JPH04106915A - 半導体基板およびその製造方法 - Google Patents
半導体基板およびその製造方法Info
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- JPH04106915A JPH04106915A JP22348390A JP22348390A JPH04106915A JP H04106915 A JPH04106915 A JP H04106915A JP 22348390 A JP22348390 A JP 22348390A JP 22348390 A JP22348390 A JP 22348390A JP H04106915 A JPH04106915 A JP H04106915A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、ヘテロ接合を有する半導体基板およびその
製造方法に関する。
製造方法に関する。
[従来の技術]
ヘテロ接合を利用したデバイスには、GaAs系等の化
合物半導体が古くから用いられてきている。このような
化合物半導体を用いる場合、たとえば、第1の単結晶半
導体の基板上に分子線エピタキシタル法により第2の単
結晶半導体の層をエビタキンヤル成長することによりヘ
テロ接合を形成することかできる。このとき、第2の単
結晶半導体は、第1の単結晶半導体と格子定数かほぼ同
じてバンドギャップか異なったものである。
合物半導体が古くから用いられてきている。このような
化合物半導体を用いる場合、たとえば、第1の単結晶半
導体の基板上に分子線エピタキシタル法により第2の単
結晶半導体の層をエビタキンヤル成長することによりヘ
テロ接合を形成することかできる。このとき、第2の単
結晶半導体は、第1の単結晶半導体と格子定数かほぼ同
じてバンドギャップか異なったものである。
一方、近年、アモルファスシリコンの固参目成長技術を
使って、トランジスタ等の能動素子を作成する試みがな
されている。また、エミッタに微結晶シリコンを用いヘ
テロ接合を形成した高速素子として、ペテロバイポーラ
トランジスタなども試作されている。このようなヘテロ
接合は、たとえば、単結晶半導体基板上にCVD法やグ
ロー放電法等でアモルファス層や微結晶層を堆積するこ
とによって形成することができる。
使って、トランジスタ等の能動素子を作成する試みがな
されている。また、エミッタに微結晶シリコンを用いヘ
テロ接合を形成した高速素子として、ペテロバイポーラ
トランジスタなども試作されている。このようなヘテロ
接合は、たとえば、単結晶半導体基板上にCVD法やグ
ロー放電法等でアモルファス層や微結晶層を堆積するこ
とによって形成することができる。
また、第3A図〜第3C図に示すような接合方法も報告
されている。この方法は、K、Furukawa &
A、Nakagawa、Applied 5ur
face 5cience、41/42 (1989
)、627−632.No r th−Ho 11 a
ndlこJ8載されているものである。
されている。この方法は、K、Furukawa &
A、Nakagawa、Applied 5ur
face 5cience、41/42 (1989
)、627−632.No r th−Ho 11 a
ndlこJ8載されているものである。
すなわち、第3A図に示すように、2枚の結晶学的に異
なる単結晶体31および33を準備し、第3B図に示す
ように、それらを対向して接触させ、1000℃〜12
00℃でアニールを行なう。2枚の単結晶体31および
33は、互いに結晶学的に異なるので、アニールの結果
、それらの界面にアモルファス層または結晶欠陥の多い
層32が遷移領域として形成される。
なる単結晶体31および33を準備し、第3B図に示す
ように、それらを対向して接触させ、1000℃〜12
00℃でアニールを行なう。2枚の単結晶体31および
33は、互いに結晶学的に異なるので、アニールの結果
、それらの界面にアモルファス層または結晶欠陥の多い
層32が遷移領域として形成される。
[発明が解決しようとする課題]
従来の技術において、第1の単結晶基板に第2の単結晶
層を設けてなるヘテロ接合では、第1の単結晶基板およ
び第2の単結晶層は、格子定数か互いに非常に近いもの
でなければならなかった。
層を設けてなるヘテロ接合では、第1の単結晶基板およ
