JPH0748019Y2 - 甘藷類のつるまくり装置 - Google Patents

甘藷類のつるまくり装置

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JPH0748019Y2
JPH0748019Y2 JP1989045204U JP4520489U JPH0748019Y2 JP H0748019 Y2 JPH0748019 Y2 JP H0748019Y2 JP 1989045204 U JP1989045204 U JP 1989045204U JP 4520489 U JP4520489 U JP 4520489U JP H0748019 Y2 JPH0748019 Y2 JP H0748019Y2
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Japan
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sweet potato
winding
braid
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vine
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明司 安井
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、甘藷類のつるまくり装置に係り、詳しくはマ
ルチ畦で育成した甘藷類の収穫時に、畦上に繁茂してい
る甘藷つるを機械的に分離して機体の外側方に搬送放出
することができる甘藷類のつるまくり装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
一般に、甘藷類の栽培においては、マルチ畦で移植苗を
育成しているので、その収穫時には、まず畦上に繁茂し
ている甘藷つるを除去しなければならないが、従来は、
回転歯によって甘藷つるといもとを分離し、ついで、分
離したつるを人手により次の畦の位置へ運搬しているの
で、甘藷つるの除去作業に大きな労力を要するという問
題があり、さらに回転歯でいもとつるとを分離する際
に、どうしてもつるの二重切り等が発生し、このため圃
場内に短かく切断されたつるが残存して、次年度の栽培
時に病害が発生する等の惧れがあった。
〔本考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記の如き実情に鑑み、これらの問題点を解決
すべく創案されたものであって、マルチ畦で移植苗を育
成しても、その収穫時には、畦上に繁茂している甘藷つ
るを機械的に分離除去することができて、収穫作業に要
する労力を著しく軽減することができ、しかも、短かく
切断されたつるが圃場に残存して次年度の栽培時に病害
等が発生するような惧れの全くない甘藷類のつるまくり
装置を提供することを目的課題としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、本考案が講じた技術的手段
は、甘藷類の栽培において、マルチ畦の上面に網ひもを
配設して移植苗を育成し、収穫時に甘藷つるをマルチ畦
から分離するつるまくり装置であって、機体の進行方向
前端に、上記網ひもを巻上げて網ひも上に繁茂した甘藷
つるをマルチ畦から分離させる巻上げ部を設け、該巻上
げ部の上方に、甘藷つるを後方上方に向って移送するす
き上げ部を設けると共に、上記巻上げ部には、網ひもを
すき上げ部の下方に向けて巻込む巻込みロールを設け
て、網ひもから分離させた甘藷つるのみを、すき上げ部
の移送終端に設けた側方に延出する搬送部から機体の外
側方に搬送放出すべく構成したことを特徴とするもので
ある。
〔考案の作用〕
したがって本考案によれば、甘藷類の栽培に当り、網ひ
もを配設したマルチ畦で育成された移植苗は、収穫時に
は甘露つるが畦上に繁茂しているが、つるまくり装置を
畦に沿って進行させれば、機体に設けた巻上げ部が、マ
ルチ畦に配設された網ひもを機体の進行方向前端から巻
上げるので、繁茂している甘藷つるが網ひもとともに持
ち上げられ、このとき地中にあるいもからつるが切断分
離する。ついで、巻上げ部の上方に設けたすき上げ部
が、甘藷つるを網ひもから上方にすき上げるが、このと
き、巻上げ部に設けた巻込みロールによって、網ひもが
すき上げ部の下方に向けて巻込まれるので、甘藷つるは
