JPH04107430A - 光学材料及びその製造方法 - Google Patents

光学材料及びその製造方法

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JPH04107430A
JPH04107430A JP22427990A JP22427990A JPH04107430A JP H04107430 A JPH04107430 A JP H04107430A JP 22427990 A JP22427990 A JP 22427990A JP 22427990 A JP22427990 A JP 22427990A JP H04107430 A JPH04107430 A JP H04107430A
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semiconductor
core
metal
film
metal oxide
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JP22427990A
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Yasuhiko Ishiwatari
恭彦 石渡
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は量子閉じ込め効果及び量子サイズ効果に基づく
非線形光学効果を利用した光変調、光双安定、周波数変
換等の非線形光学素子に用いる光学材料に関する。
(従来の技術及びその問題点) 近年、光学非線形材料は第2高周波や第3高周波の発生
を利用した周波数変換器や屈折率変化を利用したスイッ
ヂング素子等、新しい光学材料として非常に注目されて
いる。
上記材料の例としては有機材料、無機の結晶材料、半導
体超格子構造等が扱われてきたか、最近光学フィルター
の構造に代表される様な半導体超微粒子分散ガラスが新
しい材料形態として注目される様になった。
これはCd5Se (粒径30〜80人)やCurlの
微結晶超微粒子がガラス等のマトリクス中に分散した物
で、光励起されたキャリア又は励起子が3次元的に閉じ
込められる量子サイズ効果及び励起子閉じ込め効果に伴
なって大きな光非線形性が現れることを利用するもので
ある。
半導体超微粒子分散材はこの様な大きな非線形効果が期
待されるが、溶融−急冷−再結晶化法で形成した場合に
は分散材中の半導体の体積占有率及び充填率が上げられ
ない(〜2%位まで)、又、半導体核をマトリクス物質
で覆った球体の様な構造を1個づつ別々に形成するのは
容易でなく、しかもこの様な構造の物を化学的に安定な
状態に保つことが困難であること等の問題点がある。
しかし、この様な被覆微粒子を制御性良く作成出来、し
かも高い充填率が達成出来ればそれは非線形光学材料と
して非常に有用なものになる。
従って本発明の目的は、上記の従来の問題点を解決し、
非線形光学材料として高い変換効率が期待出来る高充填
率の微粒子集合体を作成し、同時に優れた化学的安定性
を有する光学材料を提供することにある。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は、半導体超微粒子の核と、それを被覆す
る絶縁層とからなる構造の単位構成体の集合体で形成さ
れる光学材料において、上記絶縁層が金属酸化物被膜で
あり且つ該金属酸化物被膜は金属膜を半導体核上に形成
した後に酸化して得られるものであり且つ該金属膜は該
金属を含むガスを分解することにより半導体上に堆積さ
せたものであることを特徴とする光学材才1及びその製
造方法である。
(作  用) 本発明では核となる半導体材料を7トリクス中に生め込
むという形態をとらず、]1固づつの核の周りをマトリ
クス剤となる物質で夫々被覆した後に補集することで本
質的に超微粒子集合体の充填率を上げることが可能とな
り、大きな非線形光学特性をより効率よ(利用出来る様
になる。
又、実施例で示す様に核となる利科と密着性のよい金属
酸化物を被覆材料に用いることで化学的に安定な超微粒
子構造の光学材料の供給が可能になる。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。
