JPH04108436U - シートバツクロツク機構 - Google Patents

シートバツクロツク機構

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JPH04108436U
JPH04108436U JP1188791U JP1188791U JPH04108436U JP H04108436 U JPH04108436 U JP H04108436U JP 1188791 U JP1188791 U JP 1188791U JP 1188791 U JP1188791 U JP 1188791U JP H04108436 U JPH04108436 U JP H04108436U
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JP
Japan
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lock
seat back
seatback
locking
upright
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Pending
Application number
JP1188791U
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English (en)
Inventor
浩志 吉牟田
光司 金平
Original Assignee
株式会社アイテス
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 別のロック機構を用いずに、共通のロック部
材9,21で、シートバック2を起立状態と前倒し状態
とにそれぞれ容易にロック保持することができ、構成が
非常に簡単で、コストの低減が図れるシートバックロッ
ク機構を提供することを目的とする。 【構成】 シートバック2の下端部より突設されたロッ
クピン9と、下側部に前記ロックピン9と係合するシー
トバック起立ロック用凹部21を有したロック操作レバ
ー23と、このロック操作レバー23を常時下方に付勢
するスプリング12とを備え、且つ前記ロック操作レバ
ー23には前記シートバック起立ロック用凹部21の外
に、前記シートバック2を前倒しすると前記ロックピン
9が係合するシートバック前倒しロック用凹部22を設
けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小型商業車両やワンボックスカーなどのトラック系の車両用シート のシートバックロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来のトラック等の車両用シートとしては例えば、図4に示すものが ある。これはベンチタイプのもので、横長なシートクッション1と、この後部に やや後傾状態に立設されたシートバック2とからなる。このシートバック2は左 右のヒンジを介し前倒し可能となっている。こうした前倒し可能なシートバック 2を起立状態にロック保持するシートバックロック機構が図3(a)(b)に示 す如く設けられている。
【0003】 つまり、前記シートクッション1のフレーム4の後端側部に固定ブラケット5 が後傾状態に立設固定され、シートバック2のフレーム6の下端側部にはヒンジ ブラケット7が取り付けられ、このヒンジブラケット7の略中間前側部がヒンジ ピン8を介して前記固定ブラケット5の上端部に枢着されて、該シートバック2 が前倒し可能になっている。このシートバック2のヒンジブラケット7の下端部 から内側に向けロックピン9が突設されていると共に、前記固定ブラケット5の 下端部にヒンジピン10を介し前端部を枢着することでロック操作レバー11が 後方に延出した状態で上下に回動可能に設けられ、このロック操作レバー11の 下側縁部に前記ロックピン9と係合するシートバック起立ロック用凹部12が形 成されている。またそのロック操作レバー11を常時下方に付勢するスプリング 13が設けられている。
【0004】 そして、シートバック2を前方から後方に起立回動すれば、ロックピン9がヒ ンジピン8を中心に下方に回動して図3(a)に示す如くロック操作レバー11 のシートバック起立ロック用凹部12と係合し、シートバック2を起立状態にロ ック保持する。
【0005】 シートバック2を起立状態から前倒し状態にしたい時は、図3(a)の仮想線 に示す如くロック操作レバー11をスプリング13の付勢力に抗して手で引き上 げ回動操作し、シートバック起立ロック用凹部11とロックピン9との係合を解 除する。このロック解除状態でシートバック2をヒンジピン8を中心に前方に回 動させることにより、図3(b)に示す如くシートバック2は前倒し状態となる 。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した従来のシートバックロック機構では、シートバック2を前 倒しした状態でロック保持することができない。このために前倒ししたシートバ ック2が走行中に上下にバタバタ動いて、危険を招いたり、その上に載せた荷物 が落ちたりする不都合があった。
【0007】 この防止対策として、従来では前記シートバックロック機構と別に図4及び図 5に示す如くシートバック締付用ベルト15を設け、これで前傾ししたシートバ ック2をシートクッション1に止め付けて保持していた。しかし、この場合は該 ベルト15をシートバック2の背面に設置しておかなければならず、体裁が悪い と共に、そのベルト締め付け作業が面倒でわずらわしい問題があった。
