JPH0216563Y2 - - Google Patents

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JPH0216563Y2
JPH0216563Y2 JP464589U JP464589U JPH0216563Y2 JP H0216563 Y2 JPH0216563 Y2 JP H0216563Y2 JP 464589 U JP464589 U JP 464589U JP 464589 U JP464589 U JP 464589U JP H0216563 Y2 JPH0216563 Y2 JP H0216563Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はペーパーポツトとして知られている
育苗容器で育苗した紙筒苗をその生育度合別に自
動的に選別する紙筒苗の選別装置に関するもので
あり、特に紙筒の口径に較べてその全長が大きい
ペーパポツト(例えばビート、大根、人参等に使
用する口径2cm、全長13cmのもの。)で育苗した
紙筒苗の選別を行うのに好適な選別装置に関する
ものである。 (従来の技術) 従来から、製糖原料であるてん菜の栽培等にペ
ーパーポツトによる育苗移植栽培が普及してお
り、北海道ではてん菜栽培のおよそ92%がペーパ
ーポツトによる育苗移植栽培で行なわれている。
この育苗方法は、紙筒の口径1.9cm、全長13cm、
横20列で縦70段からなる1冊1400本の集合紙筒に
土詰播種覆土を行なつて、育苗ハウス内の苗床に
これを設置し、約35日間育苗の後、各苗を本囲に
定植するものである。 ところで、近年においては、てん菜の増収を図
るために、下記に記す種々の育苗技術が開発され
てきている。 (イ) 育苗中間時期において紙筒苗を苗床より移動
させ、苗の根部に空気(酸素)を供給して、呼
吸作用を活発化させ、以後の苗の生育を盛んに
する。 (ロ) 育苗ハウス内でも設置場所による気温差(特
に壁ぎわとその他の場所)があり、この気温差
により生育むらが発生するため、ほぼ同じ大き
さの苗毎に選別し、これを再び集めてほぼ同じ
大きさの苗群毎に育苗する。なお、苗の全く生
育していない紙筒苗は選別を行なう際に除去す
るものである。 (ハ) 近時開発された高能率移植機を用いて定植作
業を行なうため、糊により接着されれた集合紙
筒をこれに適した群として分離し、結束または
運搬箱に収納して育苗する。 上記のような紙筒を用いる育苗移植技術の実
施には、苗の生育度合い別に苗を選別すること
が必要であるが、この選別はもつぱら人手によ
り行なわれているのが実情であり、実用に供さ
れている適当な装置はまた見当たらない。 なお、紙筒苗以外の土付苗または苗木用に適合
する選別装置として、例えば、長短2種の苗送り
コンベアを並設して設け、土付苗を支承する長い
方のコンベアの移送終端域の一側に茎部を挾持す
る挾持コンベアを対応させ、この挾持コンベア区
分には土付苗のブロツク土部の支承コンベアを欠
除して落下部とした構成(特開昭54−130320号公
報)や、機体の両側にそれぞれ数条のベルトを張
設し、一側の数条のベルトを内側から外側に向け
て漸次長くして、苗木の進行方向に向けて両側の
ベルト間の間隔を漸次拡張した構成(特公昭40−
19383号公報)が知られる。 (考案が解決しようとする問題点) 上記の従来知られる選別装置を紙筒苗に適用す
るとき、特開昭54−130320号公報記載の選別装置
にあつては、挾持コンベア区分にはブロツク土を
支承するコンベアを欠除するので挾持コンベアに
葉身部を挾持されて移送されるとき、苗の根部と
土を抱く紙筒部分は落下自由の状態に置かれる。
このため、挾持コンベアの葉身部の挾持が弱い場
合には自重により葉身部がコンベアから抜けて紙
筒苗自体を不必要に落下させることになり、また
特公昭40−19383号公報記載の選別装置にあつて
は、紙筒苗の底面を常時送り方向に平行する直線
状に揃えてベルト上に供給することが不可欠とす