網ひもから確実に分離して、甘藷つるのみが後方上方に
向って移送される。そしてすき上げ部の移送終端に達し
た甘藷つるは、側方に延出する搬送部により機体の外側
方に搬送放出される。したがって繁茂した甘藷つるを機
械的にマルチ畦から分離除去することができ、しかも収
穫作業後、圃場に短く切断されたつるが残存するような
ことはない。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を添付した図面に基いて詳述する。
第4図〜第7図は甘藷苗aが育成される状態を示すもの
であって、整形された畦1がマルチフィルム2で被覆さ
れ、甘藷苗aの植付部に沿って網ひも3が配設されてお
り、網ひも3の端部はくい4により地面に固定されてい
る。上記網ひもは、第8図に示すように畦1の側面まで
覆う巾広の網ひも3′としてもよい。そして、いもの収
穫時には、網ひも3上に甘藷つる5が繁茂し、畦の土中
には生育した多数のいも6が存在している。
7は甘藷つる5をまくり取るつるまくり装置の機体であ
って、ロワリンク8とトップリンク9を介して走行機体
10に昇降自在に装着されている。11はPTO軸であって、
機体7側の軸受12,12間に支持された入力軸13にユニバ
ーサルジョイント14を介して連結されており、入力軸13
に固定したプーリ15が、機体7の右側方上部に設けた前
後方向の搬送軸16のプーリ17にベルト18を介して連動連
結されている。上記搬送軸16は、軸受19,19間に支持さ
れており、その中間に設けたスプロケット20に、搬送チ
ェン21を巻回することにより、機体7の側方に延出する
搬送部22が形成されている。また搬送軸16の前端側が図
示しない伝動機構を介して網ひも3の巻上げ部23と、該
巻上げ部23の上方に設けた甘藷つる5のすき上げ部24に
連動連結されている。すなわち、巻上げ部23は機体7の
進行方向前端に設けた偏心ローラ25、その後方に設けた
巻込みロール26,27、巻上げロール28およびその後方上
方に設けた一対の巻取りロール29,30によって形成され
ている。上記巻込みロール26,27と巻上げロール28は表
面に弾性体が装着され、ロール27がロール26,28に圧着
した状態となっている。そして畦の上面からの網ひも3
は偏心ローラ25とロール26の上面を通ってロール27に下
方から巻回し、更にロール28の前面を経て後方の巻取り
ロール29,30により巻き取らせることにより、偏心ロー
ラ25からの網ひも3は、巻取りロール26,27により、一
旦すき上げ部24の下方に向けて巻込まれ、ついで巻上げ
ロール28により巻上げられるようになっている。そして
巻取りロール29,30で巻取られた網ひも3は機体10の下
部に設けた受皿31内に収納される。
一方、すき上げ部24は、搬送軸16に連動する駆動スプロ
ケット32と機体7の前部に設けた遊転スプロケット33間
に移送チェン34を巻回して前低後高状に形成されてお
り、網ひも3から分離させた甘藷つる5は上記移送チェ
ン34により後方へ移送される。そして移送終端で搬送部
22の搬送デッキ35上に落下し、前記搬送チェン21により
機体7の外側方に向けて搬送されて、一畦先の畦溝に放
出されるようになっている。36,37は、機枠38に固定さ
れた押えガイド、39はすき上げチェン34の側方に設けた
ガイド、40は巻上げ部23の上面に沿って設けたデッキ部
であって、該デッキ部40には、巻き上げられた網ひも3
がロール29,30間に噛み込むための開口41が設けられて
いる。
また、第2図は作業機の機体7を走行機体10の後部に装
着した後装型のものを示しているが、第3図のように走
行機体10の前部に装着して前装形としたときには、作業
機10の後部に掘取機を装着して同時にいもの掘取りを行
うことができる。
上記の如き構成において、畦1に移植された甘藷苗a
は、その成育に伴って甘藷つる5が網ひも6上に繁茂す
るが、いもの収穫時には、まず畦1の両側の甘藷つる5
をつる切り機により切断すれば、畦1から引き上げた網
ひも3を、機体7の進行に伴って巻上げ部23が巻き上げ
て受皿31に収納することができる。このとき網ひも3を
持上げる力により、甘藷つる5をいも6との接点部分で
切断して畦1から機械的に分離するので、土中に短かく
切断されたつるが飛散することはない。また、機体7の
前部に設けた偏心ローラ25の作用により、網ひも3に作
用する張力が交互に大きく変化して断続的に引張るので
