JPH04106524U - ブーツ - Google Patents

ブーツ

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JPH04106524U
JPH04106524U JP1577991U JP1577991U JPH04106524U JP H04106524 U JPH04106524 U JP H04106524U JP 1577991 U JP1577991 U JP 1577991U JP 1577991 U JP1577991 U JP 1577991U JP H04106524 U JPH04106524 U JP H04106524U
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JP
Japan
Prior art keywords
diameter
small
mountain
group
boot
Prior art date
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Pending
Application number
JP1577991U
Other languages
English (en)
Inventor
正雄 原田
Original Assignee
キヨーラク株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by キヨーラク株式会社 filed Critical キヨーラク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の等速ジョイントを覆う熱可塑性合成
樹脂エラストマー製のブーツにおいて、全体としての形
状保持を良好にし、かつ屈曲性も良好にする。 【構成】 熱可塑性合成樹脂のエラストマーで構成され
るブーツ1の蛇腹部2を、大径山部群10と小径山部群
11の2つの異なる形態を結合して構成したものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種産業機械や車両などの伝動系その他の軸部を覆うブーツであっ て、特に等速ジョイントのブーツに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の等速ジョイントを覆うブーツであって、熱可塑性合成樹脂のエラスト マーで構成されたものは、特開昭62―52220号公報に記載されているもの が知られている。
【0003】 従来から、自動車の等速ジョイントを覆うブーツとしては、ゴム製のものが広 く用いられていた。 しかし、ゴム製のものは弾力性に優れているものの、耐久性が十分でないとこ ろから、近年、耐久性の良好な熱可塑性合成樹脂のエラストマー製のものが、こ とに高速回転する等速ジョイントのブーツとして多用されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、熱可塑性合成樹脂のエラストマー製のブーツは、ゴム製のものに比 べて弾力性が劣るので、全体の弾力性を良好に保つためには、蛇腹部の山部の数 を6山以上にする必要があるとされているが、大径固着部より小径固着部に向け て6山以上からなる山部を単に階段状に形成したブーツでは、全体としての形状 保持性が損なわれて1つの曲率半径を有する曲面状に変形する状態となり易い。 このため、等速ジョイントのブーツのように、高速回転するものでは、回転中 にその谷部が軸部に接触して摩擦による損傷や亀裂が発生する虞がある。
【0005】 本考案は、上記のような問題点に鑑み、熱可塑性合成樹脂のエラストマー製の ブーツであって、6山以上の蛇腹部を有するものであっても、その全体としての 形状保持性に優れ、復元性が良好であり、高速回転する等速ジョイントのブーツ であっても、軸部と接触する虞がなく、接触による損傷や亀裂の発生を未然に防 止することができるブーツを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するための技術的手段として次のように構成した。 すなわち、熱可塑性合成樹脂のエラストマーで構成され、蛇腹部の一端に大径 固着部をかつその他端に小径固着部を有するブーツにおいて、大径固着部より小 径固着部に向けて3山以上の大径山部群とそれに続いて小径固着部に至る3山以 上の小径山部群を有する蛇腹部を形成し、上記大径山部群と小径山部群の頂部を むすぶ直線がそれぞれ大径山パターンと小径山パターンを形成するようにしたも のである。
【0007】
【作用】
本考案に係るブーツによれば、蛇腹部が大径山部郡とそれに続く小径山部群と で形成され、それらの頂部をむすぶ直線ががそれぞれ大径山パターンと小径山パ ターンを形成しているので、蛇腹部が2つの異なる形態の結合によってその形状 保持性が高いものなる。 そして、蛇腹部はその大径山パターンと小径山パターンの境部で程よく屈曲す るので、ブーツとしての屈曲性も良好である。
【0008】
【実施例】
図面には等速ジョイントを覆うブーツが例示されている。 ブーツ1は、熱可塑性合成樹脂のエラストマーをブロー成形してなるもので、 蛇腹部2の一端に大径固着部3を、かつその他端に小径固着部4を一体に形成し てなるものである。5は等速ジョイント、6はその外輪、7は軸部であり、ブー ツ1の大径固着部3は外輪6に、小径固着部4は軸部7に嵌装されたうえ、それ らの外周面がそれぞれ環状の締め具8、9によって緊締されている。
