JPH04108717A - 固形状化粧料の製造方法 - Google Patents

固形状化粧料の製造方法

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JPH04108717A
JPH04108717A JP22423890A JP22423890A JPH04108717A JP H04108717 A JPH04108717 A JP H04108717A JP 22423890 A JP22423890 A JP 22423890A JP 22423890 A JP22423890 A JP 22423890A JP H04108717 A JPH04108717 A JP H04108717A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、固形状化粧料、更に詳しくは、適量の油剤と
粉体を主成分とし、成形体内の硬度むらがな(、かつ、
あらゆる形状に成形できる多形状性、形状保綺性、十分
な強度を持ち、又、使用上は、肌への付着伸び等が良好
で、かさつき感、べたつき感がなく、又化粧持ちが良(
、ハンカチ、コーヒーカップなどへの再付着のない良好
な使用感を有する固形状化粧料を、生産性良く自動成形
する製造方法に関する。
く従来の技術〉 従来固形状化粧料としては、油分と粉体との配合量によ
り下表のように位置付けされるものが製品化されている
(注)粉体ブレスタイプ、粘状ブレスタイプ、液状流し
込みタイプとは、ファンデー/コンに限らず一般のメー
クアップ化粧料の類別である。
しかし、このような従来の固形状化粧料は、以下の如き
欠点を有している。粉体ブレスタイプは、使用上はサラ
パリするが粉っぽい。粘状プレスタイプは、粉体ブレス
タイプに比べ油分の効果によって使用上は粉っぽさが抑
えられ、仕上げ効果も良好であるが、ややしっとり感が
不足している為、皮膚生理的に肌質や季節によって、若
干かさつきを覚える場合がある。液状流し込みタイプは
使用上べたついたり、塗布した部分の動きによって経時
でよれてきてむらになり、ハンカチ。
コーヒーカップ等に容易に再付着するという欠点が有る
よって、粘状プレスタイプと液状流し込みタイプの中間
の油分量を持ち、かさつき感、べたつき感が無く、化粧
持ちが良い等、優れた使用感を有しつつ、成形強度のあ
る製品の開発が望まれているわけであるが、充填成形が
困難であった。従来より行われている固形状化粧料の成
形法は、一般に化粧料組成物を十分に混合後、圧縮成形
法、押し出し成形法、流し込み溶融充填成形法等にて!
2遺している。例えば、圧縮成形法では、中皿をプレス
機雌型に設置し、化粧料組成物を該雌型に充・填した後
、雄型により加圧することによって固形状化粧料を得て
いる。押し出し成形法では、化粧料組成物をスクリュー
の回転によりノズル先端から押し出し、棒状の化粧料を
得ている。また、流し込み溶融充填成形法は、化粧料組
成物を加熱し、ワックス成分を溶融し流動性をもたせて
、中皿又は金型に流し込んで充填することにより、固形
状化粧料を得ている。
伯に、特殊な成形法として、化粧料基剤と揮発性溶剤と
を混合してスラリー状とし、これを容器又は金型等に充
填した後、溶剤を除去して固化させる溶剤法、また、化
粧料基剤と揮発性溶剤とを混合してスラリー状とした粘
性物を、低圧圧入しながら溶剤を吸収体により吸引し、
充填固化する成形法(特開昭56−127305号公報
)、及び粘状化粧iに成形時、r性化される化粧料組成
物)を容器裏面の小開穴より圧入充填し、そのi後、容
器表面の開口面から冷却板により冷却固化する成形法(
特開昭63−156709号公報)、高融点油Naと粉
体を造粒し、圧縮成形する方法(特開昭57−1123
15号公報〉が提案されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 圧縮成形法により得られた固形状化粧料は、形状が単純
で平面的なものに限られ、複雑な形状、例えば、球状、
