JPH04106132U - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JPH04106132U
JPH04106132U JP1581091U JP1581091U JPH04106132U JP H04106132 U JPH04106132 U JP H04106132U JP 1581091 U JP1581091 U JP 1581091U JP 1581091 U JP1581091 U JP 1581091U JP H04106132 U JPH04106132 U JP H04106132U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一のアクチュエータによる作動ロッドの往
復運動で、ワークに形成された横孔内などの側方が開口
した狭いクランプ箇所を上方からクランプでき、またク
ランプ解除できるようにする。 【構成】 エアシリンダ8の作動ロッド8aに固定した
連結板9にスイングブロック10を枢着し、下端部にク
ランパ11aを有するクランプアーム11をスイングブ
ロック10に固定する。またクランパ11aがセット位
置から側方に所定量移動したオフセット位置まで移動で
きる範囲にストッパでクランプアーム11を揺動規制す
る。さらにクランパ11aがオフセット位置に臨むよう
にオフセットバネ23でクランプアーム11を揺動付勢
する。そしてスイングブロック10を貫通するバネ支持
ロッド14に装着したセットバネ33を圧縮することで
クランプアーム11をオフセットバネ23に抗して反対
向きに揺動付勢するよう構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワークに形成された横孔などの狭い箇所を上方から押圧してクラン プするのに好適なクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワークをクランパにより押圧してクランプするクランプ装置として、クランパ を一方向に押圧するアクチュエータを備えたものが従来知られている。実開昭6 4−20994号公報はその一例を示すもので、アクチュエータであるクランプ シリンダのピストン先端のヨークには、ハ字形の開脚状態から略水平の開脚状態 までの範囲で開脚できる一対のクランパが枢着されている。このクランプ装置は 、例えば上面が開口した箱形のワーク内にハ字形に開脚したクランパを挿入し、 これをクランプシリンダの作動で下方に押圧することによりワーク内の底面およ び左右の側面を同時に押圧することができ、また略水平に開脚したクランパによ り平面を押圧することもできるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで一般に、ワークに形成された横孔内などの側方が開口したクランプ箇 所をクランパにより上方から押圧してクランプするには、クランパの下降途中で これを側方に移動してクランプ箇所に挿入する必要がある。しかし、前記公報に 記載のクランプ装置は、クランパが略水平に開脚できるものの、その開脚動作は クランパがワークの平面に押圧されて生じる構成であるため、ワークに形成され た横孔内などにクランパを挿入してクランプすることができない。
【0004】 もっとも、実公平1−18269号公報に記載のような平面カムに沿って揺動 するカムフォロアを前記ヨークに枢着し、その下端部にクランパを固定すれば、 カムフォロアが平面カムに沿って揺動する際、クランパが下降途中で側方に移動 するので、ワークに形成された横孔内などのクランプ箇所にクランパを挿入して クランプすることは可能である。
【0005】 しかし、前記カムフォロアは平面カムに沿って揺動するものであり、その揺動 運動を確実に行わせるには、平面カムのリフト量が急激に変化しないようにする 必要がある。このため、カムフォロアは急激な揺動運動ができず、クランパを急 激に側方に移動させることは困難である。従って、ワークに形成された横孔が比 較的に小径であって狭い場合には、そこにクランパを挿入してクランプすること は実質上不可能である。
【0006】 このような事情から、ワークに形成された比較的に小径の横孔内などの側方が 開口した狭いクランプ箇所にクランパを挿入してワークをクランプする場合には 、クランパの下降途中でこれを側方に移動させる別途のアクチュエータを用いる のが通例であり、装置構成が複雑化、大型化するという問題があった。