【0009】 上記ブーツ1の蛇腹部2には、大径固着部3から小径固着部4の方向に、第1 、第2および第3の3つの山部からなる大径山部群10が形成されており、大径 山部群10の第3山部に続いてさらに小径固着部4に至る第4、第5および第6 の3つの山部からなる小径山部群11が形成されている。第1、第2および第3 の3つの山部からなる大径山部群10の頂部をつなぐ直線Aと第4、第5および 第6の3つの山部からなる小径山部群11の頂部をつなぐ直線Bがそれぞれ異な る角度をなし、大径山部群10と小径山部群11の輪郭がそれぞれ大径山パター ン12と小径山パターン13を形成している。大径山パターン12は、軸部7の 軸芯に対する角度αが0〜30度、小径山パターン13は、軸部7の軸に対する 角度βが5〜40度であり、両角度の差α−βは、0〜15度が好ましい。
【0010】 大径山部群10と小径山部群11との境界にあたる大径山部群10の第3山部 は、その小径山部群11の第1山部側の壁14は大径山部群10の第2山部側の 壁15より垂直線との角度が急角度をなしており、かつその壁14は壁15より 長く形成されている。
【0011】 ブーツ1を構成する熱可塑性合成樹脂のエラストマーは、ポリエステル系、ポ リウレタン系、ポリアミド系、ポリオレフィン系および塩化ビニル系の熱可塑性 エラストマーなどであり、それらの単体またはブレンド体を単層あるいは多層状 とする。
【0012】 以上、実施例のブーツ1によれば、蛇腹部2が大径山部郡10とそれに続く小 径山部群11とで形成され、それらの頂部をむすぶ直線がそれぞれ大径山パター ン12と小径山パターン13を形成されていて、蛇腹部2が2つの異なる形態の 結合によって構成されているので、その全体の形状保持性が高いものなる。 そして、蛇腹部2はその大径山パターン12と小径山パターン13の境界部で 程よく屈曲するので、ブーツ1全体としての屈曲性も良好である。 このため、ブーツ1がその屈曲時に軸部7と接触する虞がなく、接触による損 傷や亀裂の発生を未然に防止することができる。
【0013】 特に、大径山部群10と小径山部群11との境界部にあたる大径山部群10の 第3山部を、その小径山部群11の第4山部側の壁14が大径山部群10の第2 山部側の壁15より急角度とし、その壁14を壁15より長く形成したものでは 、ブーツ1全体としての屈曲性に優れている。
【0014】 なお、上記実施例では、大径山部群10の頂部をつなぐ直線Aと小径山部群1 1の頂部をつなぐ直線Bがそれぞれ異なる角度をなしている例を示したが、この 直線Aと直線Bは平行であってもよく、その場合、直線Aのほうが外側に位置す るように山部を形成することが重要である。 また、大径山部群10と小径山部群11はそれぞれ3山の山部より形成したが 、本考案によれば、それぞれ3山以上であればよく、それぞれの群の境界がブー ツ1の略中央に位置するように形成することが好ましい。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、次に記載する効果を奏するものである。
【0016】 すなわち、本考案によれば、熱可塑性合成樹脂のエラストマー製のブーツであ って、6山以上の蛇腹部を有するものであっても、その全体としての形状保持性 に優れ、復元性が良好であり、高速回転する等速ジョイントのブーツであっても 、軸部と接触する虞がなく、接触による損傷や亀裂の発生を未然に防止すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す全体正面図である。
【図2】屈曲時の態様を示す全体正面図である。
【符号の説明】
1 ブーツ 2 蛇腹部 3 大径固着部 4 小径固着部 5 等速ジョイント 6 外輪 7 軸部 10 大径山部群 11 小径山部群 12 大径山パターン 13 小径山パターン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性合成樹脂のエラストマーで構成
    され、蛇腹部の一端に大径固着部をかつその他端に小径
    固着部を有するブーツにおいて、大径固着部より小径固
    着部に向けて3山以上の大径山部群とそれに続いて小径
    固着部に至る3山以上の小径山部群を有する蛇腹部を形
    成し、上記大径山部群と小径山部群の頂部をむすぶ直線
    がそれぞれ大径山パターンと小径山パターンを形成する
    ことを特徴とするブーツ。
JP1577991U 1991-02-26 1991-02-26 ブーツ Pending JPH04106524U (ja)

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JP1577991U JPH04106524U (ja) 1991-02-26 1991-02-26 ブーツ

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JP1577991U JPH04106524U (ja) 1991-02-26 1991-02-26 ブーツ

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JPH04106524U true JPH04106524U (ja) 1992-09-14

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ID=31902910

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JP1577991U Pending JPH04106524U (ja) 1991-02-26 1991-02-26 ブーツ

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