棒状となると圧縮が不均一となり、成形時、欠けたり、
ひび割れを生じ、また強度的に弱く、耐衝撃性に劣り、
肌あるいはパフなどへの付きが悪いという欠陥を生じる
。さらに、バインダー量にも糾限が有り、処方的に制約
される欠点を有している。押し出し成形法によって得ら
れた成形体は、円柱、角柱に限られ、球状あるいは砲弾
型には不向きであり、この形状に加工するとなると、押
し出し成形した後に金型で打ち抜く工程が必要となり、
かなりの手間、コストがかかる。
また、該成形法は、スクリューにて混練しながら押し出
す鳥、押し出し時、ノズル先層にて成形品が彫鰻する。
所望の寸法を得るには、化粧料基剤の処方及びノズルの
設計が極めて困難であるという欠点を有している。流し
込み溶融充填法は、容器又は中皿に充填成形する場合、
充填圧力が小さい為、充填する化粧料基剤は、溶融時、
低粘性の液状のものに限られ、高粘性。
高粘着性のものでは充填が不可能となり、化粧料基剤の
処方に制約を受ける欠点を有している。溶剤法では、バ
インダー量が多い場合は強度的に強いが、使用上、べた
つき感を覚え、経時でよれてむらになる。又、バインダ
ー量が少ない場合は、強度的にもろく、耐衝撃性に劣る
という欠点を有している。
特開昭56−127305号公報記載の方法では、溶剤
を回収する為の特別な装置が必要となり、コスト的に高
く、また溶剤吸引の鳥、化粧料内のバインダー量及び色
素量にバラツキが生じ、−足部量配合することが非常に
難しく、成形体は強度的にもろく、耐衝撃性に劣るとい
う欠点を有している。
又、特開昭63−156709号公報記載の方法では、
充填後の冷却が容aS面の開口部−面のみである為、冷
却効率が低(、冷却固化するまでに時間を要する。又、
充填時、化粧料組成物に流動性を持たせる為、バインダ
ー量が多いという処方的刺約を受け、又、使用上は、べ
たつき感を覚え、経時でよれてむらになるといつを欠点
を有している。
また特開昭57 112315号公報記載の方法は、強
度的に強くすると、肌への付着カイ要く使用時のタッチ
が悪くなり、また、感触を重視すると、強度的に弱く耐
衝撃性に劣るという欠点を有している。
本発明は、これら前記先行技術の欠壱を改良した固形状
化粧料の製造方法を提供することを目的とする。
く問題を解決するための手段〉 本発明者等は、前記目的を達成すべく鋭意研究の結果、
化粧料組成物、例えば、固型油分を含有する油分と粉体
とを主成分とする化粧料組成物、液状油分と粉体とを主
成分とする化粧料組成物、又は、油分と粉体とを主成分
とする化粧料組成物に溶剤(例えば、シリコーンオイル
、低級アルコール、イソパラフィン、水等)を添加した
粘状化粧剤を型締めされた複数gi取り金型中に圧入成
形することにより、成形体の硬度むらがなく、かつ、あ
らゆる形に成形できる多形状性、形状保持性、十分な強
度を持ち、又、使用上は、肌への付着。
伸び等が良好で、かさつき感、べたつき感がなく、又、
化粧持ちが良く、ハンカチ、コーヒーカップ等への再付
着のない良好な使用感を有する、固形状化粧料を生産性
よく自動成形出来ることを見い出し、本発明を完成する
に至った。
即ち、本発明は、粉体と油剤を主成分とする化粧料基剤
をホブバーよりスクリュー又はプランジャー内蔵の加熱
ンリンダー内に送り込み、塑性化し、スクリュー又はプ
ランジャーにより所定量を計量後、型締めされた14i
取り又は複数個取り金型内にスクリュー又はプランジャ
ーの前進により圧入し、金型中にて冷却固化する工程を
連続的に繰返すことにより成形することを特徴とする固
形状化粧料の製造方法である。
本発明の方法においては、金型の型締め力(F)が[1
]式を満足する場合に特に顕著な効果が得られる。
又、圧入圧 Pは10(kgloli )以上が望まし
い。
F≧PxS・・・・・・〔11式 ここでF:型締め力(kg) P:圧入圧(”/、j ”) S:金型キャビティ(雌型)の近影面積(−)また、本
発明の方法は、化粧料基剤が固型油分を含めた油剤の配