び第2の単結晶層は、格子定数か互いに非常に近いもの
でなければならなかった。
したがって、ヘテロ接合を構成する物質の選択には大き
な制約かあった。また、2つの単結晶は、格子定数か非
常に近いものであるか、全く同してはなく、そのためへ
テロ接合界面には結晶欠陥か存在し、ストレスか加わる
という間届かあった。
な制約かあった。また、2つの単結晶は、格子定数か非
常に近いものであるか、全く同してはなく、そのためへ
テロ接合界面には結晶欠陥か存在し、ストレスか加わる
という間届かあった。
さらに、ヘテロ接合の形成に古くから用いられるGaA
s系の化合物半導体は、デバイスを高密度に集積化する
のには必ずしも容易でなかった。
s系の化合物半導体は、デバイスを高密度に集積化する
のには必ずしも容易でなかった。
一方、単結晶半導体基板上にアモルファス層を堆積する
ことによって形成されるヘテロ接合では、電極を取出す
表面がアモルファス半導体層であるので、抵抗が高くな
るという問題かあった。また、アモルファス層上に単結
晶層を形成する逆のへテロ接合は形成が困難であるとい
う問題があった。
ことによって形成されるヘテロ接合では、電極を取出す
表面がアモルファス半導体層であるので、抵抗が高くな
るという問題かあった。また、アモルファス層上に単結
晶層を形成する逆のへテロ接合は形成が困難であるとい
う問題があった。
さらに、従来の形成方法で作成したアモルファス/単結
晶のへテロ接合は不安定であり、熱処理を行なうことに
より結晶粒径か拡大し、多結晶化または単結晶化してバ
ンドギャップが小さくなったり、消失したりするという
問題かあった。
晶のへテロ接合は不安定であり、熱処理を行なうことに
より結晶粒径か拡大し、多結晶化または単結晶化してバ
ンドギャップが小さくなったり、消失したりするという
問題かあった。
また、2つの単結晶体をアニール処理して接合する場合
、双方が単結晶体であるため、接合面にムラかでき、接
合がウェハ面内で均一に形成されにくかった。さらに、
接合面に生成するアモルファス層の厚みも均一性に乏し
いという問題かあった。
、双方が単結晶体であるため、接合面にムラかでき、接
合がウェハ面内で均一に形成されにくかった。さらに、
接合面に生成するアモルファス層の厚みも均一性に乏し
いという問題かあった。
この発明は、以上述べてきた従来の問題点を解決し、デ
バイスにおいて集積化が容易であり、電極面が高抵抗と
ならず、安定したヘテロ接合をaし、接合面が均一であ
り、しかも、量子井戸構造を有したデバイスを実現可能
にする半導体基板を提供することを目的とする。
バイスにおいて集積化が容易であり、電極面が高抵抗と
ならず、安定したヘテロ接合をaし、接合面が均一であ
り、しかも、量子井戸構造を有したデバイスを実現可能
にする半導体基板を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
前記目的を達成するために、この発明の半導体基板は、
第1の単結晶半導体層と、第1の単結晶半導体層上に設
けられる第1のアモルファス半導体層と、第1のアモル
ファス半導体層上に設けられる第2の単結晶半導体層と
、第2の単結晶半導体層上に設けられる第2のアモルフ
ァス半導体層と、第2のアモルファス半導体層上に設け
られる第3の単結晶半導体層とを備えている。
第1の単結晶半導体層と、第1の単結晶半導体層上に設
けられる第1のアモルファス半導体層と、第1のアモル
ファス半導体層上に設けられる第2の単結晶半導体層と
、第2の単結晶半導体層上に設けられる第2のアモルフ
ァス半導体層と、第2のアモルファス半導体層上に設け
られる第3の単結晶半導体層とを備えている。
そして、この発明に従う半導体基板の製造方法では、第
1の単結晶半導体層および第2の単結晶半導体層の少な
くとも一方の層上に第1のアモルファス半導体層を形成
する工程と、第1の単結晶半導体層と第2の単結晶半導
体層を第1のアモルファス半導体層を挾んで重ね、アニ
ールを行なって第1の単結晶半導体層と第2の単結晶半
導体層とを第1のアモルファス半導体層を介して接合さ
せる工程と、第2の単結晶半導体層および第3の単結晶
半導体層の少なくとも一方の層上に第2のアモルファス
半導体層を形成する工程と、第2の単結晶半導体層と第
3の単結晶半導体層を第2のアモルファス半導体層を挾
んで重ね、アニールを行なって第2の単結晶半導体層と
