、シャワーヘッド60の散水口11よりシャワー水が噴出されることはない。
【0046】
次に、操作子98を手で押した後に手を操作子98から離すと、スラストロック機構99aとスプリング99の協働によって、第2弁軸95aが進出して第1弁軸95を進出させ、弁体96はパイロット弁孔94の一端開口から離隔した状態に保持される。従って、圧力室93内の流体がパイロット弁孔94を通して下流側水路69に流れ、圧力室93が減圧される。従って、上流側の圧力を受けているダイアフラムからなる弁体89が弁座65から離れ、開閉弁88は開状態となる。従って、上流側水路68、弁孔63、下流側水路69を通って流体が流れ、散水口11より噴出されることになる。
【0047】
このように第1弁軸95、第2弁軸95aによってパイロット弁孔94を開閉して弁体89を開閉するようにしているので、弁孔63の直径を大きくしても、第1弁軸95、第2弁軸95aを進退する力、即ち、操作子98の操作力を大きくする必要がない。従って、単に弁孔63の直径を大きくするだけで、大流量を吐水することができ、かつわずかな操作力で容易に開閉弁88の開閉操作を行うことができる。
【0048】
また、弁体89を閉方向に付勢する第1の付勢手段である圧力室93と操作子98を開方向に付勢する第2の付勢手段であるスプリング99とが別体として構成されているため、操作子98への操作力と弁体89の閉方向への付勢力が同一でない。従って、この面からも、弁孔63の直径を大きくしても、スプリング99のばね力を小さくできるので、操作子98の操作力を大きくする必要がない。従って、単に弁孔63の直径を大きくするだけで、大流量を吐水することができ、かつわずかな操作力で容易に開閉弁88の開閉操作を行うことができる。
【0049】
また、本実施の形態では、パイロット弁孔94と、ブリード孔89cと、第1弁軸95と、スプリング89bと、弁体96とによって、開閉弁88と一体をなす逃がし弁が形成される。
即ち、開閉弁88を閉じた直後に上流側でウオーターハンマーが発生し、開閉弁88の上流側の圧力が上昇した場合、ブリード孔89cを通して上流側圧が圧力室93に至り、第1弁軸95の頂部を押圧する。従って、弁体96がパイロット弁孔94から離隔し、上流側圧がパイロット弁孔94を通して下流側水路69に開放されることになる。従って、耐圧性が低いホース14等の破損事故を確実に防止することができる。
【0050】
以上、本発明を、幾つかの実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
【0051】
【発明の効果】
請求項1〜5記載の吐水装置においては、上流側水路と下流側水路を仕切る隔壁に設けられた弁孔と、弁孔を開閉する弁体と、操作子を有し、弁体を進退する操作手段とを備えた開閉弁において、隔壁の直上流側に、弁体の背部が収納される弁体収納室を設け、弁体収納室は上流側水路から隔離された状態で、前記下流側水路に連通している。従って、開閉動作時に、弁体は、閉弁時には外周面からのみしか静圧を受けず、開弁時にも上流側水路から流れてくる流体の動圧を受けることがなく、弁体の両側面にかかる静圧は相殺されるので、操作子の操作力を軽減することができる。また、弁孔の直径を大きくして大流量吐水を行う場合においても、上流側水路の圧力に影響されることなく弁体を移動できるので、わずかな操作力によって開閉弁の開閉動作を行うことができる。
【0052】
請求項2記載の吐水装置においては、弁体に通水孔が設けられ、通水孔を通して弁体収納室と下流側水路が連通している。このように、単に弁体に通水孔を設けるだけで弁体収納室を下流側水路と確実に連通することができ、操作容易な開閉弁を有する吐水装置を容易に製作できる。
請求項3記載の吐水装置においては、上流側水路の異常昇圧を下流側水路に逃がし、上流側水路の異常昇圧を吸収するようにしている。従って、上流側水路の圧力上昇を解消して耐圧性の小さい上流側配管の損壊を防止することができる。
【0053】
請求項4記載の吐水装置においては、上流側水路と弁体収納室又は下流側水路との間に逃がし弁を設け、上流側水路の異常昇圧を吸収するようにしている。このような逃がし弁を用いることによって、上流側水路の圧力上昇を速やかに解消して耐圧性の小さい上流側配管の損壊を確実に防止することができる。