【0008】 本考案は前記事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、別のロッ ク機構を用いずに、共通のロック部材で、シートバックを起立状態と前倒し状態 とにそれぞれ容易にロック保持することができ、構成が非常に簡単で、コストの 低減が図れるシートバックロック機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の考案のシートバックロック機構は、前記目的を達成するために、前倒し 可能なシートバックを起立状態にロック保持するロック部材に、シートバックの 前倒し状態のロック保持機能を持たせた構成としている。
【0010】 第2の考案のシートバックロック機構は、前記目的を達成するために、シート クッションの後端側部に枢着されて前倒し可能に設けたシートバックの下端部よ り突設されたロックピンと、前端部が前記シートクッションの後端側部の前記シ ートバック枢着部より前側に枢着されて後方に延出され且つ下側部に前記ロック ピンと係合するシートバック起立ロック用凹部を有したロック操作レバーと、こ のロック操作レバーを常時下方に付勢してロック状態を保持する付勢手段とを備 え、且つ前記ロック操作レバーの下側部のシートバック起立ロック用凹部よりさ らに後方部位に前記シートバックを前倒しすると前記ロックピンが係合するシー トバック前倒しロック用凹部を設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】
前述した第1の考案の構成のシートバックロック機構は、シートバックの起立 状態のロック保持とシートバックの前倒し状態のロック保持との両機能を備えて いるので、従来のシートバック締付け用ベルトのような他のロック機構を用いな いで、シートバックの起立状態の保持とシートバックの前倒し状態の保持とを同 一のロック部材で行い得るようになる。
【0012】 前記第2の考案のシートバックロック機構によれば、シートバックを起立させ ると、従来同様にロックピンが前方に回動し、このロックピンとロック操作レバ ーのシートバック起立ロック用凹部とが付勢手段により自動的に係合する。これ でシートバックは起立状態にロック保持される。
【0013】 この起立状態からシートバックを前倒しする場合は、前記ロック操作レバーを 付勢手段に抗し手で引き上げ回動し、シートバック起立ロック用凹部とロックピ ンとの係合を解除する。そのままシートバックを前倒しさせると、前記ロックピ ンが後方に回動し、このロックピンとロック操作レバーのシートバック前倒しロ ック用凹部とが付勢手段により自動的に係合する。これでシートバックは前倒し 状態にロック保持され、上下にバタバタ動くことがなくなる。
【0014】 なお、この状態から再びシートバックを起立させるには、前記ロック操作レバ ーを付勢手段に抗して手で更に上方に引上げ回動し、シートバック前倒しロック 用凹部とロックピンとの係合を解除する。この状態でシートバックを上方に回動 させれば起立状態に戻る。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の車両用シートのシートバックロック機構の一実施例を図1及び 図2に基づいて説明する。なお、図中前記図3乃至図5に示した構成と重複する ものには同一符号を付して説明の簡略化を図る。
【0016】 まず、全体構成は前述した従来のシートバックロック機構と基本的に略同様で 、シートクッション1のフレーム4の後端側部に固定ブラケット5が後傾状態に 立設固定され、シートバック2のフレーム6の下端側部にヒンジブラケット7が 取り付けられ、このヒンジブラケット7の略中間前側部がヒンジピン8を介して 前記固定ブラケット5の上端部に枢着されて、該シートバック2が前倒し可能に なっている。このシートバック2のヒンジブラケット7の下端部から内側に向け ロックピン9が突設されていると共に、前記固定ブラケット5の下端部にヒンジ ピン10を介し前端部を枢着することでロック操作レバー21が後方に延出した 状態で上下に回動可能に設けられ、更にそのロック操作レバー21を常時下方に 付勢するスプリング13が設けられている。
【0017】 ここで、前記ロック操作レバー21は、従来のものより長尺なもで、この下側 縁部の中間よりやや前端側寄り部位にシートバック起立ロック用凹部22が形成 されていると共に、中間より後端側寄り部位にシートバック前倒しロック用凹部 23が形成されている。前記シートバック起立ロック用凹部22は、従来同様に シートバック2を起立回動することでロックピン9と係合して、該シートバック 2を起立状態にロック保持する。一方前記シートバック前倒しロック用凹部23 は、ロック操作レバー21の下部に前傾状態で逆U字形状に切欠形成されたもの で、前記シートバック2を前倒しすると、前記ロックピン9が係合して、該シー トバック2を前倒し状態にロック保持する構成である。
【0018】 而して、このように構成されたシートバックロック機構では、まずシートバッ ク2を起立回動させると、従来同様にロックピン9が下側前方に回動し、図1( a)に実線で示す如くそのロックピン9とロック操作レバー21の前端寄り部位 のシートバック起立ロック用凹部22とが自動的に係合し、その係合状態がスプ リング13の付勢により維持されて、シートバック2を起立状態にロック保持す る。