合量が45重量パーセント以下の場合、即ち粉体量が相
対的に多量の場合に特に顕著な効果が得られる。特に、
従来成形困難な油分量25〜40玉量%の粘状ブレスタ
イプと液状流し込みタイプとの中間の油分量を持つ化粧
料組成物に顕著な効果がある。
次に本発明で用いる成形装置について基本構成を説明す
る。
本発明で用いる成形装置は、基本的には、圧入ユニット
(加熱ユニット)、型締めユニット(冷却ユニット)。
油圧ユニット、制御ユニットの4ユニツトから構成され
ている。圧入ユニットは第1図に示すように原料を貯留
、供給するためのホッパー■、スクリュー又はプランジ
ャーを前進させ、圧入圧力を立て、圧入速度を与えるた
めの油圧シリンダー(6)、加熱シリンダーの先端に位
置して可腰化した原料を金型内に注入するためのノズル
■等で構成されている。加熱シリンダーの加熱方式は、
直接加熱のヒータ一方式9量接加熱のジャケット方式が
有り、設定温度の微調整を考慮すると、ジャケット方式
のほうが好ましい。
型式的には、横型、縦型、金型の入れ替え可能な縦型、
またはターンテーブル上に1個取りあるいは複数個取り
金型を数個備えた縦型等がある。
又、低粘性の流動性の良い化粧料組成物の場合には、油
圧ンリンダーの代わりに水圧シリンダー、エアーシJン
ダーにて圧力注入することも可能である。
又、流動性の悪い原料、例えば高粘性の原料の場合には
、ホッパーの代わりにプランジャー式押し込み機を設置
することも出来る。
金型ユニットは、金型をサポートするための固定及び可
動の2つの型盤、型開閉のための可動盤の移動動作をさ
せると共に、型締め力を発生させる油圧シリンダー等で
構成されている。また、金型の構成は、目的とする成形
体の形状、使用する化粧料基剤の性状等により、種々変
えることが出来る。例えば、固定例と移動側金型との間
にもう一枚のプレートを持つた3枚金型、あるいは3つ
割り以上で構成された割り型等がある。
油圧ユニットは、前記の両ユニットを構成している油圧
シリンダーに、油圧を供給するための図外の電動機、ポ
ンプ等で構成されている。
制御ユニットは、電導機や加熱装置の制御及び一連の作
動シーケンスの制御を行わせる構成になっており、必要
に応じてロボットにて自動取り出しが可能な機構を紐み
込んでもよい。
基本的には前述記載の構成となるが、射出、梨締め等の
駆動源が油圧ではなく、サーボモータ等で駆動される型
式もある。
本発明は、口紅剤、ファンデーション剤、はぼ紅剤。
アイシャドー剤、固形状パウダー香水荊、固形状パウダ
ーデオドラント剤、固形状ひげそり剤等を始めとする各
種の粘状化粧料を前記成形装置にて金型内に正大成形す
ることにより、冷却固化は極めて効率良く迅速に出来る
と共に、均一な充填密度で形状保持性が良く、あらゆる
形に成形できる多形状性、十分な強度、又、使用上は、
肌への付着、伸び等が良好で、かさつき感。
べたつき感がなく、又、化粧持ちが良く、ハンカチ。
コーヒーカップ等への再付着のない良好な使用感を有す
る固形状化粧料を生産性良く製造することが出来る。
本発明で用いる化粧料組成物は、固形油分を含有する油
剤と粉体基剤を主成分とし、所望により添加剤等が配合
される。粉体基剤としては、通常メークアップ化粧料に
用いられるものであれば使用可能であり、特に糾限を受
けるものではない。斯かる化粧料粉体としてよ、例えば
タルク、カオリン、マイカ、炭酸マグネノウム、ケイ酸
アルミニウムマグ不ソウム、炭酸カルシウム、ケイ酸マ
グネシウム、シリカなどの無機体質顔料、酸化チタン、
酸化亜鉛などの無機白色顔料;雲eチタン、酸化鉄処理
雲母チタンなどのパール剤、タール系色素などの有機着
色顔料;ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、ア
クリルパウダー、ポリエステチルパウダー、シルクパウ
ダー、結晶セルロースなどの有機粉体:ラウリン酸亜鉛
、ステアリン酸亜鉛などの金属石ケン粉体などが挙げら
れ、これらの中から一種又は二種以上を選択して用いる
