JPH0410724Y2 - - Google Patents

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JPH0410724Y2
JPH0410724Y2 JP810185U JP810185U JPH0410724Y2 JP H0410724 Y2 JPH0410724 Y2 JP H0410724Y2 JP 810185 U JP810185 U JP 810185U JP 810185 U JP810185 U JP 810185U JP H0410724 Y2 JPH0410724 Y2 JP H0410724Y2
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seedlings
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paper
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、紙筒を用いて育苗した紙筒苗を1
個1個に分離して本圃に移植するための 紙筒苗
移植機に適合する紙筒苗の分離装置に関するもの
である。
(従来の技術) 従来から紙筒を用いて植物及び作物の苗を育成
し、そのまゝ1個1個の土付苗に分けて圃場に植
え付け栽培する育苗移植栽培技術が各種植物、作
物の栽培に広く普及し、営農の合理化改善をもた
らしている。このような栽培に用いられる紙筒は
各種形状のものが提案されていて、例えば特開昭
47−28726号公報に示されるような個々の紙筒が
水溶生糊料で互に接着して構成されている分離型
のものや特開昭47−51058号公報に示されるよう
な個々の紙筒が接続片を以つて連結されていて構
成されている連結型のもの等もその例である。
前者で育苗した紙筒苗は、蜂の巣状に集合した
ものをはじめに列状に分割し、次いで個々の紙筒
苗に分離して移植するに適合し、後者は集合体の
一端から引出し、順次個々の紙筒苗に分離して移
植するに適するものである。そして、特に最近は
移植作業を全自動化することにより省力化、能率
化せんとする気運にあり、後者の連続紙筒による
育苗移植が強く望まれている。一般に紙筒を用い
て育苗するには、展開により出現する無底容器に
育苗土を詰め、播種、覆土を施した後、十分に灌
水して発芽、育成し苗とする。育苗期間は個々の
作物、植物によつて異なるが通常は20日〜50日の
範囲である。
十分な灌水と温度管理によつて発芽、育成が促
進されると同時に土壌中の微生物活動が活発化
し、紙筒内壁の紙質(主としてセルロース)が分
解侵食されて適度に脆化し育苗土との馴染の良い
状態、即ち、抱土性の良好な状態となる。従つ
て、育苗後、紙筒苗を取り扱うに際し、紙筒内か
らの育苗土の脱落はきわめて少なく、安定したも
のとなる。かように紙筒による育苗は微生物活動
を巧みに考慮した育苗法ということができる。
しかしながら前記したように紙筒苗を全自動で
移植する場合、連続紙筒苗を用いるのが至適であ
るが、前記特公昭47−51058号公報にしめされる
ような連続紙筒で育苗した紙筒苗を列状に引き出
し個々の苗に分離する際に紙筒苗に大きな力が働
き紙筒苗を損傷する危険があるため、紙筒を機械
的な取扱いに耐える強度にする必要が生ずる。こ
のため、紙筒製造に供する紙の湿潤強度を高める
べくある程度強い耐腐処理を紙に施すが、耐腐処
理を高めれば高める程前記した微生物による紙の
分解侵食が阻止され、その結果紙筒の抱土性を悪
くすることになり、機械移植に際して紙筒から育
苗土の脱落を多くする。
このような不都合を解消するため、特公昭55−
30805号公報に示されるような紙に強度の耐腐処
理を施さずに育苗土の抱土性を良好に確保しなが
ら、機械的な分離力により容易に裂断して紙筒苗
自体には大きな力が作用しないように、紙筒の接
続片に分離誘導部と切込線を設けた連続紙筒鉢体
を育苗に使用する方法が提案されており、またこ
のような連続紙筒を用いた育苗した紙筒苗を分離
移植するための装置として特開昭52−107905号公
報に示される紙筒苗を列状に引出し搬送するため
の回転誘導体とこの誘導体の苗出口部に近接して
臨む分離ローラからなる苗分離装置が提案されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記特開昭52−107905号公報に
示される苗分離装置にあつては、分離ローラに供
給される紙筒苗は分離ローラに到達したときの紙
筒苗の上端又は下端部のいずれか一方が他方に先
行して分離ローラに捕捉されるように直立状態で
供給されることを不可欠の条件とするが、搬送過
程において紙筒苗に付着する土砂或は紙筒内の育
苗土が落下し、これが伝導機構を収容するケース
上に堆積し、搬送中の紙筒苗の底部に接触するよ
うになると、回転誘導体を構成する進行方向前後
のプーリー部を除くベルト部分のみの挾持力は弱
くなつているため直立姿勢を崩し易く、前記直立
状態を保持しての分離ローラへの供給が阻害され
ることになる。このため作業者が土砂の堆積を観
測しながら排土する手間を必要とするが、通常回
転誘導体とケース等機面との隙間がそれ程大きく
ないことから排土も十分でなく、移植作業に支障
を来す不都合があつた。
(問題点を解決するための手段) この考案は上記不都合を解消するために鋭意工