第3の単結晶半導体層とを第2のアモルファス半導体層
を介して接合させる工程とを備えている。
1の単結晶半導体層および第2の単結晶半導体層の少な
くとも一方の層上に第1のアモルファス半導体層を形成
する工程と、第1の単結晶半導体層と第2の単結晶半導
体層を第1のアモルファス半導体層を挾んで重ね、アニ
ールを行なって第1の単結晶半導体層と第2の単結晶半
導体層とを第1のアモルファス半導体層を介して接合さ
せる工程と、第2の単結晶半導体層および第3の単結晶
半導体層の少なくとも一方の層上に第2のアモルファス
半導体層を形成する工程と、第2の単結晶半導体層と第
3の単結晶半導体層を第2のアモルファス半導体層を挾
んで重ね、アニールを行なって第2の単結晶半導体層と
第3の単結晶半導体層とを第2のアモルファス半導体層
を介して接合させる工程とを備えている。
[作用]
この発明の半導体基板では、まず、ヘテロ接合を形成す
る2つの物質をアモルファス層と単結晶層とにしている
。このため、ヘテロ接合を有する基板をデバイスの集積
化が容易に行なうことができるシリコン半導体等で形成
することかできる。
る2つの物質をアモルファス層と単結晶層とにしている
。このため、ヘテロ接合を有する基板をデバイスの集積
化が容易に行なうことができるシリコン半導体等で形成
することかできる。
さらに、アモルファス層か高抵抗になるという問題を回
避するため、この発明ではアモルファス層の表面に単結
晶層を設けている。このことは、単結晶層/アモルファ
ス層という従来と逆の接合が形成可能であることも意味
している。また、この発明に従う構造では、アモルファ
ス層か2つの単結晶層に挾まれているため、アモルファ
ス層は熱処理等に対して安定であり、フレインの成長も
起こらない。このように、アモルファス層を2つの単結
晶層で挾む二とにより、上述してきた従来の問題点か解
決される。さらに、この発明に従ってアモルファス層を
2つ以上具備することにより、この発明の半導体基板は
量子井戸構造を有するデバイスを実現可能にしている。
避するため、この発明ではアモルファス層の表面に単結
晶層を設けている。このことは、単結晶層/アモルファ
ス層という従来と逆の接合が形成可能であることも意味
している。また、この発明に従う構造では、アモルファ
ス層か2つの単結晶層に挾まれているため、アモルファ
ス層は熱処理等に対して安定であり、フレインの成長も
起こらない。このように、アモルファス層を2つの単結
晶層で挾む二とにより、上述してきた従来の問題点か解
決される。さらに、この発明に従ってアモルファス層を
2つ以上具備することにより、この発明の半導体基板は
量子井戸構造を有するデバイスを実現可能にしている。
二の発明に従う半導体基板の製造方法では、接合を行な
うウェハの接合面は予めアモルファス化される。アモル
ファス層では、個々の原子が単結晶層のように強く結合
していないので、アニールによって容易に原子の移動が
起こる。その結果、2枚のウェハを接合した界面では、
それぞれの単結晶層から固相成長が始まる位置が揃うの
で、アモルファス層が形成される位置およびアモルファ
ス層の厚みが均一になる。
うウェハの接合面は予めアモルファス化される。アモル
ファス層では、個々の原子が単結晶層のように強く結合
していないので、アニールによって容易に原子の移動が
起こる。その結果、2枚のウェハを接合した界面では、
それぞれの単結晶層から固相成長が始まる位置が揃うの
で、アモルファス層が形成される位置およびアモルファ
ス層の厚みが均一になる。
[実施例]
第1図にこの発明に従う半導体基板の一実施例について
示す。図を参照して、第1の単結晶半導体基板1の上に
は、第1のアモルファス半導体層2、第2の単結晶半導
体層3、第2のアモルファス半導体層4および第3の単
結晶半導体層5が順次堆積されて設けられている。第1
、第2および第3の単結晶半導体かSiの場合、格子定
数は5゜43オングストローム、バンドギャップは室温
で1、.1eVである。また、アモルファス半導体層が
アモルファスシリコンで形成されている場合、格子定数
は存在せず、バンドギャップは室温で約1、 8eVで
ある。
示す。図を参照して、第1の単結晶半導体基板1の上に
は、第1のアモルファス半導体層2、第2の単結晶半導
体層3、第2のアモルファス半導体層4および第3の単
