JPH04106154A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

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JPH04106154A
JPH04106154A JP22248190A JP22248190A JPH04106154A JP H04106154 A JPH04106154 A JP H04106154A JP 22248190 A JP22248190 A JP 22248190A JP 22248190 A JP22248190 A JP 22248190A JP H04106154 A JPH04106154 A JP H04106154A
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flame
weight
flame retardant
retardant
resin composition
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JP22248190A
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Toshio Hatayama
敏雄 畑山
Akihiro Suzuoka
章黄 鈴岡
Akira Shimoma
昌 下間
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は難燃性ポリブチレンテレフタレート系樹脂組成
物に関するものである。さらに詳しくは優れた難燃性と
バランスのとれた性能を有し、耐紫外線劣化性に優れ、
かつ高温雰囲気下で使用したときに、分解物、揮発物な
どによる汚染の少ない樹脂組成物に関するものである。
[従来技術とその問題点] ポリブチレンテレフタレート及び少なくともブチレンテ
レフタレートモノマー成分を60重量%以上含有する共
重合体及び少なくともポリブチレンテレフタレートを6
0重量%以上含有する熱可塑性ポリエステル樹脂混合物
く以下総称してPBTと略称する)は結晶性熱可塑性樹
脂として機械的性質、電気的性質、物理的・化学的特性
等に優れているため、エンジニアリングプラスチックと
して自動車、電気・電子機器等の広範な用途に使用され
ている。
従来、−mに電気部品など、難燃性の要求される用途に
対しては主として有機ハロゲン系難燃剤、またはさらに
難燃助剤を配合し、難燃性を付与したものが用いられて
いる。
ところがかかる難燃剤や難燃助剤の配合された従来公知
のPBT樹脂組成物には次のような問題がある。
■ 難燃剤や併用助剤の存在により成形品の物理的性質
が低下する。
■ 難燃剤や併用助剤あるいはそれらの相互作用により
組成Th調製時や成形加工あるいは成形品を高温雰囲気
で使用する際に基体となるPBTが分解劣化する。
■ 難燃剤や併用助剤あるいはそれらの分解副生物によ
り金型が腐蝕、汚染し、成形品寸法精度や加工効率が悪
化する。
■ 難燃剤や併用助剤あるいはそれらの分解副生物や上
記■のようなPBTの分解物により、成形品に斑点を生
じ、美観、性能を害する。
■ 難燃剤と樹脂との相溶性不良により成形品表面に難
燃剤かにじみ出し、種々の不都合をもならす。
■ 難燃剤や併用助剤の中には紫外線によって劣化変色
し、美観・強度を低下させるものがある。
特にPBT樹脂組成物が照明器具用部品に使用される場
合、耐紫外線劣化、高温雰囲気で使用したときの変色及
び物性低下が大きな問題となっている。これらの問題に
対してそれぞれ改良提案がなされている。しかしながら
、その一部は満足されるに至っても、上記問題の全てを
改良した難燃性PBT樹脂組成物を得ることは至難であ
り、その実現が切望されていた。
[問題点を解決するための手段] 本発明は優れた難燃性を備え、しかも上記のような欠点
のないバランスのとれた優れた機能を有し、耐紫外線劣
化が改良されかつ高温雰囲気下で使用したときに分解物
・揮発物などによる汚染の少ない難燃性PBT樹脂組成
物を得るべく検討を重ねた結果、本発明に到達した。即
ち本発明は<A+ポリブチレンテレフタレート、ブチレ
ンテレフタレート成分を60重量%以上含有する共重合
体及び/まなはポリブチレンテレフタレートを60重量
%以上含有する他の熱可塑性樹脂との混合物、 (B)臭素化ポリカーボネート難燃剤2〜25重量%(