一層円滑に甘藷つる5を分離することができ、いも6が
ぬけ出して掘取時に損傷するようなことはない。そして
巻上げ部23の上方に設けたすき上げ部24が甘藷つる5を
網ひも3からすき上げるが、このとき巻上げ部23に設け
た巻込みロール26,27が、網ひも3をすき上げ部24の下
方に向けて巻き込むので、網ひも3から甘藷つる5を確
実に分離させることができる。ついで分離した甘藷つる
5のみがすき上げ部24により後方に移送され、移送終端
に設けた搬送部22で機体7外側方の一畦さきの畦溝に放
出されるので、そのままいも6を掘り取ることができて
収穫作業の労力を著しく軽減することができる。また幅
広の網ひも3′を使用した場合には、甘藷つる5の分離
が更に容易となって便利である。なお、網ひも3はマル
チフィルム2に接着して一体化してもよく、更に網ひも
3に肥料を吸収させておけば移植苗の成育を助長するこ
とができる。
〔考案の効果〕
これを要するに本考案は、甘藷類の栽培において、マル
チ畦の上面に網ひもを配設して移植苗を育成し、収穫時
に甘藷つるをマルチ畦から分離するつるまくり装置であ
って、機体の進行方向前端に、上記網ひもを巻上げて網
ひも上に繁茂した甘藷つるを後方上方に向って移送する
すき上げ部を設けると共に、上記巻上げ部には、網ひも
をすき上げ部の下方に向けて巻込む巻込みロールを設け
て、網ひもから分離させた甘藷つるのみを、すき上げ部
の移送終端に設けた側方に延出する搬送部から機体の外
側方に搬送放出すべく構成したから、マルチ畦で移植苗
を育成するものでありながら、収穫時には、機体に設け
た巻上げ部がマルチ畦に配設した網ひもを巻上げるの
で、畦上に繁茂した甘藷つるを、網ひもとともに持ち上
げて、地中にあるいもから円滑に分離することができ
る。したがって短かく切断されたつるが圃場に残存して
病害等が発生する惧れを未然に防止することができる。
ついで巻上げ部の上方に設けたすき上げ部が甘藷つるを
網ひもからすき上げるが、このとき巻上げ部に設けた巻
込みロールが、網ひもをすき上げ部の下方に向けて巻込
むので、網ひもから甘藷つるを確実に分離させることが
できる。そして分離した甘藷つるのみを後方上方に移送
し、さらに移送終端から搬送部が甘藷つるを機体の外側
方に搬送放出するので甘藷つるを機械的に分離除去する
ことができて、収穫作業時の労力を著しく軽減して能率
よく甘藷類の栽培を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る甘藷類のつるまくり装置の一実施例
を示すものであって、第1図は要部の縦断側面図、第2
図、第3図はそれぞれ装着状態を示す平面図、第4図は
畦の斜視図、第5図は同上断面図、第6図は収穫時の畦
を示す斜視図、第7図は網ひもの固定状態を示す斜視
図、第8図は、他の網ひもを示す斜視図である。 図中、1…マルチ畦、3…網ひも、7…機体、22…搬送
部、23…巻き上げ部、24…すき上げ部、26,27…巻込み
ロール、a…移植苗である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】甘藷類の栽培において、マルチ畦の上面に
    網ひもを配設して移植苗を育成し、収穫時に甘藷つるを
    マルチ畦から分離するつるまくり装置であって、機体の
    進行方向前端に、上記網ひもを巻上げて網ひも上に繁茂
    した甘藷つるをマルチ畦から分離させる巻上げ部を設
    け、該巻上げ部の上方に、甘藷つるを後方上方に向って
    移送するすき上げ部を設けると共に、上記巻上げ部に
    は、網ひもをすき上げ部の下方に向けて巻込む巻込みロ
    ールを設けて、網ひもから分離させた甘藷つるのみを、
    すき上げ部の移送終端に設けた側方に延出する搬送部か
    ら機体の外側方に搬送放出すべく構成したことを特徴と
    する甘藷類のつるまくり装置。
JP1989045204U 1989-04-18 1989-04-18 甘藷類のつるまくり装置 Expired - Lifetime JPH0748019Y2 (ja)

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JPS63160515A (ja) * 1986-12-24 1988-07-04 ヤンマー農機株式会社 蔓切機

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