るので、供給手段になお改善の余地を残してい
る。 (問題点を解決するための手段) この考案は、上記の事情からなされたもので、
横倒しの土付苗を搬送する搬送装置と搬送された
土付苗の茎葉部を挾持する挾持装置を接続して備
える土付苗の選別装置において、搬送起点から終
点の全長に亙り張設した搬送ベルト14と、搬送
ベルト14に同水位で平行し前記起点から終点に
至る中途位置に張設された搬送ベルト15と、搬
送ベルト15に同水位で前記搬送起点から前記中
途位置に向けて搬送ベルト15に漸次接近するよ
うに張設した整列ベルト16と、前記搬送ベルト
14に同水位で平行し紙筒苗4の長さ方向重心G
から底面2a寄り位置として張設した搬送ベルト
28により紙筒苗4の搬送路を形成し、前記搬送
ベルト28に平行状で対応する位置に苗5を支持
して搬送するそれぞれ上下一対となる長短複列の
葉身支持ベルト32,31を配し、前記搬送ベル
ト14に平行状に対応し紙筒苗4の底面2aに当
接する位置とした紙筒軸方向距離設定ベルト13
を張設し、前記搬送起点から前記中途位置に至る
搬送路上に紙筒苗列群3の分離装置Sを配した選
別装置とすることにより、紙筒苗の底面を常時搬
送方向に平行する直線状に整列して搬送し正確な
生育度合いに対応した選別を可能にしたものであ
る。 (作用) 同一平面内に張設する線ベルト14,15,1
6上に横倒しにした紙筒苗列群3を供給すると、
これらのベルト14,15,16の回速回転によ
り紙筒苗列群3は前方に搬送されるが、このとき
に、線ベルト16を、線ベルト15に対し紙筒苗
列群3の搬送方向に向けて漸次接近するように水
平方向の角度θで傾斜して張設するので、線ベル
ト16は回転により紙筒苗列群3に線ベルト14
方向への移動力を作用せしめる。これにより、紙
筒苗列群3は、線ベルト14側へ寄せられながら
前方に搬送されることになるが、線ベルト14の
外側には線ベルト14よりも水位を高くして(横
倒しにした紙筒苗4の高さの範囲内)線ベルト1
3を張設してあるので紙筒苗列群3はその底面2
aを線ベルト13に当接して横方向の移動を停止
せしめられる。このような線ベルト13と線ベル
ト16の協同作用により、紙筒苗列群3は、底面
2aの線ベルト13への当接を強制されつつ搬送
され、搬送路に設ける分離装置Sにより一個一個
の紙筒苗4に分離されて搬送され、続いて線ベル
ト14,28により搬送される。 線ベルト14,28により搬送されつつある紙
筒苗のうち、空苗を示す紙筒苗6(第2図参照)
及び葉身の全長が紙筒苗方向距離l1よりも小さい
ものは葉身が葉身支持ベルト31に支持されない
ので、バランスを失つて落下し、空苗受箱49
(第4図参照)に収納される。残りの紙筒苗は、
葉身が葉身支持ベルト31に支持されるのでその
まま搬送される。次いで、葉身の全長が紙筒軸方
向距離l2よりも小さいものは葉身が葉身支持ベル
ト32に支持されないので、葉身支持ベルト32
による葉身の支持が解放されると共にバランスを
失つて落下し、小苗受箱50(第4図参照)に収
納される。葉身の全長が紙筒軸方向距離l2よりも
大きいものは葉身が葉身支持ベルト32に支持さ
れているのでそのまま搬送され、葉身支持ベルト
32による葉身の支持が解放されると共にバラン
スを失つて落下し、大苗受箱51(第4図参照)
に収納される。このようにして紙筒苗4は、開口
2bから葉身支持ベルト31,32までの紙筒軸
方向距離l1,l2を一定にして空苗、小苗、大苗の
順に正しく選別される。 (実施例) 以下に本考案の選別装置を図面に示す実施例に
より説明する。 第1図において、1は集合紙筒で、この集合紙
筒を構成する各紙筒2は、横列方向(第1図中、
矢印A方向)に接着性の強い水溶性糊で相互に接
着され、段方向(第1図中、矢印B方向)に接着
性の弱い水溶性糊で相互に接着されている。育苗
期間経過後の各紙筒2の段方向の接着力は殆んど
消失するものであり、各紙筒2の横列方向の接着
力は残存するものである。したがつて、育苗期間
