JPH04107345A - ディファレンシャルギャの差動制限装置 - Google Patents

ディファレンシャルギャの差動制限装置

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Publication number
JPH04107345A
JPH04107345A JP22530290A JP22530290A JPH04107345A JP H04107345 A JPH04107345 A JP H04107345A JP 22530290 A JP22530290 A JP 22530290A JP 22530290 A JP22530290 A JP 22530290A JP H04107345 A JPH04107345 A JP H04107345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
differential
drive
coast
pinion mate
Prior art date
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Pending
Application number
JP22530290A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Kusukawa
博隆 楠川
Tomoyuki Hara
智之 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH04107345A publication Critical patent/JPH04107345A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はディファレンシャルギヤの差動制限装置に関す
るものである。
(従来の技術) ディファレンシャルギヤは例えばエンジン動力を左右駆
動車輪に伝達トルクが等しくなるよう分配出力し、両車
軸の回転差を吸収するよう機能する。しかして、一方の
駆動車輪がぬかるみ等に落ちて空転すると、他方の駆動
車輪へトルクがほとんど伝わらなくなり、脱出不能にな
る。差動制限装置はこのような時雨駆動車輪間の差動を
制限して、上記他方の駆動車輪へのトルクを加算し、上
記脱出不能の事態を回避するのに有用であり、種々の型
式のものが知られている。
第3図は本発明に係る型式の差動制限式ディファレンシ
ャルギヤの一般構造で、1はディファレンシャルギヤケ
ース、2,3は該ケースの両端に回転自在に支持した左
右輪駆動用のサイドギヤを示す。これらサイドギヤに噛
合させて複数(4個)のピニオンメートギヤ4を設け、
これら各ピニオンメートギヤを十字軸型式のピニオンメ
ートシャフト5に回転自在に支承する。
ピニオンメートシャフト5の各先端は第4図に明示する
4個の平坦カム面5aを有した方形断面形状とし、ピニ
オンメートシャフト5の両側に夫々プレッシャリング6
.7を配置する。プレッシャリング6.7は夫々カム面
5aと対向するカム面6a7aを有するが、第3図に示
す如く外周をディファレンシャルギヤケース1の内周に
軸方向摺動可能にして回転係合させ、内周を対応するサ
イドギヤ2.3のボス部上に回転自在に嵌合する。そし
て、ディファレンシャルギヤケース1の両端壁とプレッ
シャリング6.7との間に夫々クラッチ板8゜9を介在
させ、これらクラッチ板を対応するサイドギヤ2,3の
ボス部にスプライン嵌合する。
かかる構成において、ディファレンシャルギヤケース1
に入力された回転は、プレッシャリング6.7を介して
ピニオンメートシャフト5に、駆動時(加速時)は第4
図中矢印α方向へ、又逆駆動時(減速時)は同図中矢印
β方向へ入力され、ピニオンメートシャフト5をつれ廻
す。これにより、ピニオンメートシャフト5上の各ピニ
オンメートギヤ4は両サイドギヤ2,3に回転を分配出
力するが、この際面5aと面6a、 7aとの間のカム
作用による回転人力α又はβのスラスト分力はプレッシ
ャリング6.7を離反方向に変位させてクラッチ板8.
9を押圧し、これらクラッチ板を介した引摺りでもサイ
ドギヤ2.3に回転が伝わる。
ところで、サイドギヤ2,3の一方に係る車輪が空転す
る場合、以下によりサイドギヤ2.3間の差動が制限さ
れる。今、サイドギヤ3に係る車輪がぬかるみに入って
空転したとすると、面5a7a (傾斜角θ)間のカム
作用による回転人力α(第4図参照)のスラスト分力が
プレッシャリング7の第3図及び第4図中右方へのスラ
ストを増大する。これにより、プレッシャリング7によ
るクラッチ板10の押付力が強まり、空転中のサイドギ
ヤ3からクラッチ板10、ディファレンシャルギヤケー
ス1、クラッチ板9を介し、サイドギヤ2にトルクが加
算して伝達されることとなり、サイドギヤ3に係る車輪
の空転を抑制して(差動制限機能により)ぬかるみから
の脱出を容易にする。
かかる差動制限機能は、回転入力がβ(第4図参照)方
向となる減速時、即ちコースト時(惰性走行時)や後退
発進時も同様に得られる。
(発明が解決しようとする課題) ′しかして、従来の差動制限装置では加速(ドライブ)
用のカムと、減速(コースト)用のカムとを同じカム面
形状(傾斜角θの平坦カム面)に構成するため、加速時
の左右輪ドライブトルク配分(差動制御II)特性と、
減速時のコーストトルク配分(差動制限)特性とが第5
図に実線で示す如く原点に関して点対称となる(第5図
の1点鎖線は左右輪トルク配分が同じとなる作動制限し
ない場合の特性)。このため従来、差動制限式ディファ
