JPH0410715Y2 - - Google Patents

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JPH0410715Y2
JPH0410715Y2 JP1986131697U JP13169786U JPH0410715Y2 JP H0410715 Y2 JPH0410715 Y2 JP H0410715Y2 JP 1986131697 U JP1986131697 U JP 1986131697U JP 13169786 U JP13169786 U JP 13169786U JP H0410715 Y2 JPH0410715 Y2 JP H0410715Y2
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chip
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heat
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 リフローチツプの発熱部の内側を山形状に突出
させることが知られているが、本考案は、この山
形状突出部の肉厚を、チツプ先端部よりも薄くす
ることで、発熱部全体が均一にかつ瞬時に昇温可
能とする。
〔産業上の利用分野〕
プリント基板等のパツドに、ICやコネクタな
どのような電子部品の端子列を載置し、上からリ
フローチツプを当てて一斉に加熱しリフロー半田
付けを行なうことが知られている。本考案は、こ
のリフローチツプにおいて、温度分布を一定にか
つ迅速に温度上昇可能とすると共に、温度検出を
正確に行なえるようにするチツプ形状に関する。
〔従来の技術〕
第4図は従来のリフローチツプの使用状態を示
す図で、aは平面図、bは側面図である。1はプ
リント基板などのような配線基板であり、配線パ
ターン2が形成されている。この配線パターン2
の端部のパツド3……に、ICなどのフラツトパ
ツケージ部品4の端子5……が取付けられる。端
子5……をパツド3に半田付けするために、パツ
ド3……には予め予備半田6が塗布されており、
この予備半田6をリフローチツプ7で加熱して溶
かすことで、半田付けされる。
リフローチツプ7は、端子5……の列を一斉に
半田付けできるように、端子列の全長lより長く
なつている。そのため、リフローチツプ7の先端
を端子5……の上に載せ、端子5……を一斉に加
熱・加圧すると、予備半田6が溶融し、第5図の
ように半田6aで、パツド3に端子5……が固定
される。
ところで、端子5……を一斉に半田付けするた
め、同時に半田付けされる端子列の端子5……が
総て同じ条件で加熱されることが必要である。さ
もないと、一部の端子は良好に半田付けされて
も、他の一部は半田付け不良となる。
ところが第6図のように、リフローチツプの発
熱部71は、端子列方向すなわち通電方向に比べ
て、それと直角方向の断面積が極めて小さく、細
長い形状をしているので、発熱部の容積に比べて
空気との接触面積が極めて大きい。そのため、空
気中への放熱量が大きく、しかも各部における放
熱量は均一でないため、各部における発熱量と放
熱量とのバランスが悪く、総ての端子5……を均
一に加熱することが困難である。
そこで従来から、特開昭60−254585号公報にも
開示されているように、リフローチツプ7の全長
Lのうち、少なくとも端子列長lの範囲は、温度
分布が均一となるように工夫が行なわれている。
第6図はその一例であり、チツプ先端面の厚さt
は全長にわたつて一定であるが、幅方向(チツプ
先端面と垂直方向)Wは、場所に応じて寸法を変
えてある。すなわち両端a,b部に比べて中央側
cが大きくなつており、なだらかな山形状に突出
している。
端子列においてもまたリフローチツプ先端にお
いても、中央側は保温効果が大きく、両端側は空
気中へあるいは配線基板側へ熱が逃げ易く温度上
昇が困難である。そのため、両端側a,bは断面
積を小さくして電気抵抗を大きくし、温度上昇し
易くしている。また中央側cは、電気抵抗が小さ
くなるように断面積を大きくし、発熱効果を低下
させている。
リフロー半田付けには、常時加熱式と瞬時加熱
式とがある。常時加熱式は、常時通電して加熱さ
れているリフローチツプ7で端子列を加熱し、第
4図の状態で半田6が溶融したとき、パツド3に
対して端子5……がずれるのを防止するために、
別の治具でクランプしてから、リフローチツプを
上昇させる。しかしながらこの方法では、半田付
け装置の機構が複雑化し、かつ作業も困難であ
る。また作業者が火傷する危険がある。これに対
し瞬時加熱式は、リフローチツプ7を端子列上に
位置決めしてから通電して温度上昇させ、半田が