夫した結果、搬送路上に底部を有する回転誘導体
と共に移行さすことに着目し、前記回転誘導体を
構成する回転ベルトの下端部にL状に屈折した形
状に多数の舌片を設け、前記左右の回転ベルトが
対向するとき紙筒苗搬送路上に底部を形成せし
め、その上に紙筒苗を載置、搬送する如くしたこ
とにより、解決したのである。
(作用) この考案の紙筒苗分離装置は、第1図を参照し
て引き出された紙筒苗2を1対のベルト8,8間
に誘導し、該ベルト8には下端をL字形に屈曲さ
せた舌片9の上にのせベルト8,8で挾持誘導し
ながら分離ロール12,12の間に供給する。分
離ロール12,12はベルト8,8より早く回転
しているので先端の紙筒苗2は速度差により1個
1個の苗に分離する。このとき前記舌片9はベル
ト8と共に回転しており、その上に載置された紙
筒苗2は舌片9と共に移行するので従来の装置に
見られる前記堆積土砂と紙筒苗底面を遮断し、堆
積土と紙筒苗との接触を回避できる。従つて舌片
9は第1図に示すようにベルト8,8の双方に付
すことが好ましいが何れか一方のベルト8に前記
と同様に底部を形成するように舌片を付して堆積
土と紙筒苗との接触を回避するようにしてもよい
ものである。
(実施例) 以下図面に示す好ましい例により詳細説明す
る。
第1図はこの考案の要部を説明し、1は回転誘
導体で紙筒苗2の搬送路3をはさみ左右一対の駆
動プーリ−4,4及び従動プーリー5,5を夫々
駆動竪軸6,6及び従動竪軸7、7により回転可
能に設ける。左及び右の駆動プーリー4と従動プ
ーリー5との間に紙筒苗2を挾持する間隔Pをお
いてベルト8,8を掛張し、左右のベルト8,8
の対向面が前記紙筒苗搬送路上にあつてかつ互に
平行するようにする。ベルト8,8の下端部をL
状に屈折し、プーリー4,5の回行を容易とする
ために所定間隔に貫通切れ目10を付与して形成
した舌片9,9を設け前記搬送路3上で左右のベ
ルト8,8が対向するとき左右の舌片9,9が互
に回動してベルト8,8の下部に底部を形成し、
その上に紙筒苗2の底を載置する如くしている。
12,12は回転誘導体1より周速を大として
回転する分離ロールで左右一対の回転体からな
り、回転誘導体1の苗出口部に近接させて臨ま
せ、苗出口部に向う回転面を傾斜させている。ま
た互の摺接面13を仮想垂直面Sに一致させると
共にベルト6,6の対向間隔Pの中点にほぼ一致
させるようにしている。分離ロール12,12に
適合する回転体として図面では截頭円錐回転体を
示すが、このほか円筒回転体を回転誘導体1に対
して前傾、後傾いずれかに傾斜させて用いること
ができ、更に前記分離ロール12,12の条件を
満足させるような回転ベルトを用いてもよい。分
離ロール12,12の回転面は紙筒苗を捕捉挾持
して苗を損傷させないような弾性物質層とするこ
とが必要である。14,14は分離ロール12,
12の竪軸である。第4図はこの考案の他の実施
例を説明するもので、前記回転誘導体1を鎖ベル
トにより構成したものであり、左右のベルトが
夫々上下一対の鎖ベルト15,15′からなり、
下方の鎖ベルト15′に例えば連結ピン16′を利
用して板状体を固設し舌片17とすればよい。1
8は紙筒苗2を搬送するための棧で上方及び下方
の鎖ベルト15,15′の連結ピン16,16に
取り付けた取り付け具19により鎖ベルト15,
15′の間に渡し掛けて固設する。棧18の外側
部(紙筒苗の挾持部)は前記ベルト8,8と同様
に紙筒苗2を挾持して搬送する機能を付与すれば
足りるので、紙筒苗2を挾持して特に損傷を与え
ない形状であればよく、図面のようにフラツトな
形状、あるいは凹凸形状等適宜な形状に選択して
よい。また棧18の材料は鋼板、プラスチツク
板、木板等通常の剛板又は線体を用いてよく、更
にこれら剛板等でつくられた棧18の外側部を貼
着その他適宜手段で弾性加工してもよいものであ
る。この鎖ベルトを用いる場合には前記駆動竪軸
6及び従動竪軸7にプーリー4及び5に代えて鎖
歯車(駆動竪軸6に固定する鎖歯車20のみを示
す)を固設すればよい。
この考案は上記の如くこれを例えば第5図に示
す移植機に組込み、駆動竪軸6、従動竪軸7、及
び分離ロールの竪軸14を夫々下方のミツシヨン
ケース21に収容し、竪軸6の下部にカサ歯車2
2を取り付け、この歯車22と噛み合う別のカサ
歯車(図示せず)を回転横軸23に固設し、この
横軸23に取り付けたスプロケツト24と接地輪
25の軸26に取り付けたスプロケツト27との
間にチエーン系28を配して接地輪25の回転を
駆動竪軸6に伝える伝導系を形成する。更に駆動
竪軸6と分離ロールの竪軸14に夫々スプロケツ
ト或はベルトプーリー29,30を取り付けその
間にチエーン或はベルト31を張設して竪軸6の
回転を竪軸14に伝導する。
上記において、図の移植機に特公昭55−30805
号公報明細書に示される分離誘導部と切込線の設
けた接続片で隣接する紙筒を列状に連結して折り
たたまれている紙筒集合体を用いて育苗した紙筒
苗群Pを苗載置コンベア32に載置し、矢印方向
に進めると、接地輪25の回転をチエーン系28
を介して伝導されて苗載置コンベア32、回転誘
導体1、分離ローラ12が回転し始め、紙筒苗2
の群は一定の速さで前進しながらその先端を回転
誘導体1に挾持されて引かれ、順次列状になつて
繰り出され分離ローラ12に供給される。
分離ローラ12,12は前記した如く回転誘導
体1よりもその周速を大とし、回転誘導体1に向