レンシ中ルギャを搭載した車両においては、減速時の差
動制限力が大き過ぎ、アクセルペダルを釈放して旋回に
突入した時の車両の初期回顧性が悪くなる傾向を持つと
いう問題があった。
本発明はコースト用のカムをドライブ用のカムと異なら
せることにより上述の問題を解消することを目的とする
(課題を解決するための手段) この目的のため本発明は、ディファレンシャルギヤケー
スによりつれ廻されるピニオンメートシャフトを具え、
このピニオンメートシャフトに支承したピニオンメート
ギヤを介し両サイドギヤにトルクを分配出力し、ピニオ
ンメートシャフトの回転入力部に設けたドライブ用カム
及びコースト用カムが夫々正駆動時及び逆駆動時に生ず
るスラストで両サイドギヤ間の差動を制限するようにし
た差動制限式ディファレンシャルギヤにおいて、前記コ
ースト用カムを前記ドライブ用カムよりも差動制限力が
小さくなるようなカム面形状に構成したものである。
(作用) ピニオンシャフトはディファレンシャルギヤケースによ
りつれ廻され、ピニオンメートギヤを介し両サイドギヤ
にトルクを分配出力する。ピニオンメートシャフトの回
転入力部に設けたドライブ用カム及びコースト用カムは
夫々正駆動時及び逆駆動時に左右スラストを発生し、こ
のスラストにより両サイドギヤ間の差動を制限する。
ところで、コースト用カムをドライブ用カムよりも差動
制限力が小さくなるようなカム面形状にしたから、減速
時の差動制限力が大き過ぎることがなくなり、アクセル
ペダルを釈放して旋回に突入した時の車両の初期回頭性
が悪くなるのを防止することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は第3図及び第4図の差動制限装置に対する本発
明の対策例で、図中第3図及び第4図におけると同様の
部分を同一符号にて示す。
本例では、加速時に機能すべきドライブ用カム11は第
3図及び第4図につき前述したと同様に、対応する側の
平坦カム面5a、 6a(7a)で構成するも、減速時
に機能すべきコースト用カム12を以下の構成とする。
即ち、ピニオンメートシャフト5の各先端をプレッシャ
リング6.7から逆駆動力(コスト力)を入力される側
において円筒カム面5bとし、このカム面と線接触する
円筒カム面L3aを有した一対の可動カム部材13を夫
々相互に対向させてプレッシャリング6.7内に嵌合す
る。可動カム部材13は夫々対応するプレッシャリング
6.7に対しその回転軸線方向へ相対変位可能にすると
共に、ばね等の弾性体14でピニオンメートシャフト5
に付勢することにより円筒カム面13aを円筒カム面5
bに押圧する。
本例の作用を次に説明する。加速時はドライブ用カム1
1が第3図乃至第5図につき前述したと同様に機能し、
第2図中第1象限に実線で示した左右輪ドライブトルク
配分特性(差動制限特性)を呈する(1点鎖線は参考ま
で示した差動制限しない時の特性)。
一方減速時は、プレッシャリング6.7からピニオンメ
ートシャフト5への逆向きのコーストトルクFl (第
1図参照)がコースト用カム12を成す可動カム部材1
3(円筒カム面13a)を介してピニオンメートシャフ
ト5の円筒カム面5bに入力される。
コーストトルクF、は円筒カム面5b、 13aの接面
の傾斜角をθとすると、Fo=F1tan θなるスラ
ストを生じさせ、このスラストで可動カム部材13を弾
性体14に抗し変位させる。ピニオンメートシャツ1〜
5の回転面を基準とし、円筒カム面5b、 13aの接
面に至る距離が当該変位によりり。からx(xは可動カ
ム部材13の上記基準からのストローク量)になったと
すると、これらX、Xo及び弾性体14のばね定数kに
より弾性体14はF。=k(x−xo)で表されるばね
反力を生じ、これによりプレッシャリング6,7を互い
に離反方向へ押圧する。
ここで、当該減速中に左右輪間の回転差が大きくなると
、高回転側の可動カム部材13が弾性体14に抗して大
きく変位され、対応するプレッシャリング6(7)への
スラストF。を大きくし、従来と同様の差動制限機能が
達成される。しかして、カム面5b、 13aが円筒カ
ム面であるために、両者間の接面傾斜角θが可動部材1
3のストロークXにつれて変化し、左右輪コーストトル
ク配分特性(差動制限特性)を第2図中第3象限に実線
で示す如く点線の従来特性よりも、従って加速時の特性
よりも、差動制限力が小さくなる(但し、実用域で)よ
うなものとすることができる。このため、アクセルペダ
ルを釈放して減速しながら旋回に突入した時の車両の初
期回頭性が悪くなるのを回避することができる。
(発明の効果) このように本発明差動制限装置は、コースト用カム12
をドライブ用カム11よりも差動制限力が小さくなるよ
うなカム面形状に構成したから、減速しながら旋回に入
った時に車両の初期回頭性が悪くなるのを防止すること
ができ、安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明差動制限装置の一実施例を示すディファ
レンシャルギヤの第4図と同様な要部断面図、 第2図は同側の差動制限作用特性図、 第3図は従来の差動制限装置を具えたディファレンシャ
ルギヤの断面図、 第4図は第3図のIV−IV断面図、 第5図は従来装置の差動制限作用特性図である。 1・・・ディファレンシャルギヤケース23・・・サイ
ドギヤ 4・・・ピニオンメートギヤ 5・・・ピニオンメートシャフト 6.7・・・プレッシャリング 5a、 6a、 7a・・・平坦カム面8.9・・・ク
ラッチ板   11・・・ドライブ用カム12・・・コ
ースト用カム   13・・・可動カム部材5b、 1
3a・・・円筒カム面  14・・・弾性体■