ことができる。又は、上記化粧料粉体を二種以上複合さ
せた複合粉体も一種濱又は二種以上を選択して用いるこ
とができる。
尚、これら化粧用粉体、複合粉体は、公知の例えばシリ
コーン、金属石ケン、レシチン、コラーゲン等を用いて
表面処理を施したものでもよい。この場合には、油分を
若干減らしても粘状化粧剤の流動性を保持することが出
来、成形上有利となる。また、固形油分を含有する油分
としては、通常化粧料に用いられる液状。
半固形状、固形状の油脂、炭化水素油、エステル油。
シリコーン油、高級脂肪酸、高級アルコールなどが用い
られる。例えば、流動パラフィン、スクワラン、ポリブ
テン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワッ
クス、セレシンワックス、ポリエチレン、ワセリン、ヒ
マシ油、ホホバ油、マクデミアナツツ油、ミリスチン酸
イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル。
ステアリン酸イソセチル、ミリスチン酸イソセチル。
バルミチン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セチル。
ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸オクチ
ルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ラノリン。
ジメチルポリシロキサン、メチルポリシロキサン、オレ
イン酸、オレイルアルコール等が挙げられるが、これら
に限定されるものではな(、これらの中から一種又は二
種以上を選択して用いる。
又、添加剤としては、例えば防腐剤、紫外線吸収剤。
増粘剤、無機塩、香料等が挙げられるが、これらに限定
されるものではなく、所望により配合される。
また、粉体プレスタイプ、粘状プレスタイプ化粧料等油
分配合量の少ない化粧料の場合には、溶剤を加え、本発
明の製造方法により成形後、溶剤を乾燥除去することに
より粉体プレスタイプ、粘状プレスタイプも容易に製造
できる。
以下、本発明を装置実施例、また処方実施例にて、更に
詳細に説明する。
ただし、本発明は、下記実施例に限定されるものではな
い。
く装置実施例〉 以下、添付した図面を参照して本発明に係る製造方法及
び装置の実施例を説明する。
第1図は、固形状化粧料の成形を実現した実施例を示す
装置の主要部の縦断面図である。
第1図に示す実施例装置は、口紅、ファンデージ町ン等
の粘状化粧剤を投入するホッパー■、粘状化粧剤を加熱
シリンダー■内に送り込むスクリュー■、金型■内に圧
力注入するためのノズル(4)より成っている。
また、化粧剤が圧力注入される金型は、固定盤に固定さ
れる固定側と、可動盤に固定される可動例との2つに分
かれる構成になっており、この金型を常時一定の温度に
加熱、又は冷却すべき図外の加熱冷却装置、例えば循環
加熱冷却水の加熱、又は冷却作用にて金型を加魅、又は
冷却するようにした、適宜の加熱冷却装置を有している
上述のような実施例装置より実現される本発明の方法に
ついて説明すると以下の通りである。
即ち、本発明に係る方法は、口紅を始めとする各種粘状
化粧料(例えば、固型油分を含有する油分と粉末とを主
成分とする化粧料基剤)をホッパーより投入し、加熱シ
リンダーに内蔵されたスクリューの回転により、シリン
ダー前方に可塑化されながら送り込まれると同時にスク
リューは後退し始め、設定長スクリューが後退すると、
自動的にスクリューの回転は停止となりシリンダー前方
部に化粧料基剤のたまりができ、所定量が計量される。
次いで、移動側金型の型閉じが始まり、設定圧力で型締
めされると前記圧入ユニットが前進し、ノズルが固定側
金型に接圧される。次いで、シリンダー前方部に計量さ
れた化粧料基剤は、ノズル先端より金型(好ましくはス
プール、ランナー、ゲートを備えた金型)内に設定圧力
にて圧力注入され、設定圧力、設定時間保圧されたまま
、冷却固化されると圧入ユニットが後退、型開きし、成