全組成物中)、 (C)三酸化アンチモン及び/または五酸化アンチモン
を主成分とする難燃助剤2〜15重量%(全組成物中〉
、 fD)マグネシウムとアルミニウムの含水塩基性炭酸塩
化合物0.01〜10重量%(全組成物中)、(ε)酸
化チタン1〜15重量%(全組成物中)、及び (P)酸化チタン以外の無機充填剤0〜70重量%(全
組成物中〉 からなる難燃性樹脂組成物に関するものである。
さらに本発明は上記基本構成に加えて(G)ヒンダード
フェノール系酸化防止剤を配合することによって一層そ
の目的とする性能効果を向上させた難燃性樹脂組成物を
提供するものである。
以下本発明の樹脂組成物の構成成分について詳しく説明
する。
まず本発明に用いられる(A)PBT樹脂とは14−ブ
タジオールとテレフタル酸またはその低級アルコールエ
ステルを重縮合して得られるポリブチレンテレフタレー
トである。またポリブチレンテレフタレートを60重量
%以上含有する共重合体であってもよく、物性を著しく
損なわない範囲で、次の成分の共重合が可能である。即
ち、酸成分としては、テレフタル酸以外の芳香族ジカル
ボン酸、例′えばフタル酸、イソフタル酸、ナフタレン
ジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニル工
−テlレジカlレボン酸、ジフェノキシエタンジカルボ
ン酸、ジフェニルメタンジカルボン酸、ジフェニルケト
ンジカルボン酸、ジフェニルスルフィドジカルボン酸、
ジフェニlレスルフォンジカルボン酸、脂肪族ジカルボ
ン酸、例えばコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、脂環
族ジカルボン酸、例えばシクロヘキサンシカフレボン酸
、テトラリンジカルボン酸、デカンジカルボン酸等が例
示される。
グリコール成分としてはエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、トリメチレングリコール。
ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール
、オクタメチレングリコール、ネオペンチルグリコール
、シクロヘキサンジメタツール、キシリレングリコール
、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ビ
スフェノールA、カテコール、レゾルシノール、ハイド
ロキノン、ジヒドロキシジフェニル、ジヒドロキシジフ
ェニルエーテル、ジヒドロキシジフェニルメタン、ジヒ
ドロキシジフェニルケトン、ジヒドロキシジフェニルス
ルフィド、ジヒドロキシジフェニルスルフォン等が例示
される。オキシカルボン酸成分としては、オキシ安息香
酸、ヒドロキシナフトエ酸、ヒドロキシジフェニルカル
ボン酸、ω−ヒドロキシカプロン酸等が例示される。
また、ポリエステルが実質的に成形性能を失わない範囲
で三官能以上の化合物、例えばグリセリン、トリメチル
プロパン、ペンタエリスリトール。
トリメリット酸、ピロメリット酸等を共重合してよい。
さらには、ポリブチレンテレフタレートを60重量%以
上含有する熱可塑性ポリエステル樹脂混合物であっても
よく、物性を著しく損なわない範囲で上記酸成分、グリ
コール成分、オキシカルボン酸成分よりなる熱可塑性ポ
リエステルを混合することが可能である。熱可塑性ポリ
エステルとしてはポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンイソフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポ
リブチレンナフタレート、ポリシクロヘキサンジメタツ
ールテレフタレートなどが例示される。
かかるポリエステルは、テレフタル酸及び/またはその
機能的誘導体とブチレングリコール及び/またはその機
能的誘導体とを、従来公知の芳香族ポリエステル製造法
を用いて重縮合させて得られる。
次に本発明に使用される(B)臭素化ポリカーボネート
難燃剤は下記の構造(III)である。末端構造は特に
限定されないが、4−tertブチルフェニル基を有す
る(rV)の構造や、2,4.6−)リブロモフェニル
基を有する(V)の構造等が可能である。また難燃剤の
添加量は2〜25重量%である。
全組成物中の無機充填剤の添加量が多いほど、またSb