結晶半導体層5が順次堆積されて設けられている。第1
、第2および第3の単結晶半導体かSiの場合、格子定
数は5゜43オングストローム、バンドギャップは室温
で1、.1eVである。また、アモルファス半導体層が
アモルファスシリコンで形成されている場合、格子定数
は存在せず、バンドギャップは室温で約1、 8eVで
ある。
次に、この発明に従う半導体基板の製造方法についてそ
の一例を図を参照しながら説明していく。
の一例を図を参照しながら説明していく。
まず、第2A図に示すように、第1の単結晶〈001〉
シリコン基板21を準備し、第2B図に示すように、そ
の上にアモルファスシリコン膜をCVD法もしくはグロ
ー放電法で堆積するか、または、S1イオンもしくはG
eイオンを注入して表面をアモルファス化してアモルフ
ァスシリコン層22aを形成する。
シリコン基板21を準備し、第2B図に示すように、そ
の上にアモルファスシリコン膜をCVD法もしくはグロ
ー放電法で堆積するか、または、S1イオンもしくはG
eイオンを注入して表面をアモルファス化してアモルフ
ァスシリコン層22aを形成する。
次に、第2c図に示すように、アモルファスシリコン層
22aの表面に第2の単結晶<001>シリコン基板2
3aをその<110>面が第1の単結晶シリコン基板2
1に対し、たとえば45度となるように接触させる。こ
のように、接触を保ったまま500℃以上の温度でアニ
ールを行ない固相成長させる。その結果、第1の単結晶
シリコン基板21および第2の単結晶シリコン基板23
aからそれぞれ固ト目成長が起こり、元のアモルファス
シリコン層22aは狭くなっていく。しかし、2つの基
板は結晶学的に45度回転しているので、それぞれの固
相成長が出会うところは単結晶とならず、第2D図に示
すように、安定で均一なアモルファスシリコン層22b
が形成される。このようにして、単結晶シリコン/アモ
ルファスシリコン/単結晶シリコンのへテロ構造を得る
ことができる。
22aの表面に第2の単結晶<001>シリコン基板2
3aをその<110>面が第1の単結晶シリコン基板2
1に対し、たとえば45度となるように接触させる。こ
のように、接触を保ったまま500℃以上の温度でアニ
ールを行ない固相成長させる。その結果、第1の単結晶
シリコン基板21および第2の単結晶シリコン基板23
aからそれぞれ固ト目成長が起こり、元のアモルファス
シリコン層22aは狭くなっていく。しかし、2つの基
板は結晶学的に45度回転しているので、それぞれの固
相成長が出会うところは単結晶とならず、第2D図に示
すように、安定で均一なアモルファスシリコン層22b
が形成される。このようにして、単結晶シリコン/アモ
ルファスシリコン/単結晶シリコンのへテロ構造を得る
ことができる。
次に、以上のようにして作製されたベテロ構造の基板に
おいて、第2の単結晶シリコン基板23aを第2E図に
示すように、研磨または化学エツチング等を行なって薄
膜化する。化学エツチングには、エチレンシアミンおよ
びピロカテコールの水溶液による濃度差エツチング等を
用いることかできる。濃度差エツチングを行なう場合、
予め第2の単結晶シリコン基板23a中の所望の深さの
領域にlXl0” cm−3以上のボロン高濃度層を形
成しておけば、高濃度層はエツチングされないので、薄
膜単結晶領域として残る。なお、二のとき、第1の単結
晶シリコン基板21表面はエツチングされないよう酸化
膜か形成されている。
おいて、第2の単結晶シリコン基板23aを第2E図に
示すように、研磨または化学エツチング等を行なって薄
膜化する。化学エツチングには、エチレンシアミンおよ
びピロカテコールの水溶液による濃度差エツチング等を
用いることかできる。濃度差エツチングを行なう場合、
予め第2の単結晶シリコン基板23a中の所望の深さの
領域にlXl0” cm−3以上のボロン高濃度層を形
成しておけば、高濃度層はエツチングされないので、薄
膜単結晶領域として残る。なお、二のとき、第1の単結
晶シリコン基板21表面はエツチングされないよう酸化
膜か形成されている。
次に、高濃度ボロン層をRIEによりエツチングし、ボ
ロンが低濃度の薄膜シリコン単結晶層23bがアモルフ
ァスシリコン層221)上に形成される。
ロンが低濃度の薄膜シリコン単結晶層23bがアモルフ
ァスシリコン層221)上に形成される。
その後、薄膜シリコン単結晶層23b上に、第2F図に