経過後は、各紙筒2を横列方向に紙筒苗列群3と
して容易に集合紙筒1から分離できるものであ
る。第2図は、集合紙筒1から分離した紙筒苗列
群3を示しており、この図において、4は苗5が
生育している紙筒苗、6は苗5が生育していない
紙筒苗(以下、空苗という。)である。 この紙筒苗群列3は、以下に説明する紙筒苗の
選別装置にかけられるものである。 第3図ないし第4図において、7は紙筒苗の選
別装置である。この選別装置7を、その駆動シス
テムを示す第5図を参照しつつ説明する。図にお
いて、左側が搬送起点であり、右側が搬送終点で
ある。搬送起点から搬送終点に向かつて、回転軸
8,9,10,11,12が互いに所定の間隔を
あけて設けられている。13,14,15,16
は線ベルトを示し、各線ベルト13,14,1
5,16は同速度で定方向に運動するようになつ
ている。このうち、線ベルト13,14は回転軸
8に固定したプーリ17,18と回転軸12に固
定したプーリ19,20とにそれぞれ張設され、
線ベルト15,16は回転軸8に固定したプーリ
ー21,22と回転軸10に固定したプーリー2
3,24とにそれぞれ張設されている。プーリー
23とプーリー24との間隔は、プーリー21と
プーリー22との間隔よりも狭くされており、線
ベルト16は整列ベルトとしての機能を有し、紙
筒苗の搬送が進むに伴つて線ベルト15に漸次接
近するようにされている。線ベルト13,14,
15は、選別装置7の機枠57(回転軸を支承す
るもの。)に対して平行とされており、線ベルト
14,15,16は同一水平面内において搬送路
を構成するものである。線ベルト13は、紙筒軸
方向距離設定ベルトとしての機能を有し、第6図
に示すように、線ベルト14,15,16が形成
する搬送路よりも上方へ設けられて、横倒しにさ
れて搬送される紙筒苗列群3の各紙筒底面2aに
当接するようになつている。 線ベルト14,15,16により形成された搬
送路の中途には、紙筒苗列群3の分離装置Sが設
けられている。この分離装置Sは、第7図、第8
図に示すように一対のスポンジローラ25,26
から大略構成されている。このスポンジローラ2
5,26は回転軸9,27に固着され、互いに反
対方向に回転駆動されるようになつている。回転
軸9と回転軸27とは紙筒苗の搬送方向に位置を
ずらせて設けられ、スポンジローラ25,26の
周速度は紙筒苗の搬送速度よりも大とされてい
る。第7図に示すように、搬送方向終点側にある
紙筒苗4′は、スポンジローラ25により隣接す
る紙筒苗4からその下側部分がまず剥離され、次
いでスポンジローラ26によりこれに隣接する紙
筒苗4からその上側部分が剥離されて、完全に分
離されるのである。このようにして順次分離され
た紙筒苗4′は第8図に示すように、線ベルト1
6の作用によりその底面2aが線ベルト13に当
接した状態で搬送される。 次いで、このようにして分離された各紙筒苗4
は、後述する選別段階で選別されつつ線ベルト1
4と線ベルト28とにより搬送されるものであ
る。 第5図に戻つて、線ベルト28は回転軸10に
固定したプーリー29と回転軸12に固定したプ
ーリー30とに張設されている。線ベルト28は
線ベルト14と平行で、線ベルト14と線ベルト
28とは水平面内で搬送路を構成しており、線ベ
ルト14,28は第9図に示すように、横倒しに
された紙筒苗の重心Gを境にして紙筒苗の底面2
a寄りの周面を下から支持して紙筒苗を落下可能
の状態で搬送するようになつている。 線ベルト28と平行に対応する位置に、搬送方
向の長さが互いに異なる長短複列の葉身支持ベル
ト31,32が設けられている。これを第10図
を用いて説明する。葉身支持ベルト31は上下方
向に一対の線ベルト33,34から構成され、葉
身支持ベルト32は上下に一対の線ベルト35,
36から構成されている。線ベルト33は回転軸
37に固定されたプーリー38と回転軸39とに
固定されたプーリー40とに張設され、線ベルト
34は回転軸10に固定されたプーリー41と回