う回転周面を傾斜させるので、供給された先頭の
紙筒苗の上、下いずれか一方を他方に先行して捕
捉挾持するように作用し、回転誘導体に未だ挾持
状態にある続く紙筒苗との間の接続片の上、下い
ずれか一方の辺縁部に瞬間的な引張り力を作用せ
しめ接続片に与えられている分離誘導部を切断始
点として、∨あるいは∧状に切断点を移動させて
接続片を切断し、先頭の紙筒苗を1個の分離苗と
し、苗落下管33により圃場に落下せしめて予め
つくられた植付溝に植付ける。この場合従来にあ
つては回転誘導体1の搬送過程で落下する土砂の
ため紙筒苗の直立搬送が阻害され、この防止のた
め人手による排土を余儀なくされていたがこの考
案により、落下堆積土砂と紙筒苗との接触が完全
に防止され、紙筒苗は常時直立姿勢で分離ロール
に供給され紙筒苗は確実に1個1個に分離される
ことになる。
なお上記紙筒苗は分離誘導部と切込を与えた接
続片で列状に連結された紙筒で育苗されたもので
あるが、これに限ることはなく例えば隣接紙筒間
が育苗終了時点においてなお接着力を残して列状
となる紙筒苗の分離にも適用でき、この場合には
前記接続片に相当する隣接紙筒空間がないため、
回転誘導体及び分離ロールの形状等をこの考案の
範囲内で適宜修正すればよい。
(考案の効果) この考案の装置を用いるときは、従来人手によ
つて行つていたミツシヨンケース等回転誘導体下
方に落下堆積した土砂の除去の手間を解消するの
で作業管理を容易とし、移植作業の能率を高める
ことができ、紙筒苗の全自動移植をより完全とす
るもので、農作業に大きく寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の要部を説明する正面図、第
2図は第1図A−A視縦断面図、第3図は回転誘
導体の部分詳細図、第4図は他の実施例を説明す
る概略図、第5図はこの考案の使用例を説明する
移植機全体図である。 1……回転誘導体、2……紙筒苗、4,4……
駆動プリー、5,5……従動プリー、6,6……
駆動竪軸、7,7……従動竪軸、8,8……ベル
ト、9,9及び17,17……舌片、12,12
……分離ロール、15,15′……鎖ベルト、1
8……棧、20,20……鎖歯車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 列状に隣接する紙筒苗を縦姿勢で誘導搬送す
    る回転誘導体とこの回転誘導体の苗出口部に近
    接して臨む分離ロールとからなる紙筒苗の分離
    装置において、前記回転誘導体を構成する回転
    ベルトの下端部にL状に屈折した形状に多数の
    舌片を設け、該舌片により回転誘導体の底部を
    形成せしめる如くしたことを特徴とする紙筒苗
    の分離装置。 (2) 回転ベルトが弾性材料からつくられた平ベル
    トであり、該ベルトの下端部を屈曲し、所定間
    隔に貫通する切れ目を付与した舌片である実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載の紙筒苗の分離
    装置。 (3) 回転ベルトが上下一対の鎖ベルトであり、下
    方の鎖ベルトに板状体を取り付けて構成した舌
    片である実用新案登録請求範囲第(1)項記載の紙
    筒苗の分離装置。
JP810185U 1985-01-25 1985-01-25 Expired JPH0410724Y2 (ja)

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JP810185U JPH0410724Y2 (ja) 1985-01-25 1985-01-25

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JP810185U JPH0410724Y2 (ja) 1985-01-25 1985-01-25

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JPS61125217U JPS61125217U (ja) 1986-08-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993006707A1 (en) * 1991-10-04 1993-04-15 Hokuei Co., Ltd. System for separating lined-up seedling

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JPH0484812A (ja) * 1990-07-25 1992-03-18 Hokuei:Kk 整列苗の分離装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993006707A1 (en) * 1991-10-04 1993-04-15 Hokuei Co., Ltd. System for separating lined-up seedling

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JPS61125217U (ja) 1986-08-06

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