JPH04106663U - 自動塗装装置 - Google Patents

自動塗装装置

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JPH04106663U
JPH04106663U JP1003291U JP1003291U JPH04106663U JP H04106663 U JPH04106663 U JP H04106663U JP 1003291 U JP1003291 U JP 1003291U JP 1003291 U JP1003291 U JP 1003291U JP H04106663 U JPH04106663 U JP H04106663U
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JP
Japan
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paint
supply system
workpiece
spraying means
paint supply
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Pending
Application number
JP1003291U
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English (en)
Inventor
義広 北川
Original Assignee
トリニテイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 大型化・複雑化することなくワーク(特にワ
ーク側部)を迅速かつ高品質に塗装できるようにする。 [構成] 塗料供給系(30)を、第1塗料吹付手段
(10)に塗料を供給する第1塗料供給系(31)と,
第2塗料吹付手段(20)に塗料を供給する第2塗料供
給系(41)とから形成し、第1塗料供給系(31)側
の塗料を第2塗料供給系(41)側の塗料よりも高粘度
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車車体等のワークを塗装する自動塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3および図4は、従来の自動塗装装置の概略構成を示す正面図および平面図 である。
【0003】 従来の自動塗装装置は、所定方向に搬送されるワークWの側部Ws(例えば自 動車車体のサイド面等)を第1塗料吹付手段10で塗装した後,第2塗料吹付手 段20で当該ワークWの水平部Wh(例えば自動車車体のボンネット,ルーフ等 )を塗装等する一連の塗装処理を行う構成とされている(なお、図3および図4 においては、第1,第2塗料吹付手段10,20を各1個のみ図示する)。
【0004】 具体的には、第1塗料吹付手段10は、ワークWの搬送方向に移動可能な塗装 装置本体11と,この本体11にアーム13を介して図3中左右方向および上下 方向に移動可能に支持された複数個のサイドスプレーガン12を含み構成されて いる。また、第2塗料吹付手段20は、ワークWの搬送方向に移動可能な塗装装 置本体21と,この本体21に回転軸23aを中心として回動可能なアーム23 と,このアーム23に幅寄可能に設けられた複数個のトップスプレーガン22を 含み構成されている。
【0005】 ところで、第1および第2塗料吹付手段10,20には塗料供給系(図示省略 )が接続されており,当該供給系から同色(例えば黒色)の塗料が各スプレーガ ン12,22へ供給される構成とされている。
【0006】 なお、図3において、51は搬送手段で,ワークWを図中紙面と直角方向に搬 送可能に構成されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した自動塗装装置において、ワークWの塗装品質を向上させる には塗膜を厚くする必要があるが,ワークW(特にワーク側部Ws)に一度に多 量の塗料を吹付けると垂れてしまい平滑な塗膜が形成されにくくなる。そのため 、従来は、1回の塗装処理でワークWの側部Wsに吹付ける塗料の量を水平部W h側よりも少なくし(つまり、ワーク側部Wsに形成される塗膜厚さが水平部W hに形成される塗膜厚さ(例えば40μm)よりも小さくなるように塗装し), 当該塗装処理を何回か繰返し行うことによりワークWに所定厚さの塗膜を形成し ているが、煩雑で手間がかかる不都合を有する。
【0008】 そこで、塗料の垂れに起因する不都合を解消するために、ワークWを適宜回転 させ側部Wsを水平にした状態で塗装を行う技術が提案されている(特願昭61 −226458号)。すなわち、かかるワーク回転塗装技術では、ワークWの側 部Wsを塗装するときは当該ワークWを回して側部Wsが水平となるように位置 決めして当該側部Wsに水平部Whと同程度の塗膜が形成されるような塗装を行 ない,水平部Whを塗装するときはワークWを90°程回転させて水平にした状 態で塗装を行なう。
【0009】 しかし、かかる提案を実施するには、ワークWを回転させるための格別の回転 機構が必要となり大型化・複雑化しやすい欠点を有する。また、塗装処理に際し てワークWを回転させるので塗装面にゴミがつきやすく品質が低下しやすい。
【0010】 本考案の目的は、上記事情に鑑み、大型化・複雑化することなくワーク(特に ワーク側部)を迅速かつ高品質に塗装することができる自動塗装装置を提供する ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ワークの側部に塗料を吹き付けるための第1塗料吹付手段と,ワー クの水平部に塗料を吹き付けるための第2塗料吹付手段と,前記第1および第2 塗料吹付手段に塗料を供給する塗料供給系とを備えた自動塗装装置において、前 記塗料供給系を、前記第1塗料吹付手段に塗料を供給する第1塗料供給系と,前 記第2塗料吹付手段に塗料を供給する第2塗料供給系とから形成し、前記第1塗 料供給系側の塗料を前記第2塗料供給系側の塗料よりも高粘度としたことを特徴 とする。
【0012】
【作用】
本考案では、第1塗料供給系から第1塗料吹付手段に供給される塗料の粘度は 第2塗料供給系から第2塗料吹付手段に供給される塗料の粘度よりも高い。その ため,第1塗料吹付手段からワーク側部に第2塗料吹付手段側と同量の塗料を吹 付けても,塗料が垂れるようなことはなく,同一厚さの塗膜を形成することがで きる。
【0013】 このように、塗料供給系を塗料吹付手段ごとに分け(第1,第2塗料供給系) 、かつ第1塗料供給系側の塗料粘度を第2塗料供給系側の塗料粘度よりも高くし ただけであるので、従来のワーク回転塗装技術等と比較しても大型化,複雑化す ることはない。また、ワーク側部を塗料垂れを防止して水平部と同一厚さの塗膜 を形成することができるので、一連の塗装処理の繰返し回数を減少させることが できる。