2O3などの難燃助剤を併用した場合には難燃剤の添加
量を少なくできるがそれでも最低2重量%は必要で、そ
れ以下の場合は得られる組成物の難燃性が不十分である
。逆に25重量%より多い場合には難燃剤の分散が悪い
ため、押出性や成形性が低下し、得られる成形品の強度
も低くなり好ましくない。難燃剤として臭素化ポリカー
ボネートを使用するのは臭素化エポキシ系難燃剤に比べ
て熱や紫外線による変色が少なく、また臭素化ポリスチ
レンに比べ強度1色相が良好なためである。
(n−2〜30) 次に本発明で使用される(C)三酸化アンチモン及び/
または五酸化アンチモンを主成分とする難燃助剤は、難
燃効果を向上するなめに必要不可欠である。粒径は特に
限定されないが、0.02〜5μmが好ましい。また必
要に応じてエポキシ化合物。
インシアネート化合物、シラン化合物、チタネート化合
物等で表面処理されていてもよい。難燃助剤の添加量は
2〜15重量%であるが難燃助剤を添加しない場合は難
燃剤を多く添加する必要があるので好ましくは難燃剤に
対して2O〜70重量%の難燃助剤を添加した方がよい
。また添加量が15重量%より多い場合には樹脂や配合
剤の分解を促進し成形品の強度が低下することがあり好
ましくない。
次に本発明で使用される(D)成分は、エタノール溶液
としたときにpH7からpH10を示す例えば、Mg6
A+2  (OH) 16CO3・4H2O,またはM
g4.+ At2  (OH) 12.4CO3・m’
H2O,またはMg45AI2  (OH) 13CO
3・3,5 H2Oで示される天然または合成のハイド
ロタルサイト類化合物である。従って下記−最大(II
)で示すことができる。
Mg1−x At、  (OH) 2  (CO3) 
、/2− mH2O(It )(ただし、Xは0.2〜
0.4、mは2以下の数である) pHが低いと、PBTや難燃剤を分解し、高すぎると分
解を促進する。
(D+酸成分含有量は全組成物中0.01〜10重量%
であり、好ましくは0.1〜7重量%である。過大にな
るとPBTや難燃剤の分解を促進するし、過小であれば
分解抑制の効果が不十分となる。
次に本発明で使用される(B)酸化チタンは成形品の色
相を向上させるだけでなく、紫外線による変色を抑制す
るために添加する。酸化チタンは白色の二酸化チタンに
限定され、そのながでもルチル型が好ましい。(E)成
分の含有量は全組成物中1〜15重量%であり、好まし
くは2〜7重量%である。過大になるとPBTや難燃剤
の分解を促進する上、強度も低下し、過小であれば色相
が悪化し紫外線による変色を抑制する効果が不十分とな
る。
次に本発明で使用される(F)無機充填剤は機械的強度
、耐熱性1寸法安定性(耐変形1反り)、電気的性質な
どの性能に優れた成形品を得るなめに配合することが好
ましく、これには目的に応じて、繊維状、粉粒状、板状
の充填剤が用いられる。
繊維状充填剤としては、ガラス繊維、カーボン繊維、シ
リカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、ジルコニア繊維、窒
化硼素繊維、窒化珪素繊維、硼素繊維、チタンカリ繊維
、さらにステンレス、アルミニウム、チタン、銅、真ち
ゅう等の金属の繊維状物などの無機質繊維状物質があげ
られる。特に代表的な繊維状充填剤はガラス繊維、また
はカーボン繊維である。
一方、粉粒状充填剤としてはカーボンブラック。
シリカ、石英粉末、ガラスピーズ、ガラス粉、珪酸カル
シウム、カオリン、タルク1クレー、珪藻土、ウオラス
トナイトの如き珪酸塩、酸化鉄、酸化亜鉛、アルミナの
如き金属の酸化物、炭酸カルシウム、炭酸バリウムの如
き金属の硫酸塩、その他炭化珪素、窒化珪素、窒化硼素
、各種金属粉末があげられる。
また、板状充填剤としてはマイカ、ガラスフレーク、各
種の金属箔などがあげられる。
これらの無機充填剤は、1種または2種以上併用するこ
とができる。繊維状充填剤、特にガラス繊維と粒状及び
/まなは板状充填剤の併用は特に機械的強度と寸法精度
、電気的性質などを兼備する上で好ましい組合せである
これらの充填剤の使用に当っては必要ならば集束剤また
は表面処理剤を使用することが望ましい。
この例を示せば、エポキシ化合物、シラン化合物。
インシアネート化合物、シラン化合物、チタネート化合
物等の官能性化合物である。これらの化合物はあらかじ
め表面処理または集束処理を施して用いるか、または材
