JPH0410815Y2 - - Google Patents

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JPH0410815Y2
JPH0410815Y2 JP19021786U JP19021786U JPH0410815Y2 JP H0410815 Y2 JPH0410815 Y2 JP H0410815Y2 JP 19021786 U JP19021786 U JP 19021786U JP 19021786 U JP19021786 U JP 19021786U JP H0410815 Y2 JPH0410815 Y2 JP H0410815Y2
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water
sheet
diaper
cut
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、従来切り棄てられていたトリムカツ
ト部シートを有効利用することにより、生産コス
トの低減及び構造の強化を達成した使い捨ておし
めに関するものである。
[従来の技術] 使い捨ておしめ(以下単におしめということが
ある)は所謂布製おしめに比べて衛生的でありし
かも使い易いという理由から利用者が急激に増加
している。第4図はこの様な使い捨ておしめの構
成を、製造手順の要点と共に示す斜視図で、白抜
き矢印方向に沿つて帯状に連続して製造されるお
しめの内1着分のおしめを切断線X−Xに沿つて
切り取つて、一部を破断してその内部構造を示し
ている。即ちおしめ1は透水性シート(不織布
等)2と封水性シート(プラスチツクフイルム
等)3を、その中間に平面視が鼓形で且つ上記両
シート2,3よりは小面積のシート状吸水体4を
挟む様にして重ね合わせたものであり、透水性シ
ート2および封水性シート3の周縁部をホツトメ
ルト等によつて接着している。又鼓形吸水体4の
狭幅部分に対応する封水性シート3の両縁に伸長
状態の弾性体10,10を貼着するのが一般的で
ある。この様な使い捨ておしめ1を使用するに際
しては透水性シート2側を内面(乳児等の股部に
接する)側とし、狭幅部Nを乳児等の股部に当接
させると共に、広幅部分W,Wを腹部及び背部に
沿わせる様に折り曲げ、更におしめ1の隅角部5
と隅角部5aを、又隅角部6と隅角部6aをフア
スナーテープ等によつて夫々連結して装着する。
[考案が解決しようとする問題点] 上記使い捨ておしめは、使い捨て商品である為
に市販価格を安価にすることが強く要請されてお
り、品質改善と共に生産コストの低減が重要な研
究課題となつている。本考案者等もこうした観点
からおしめ構造の見直しを常に心がけており、生
産コストの低減と品質の向上につながる様なおし
め構造の改良研究を行なつている。
本考案の使い捨ておしめはこうした経緯の中で
完成に至つたものである。
[問題点を解決するための手段] しかして本考案使い捨ておしめは、封水性シー
トと透水性シートの間に吸水体を介挿してなる使
い捨ておしめであつて、股部に相当する部分の両
耳側から切離された透水性シート及び/又は封水
性シートを、胴部に相当する部分の両耳側から突
出する様に該胴部に貼着されてなる点に要旨を有
するものである。
[作用] 第4図のおしめの構造から理解される様に、封
水性シート3および透水性シート2は、着用性の
観点から、股部に当接されるべき狭幅部Nを中心
としてくびれた様な鼓型形状を呈している。封水
性シート3及び透水性シート2の形状をこの様な
鼓型に調製するに当たつての従来プロセスは、一
定幅の帯状封水性シート3及び帯状透水性シート
2を第4図に示す様に重ね合わせた後、X−X線
位置での切断前に狭幅部N相当部をトリムカツト
するという方式を採用している。その為従来の製
造工程ではトリムカツトした切離片が発生し、該
切離片は特に利用されることもなく廃棄されてい
た。
そこで本考案者等は上記切離片を広幅部W(胴
部)に相当する部分の両耳側から突出する様に該
胴部に貼着すれば、廃棄物の有効利用になつて生
産コストの低減が達成されると共に、意外なこと
におしめの性能を向上させるという効果も得られ
ることを見出した。
即ち切離片の貼着により胴部相当部の幅は原料
シート幅よの大きくなり、原料シート幅より胴部
幅の広い製品おしめを得ることができる。従つて
従来と同じ胴部幅のおしめを得る場合には従来よ
りもシート幅の狭い原材料を使用することが可能
となり、原料コストの低減という効果を得ること
ができる。この様な原料シート幅の縮少は帯状シ
ートの長さ方向に一律に及ぶものであり、原料シ
ートコストの低減による経済的効果は大きい。又
本考案を採用すると、切離片貼着部分におけるシ
ート積層厚さが増大することとなるので貼着部を
強化するという効果が期待でき、殊に後述の第2
図に示す如く切離片の長手方向がシート幅方向を
指向する様に、換言すれば切離片が胴部を周回す
る方向に貼着されたおしめではいつそう大きな補
強効果を得ることができる。
本考案における切離片貼着の態様については特
に制限がないが、原料シート幅を節減する為にも
切離シートが胴部相当部分から突出する様に貼着
されたものであることを必要とする。又貼着する
シートについては透水性シートと封水性シートの
いずれか一方でもよくあるいは両法であつてもよ