【0054】
請求項5記載の吐水装置においては、弁体が弁孔に当接する弁座の周囲に上流側の圧力を受ける受圧部を設け、上流側水路の異常昇圧を吸収するようにしている。従って、この場合においても、上流側水路の圧力上昇を速やかに解消して耐圧性の小さい上流側配管の損壊を確実に防止することができる。
【0055】
【0056】
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る吐水装置の全体構成説明図である。
【図2】同開閉弁の閉状態の断面図である。
【図3】同開閉弁の開状態の断面図である。
【図4】同変形例に係る吐水装置の開閉弁の閉状態の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る吐水装置の開閉弁の閉状態の断面図である。
【図6】同変形例に係る吐水装置の開閉弁の閉状態の断面図である。
【図7】従来のシャワー装置の全体構成説明図である。
【図8】同開閉弁の作動状態説明図である。
【符号の説明】
A 吐水装置 a 流線
11 散水口 12 シャワーヘッド
13 湯水混合栓 14 ホース(可撓性管)
15 止水栓 16 開閉弁
17 シャワーヘッド本体 18 隔壁
19 弁孔形成板 20 弁孔
21 第1の環状壁 22 第2の環状壁
23 操作子取付室 23a 弁体収納室
24 操作子支持板 25 下流側空間
26 下流側水路 27 上流側空間
28 上流側水路 29 進退杆ガイド孔
30 進退杆 31 操作子
32 弁体 32a Oリング
33 環状突起 34 シールパッキン
35 スプリング 36 スラストロック機構
40 逃がし弁 41 連絡筒
42 逃がし孔 43 弁座
44 開口 45 開口
46 弁球 47 スプリング
48 通水孔 50 逃がし機構
51 弁体 52 環状突起
53 環状受圧面(受圧部) 54 連通孔
55 開閉弁 60 シャワーヘッド
60a 開閉弁 61 シャワーヘッド本体
62 隔壁 63 弁孔
64 連絡筒 65 弁座
66 弁体 67 補強板
68 上流側水路 69 下流側水路
70 弁体支持筒 71 操作子支持板
72 圧力室 73 パイロット弁孔
74 ブリード孔 75 弁軸ガイド孔
76 弁軸 77 操作子
78 スプリング 79 スラストロック機構
80 逃がし弁 81 連絡筒
82 逃がし孔 83 弁座
84 開口 85 開口
86 弁球 87 スプリング
88 開閉弁 89 弁体
89a 第1弁軸取付孔 89b スプリング
89c ブリード孔 90 補強板
91 弁体支持筒 92 操作子支持板
93 圧力室(第1の付勢手段) 94 パイロット弁孔
95 第1弁軸 95a 第2弁軸
96 弁体 97 弁軸ガイド孔
98 操作子
99 スプリング(第2の付勢手段) 99a スラストロック機構

Claims (5)

  1. 上流側水路と下流側水路を仕切る隔壁に設けられた弁孔と、該弁孔を開閉する弁体と、操作子を有し、前記弁体を進退する操作手段とを備えた開閉弁を具備する吐水装置において、
    前記隔壁の直上流側に、前記弁体の背部が収納される弁体収納室を設け、該弁体収納室は、前記上流側水路から隔離された状態で、前記下流側水路に連通していること特徴とする吐水装置。
  2. 前記弁体に通水孔が設けられ、該通水孔を通して前記弁体収納室と前記下流側水路が連通していることを特徴とする請求項1記載の吐水装置。
  3. 前記上流側水路の異常昇圧を前記下流側水路に逃がすことを特徴とする請求項1又は2記載の吐水装置。
  4. 前記上流側水路と前記弁体収納室又は前記下流側水路との間に逃がし弁を設け、前記上流側水路の異常昇圧を吸収するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の吐水装置。
  5. 前記弁体が前記弁孔に当接する弁座の周囲に上流側の圧力を受ける受圧部を設け、前記上流側水路の異常昇圧を吸収するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の吐水装置。
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