本発明で用いる半導体超微粒子核の材料は、CdSe、
 CdS等の2−〇族化合物半導体、GaAs等の3−
5族化合物半導体、Si、 Ge等の4族半導体等が挙
げられる。更に上記核の大きさは200Å以下、望まし
くは100Å以下であることが好ましい。この大きさは
量子閉じ込め効果を効果的に引き出す為に、夫々の材料
の励起子径と同程度或いはそれ以下に設定することが好
ましいという意味である(励起子径が小さく、クーロン
ポテンシャルの方が支配的になる材料では、好ましい大
きさは励起子閉じ込め効果を実現する為に励起子径より
大きく設定される)。
本発明において上記核の周りに被覆される金属酸化物の
材料は特に限定はないが、量子閉じ込め効果を実現する
為にエネルギーギャップの値は核材ネ4のそれよりも大
きいことが必要である。又、この被覆層の厚みは夫々隣
接する核同士を隔離する為に十分な厚さが必要であるが
、余り厚すぎると超微粒子の充填率が小さくなってしま
うのでほぼ300Å以下程度であることが望ましい。
この様にして半導体超微粒子とマトリクス材料との容積
比率は1/10以上の好適な値になる。
本発明の光学材料を構成する核と被覆材との構成を第1
図に図解的に説明する。
1は半導体超微粒子、2はそれを被覆する金属酸化物、
3ばこの微粒子の集合体を保持する為の適当な基板であ
る。
次に核の超微粒子1及び被覆材A′、12の形成方法に
ついて具体的に説明する。先ず、核の半導体超微粒子を
形成する手段としては、既知の様々な手法が応用可能で
ある。
例えば、スパッタ法、ガス中蒸発法、有機金属ガスをマ
イクロ波やRFプラズマ又は熱で分解する方法等が挙げ
られる。
上記の方法で作成した核を金属酸化物で被覆する手段と
は以下の方法が挙げられる。
(1)プラズマ分解やスペック法、蒸発法等により半導
体超微粒子を作成し、同じ真空槽内で同時に金属膜を有
機金属ガスを用いたCVD法により超微粒子上にのみ選
択的に堆積成長させ、その後に加熱処理等によって上記
金属を酸化することにより金属酸化物で核を被覆する方
法。
(2)プラズマ分解やスパッタ法、蒸発法により半導体
超微粒子を5i02等の適当な基板上に作成し、しかる
後に金属膜を有機金属ガスを用いたCVD法により超微
粒子上にのみ選択的に堆積成長させ、その後に加熱処理
等によって上記金属を酸化することにより金属酸化物で
核を被覆する方法。
以上、金属酸化物被覆微粒子の製造方法を挙げたが、本
発明による被覆微粒子は実用上は微粒子の集合体が基板
」二に層状に堆積していることが好ましい。
上述の構成からなる超微粒子の光学吸収特性スペクトル
には吸収端付近においてエネルギー準位の離散化を示す
特徴的な構造が現れ、量子閉じ込め効果が現れているこ
とが確かめられる。
(実施例) 次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 第2図に本発明の光学材料である被覆超微粒子堆積膜を
作成する装置の概略を示す。
石英で作られた真空槽4内を10−6〜1O−8Tor
r以下に排気後、原料ガスとして5il14と14□ガ
スとを各々10105c及び40sccmで6から導入
して流し、空胴共振器5内でマイクロ波放電により分解
してSL超微粒子を作成する。11はマイクロ波電力投
入用の導波管、12は石英の窓である。Si微粒子は第
1室から第2室へ圧力差を利用して高速で搬送されて領
域Aに進む。領域Aでは7から導入されたDMAH(ジ
メヂルアルミニウムハイドライド)とH2との混合ガス
が4を取り巻く形で設置されているヒーター8による加
熱(本実施例では領域Aがほぼ均一に300℃になる様
設定)で熱分解されている。
微粒子が領域Aを通過するとき微粒子表面上にのみ選択
的にA]が堆積し、石英管の内壁には殆ど堆積しない。
領域5を通過してA]が被膜されたSi微粒子はそのま
ま9の基板(本実施例では石英板)上に堆積される。堆
積させる厚さは単純に時間で制御出来るが、本実施例で
は約5,000人にした。
ガスを排気した後、次に酸素を導入しながら基板9をヒ
ーター10によって加熱する。
この処理によってSi表面を被覆したA1は容易に酸化
されてA1□03となる。
以上の過程によって核の半導体が半導体自身よりもエネ
ルギーギャップの大きい材料で囲まれたいわゆる量子箱