示すように、第2のアモルファスシリコン層24を同様
に形成する。次に第2G図に示すように、第2のアモル
ファスシリコン層24の表面に、第3のjli結晶シリ
コン基板25を接触させる。なお、第3の単結晶シリコ
ン基板25は、その結晶方向か第2の単結晶シリコン基
数の結晶方向と異なるように接触させる。二のように接
触を保ったまま、500℃以上の温度でアニールを行な
い固相成長させる。その結果、接合か完了し、第2H図
に示すように、単結晶シリコン層に挾まれたアモルファ
スシリコン層を2層何する半導体基板が形成される。
示すように、第2のアモルファスシリコン層24を同様
に形成する。次に第2G図に示すように、第2のアモル
ファスシリコン層24の表面に、第3のjli結晶シリ
コン基板25を接触させる。なお、第3の単結晶シリコ
ン基板25は、その結晶方向か第2の単結晶シリコン基
数の結晶方向と異なるように接触させる。二のように接
触を保ったまま、500℃以上の温度でアニールを行な
い固相成長させる。その結果、接合か完了し、第2H図
に示すように、単結晶シリコン層に挾まれたアモルファ
スシリコン層を2層何する半導体基板が形成される。
なお、上述してきた実施例では、接合する2枚のウェハ
を共に<001>基板としたか、これらは異なる結晶面
を持つウニへてもよいし、異なる物質の単結晶でもよい
。また、ウエノ1は薄膜化してアモルファス層を浅い位
置に形成することもできる。さらに、基板表面に形成す
るアモルファス層は、接合か行なわれる基板面の一方ま
たは両方に形成することかできる。
を共に<001>基板としたか、これらは異なる結晶面
を持つウニへてもよいし、異なる物質の単結晶でもよい
。また、ウエノ1は薄膜化してアモルファス層を浅い位
置に形成することもできる。さらに、基板表面に形成す
るアモルファス層は、接合か行なわれる基板面の一方ま
たは両方に形成することかできる。
[発明の効果]
以上説明してきたように、この発明に従えば、シリコン
半導体によりヘテロ接合を形成することかできるので、
ヘテロ接合を有するデバイスの集積化がより容易になる
。また、アモルファス層上の単結晶シリコン層は抵抗を
低くすることかできるので、電極を取出す表面は低抵抗
である。さらに、この発明に従い単結晶層間に挾まれて
アニール処理されたアモルファス層は、熱処理に対して
安定であり、しかも、厚みが均一である。したかって、
単結晶接合面も均一にすることかできる。
半導体によりヘテロ接合を形成することかできるので、
ヘテロ接合を有するデバイスの集積化がより容易になる
。また、アモルファス層上の単結晶シリコン層は抵抗を
低くすることかできるので、電極を取出す表面は低抵抗
である。さらに、この発明に従い単結晶層間に挾まれて
アニール処理されたアモルファス層は、熱処理に対して
安定であり、しかも、厚みが均一である。したかって、
単結晶接合面も均一にすることかできる。
また、この発明に係る半導体基板により、量子井戸構造
を有するデバイスを容易に実現することができる。
を有するデバイスを容易に実現することができる。
第1図は、この発明に従う半導体基板の一例を示す断面
図である。 第2A図、第2B図、第2C図、第2D図、第2E図、
第2F図、第2G図および第2H図は、この発明の半導
体基板の製造方法に従って、各工程ごとに形成された半
導体基板を示す断面図である。 第3A図、第3B図および第3C図は、半導体基板の従
来の製造方法に従って、各工程ごとに形成された半導体
基板を示す断面図である。 図において、1は第1の単結晶半導体基板、2は第1の
アモルファス半導体層、3は第2の単結晶半導体層、4
は第2のアモルファス半導体層および5は第3の単結晶
半導体層を示す。
図である。 第2A図、第2B図、第2C図、第2D図、第2E図、
第2F図、第2G図および第2H図は、この発明の半導
体基板の製造方法に従って、各工程ごとに形成された半
導体基板を示す断面図である。 第3A図、第3B図および第3C図は、半導体基板の従
来の製造方法に従って、各工程ごとに形成された半導体
基板を示す断面図である。 図において、1は第1の単結晶半導体基板、2は第1の
アモルファス半導体層、3は第2の単結晶半導体層、4
は第2のアモルファス半導体層および5は第3の単結晶
半導体層を示す。
Claims (2)
- (1)第1の単結晶半導体層と、 前記第1の単結晶半導体層上に設けられる第1のアモル