形品が取り出されると云う基本的なステップを踏むこと
により、成形される覗遣方法である。
又、金型は、一定温度40〜140℃、好ましくは50
〜90℃に加温し、組成物注入後60℃以下、好ましく
は5〜40℃に冷却する。あるいは、あらかじめ60℃
以下、好ましくは5〜40℃に冷却された金型内に組成
物を圧入する。
なお、本発明においては、金型キャビティの設計により
任意の個数を同時に成形できる多数値取り成形が可能で
ある。
〈処方実施例〈1)〉棒状口紅 配合組成物 配合重量% く比較例(1)〉棒状口紅 配合組成物 配合重量% バール顔料 10.0 T  o  t  a  l            
   100、O上2A、Bを混合、第2図、第3図に
示す4個取り金型をセットした本装置にて、可塑化温度
70℃、圧入圧70 ”/d、型締め力20t、金型温
度10’CI:で成形した。従来、成形困難である粉体
65重量%、油分35重量%で棒状口紅化粧料が成形さ
れた。
Tota!                  10
0.OCを80℃にて溶解混合し、Aを加えロールミル
にて分散混合し、溶解したものにBを加え混合する。こ
れを通常使用されている口紅成形金型に流し込み方法に
より成形した。製品は、感触的にべたつき感を覚え、カ
ップ等に容易に再付着する。
〈比較例(2)〉棒状口紅 比較例(1)と同一組成物〈油分が454量%より多い
組成物)を、第2囚、第3図に示す4値取金型をセット
した本装置llこて可票化温度り0℃、圧入圧70kg
/ci、型締め力10t、金型温度10℃にて成形した
。成形品は、多形状性、生産性は良いが、感触的にべた
つき感を覚え、カップ等に容易に再付着する。
く比較例(3)〉棒状口紅 処方実施例(1)と同一組成物を、流し込み溶融充填法
にて成形を試みたが、流動性が得られず成形不能であっ
た。
処 方 実 施 例 ア イ シ ト 配 組 放物 配 重 量 % セ レ シ ン ワ ク ス 5.0 ] Total               105.O
Bを溶解混合し、Cを加えて50℃としたものをAと混
合する。これを第4図、第5図に示す金型をセットした
本装置にて可盟化温M50℃、圧入圧50WE/i、型
締め力Jot、金型温度20℃にて成形した。更に成形
体を80℃にて乾燥しシリコーンオイルを除去した。成
形性、感触ともに良好なものであった。
比 較 例 配 台紐 成 物 ア イ シ ヤ ド 配 重 量 % 〈処方実施例(3)〉ファンデーノヨン配合組成物  
      配合重量%To  t  a  l   
            100.0ヘンシエルミキサ
ーにてBを溶解混合したものとAとをff#ffi合し
、ハンマーミルにて粉砕した後、プレス成形にて全血に
プレスし成形した。
Total                    
 100.0上記A、Bを混合、第4図、第5図に示す
金型をセットした本装置にて、可塑化温度70℃、注入
圧150kl/、i、!2締め力30t、金型温度10
℃にて成形した。従来、成形困難である粘状プレスタイ
プと液状流し込みタイプとの中間品であるファンデーシ
ョンが成形された。感触は、前述したように非常に良好
なものであった。
〈比較例(5)〉ファンデーション 配 台紐 成 物 配 工 量 〈処方実施例〈4)〉棒状口紅化粧料 処方実施例(1)の組成物を第2図、第3図に示す4個
取り金型(金型キャビティの透影面積: 5=70CI
II)をセブトした本装置にて、可=化温度り0℃、圧
入圧:P=70kt/−、よって型締め力FO= p 
x s =4、900 k gとなル、型締めカニ F
、=6.000k g。
金型温度lO℃にて実験した。型締め力がFOより大き
いFlの場合には、金型、成形体ともにきれいなものと
なった。
Total               100.0
ヘンシエルミキサーにてBを溶解混合したものとAとを
撹拌混合し、ハンマーミルにて粉砕した。この化粧料組
成物と有機溶剤とを配合比1:2!量%の割り合いにて