料調整の際同時に添加してもよい。
本発明において無機充填剤の添加量は全組成物当り0〜
70重量%である。その量が70重量%より多い場合は
分散が悪く、成形加工が困難であり好ましくない。
本発明の特徴とするところは、(A)PBT。
fB)臭素化ポリカーボネート難燃剤、(C)三酸化ア
ンチモン及び/または五酸化アンチモン、(D)マグネ
シウム・アルミニウムの含水塩基性炭酸塩化合物、及び
(E)酸化チタンの5成分の併用による相乗効果による
ものであり、これら5成分のいずれか一つが存在しない
場合、また他の物質で代替したものでは本発明のような
効果は得られない。
すなわち、本発明の(B)成分である難燃剤と、fc)
成分である難燃助剤を併用することで、PBT樹脂に難
燃性を付与することができる。しかしこれだけでは成形
品を高温雰囲気下で使用するPBTや難燃剤などの有機
配合剤の分解が生じる。
その結果、成形品の物性が低下し、分解物にょって近傍
の他の部分が汚染され、信頼性や美観・外観が低下する
。ここで鋭意努力した結果これらに<1))成分をさら
に配合することで有機配合剤の分解が抑制できることを
見いだしたのである。
まな難燃剤として(B)臭素化ポリカーボネート難燃剤
を使用し、さらに(E)酸化チタンを併用することによ
り、熱や紫外線による変色が少なく、強度的にバランス
のとれた樹脂組成物が得られる。
難燃剤として臭素化エポキシ系難燃剤を使用した場合、
たとえ酸化チタンを使用したとしても、熱や紫外線によ
る変色は抑制できない。また臭素化ポリスチレン系難燃
剤を使用した場合、強度。
色相が不十分である。
また一般に紫外線による劣化を抑える際にはベンゾトリ
アゾール系の耐光剤が多く用いられる。
しかしながら、高温雰囲気下で長期間使用する場合には
、成形品内部より耐光剤が滲出、揮発し、近傍の部品を
汚染するので好ましくない。
本発明の組成物はこのままで用いても難燃性PBT樹脂
組成物として、従来公知の難燃剤配合PBT樹脂組成物
に比べ優れた機械的特性と耐紫外線変色性を有し、高温
雰囲気下で使用したときの変色及び物性低下が小さいと
いう特徴を有するものである。しかし前記(A)〜(F
)成分に加えて、(G)ヒンダードフェノール系酸化防
止剤を併用するならば、さらに−層の効果を期待できる
。例えば(Vl)式のペンタエリスリチル−テトラキス
[3−<3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート]や(■)式のオクタデシル−3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
)プロピオネート等が挙げられる。
配合量は0〜2重量%(全組成物中)で好ましくは0.
01〜1.0重量%である。過大に配合すると、分解に
よる変色を生じ過小であれば効果の発現が不足する。
(CHa)s  Cυ 本発明のポリエステル樹脂組成物にはさらにその目的に
応じ所望の特性を付与するなめ、その物性を著しく損な
わない範囲で、他の添加剤、例えば安定剤2着色剤、紫
外線吸収剤、離型剤、帯電防止剤、結晶化促進剤、結晶
核剤、充填剤、衝撃改良剤2等を添加することができる
。但し、分解揮発して成形品近傍を汚染するものは好ま
しくない。
本発明の組成物の調製は、従来樹脂組成物の調整法とし
て一般に用いられる公知の設備と方法により容易に調整
される。例えば、■各成分を混合した後、押出機により
溶融混練押出してペレットを調整し、しかる後成形する
方法、■−旦組成の異なるペレットを調整し、そのペレ
ットを所定量混合して成形に供し成形後に目的組成の成
形品を得る方法、■成形機に各成分の1または2以上を
直接仕込む方法、などいずれも使用できる。また、樹脂
成分の一部を細かい粉体としてこれ以外の成分と混合し
添加することは、これらの成分の均一配合を行う上で好
ましい方法である。
本発明の難燃性PBT樹脂組成物は難燃性の要求される
種々の成形品に加工されるが、特に高温雰囲気で長時間
紫外線が照射される環境にある部品に使用した場合、そ
の価値は極めて大きい。
次に実施例を挙げて更に本発明を説明する。
なお、主な特性の測定方法は以下の通り。
<1)物性測定法 引張紙@       ASTM D638に準拠アイ
ゾツト衝撃強さ ASTM D256に準拠(2)燃焼
テスト(tlL−94) アンダーライターズ・ラボラトリーズのサブジェクト9