いが、胴部相当部の両耳側から突出する部分にあ
る程度の強度を保持させる為には封水性シートと
透水性シートの双方を貼着したものであることが
望ましい。貼着操作は、従来と同様の製造工程の
中で発生する封水性シート3と透水性シート2の
積層切離片を、X−X線位置での切断前に胴部相
当部の両耳部にX−X線を跨いであるいはX−X
線の長手方向一方側に封水面同士若しくは透水面
同士あるいは封水面と透水面が密着する様に貼着
するのが一般的であるが、これに限定される訳で
はなく封水性シート3と透水性シート2のいずれ
か一方又は双方の股部相当部分両耳部を、重ね合
わせ工程へ至るまでの段階で所定の形状で切離
し、且つ夫々のシートの胴部相当部に貼着しても
よい。あるいは封水性シート3及び/又は透水性
シート2の胴部相当部分両耳部を前工程で予め切
離することによつてトリムカツト済み封水性シー
ト及び/又は透水性シートを作成すると共に、切
離片を収集して一括準備し、おしめ製造工程にお
いて該切離片を所定位置に貼着するというプロセ
スを採用することも可能である。
[実施例] 第5図は使い捨ておしめの一般的製造工程を示
す概略説明図で、吸水体4の上面にシート巻付け
ロール8から繰出された透水性シート2を供給す
ると共に、該吸水体4の下面にシート巻付けロー
ル9から繰出された封水性シート3を供給し、タ
ーニングローラ19,14を経てこれらを接着す
る。尚接着に先立つて透水性シート2及び封水性
シート3には夫々ノズル16,15(図では1つ
しか現われていないが、ノズル16,15の裏側
にもう1つ配置されている)から連続又は不連続
に噴出されたホツトメルト型接着剤が塗布され
る。又封水性シート3面には複数の糸状弾性体巻
付ロール11,11から繰り出される糸状弾性体
10,10が貼着されている。こうして得られた
積層体は、搬送ローラR上を移行する間におしめ
1の両側縁をサイドシール材(図示せず)で押圧
接着し、股部相当部分の両耳部をトリムカツトし
た後、X−X線相当位置で順次切断されて第5図
に示す製品おしめとなる。
第1図は本考案に係る使い捨ておしめ及びその
製造工程の要部を示す平面説明図で、第5図に示
される手順で重ね合わされた幅35cmの封水性シー
ト3及び幅35cmの透水性シート2並びに吸水体4
等の積層体Sが搬送ベルトR上を移行する状態を
示している。積層体Sはイ点において股部相当部
両耳部が切断され、該切断によつて切り離された
シート片Pをロ点まで移送し、反転させて胴部相
当部両耳部に貼着する(貼着代、幅1cm)。次い
でシート片Pの貼着された積層体Sをハ点まで移
送してX−X線位置で幅方向に切断した後フアス
ナーテープFを取り付けると胴部幅43cmの本考案
使い捨ておしめ1を得ることができる。上記実施
例から理解される様に、同じ胴部幅のおしめ1を
製造するに当たり、原料シート幅は従来より8cm
狭くて済に原料コストひいては生産コストを低減
することができた。
第2、3図は切離シートの他の貼着態様を示す
説明図で、第2図において、切離したシート片P
を90°回転させ、切断予定線X−Xの一方側の積
層体Sに貼着しており、該貼着シート片Pの端部
にフアスナーテープ(図示せず)を取付けること
により、おしめ装着に必要な胴回り長さを確保し
ている。尚この場合にはシート片Pがバンド状に
広幅部Wに貼着されるので広幅部Wに対する優れ
た補強効果を得ることができる。又第3図におい
ては切離したシート片Pを反転させると共に、図
示する如く山形が4つ並んだ形状に切込んだ後胴
部相当部両耳部に貼着しており、切断予定線X−
Xの一方側に2つずつある山形部に夫々フアスナ
ーテープ(図示せず)を取付けることによりおし
め装着状態が堅固になる様な構成を採用してい
る。
[考案の効果] 本考案は以上の様に構成されており、生産コス
ト殊に原材料コストが安価で、且つ胴回り締付け
構造の強固な使い捨ておしめを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る使い捨ておしめ及びその
製造工程の要部を示す平面説明図、第2、3図は
他の実施態様を示す要部説明図、第4図は従来の
使い捨ておしめの構成を示す斜視説明図、第5図
は使い捨ておしめの一般的製造工程を示す説明図
である。 1……使い捨ておしめ、2……透水性シート、
3……封水性シート、4……吸水体、10……弾
性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 封水性シートと透水性シートの間に吸水体を介
    挿してなる使い捨ておしめであつて、股部に相当
    する部分の両耳側から切離された透水性シート及
    び/又は封水性シートを、胴部に相当する部分の
    両耳側から突出する様に該胴部に貼着されてなる
    ことを特徴とする使い捨ておしめ。
JP19021786U 1986-12-09 1986-12-09 Expired JPH0410815Y2 (ja)

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JP19021786U JPH0410815Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09

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