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ディファレンシャルギヤケースによりつれ廻される
    ピニオンメートシャフトを具え、このピニオンメートシ
    ャフトに支承したピニオンメートギヤを介し両サイドギ
    ヤにトルクを分配出力し、ピニオンメートシャフトの回
    転入力部に設けたドライブ用カム及びコースト用カムが
    夫々正駆動時及び逆駆動時に生ずるスラストで両サイド
    ギヤ間の差動を制限するようにした差動制限式ディファ
    レンシャルギヤにおいて、 前記コースト用カムを前記ドライブ用カムよりも差動制
    限力が小さくなるようなカム面形状に構成したことを特
    徴とするディファレンシャルギヤの差動制限装置。
JP22530290A 1990-08-29 1990-08-29 ディファレンシャルギャの差動制限装置 Pending JPH04107345A (ja)

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ID=16827216

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JP22530290A Pending JPH04107345A (ja) 1990-08-29 1990-08-29 ディファレンシャルギャの差動制限装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100364220B1 (ko) * 1999-12-30 2002-12-11 현대자동차주식회사 차동제한장치
JP2007321791A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Carrosser Co Ltd デファレンシャル装置
JP2014001841A (ja) * 2012-06-18 2014-01-09 Yoshiaki Sato 可変カム角を有するリミテッドスリップディファレンシャル装置

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JP2007321791A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Carrosser Co Ltd デファレンシャル装置
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