ファス半導体層と、 前記第1のアモルファス半導体層上に設けられる第2の
単結晶半導体層と、 前記第2の単結晶半導体層上に設けられる第2のアモル
ファス半導体層と、 前記第2のアモルファス半導体層上に設けられる第3の
単結晶半導体層とを備える半導体基板。 - (2)第1の単結晶半導体層および第2の単結晶半導体
層の少なくとも一方の層上に第1のアモルファス半導体
層を形成する工程と、 前記第1の単結晶半導体層と前記第2の単結晶半導体層
を前記第1のアモルファス半導体層を挾んで重ね、アニ
ールを行なって前記第1の単結晶半導体層と前記第2の
単結晶半導体層とを前記第1のアモルファス半導体層を
介して接合させる工程と、 前記第2の単結晶半導体層および第3の単結晶半導体層
の少なくとも一方の層上に第2のアモルファス半導体層
を形成する工程と、 前記第2の単結晶半導体層と前記第3の単結晶半導体層
を前記第2のアモルファス半導体層を挾んで重ね、アニ
ールを行なって前記第2の単結晶半導体層と前記第3の
単結晶半導体層とを前記第2のアモルファス半導体層を
介して接合させる工程とを備える半導体基板の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22348390A JP2619734B2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 半導体基板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22348390A JP2619734B2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 半導体基板およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04106915A true JPH04106915A (ja) | 1992-04-08 |
JP2619734B2 JP2619734B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=16798843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22348390A Expired - Fee Related JP2619734B2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 半導体基板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2619734B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6573160B2 (en) * | 2000-05-26 | 2003-06-03 | Motorola, Inc. | Method of recrystallizing an amorphous region of a semiconductor |
JP2011054704A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Sumco Corp | 貼り合わせウェーハの製造方法 |
-
1990
- 1990-08-24 JP JP22348390A patent/JP2619734B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6573160B2 (en) * | 2000-05-26 | 2003-06-03 | Motorola, Inc. | Method of recrystallizing an amorphous region of a semiconductor |
JP2011054704A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Sumco Corp | 貼り合わせウェーハの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2619734B2 (ja) | 1997-06-11 |
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