4 (tlL−94)の方法に準じ、5本の試験片(厚
み: 1/32インチ)を用いて難燃性の試験を行った
(3)紫外線変色試験 円板(50mm径、厚み2 mm )を成形し、130
℃雰囲気下で、波長254nm 、強度1600.u 
W/(fflの紫外線を照射し、変色を観察した。
(4)樹脂分解物の評価方法 成形片< 40mm X 13mm X 0.9 mm
 )をガラス管に密封後170°Cで25日間熱処理し
、発生する分解物の量を観察した。
実施例1〜10.比較例1〜16 ポリブチレンテレフタレートもしくはポリブチレンテレ
フタレートとポリエチレンテレフタレートの混合物(表
に記載の混合比は重量分率)に、表に示す各成分を添加
混合した後、押出機を用いてペレット化した。このベレ
ットを射出成形して各種成形品を作製し、前記の評価を
行った。その結果を表1〜4に示す。
なお、(D+ハイドロタルサイト類化合物としてはMg
o、 68AI0.32 (OH) 2  (C03)
 0.16を、(G)ヒンダードフェノール系酸化防止
剤としてはペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3
,5−ジt−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]を、また耐光剤としては2−(5−メチル−
2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾールを使用し
た。
[発明の効果] 以上の説明及び実施例より明らかなように、臭素化ポリ
カーボネート難燃剤、二酸化アンチモン。
及び/まなは五酸化アンチモンを主成分とする難燃助剤
、マグネシウム・アルミニウムの含水塩基性炭酸塩化合
物及び酸化チタンを含有する本発明の難燃性樹脂組成物
は下記に示す特性が効果的に改善されバランスのとれた
機能を持つに至った。
■ 難燃性に優れ、かつ使用時難燃剤の滲出が認められ
ない。
■ 引張特性、アイゾツト衝撃強度などの機械的特性が
優れている。
■ 高温雰囲気下で使用しても優れた機械的特性が維持
される。
■ 熱や紫外線による変色が少なく、美観が損なわれな
い。
■ 熱や紫外線によるPBTや難燃剤の分解が少ないた
め、分解物などによる汚染が少ない。
■ 熱安定性に優れるため、成形時、分解物による金型
の腐食・汚染が少なく、金型の長寿妙化、成形品寸法精
度や加工効率の向上が可能である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)ポリブチレンテレフタレート、ブチレンテ
    レフタレート成分を60重量%以上含有する共重合体及
    び/またはポリブチレンテレフタレートを60重量%以
    上含有する熱可塑性ポリエステル樹脂混合物、 (B)臭素化ポリカーボネート難燃剤2〜25重量%(
    全組成物中)、 (C)三酸化アンチモン及び/または五酸化アンチモン
    を主成分とする難燃助剤2〜15重量%(全組成物中)
    、 (D)マグネシウムとアルミニウムの含水塩基性炭酸塩
    化合物0.01〜10重量%(全組成物中)(E)酸化
    チタン1〜15重量%(全組成物中)、及び (F)酸化チタン以外の無機充填剤0〜70重量%(全
    組成物中) からなる難燃性樹脂組成物。
  2. (2)(C)成分が一般式( I )で示されるアンチモ
    ン系難燃助剤である請求項1に記載の難燃性樹脂組成物
    。 (Na_2O)p・Sb_2O_5・qH_2O( I
    )(pは0.4〜0.9、H_2Oは結晶水であつてq
    は0〜4の数値を示す)
  3. (3)(D)成分が一般式(II)で示されるハイドロタ
    ルサイトである請求項1に記載の難燃性樹脂組成物。 Mg_1_−_xAl_x(OH)_2(CO_3)_
    x_/_2・mH_2O(II)(ただし、xは0.2〜
    0.4、H_2Oは結晶水であってmは2以下の数であ
    る)
  4. (4)特許請求項(1)〜(4)のいずれか1項に記載
    の組成物にさらに(G)ヒンダードフェノール系酸化防
    止剤を0〜2重量%(全組成物中)を配合してなる難燃
    性樹脂組成物。
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