JPH0410801Y2 - - Google Patents

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JPH0410801Y2
JPH0410801Y2 JP1986052829U JP5282986U JPH0410801Y2 JP H0410801 Y2 JPH0410801 Y2 JP H0410801Y2 JP 1986052829 U JP1986052829 U JP 1986052829U JP 5282986 U JP5282986 U JP 5282986U JP H0410801 Y2 JPH0410801 Y2 JP H0410801Y2
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covering
flexible tube
flexible
coating
sheath
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、工業用や医科用の内視鏡の可撓管の
被覆に関する。
〔従来の技術および考案が解決しようとする問題点〕
内視鏡の可撓管特にアングル部は曲折角度が大
きく要求されて非常に可撓性にすぐれている個所
である。このアングル部は通常、リング状の駒体
を連結させた可撓管体をプラスチツク製の被覆で
覆つて形成されている(第4図参照)。
このような被覆は曲折時の操作力を軽減させる
ためにはなるたけ曲げに対する抵抗が少ない方が
よい。そのためには材質が柔らかく伸縮性に富む
材料がよい。さらに、使用目的つまり工業用にお
いては例えば温度条件、化学条件、医科用におい
ては例えば毒性の溶出の無い材料としなければな
らない等の制御がある。
また、被覆は挿入に際して挿入補助具の縁でこ
すられたり歯でこすられたりするためにそれらに
よつて引裂れないようにある程度引裂強度が必要
なためにあまり肉厚を薄くすることができない。
従つて、従来は耐久性、操作性の相反する両面
をそれぞれある程度犠牲にして材質とその厚みを
決めなければならなかつた。
そして、被覆が破れると内部に油やゴミまたは
体液等が浸入してしまい、被覆の修理に際しては
可撓管部から柄部に至る全長にわたつてすべて分
解しなければならず非常な手間と経費および熟練
した技術が要求されていた。
また、引裂傷は一見して明確に視認できる傷と
極く小さな傷ですぐには確認できないものとがあ
り、前者は一見して判別することができ、また後
者も空気等を圧入することによつて発見できる
が、発見したときにはすでに油、汚水もしくは体
液等が内部に浸入しているので浸入以前に発見す
ることが望ましい。内部に浸入した油、汚水もし
くは体液等は内部機構の錆の発生や操作不良を引
起す原因になり、医科用の場合には特に洗浄・消
毒上の問題も生ずる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、アングル部の被覆を内側被覆と外側
被覆のそれぞれ独立した肉厚の薄い柔軟な二重の
被覆構造とし、しかもこの外側被覆の両端を着脱
可能に密着させたことを特徴とする。
〔作用〕
上記の構成によると、外側被覆が破損したとき
には未だ内側被覆は正常であり、可撓管内部に
油、汚水または体液が浸入することなく、また破
損した外側被覆だけを交換することで容易に元の
状態に戻り、修理が大がかりにならず耐久性のあ
る内視鏡となる。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図は第1実施例の要部の側断面図を示し、
1は頭部硬性部であり、一般的には観察窓2、対
物レンズ3、照射窓4等があり、その他必要に応
じて鉗子口や空気水吸排口等が開口しており、そ
れ等に対応してイメージ、ライトガイド、鉗子導
入管および空気・水導通管等が連結されている。
5は曲折操作用のワイヤーである。
6は可撓管先部のアングル部であり、金属製の
リング状の駒体を連結した管体や螺線管等の可撓
管7の外周を内側被覆8で覆い、さらにその外周
面を外側被覆9で覆つて互に独立した2重被覆の
構造となつている。
上記外側被覆9は、挿入補助具や歯に当つてこ
すれても破損しにくいように引裂強度が高くしか
も耐化学性があり、医科用の場合には毒性が溶出
しない材質を用いる。
一般に上述したような条件を満すように選択さ
れた限られた材質においては引裂強度の高い材料
は伸展性が悪いので、曲折操作性が特に要求され
る場合には肉厚を薄くするとよい。
内側被覆8は直接外部の力を受けることが無い
ので外側被覆9程引裂強度は要求されないために
操作抵抗を減ずるように柔軟性に重きをおいた材
質を選ぶことができる。また曲り易くするために
被覆全体の厚みを単に薄く構成すると、例えば体
腔内の圧力等で被覆が可撓管7を構成する駒体や
螺線の間から内部に入り込んで導通物を圧迫して
故障の原因となつたり、曲折時にするどいシワが
生じて体腔内を傷つけることがあるためある程度
の厚さが必要であるために内側被覆8より厚くす
る。
以上の構成によると、外側被覆9が破れた場合
にも内側被覆8があるために油、汚水もしくは体
液等は可撓管7内に浸入することが無い。
従つて、傷が極めて小さくて発見されにくいよ
うな場合であつてもその傷から浸入した油、汚水
もしくは体液等は内側被覆8で止まり可撓管7内
に浸入することは無い。
そして、傷が発見された外側被覆9は直ちにそ
の外側被覆9を交換修理することにより油等の浸
入によつて内部構造が悪い影響を与えることなく
容易に修理することができる。
第2図,,は第2実施例の要部の側断面
図であり、可撓管7とその中の導通物等は上記第
1実施例と同様である。
この実施例は外側被覆9を容易に着脱できるよ
うにした実施例であり、の構造は、アンダル部
6の両端周囲に溝10を形成しておき、外側被覆
9の両端をこの溝10に合わせてOリング等の固