【0019】 この起立状態からシートバック2を前倒しする場合は、前記ロック操作レバー 21をスプリング13に抗し手で図1(a)の想像線に示す如く引き上げ回動し 、シートバック起立ロック用凹部22とロックピン9との係合を解除する。その ままシートバック2を前方に押せば前倒しできるようになる。こうしてシートバ ック2を前倒しして水平レベルより前下がりとなるまでシートクッション1上面 に押し付けると、前記ロックピン9が後方に回動し、このロックピン9とロック 操作レバー21の後端寄り部位のシートバック前倒しロック用凹部23とが自動 的に係合する。この状態でシートバック2の押し付けを解除すると、そのシート バック2はシートクッションに押し戻されて略水平な前倒し状態に戻り、図1( b)に示す如くロックピン9とシートバック前倒しロック用凹部23とが完全に 係合し、その係合状態がスプリング13の付勢により維持されて、シートバック 2を前倒し状態にロック保持する。この前倒しロック状態では、ロックピン9の ヒンジピン8を中心とするロックピン9の回動軌跡Aと、ヒンジピン10を中心 とする前倒しロック用凹部23の回動軌跡Bとが図1(b)に示す如くクロスす るので、その両者の係合が外れることがなく、シートバック2は前倒し状態で上 下にバタバタ動くことなくロック保持される。
【0020】 なお、この前倒しロック状態から再びシートバック2を起立させるには、その シートバック2を一度水平レベルより前下がりとなるまでシートクッション1上 面に押し付けると共に、ロック操作レバー21をスプリング13に抗して手で図 1(b)の位置より更に上方に引上げ回動する。これでロックピン9とシートバ ック前倒しロック用凹部23との係合が外れ、そのままシートバック2を上方に 回動させれば起立状態に復帰できるようになる。
【0021】 なお、本考案は前述した実施例のみに限定されることなく、ロック操作レバー 23の下側部に2個以上のシートバックロック用凹部を形成することにより、シ ートバック2を各種角度に段階的にロック保持することができるようになる。
【0022】
【考案の効果】
本考案のシートバックロック機構は、前述した如く構成したから、別のロック 機構を用いずに、共通のロック部材で、シートバックを起立状態と前倒し状態と にそれぞれ容易にロック保持することができ、構成が非常に簡単で、コストの低 減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシートバックロック機構の一実施例を
示すもので、(a)はシートバックの起立ロック状態の
部分側面図、(b)はシートバックの前倒しロック状態
の部分側面図。
【図2】同上シートバックロック機構の分解斜視図。
【図3】従来のシートバックロック機構を示すもので、
(a)はシートバックの起立ロック状態の部分側面図、
(b)はシートバックの前倒しロック状態の部分側面
図。
【図4】従来の車両用シートのシートバックを起立させ
た状態を背面から見た斜視図。
【図5】従来の車両用シートのシートバックを前倒しさ
せた状態を背面から見た斜視図。
【符号の説明】
1…シートクッション、2…シートバック、9,13,
21…ロック部材(9…ロックピン、13…スプリン
グ,21…ロック操作レバー)、22…シートバック起
立ロック用凹部、23…シートバック前倒しロック用凹
部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前倒し可能なシートバックを起立状態に
    ロック保持するロック部材を設けたシートバックロック
    機構において、前記ロック部材はシートバックの起立状
    態のロック保持と前倒し状態のロック保持との両機能を
    備えたことを特徴とするシートバックロック機構。
  2. 【請求項2】 シートクッションの後端側部に枢着され
    て前倒し可能に設けたシートバックの下端部より突設さ
    れたロックピンと、前端部が前記シートクッションの後
    端側部の前記シートバック枢着部より前側に枢着されて
    後方に延出され且つ下側部に前記ロックピンと係合する
    シートバック起立ロック用凹部を有したロック操作レバ
    ーと、このロック操作レバーを常時下方に付勢してロッ
    ク状態を保持する付勢手段とを備えたシートバックロッ
    ク機構において、前記ロック操作レバーの下側部のシー
    トバック起立ロック用凹部よりさらに後方部位に前記シ
    ートバックを前倒しすると前記ロックピンが係合するシ
    ートバック前倒しロック用凹部を設けたことを特徴とす
    るシートバックロック機構。
JP1188791U 1991-03-06 1991-03-06 シートバツクロツク機構 Pending JPH04108436U (ja)

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JP1188791U JPH04108436U (ja) 1991-03-06 1991-03-06 シートバツクロツク機構

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JPH04108436U true JPH04108436U (ja) 1992-09-18

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