【0014】 したがって、大型化・複雑化することなくワーク(特にワーク側部)を迅速か つ高品質に塗装することができる。
【0015】
【実施例】
本考案の一実施例を図面に基づき説明する。 本実施例に係る自動塗装装置は、図1および図2に示す如く,第1塗料吹付手 段10,第2塗料吹付手段20,搬送手段51および本装置の特徴部である塗料 供給系30を含み構成されている。
【0016】 なお、図3および図4に示した構成要素と同一のものについては同一の符号を 付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
【0017】 ここで、塗料供給系30は、第1塗料吹付手段10に塗料P1を供給する第1 塗料供給系31と,第2塗料吹付手段20に塗料P2を供給する第2塗料供給系 41とから構成されている。本実施例においては、第1塗料供給系31は、塗装 送り管路32,塗料タンク33,ポンプ34および塗料戻り管路35を含み構成 されている。しかして、塗料タンク33からポンプ34によって塗装送り管路3 2に送り出された塗料P1は第1塗料吹付手段10の各サイドスプレーガン12 に供給され当該スプレーガン12によってワーク側部Wsに向けて吹き付けられ る。なお、吹き付けられなかった塗料P1は、塗料戻り管路35を経て塗料タン ク33に戻される。 また、第1塗料供給系31側の塗料P1は、第2塗料供給系41側の塗料P2 よりも高粘度とされている。ここで、塗料の粘度を高くし過ぎると,塗料が微粒 化されにくく塗装品質が低下してしまう。そこで、本実施例においては、第1塗 料供給系31側の塗料P1の粘度は、フォードカップのNO.4で25秒とされ ,第2塗料供給系41側の塗料P2の粘度(フォードカップのNO.4で20秒 )よりも高く設定されている。なお、ワークWの水平部Wh(自動車車体のボン ネット等)は、一番目につきやすく最上級の塗装品質が要求されるところである ので,塗料粘度を高めない構成とされている。
【0018】 一方、第2塗料供給系41は、塗料送り管路42,塗料タンク43,ポンプ4 4および塗料戻り管路45を含み構成されている。しかして、塗料タンク43か らポンプ44によって塗料送り管路42に送り出された塗料P2は第2塗料吹付 手段20の各トップスプレーガン22に供給され当該ガン22よりワーク水平部 Whに向けて吹き付けられる。なお、吹き付けられなかった塗料P2は塗料戻り 管路45を経て塗料タンク43に戻される。
【0019】 次に作用について説明する。 第1塗料供給系31からは、第2塗料供給系41側の塗料P2よりも高粘度の 塗料P1が第1塗料吹付手段10に供給される。そのため,第1塗料吹付手段1 0の各サイドスプレーガン12からワーク側部Wsに第2塗料吹付手段20側と 同量の塗料を吹付けても,塗料が垂れるようなことはなく,同一厚さの塗膜を形 成することができる。この際、従来のワーク回転塗装技術の如くワークWを回転 させないのでゴミがつきにくい。
【0020】 しかして、この実施例によれば、塗料供給系30を、第1塗料吹付手段10側 に塗料P1を供給する第1塗料供給系31と,第2塗料吹付手段20側に塗料P 2を供給する第2塗料供給系41とから形成し、第1塗料供給系31側の塗料P 1を第2塗料供給系41側の塗料P2よりも高粘度とする構成としたので、大型 化・複雑化することなくワークW(特にワーク側部Ws)を迅速かつ高品質に塗 装することができる。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、塗料供給系を、第1塗料吹付手段に塗料を供給する第1塗料 供給系と,第2塗料吹付手段に塗料を供給する第2塗料供給系とから形成し、第 1塗料供給系側の塗料を第2塗料供給系側の塗料よりも高粘度とする構成とした ので,大型化・複雑化することなくワーク(特にワーク側部)を迅速かつ高品質 に塗装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体構成を示す図である。
【図2】一実施例の第1および第2塗料吹付手段によっ
てワークを塗装する様子を示す図である。
【図3】従来の自動塗装装置によってワークを塗装する
様子を示す図である。
【図4】従来の自動塗装装置の全体構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 第1塗料吹付手段 20 第2塗料吹付手段 30 塗料供給系 31 第1塗料供給系 41 第2塗料供給系

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの側部に塗料を吹き付けるための
    第1塗料吹付手段と,ワークの水平部に塗料を吹き付け
    るための第2塗料吹付手段と,前記第1および第2塗料
    吹付手段に塗料を供給する塗料供給系とを備えた自動塗
    装装置において、前記塗料供給系を、前記第1塗料吹付
    手段に塗料を供給する第1塗料供給系と,前記第2塗料
    吹付手段に塗料を供給する第2塗料供給系とから形成
    し、前記第1塗料供給系側の塗料を前記第2塗料供給系
    側の塗料よりも高粘度としたことを特徴とする自動塗装
    装置。
JP1003291U 1991-02-28 1991-02-28 自動塗装装置 Pending JPH04106663U (ja)

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JP1003291U JPH04106663U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 自動塗装装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1003291U JPH04106663U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 自動塗装装置

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JPH04106663U true JPH04106663U (ja) 1992-09-14

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ID=31900109

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JP1003291U Pending JPH04106663U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 自動塗装装置

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