混合し、特開昭56−127305号公報:8載の方法
にて全血に充填成形した。
く比較例〈6〉〉棒状口紅化粧料 処方実施例(1)の組成物を第2図、第3図に示す4@
取り金型(金型キャビティの透影面積+5=70−)を
セブトした本装置にて、可塑化温度70℃、圧入圧:P
=70’Vd、よって型締め力FO= P X S =
4.900kgとなる。型締めカニFt=4.000k
g。
全型温110℃にて実験した。型締め力がFOの値より
小さいF2の場合には、型締め力が不充分であり、組成
物が金型キャビティよりはみ出し、金型を汚し、成形体
はパリが出て、不充分なものであった。
表1 折れ強度:レオメータ−NRM−2002Jにて成形体
を固定し、その地点より、距111110mmtlれた
地点に速度2−/’seeにて加重していき、成形体に
折れを生じた加重量値。
成形体直径・9mm 落下強度:高さ50cmより厚さ20mmのベニヤ合板
上に成形体を自然落下し、該成形体に初めてひび、又は
割れ等を生じた落下回数。
金回:直径 58mm、高さ5mm 実施例と比較例とを対比した表1からも明らかなように
、本発明の方法は生産性が良く、多形状性に優れると共
に得られる化粧料も、形状保持性、十分な強度(特に棒
状化粧料は、肌、パフへの付きと折れ強度との関係が最
重要ポイントであるが、本方法にて得られた棒状化粧料
は、付きが良く、折れ強度は従来品と比べ、2倍の値と
なった。)を持ち、使用上ソフトな感触で化粧持ちが良
く、ハンカチ、コーヒーカップなどへの再付着がない等
、優れた特性を有するものであった。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明方法に用いる装置の一例を示す断面図
であり、Aは一体化した状態、Bは圧入ユニットと金型
ユニット(固定側と可動11II)を分離した状態を示
す。第2図、第3図は棒状成形体用の金型及び金型キャ
ビティの一例を示す断面図であり、第4図、第5図は、
平面状成形体用の金型及び金型キャビティの一例を示す
断面図である。 第1図の各名称 1 ホッパー、2 ンリンダー、3 スクリュー4 ノ
ズル、5 金型、6 油圧シリンダ、7 油圧モータ、
8・ヒーター、9 冷却水孔、10  材料。 11 成形品 第2図乃至第5図の名称 12:固定側取付は板、13:固定1111I型板、1
4・キャビティー215:移動側型板、16.スペーサ
ブロック、17 エジェクタプレート1.18・移動傷
取付は板 第2図 第3図 第4図 第゛5図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粉体と油剤を主成分とする化粧料基剤をホッパー
    よりスクリュー又はプランジャー内蔵の加熱シリンダー
    内に送り込み、塑性化し、スクリュー又はプランジャー
    により所定量を計量後、型締めされた1個取り又は複数
    個取り金型内にスクリュー又はプランジャーの前進によ
    り圧入し、金型中にて冷却固化する工程を連続的に繰返
    すことにより成形することを特徴とする固形状化粧料の
    製造方法。
  2. (2)金型の型締め力(F)が[1]式で表されること
    を特徴とする請求項1記載の方法。 F≧P×S・・・・・・[1]式 ここでF:型締め力(kg) P:圧入圧(kg/cm^2) S:金型キャビティ(雌型)の透影面積(cm^2)(
    3)化粧料基剤の固型油分を含めた油剤の配合量が45
    重量パーセント以下である請求項1記載の方法。
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JP2006001884A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Pola Chem Ind Inc 固形化粧料の製造方法

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