転軸11に固定されたプーリー42とに張設され
ている。一方、線ベルト35は回転軸37に固定
されたプーリー43と回転軸44に固定されたプ
ーリー45とに張設され、線ベルト36は回転軸
10に固定されたプーリー46と回転軸12に固
定されたプーリー47とに張設されている。線ベ
ルト34,36は紙筒苗の搬送方向に紙筒苗の搬
送方向と同方向に回転駆動され、線ベルト33,
36はこれらの対向方向に駆動される。葉身支持
ベルト31のベルト対向空間X、葉身支持ベルト
32のベルト対向空間Yは、それぞれ葉身支持路
を構成しており、苗の葉身はこの支持路に沿つて
紙筒苗の搬送方向と同方向に搬送されるものであ
る。 線ベルト13から葉身支持ベルト31の葉身支
持路までの距離m2は、線ベルト13から葉身支
持ベルト32までの距離m3よりも小さく構成さ
れ、ここでは、葉身が葉身支持ベルト31に支持
されない紙筒苗と、葉身が葉身支持ベルト31に
支持されるが葉身支持ベルト32には支持されな
い紙筒苗と、葉身が葉身支持ベルト31及び葉身
支持ベルト32に支持される紙筒苗との3種類に
区分選別されるようになつている。すなわち、葉
身が葉身支持ベルト31に支持されない紙筒苗は
空苗に対向するものであり、葉身が葉身支持ベル
ト31に支持されるが葉身支持ベルト32に支持
されない紙筒苗は小苗に対応するものであり、葉
身が葉身支持ベルト31及び葉身支持ベルト32
に支持される紙筒苗は大苗に対応するものであ
る。紙筒苗は、その紙筒底面2aが線ベルト13
に当接した状態でその紙筒開口2bから葉身支持
路までの紙筒軸方向距離を略一定に保ちつつ搬送
されるのであるが、この各紙筒軸方向距離はハン
ドル48を操作して、線ベルト13から葉身支持
ベルト31,32までの各距離m2,m3を調節す
ることにより個々に変えうるようにされている。
なお、52は苗コンベアー、53はこの選別装置
駆動用モータ、54は減速機、55,56はそれ
ぞれチエーンである。 この考案の紙筒苗の選別装置は以上の如くであ
り、てん菜をはじめ、大根、人参、林木、花、ア
スパラ、スイートコン等各種作物を育苗した育苗
後に個々の鉢体苗に分離できる各種形態の紙筒苗
の選別に適用できる。 更に、この考案の範囲内で以下に記載するよう
な各種の変形がなされてよいものである。 (1) 実施例では、葉身支持路を上下に一対の回転
する線ベルトで構成したが、2本の滑性の良好
な線体を上下に張設して葉身支持路を構成する
ようにしてもよい。 (2) 実施例では、分離装置Sにスポンジローラを
使用したが、回転体であるならばこれに限らな
い。 (考案の効果) 整列ベルト16と紙筒軸方向距離設定ベルト1
3を設けたことにより、両者の協同作用で紙筒苗
4の底面2aが常時搬送方向に平行する直線状に
正確に規制されて搬送されることになり、これに
より苗5の生育度合いに対応した正確な選別がな
されることになる。また、選別された紙筒苗の区
分けは横倒しにされた紙筒苗の重心のバランス崩
れにより落下させるので装置構造を簡単化でき、
ベルトをすべて線ベルトとするので軽量化できる
と共に葉身部を支持するときに葉身部を損傷させ
る虞れがなく、装置を安価に製作できる。また、
以下の実験例で説明するように、選別精度も人手
による方法に比べて劣らず、選別時間を各段に短
縮して作業能率の向上をもたらす。 (実験例) 従来例との比較で、この考案の選別装置の効果
を実験例で説明する。 この実験では、線ベルト15と線ベルト16の
なす角度θ(第5図参照)を10度、線ベルト13
から線ベルト28までの距離m1(第5図参照)を
6cm、線ベルト13から葉身支持ベルト31まで
の距離m2(第5図参照)を15cm、線ベルト13か
ら葉身支持ベルト32までの距離m3(第5図参
照)を16.8cm、各線ベルト13,14,15,1
6,28,33,34,35,36の線速度を
8.4m/分、分離装置Sの回転軸9と27との搬
送方向軸間距離m4(第7図参照)を1cm、スポン
ジローラ25,26の周速度を10m/分とし、紙