充分溶融してから非通電とし、半田が凝固してか
らリフローチツプを引き上げる手法である。この
瞬時加熱方式は、各リフロー半田付け作業ごと
に、リフローチツプを半田付け温度まで温度上昇
させ、かつ溶融した半田が凝固するまで冷却しな
ければならない。そのため時間がかかり、効率的
でない。したがつて瞬時加熱方式は、リフローチ
ツプを短時間に均一に温度上昇させ、かつ短時間
に冷却できることが、半田付け作業の効率化の上
で肝要となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そのために、大電流を瞬時に通電して温度上昇
の速度を上げることが行なわれているが、その際
両端の高抵抗部の温度が高過ぎ、プリント基板1
における基板樹脂とパツド3との熱膨張率の差に
よつて、パツド3が剥離したりする問題が生じ
る。またチツプ中央側cに熱電対8などの温度セ
ンサを取付け、チツプ温度を検出して通電を制御
しているが、このようなフイードバツク制御をす
る際に、中央側cの断面積が大きく熱容量が大き
いために、温度上昇が両端側a,bより中央側c
が遅れ、かつ両端の熱が中央側に伝達するのに時
間遅れを生じ、チツプ全体の正確な温度を検出で
きない。すなわち実際の温度より低い温度を検出
することになるため、更に通電されることにな
り、両端のみが益々高温となつて、安定かつ均一
な温度範囲が狭く、前記のような剥離などの問題
が生じ易い。
本考案の技術的課題は、従来のリフローチツプ
におけるこのような問題を解消し、リフローチツ
プの発熱部全体を均一にかつ瞬時に昇温可能とす
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は本発明によるリフローチツプの基本原
理を説明する図であり、aは斜視図、bは中心縦
断面図である。本考案も、従来のリフローチツプ
と同様に、端子列方向において、両端側a,bよ
り中央側cが幅方向に突出した山形状部が、リフ
ローチツプ先端部73の内側に形成されている。
しかしながら、本考案は、このような山形状部
を有するリフローチツプにおいて、瞬時加熱方式
に適用されるものを対象としている。
そのため、両端部a,bと、両端部a,b間の
中間部cから成るチツプ先端部73は均一な肉厚
t1となつているのに対し、前記中間部cの内側
の山形状に突出した部分74のみ、t2のよう
に、前記チツプ先端部73より薄肉になつてい
る。
そして、前記山形状の薄肉部74の側面に温度
センサ8が取付けられている。
〔作用〕
電源端子取付け部9,10間に通電が行なわ
れ、発熱部71をその長手方向、すなわち端子列
方向に電流が流れる。そして発熱部71でジュー
ル熱が発生するが、幅Wの大きい中央側cは、チ
ツプ先端部73を除いて薄肉になつている。中央
側cの抵抗値は、両端側a,bよりは小さいが、
従来の総て同じ肉厚のリフローチツプより大き
い。そのため中央側cにおいても瞬時に半田付け
温度まで昇温する。なお両端側a,bは、中央側
cより空気中などへの放熱量が大きいので、中央
側cよりは断面積が小さくなつている。
中央側cが薄肉になつているために、中央側c
の熱容量も比較的小さい。そのため、抵抗値が高
くなつたことと相俟つて、中央側cの温度上昇も
速くなる。しかも発熱の最も速い両端側a,bか
らの熱伝導も速くなるため、中央側cは極めて短
い間に、両端側a,bと同じ温度となり、発熱部
71は短時間にかつ均一に温度上昇する。
そのため端子列を全体にわたつて均一に半田付
けできる。また中央側cの熱容量が小さくなつた
ことで、半田付け後の放熱も迅速に行なわれるの
で、温度上昇の迅速化と相俟つて、瞬時加熱方式
による半田付け時間が短縮され、効率的となる。
熱電対8は、全体の温度を検出できかつ取付けス
ペースの広い中央側cに取付けられるが、前記の
ように中央側cの熱容量が小さく、両端側a,b
からの熱伝導が速くなつたことで。熱電対8は発
熱部71全体の温度を精度良く検出でき、フイー
ドバツク制御を正確に行なうことができる。
〔実施例〕
次に本考案によるリフローチツプが実際上どの
ように具体化されるかを実施例で説明する。第2
図は本考案によるリフローチツプの実施例で、a
は斜視図、bは中心縦断面図である。この実施例
の場合は、リフローチツプの発熱部71と電源端
子取付け部9,10との間の腕部11,12の板
厚は、発熱部71寄りが次第に薄くなるようにテ
ーパ状になつている。そして発熱部71の中央側
cは、第1図の場合と同様に、チツプ先端部73
以外の部分、すなわちチツプ先端部73の内側に
形成された山形状部74を薄肉に形成し、熱容量
を小さくすると共に、電気抵抗を高くしている。
そして、チツプ先端部73との間の段差75の無