構造をもつ光学材料が選られる。
第3図に本実施例による被覆超微粒子の作成過程の概略
を示す。13はシリコン微粒子、14はA1.15はA
1□03である。
得られた被覆微粒子を透過電子顕微鏡で観察したところ
、核の大きさは約30〜40人、被覆層の厚みは約10
0人であった。又、石英基板上に堆積させた物の室温で
の光学吸収スペクトルを測定したところ第4図に示す様
な構造が現れ、量子閉じ込め効果の現れていることが確
認された。
更に化学的な安定性を確かめる為に、石英基板上に堆積
させた被覆超微粒子を、60°C85%RHの恒温恒湿
雰囲気中に100〜500時間さらした後に再び光学吸
収特性を測定したが、スペクトル構造に顕著な影響は認
められなかった。この様に本発明の光学材料は化学的に
極めて安定である。
本実施例では核となる半導体としてガス原料のプラズマ
分解によるシリコン超微粒子を取り上げたが、例えば、
GeH4とH2から得られるGeを用いてもよいので、
必ずしもこれに限定される物ではなく各種半導体を核と
して利用可能であることは言うまでもない。
又、本実施例では金属膜を堆積させる為の原料ガスとし
てDMAHを用いたが、これ以外にもTMA(トリメデ
ルアルミニウム)、トリエチルアルミニウム、トリプロ
ピルアルモニウム、ジメチルアルミニウムクロライド等
を用いてAl膜を形成することが可能である。但し、D
MAHを用いた場合が不純物として混入する炭素の割合
が一番受ないので好ましい。
更に本実施例では核の被覆材料にAl2O3を用いたが
、例えば、WF6とH2との熱分解でWを形成した後酸
化すればWO2が被覆材料となる。この様にガスを切り
替えれば様々なマトリクス材料を選ぶことが出来る。
以上のことから本発明の光学材料を構成する半導体−被
覆材料の組合せは本実施例で示した物に必ずしも限定さ
れず、幅広い応用が可能である。
(発明の効果) 以上示した様に、200Å以下の半導体超微粒子の核を
300Å以下の厚さの金属酸化物で被覆した構造を有す
る微粒子で構成された光学材料は量子閉じ込め効果が現
れる材料となる。
特にこの効果は核の大きさが100Å以下の時により有
効に発現する。
又、本発明では該微粒子′は夫々別々に形成された後に
基板上に堆積する為に、半導体超微粒子をマトリクス材
料中に単純に分散させる手法により得られた光学材料に
比べて本質的に高い充填率が可能になり、従ってより高
い変換効率の達成が可能になる。
更に本発明の光学材料では、被覆微粒子集合体としての
化学的安定性が非常に優れているという特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光学材料を構成する被覆微粒子の断面
概略図、 第2図は本発明の光学材料を形成する為の作成装置の概
略図、 第3図は本発明の光学材料の形成過程を現す概略図、 第4図は本発明の光学材料の室〆晶における光吸収スペ
クトルを示す図である。 1:半導体超微粒子 2・金属酸化物 3、基板 4:真空槽 5・空胴共振器 6:ガス導入孔1 7・ガス導入孔2 8、ヒーター1 9:基板 10:ヒーター2 11:マイクロ波電力投入用導彼管 12:マイクロ波電力投入用石英窓 13:シリコン超微粒子 1.4:A1 15:A1□03 第3図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体超微粒子の核と、それを被覆する絶縁層と
    からなる構造の単位構成体の集合体で形成される光学材
    料において、上記絶縁層が金属酸化物被膜であり且つ該
    金属酸化物被膜は金属膜を半導体核上に形成した後に酸
    化して得られるものであり且つ該金属膜は該金属を含む
    ガスを分解することにより半導体上に堆積させたもので
    あることを特徴とする光学材料。
  2. (2)半導体超微粒子の核の表面に、金属を含むガスを
    分解することにより金属膜を堆積させる過程及び該金属
    膜を酸化して金属酸化物膜とする過程を含むことを特徴
    とする、半導体超微粒子核とそれを被覆する絶縁層とか
    らなる構造の単位構成体の集合体で形成される光学材料
    の製造方法。
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