筒には、ビート育苗用ペーパーポツト(商品名:
日本甜菜製糖(株)製。)の口径1.9cm、全長13cm、六
角筒構成の横20列、縦70段、1冊1400本の集合
紙筒を使用し、育苗ハウス内で2冊のビート苗を
育苗し、育苗開始15日目の中間苗を1冊は従来の
手作業による選別、他の1冊は上記条件による選
別を行なつた。 なお、苗の選別基準は (イ) 空苗及び葉身の全長が数mm以内のもの (ロ) 葉身の全長が2cm以内のもの (ハ) 葉身の全長が2cm以上のもの とした。 この実験によると、従来の人手による選別作業
時間は1人当り約55分であつたのに対し、この考
案に係る選別装置による選別作業時間は約20分で
あつた。 また、選別精度は第1表に示す通りであり、実
用上全く支障のない精度である。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図は集合紙筒の展開平面図、第2図は紙筒
苗列群の斜視図、第3図は本考案に係る紙筒苗の
選別装置の概略を示す平面図、第4図は第3図に
示す装置の側面図、第5図は第3図に示す装置の
駆動システム図、第6図は紙筒苗列群の搬送状態
を示す斜視図、第7図は紙筒苗列群の分離状態を
示す説明図、第8図は分離された紙筒苗の搬送状
態を示す斜視図、第9図は横倒しにされた紙筒苗
が葉身支持ベルトにより支持されつつ搬送されて
いる状態を示す側面図、第10図は葉身支持ベル
トの配設状態を示す斜視図、である。 2……紙筒、2a……紙筒苗の底面、2b……
紙筒苗の開口、3……紙筒苗列群、4……紙筒
苗、5……苗、13……紙筒軸方向距離設定ベル
ト、14,15,28……搬送ベルト(線ベル
ト)、16……整列ベルト(線ベルト)、31,3
2……葉身支持ベルト、G……横倒しにされた紙
筒苗の重心、S……分離装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 横倒しの土付苗を搬送する搬送装置と搬送さ
    れた土付苗の茎葉部を挾持する挾持装置を接続
    して備える土付苗の選別装置において、紙筒苗
    列群3の搬送起点から紙筒苗4の搬送終点の全
    長に亙り張設した搬送ベルト14と、搬送ベル
    ト14に同水位で平行し前記起点から終点に至
    る中途位置に張設された搬送ベルト15と、搬
    送ベルト15に同水位で前記搬送起点から前記
    中途位置に向けて搬送ベルト15に漸次接近す
    るように張設した整列ベルト16と、前記搬送
    ベルト14に同水位で平行し紙筒苗4の長さ方
    向重心Gから底面2a寄り位置として張設した
    搬送ベルト28により紙筒苗列群3及び紙筒苗
    4の搬送路を形成し、前記搬送ベルト28に平
    行状で対応する位置に苗5を支持して搬送する
    それぞれ上下一対となる長短複列の葉身支持ベ
    ルト32,31を配し、前記搬送ベルト14に
    平行状に対応し紙筒苗列群3及び紙筒苗4の底
    面2aに当接する位置とした紙筒軸方向距離設
    定ベルト13を張設し、前記搬送起点から前記
    中途位置に至る搬送路上に紙筒苗列群3の分離
    装置Sを配したことを特徴とする紙筒苗の選別
    装置。 (2) 搬送ベルト14,15,28、整列ベルト1
    6、紙筒軸方向距離設定ベルト13および上下
    一対となる長短複列の葉身支持ベルト32,3
    1のそれぞれが線ベルトで構成されている実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載の紙筒苗の選別
    装置。 (3) 紙筒軸方向距離設定ベルト13と上下一対と
    なる長短複列の葉身支持ベルト32,31のそ
    れぞれの間隔が調節可能とされている実用新案
    登録請求の範囲第(1)項記載の紙筒苗の選別装
    置。
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