い側、すなわち段差部75の裏側に、熱電対8が
取付けられている。なお熱電対8は、段差部75
側に取付けてもよい。
また発熱部71は、チツプ先端面72側のみ厚
さをTのように厚くすることで、断面L字状にな
つている。第3図のように、端子5……の根元側
まで半田付けする必要がある場合は、L字状部の
先端76を端子5……の根元側に載せて加熱す
る。このようにL字状先端部76を端子5……の
根元側に向けることで、端子5……の根元まで確
実にチツプ先端面72を当接させ、加熱すること
ができる。またL字状先端部76のみがLSIなど
のパツケージ側に位置し、両腕部11,12や薄
肉部74などは電子部品4から遠ざかる個所に位
置しているため、両腕部11,12や薄肉部74
などによる電子部品4の加熱が緩和され、電子部
品4が熱損傷することを防止できる。両腕部1
1,12や薄肉部74などが電子部品4に対し反
対側に位置しているため、狭いスペースにおける
半田付け作業も行ない易い。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、リフローチツプ
の発熱部71部の中間部cの幅Wを両端側a,b
より大きくしてなる山形状部74の厚さを薄くす
ることで、熱容量を低減させ、かつ電気抵抗を増
大しているので、発熱部71全体が均一にかつ迅
速に温度上昇および放熱される。そのため、瞬時
加熱方式のリフローチツプにおける半田付け作業
が効率化される。また薄肉化することで熱容量が
低減し、両端側a,bから中央側cへの熱伝達が
迅速となるので、中央側cに取付けられた温度セ
ンサは、発熱部71全体の温度を正確に検出でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるリフローチツプの基本原
理を説明する斜視図と中心縦断面図、第2図は本
考案リフローチツプの実施例を示す斜視図と中心
縦断面図、第3図は同実施例リフローチツプの使
用状態を示す側面図、第4図は従来のリフローチ
ツプの使用状態の平面図と側面図、第5図はリフ
ロー半田付けされた状態を示す側面図、第6図は
従来のリフローチツプの斜視図である。 図において、1は配線基板、3はパツド、4は
電子部品、5……は端子、6は予備半田、7はリ
フローチツプ、a,bは両端側、cは中央側、7
1は発熱部、72はチツプ先端面、73はチツプ
先端部、74は薄肉部、75は段差部、76はL
字状先端部、8は熱電対をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 配線基板の端子取付けパツド上の部品端子列を
    一斉に加熱し半田の溶融後、通電を止めて冷却さ
    せる瞬時加熱方式のリフローチツプにおいて、 両端部a,bと、両端部a,b間の中間部cか
    ら成るチツプ先端部73が均一の肉厚t1となつ
    ており、 前記中間部cの内側に、端子列方向において、
    両端側より中央側が幅W方向に突出した山形状
    で、かつ前記チツプ先端部73より薄肉t2の部
    分74が一体形成されており、 前記山形状薄肉部74の側面に温度センサ8が
    取付けられていることを特徴とするリフローチツ
    プ。
JP1986131697U 1986-08-28 1986-08-28 Expired JPH0410715Y2 (ja)

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JP1986131697U JPH0410715Y2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28

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JPS6338369U JPS6338369U (ja) 1988-03-11
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6025458A (ja) * 1983-07-21 1985-02-08 Fujitsu Ltd パツケ−ジとプリント基板間の接続検査方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6025458A (ja) * 1983-07-21 1985-02-08 Fujitsu Ltd パツケ−ジとプリント基板間の接続検査方法

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JPS6338369U (ja) 1988-03-11

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