定部材11によつて締付固定した構造である。
の構造は、上記と同様にアングル部6の両
端周囲に溝12を形成しておき、外側被覆9の両
端内側に肉厚部9aを設けておくことにより、こ
の肉厚部9aを上記溝12に嵌めることによつて
固着する構造であり、固定を確実にするために溝
12より肉厚部9aを多少大径にしておくとよ
い。
の構造は、アングル部6の両側にねじ溝13
を形成しておき、外側被覆9の両端をこのねじ溝
13に合わせたねじを刻んだリング14により締
付固定する。またこのねじを刻んだリング14を
予じめ外側被覆9の両端に取付けておくことによ
りこのリング14のねじ溝13への螺合によつて
直ちに取付けることもできる。
上記した構成によると、外側被覆は予備のもの
を用意しておくことにより、使用者でも容易に取
換えることができ、外側被覆9が破損しても製造
者側に返送することなく直ちに修理が可能で引続
いて使用することができることになる。
第3図は第3実施例を示す側断面図であり、外
側被覆9は上記のどの実施例のものでもよく、他
の部品もすべて同様である。この実施例は内側被
覆8と外側被覆9との間に送気ができるようにし
てある。15は送気口であり、可撓管7中を通し
た送気管16が連結されている。この送気管16
は柄部17またはライトガイド18の光源接続用
プラグ19もしくは送気用圧力源に接続されるチ
エツクバルブ等の可撓管の挿入部以外の個所で点
検口20を設け、端部で圧力源に連結できるよう
にしてある。
以上の構成によると、内視鏡の使用に際して、
外側被覆9全長にわたつて水中に浸漬し、送気口
15より外側被覆9と内側被覆8の間に空気を送
入することにより、外側被覆9にわずかな裂傷が
あつても水中に噴出する気泡によりその裂傷を発
見することができることになる。
その結果、外側被覆9に裂傷があつて外側被覆
9と内側被覆8との間に油や体液等が入つている
内視鏡を使用してしまうことがなくなり、工業用
においては被観察装置内をよごしたり、医科用に
おいては患者体内に汚物を入れたりすることが防
止できることになる。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した本考案によると、内視鏡可
撓管特にアングル部の可撓管を覆う被覆を内側被
覆と外側被覆の2重被覆構造としたことにより、
内側被覆と外側被覆の間に空気等を圧入して外側
被覆の傷を発見することができ、内外被覆に傷が
できる前に外側被覆を交換修理することができ
る。
また、外側被覆が損傷しても油、汚水および体
液等が内側被覆によつて遮断されて可撓管内に浸
入するのを防止でき、従来のように被覆の修理に
伴なつて行なつていた可撓管内に浸入した油や体
液等による汚れの洗浄や消毒が一切不要となり、
しかも汚れや体液等による可撓管内の錆の発生も
無くなり、耐久性が向上することになる。
さらに、内側被覆と外側被覆との材質を変えて
柔軟性、耐引裂性、無毒性等をそれぞれ内側被覆
に分担させ、内側被覆を可撓性の良い柔軟材質と
し、外側被覆を破損しにくい材質とすることによ
つて従来の1枚の被覆と大して変わらない厚さに
仕上げてしかも曲折操作に抵抗の少ない外被構造
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例を示す要部側断
面図、第2図,,は第2実施例を示す要部
側断面図、第3図は第3実施例を示す要部側断面
図、第4図は従来例の要部側断面図である。 1……頭部硬性部、6……アングル部、7……
可撓管、8……内側被覆、9……外側被覆、10
……凹部、11……固定部材、14……リング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 全長に亘つて可撓管であり、先部に柔軟なアン
    グル部を有する内視鏡可撓管の被覆において、 アングル部の被覆を内側被覆と外側被覆のそれ
    ぞれ独立した肉厚の薄い柔軟な二重の被覆構造と
    し、しかもこの外側被覆の両端を着脱可能に密着
    させたことを特徴とする内視鏡可撓管の被覆。
JP1986052829U 1986-04-10 1986-04-10 Expired JPH0410801Y2 (ja)

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JP1986052829U JPH0410801Y2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10

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JPS62166802U JPS62166802U (ja) 1987-10-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6178630B2 (ja) * 2013-06-07 2017-08-09 Hoya株式会社 内視鏡挿入部の可撓管構造

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JPS5737322A (en) * 1980-08-15 1982-03-01 Olympus Optical Co Ltd Flexible endscope for industrial use
JPS5926717A (ja) * 1982-08-04 1984-02-13 Olympus Optical Co Ltd 工業用内視鏡の插入部

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147587U (ja) * 1974-10-07 1976-04-08
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