【0007】 そこで本考案は、単一のアクチュエータによる作動ロッドの往復運動で、ワー クに形成された横孔内などの側方が開口した狭いクランプ箇所を上方からクラン プし、またクランプ解除することができるクランプ装置を提供することを目的と する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的のため本考案によるクランプ装置は、ベース部材に固定されて作動ロ ッドが上下に往復運動するアクチュエータと、上記作動ロッドに固定された連結 板に対して上下方向に揺動自在に支持されたスイングブロックと、このスイング ブロックに固定されて下方に延び、その下端部にクランパを有するクランプアー ムと、上記クランパがセット位置から側方に所定量移動したオフセット位置まで 移動できる範囲にクランプアームを揺動規制するストッパと、上記クランパがオ フセット位置に臨むようにクランプアームをスイングブロックと共に揺動付勢す るオフセットバネと、上記ベース部材を上下に摺動自在に貫通してアクチュエー タの作動ロッドと平行に延び、上端部がベース部材に係合して下降が規制される 支持ロッドと、この支持ロッドに屈折リンクを介して上端部が連結され、上記ス イングブロックを上下方向に摺動自在に貫通してスイングブロックと共に揺動可 能なバネ支持ロッドと、このバネ支持ロッドの下端に設けたバネ受けと上記スイ ングブロックとの間に介設され、その圧縮時に上記オフセットバネに抗してスイ ングブロックを反対向きに揺動付勢するセットバネとを備えたことを特徴として いる。
【0009】
【作用】
このような手段では、アクチュエータの作動ロッドが収縮した初期状態におい て、オフセットバネの付勢を受けたクランプアームは、スイングブロックと共に 揺動してクランパがオフセット位置に臨むように揺動規制されている。そしてこ の状態から作動ロッドが下方に伸張すると、支持ロッドの上端部がベース部材に 係合するまで、クランプアームはクランパがオフセット位置に臨んだ状態のまま 連結板、スイングブロック、バネ支持ロッド、支持ロッドと共に下降する。
【0010】 支持ロッドの上端部がベース部材に係合して支持ロッドの下降が規制された以 降は、スイングブロックがセットバネを圧縮しつつ下降することから、スイング ブロックはクランプアームと共にオフセットバネに抗して反対向きに揺動する。 このため、クランプアームはクランパがセット位置に臨むように揺動して下降し 、そのクランプパによりクランプ作用する。
【0011】 このようにクランプアーム下端部のクランパは、アクチュエータの作動ロッド の伸張に応じて退避位置であるオフセット位置からセット位置に臨んで下降する 運動軌跡を描き、反対にアクチュエータの作動ロッドが上方に収縮する場合は、 セット位置からオフセット位置に退避して上昇する運動軌跡を描く。
【0012】 従って、単一のアクチュエータによる作動ロッドの往復運動でワークの横孔内 などを上方からクランプし、またクランプ解除することができ、装置の小型化が 達成される。
【0013】 特に、クランプパをオフセット位置とセット位置との間で移動させるクランプ アームの揺動運動は、従来のように平面カムを利用するものではなく、オフセッ トバネとセットバネとを利用して行わせているので、急激な揺動運動も可能であ り、比較的に小さな横孔などの狭いクランプ箇所のクランプ作業も可能である。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付の図面に基づいて具体的に説明する。 図4、図5は一実施例によるクランプ装置が適用されるリークテスト機を示し ている。このリークテスト機は、リークテストの対象となるワーク(例えばエン ジンのシリンダヘッド1)を水没させるための水槽2と、上記ワークのリークテ スト箇所(例えばカムジャーナル部1aに形成された油孔1b)をクランパによ り押圧して塞ぐクランプ装置3と、このクランプ装置3などの作動を制御する制 御盤4とを主要構成部分としている。そして上記水槽2は、内部にワーク固定台 5が設置されたテスト槽2aと、ウォータポンプ6により上記テスト槽2a内に 給水する給水槽2bとに区画され、上記クランプ装置3はベース部材7を介して テスト槽2a内のワーク1の上方に支持されている。
【0015】 ここで前記クランプ装置3は、アクチュエータであるエアシリンダ8と、その 作動ロッド8aに固定された連結板9と、連結板9に支持されたスイングブロッ ク10と、スイングブロック10に固定されたクランパ11a付きのクランプア ーム11などを備えると共に、支持ロッド12に屈折リンク13を介して連結さ れるバネ支持ロッド14などを備えている。
【0016】 図1ないし図3は前記クランプ装置3の詳細を示しており、エアシリンダ8は 倒立状態でベース部材7に固定され、その作動ロッド8aはベース部材7を貫通 して上下に往復運動可能となっている。そしてこの作動ロッド8aの下端にはジ ョイント15を介して前記連結板9がボルト締めなどの手段で固定されている。
【0017】 連結板9は、図2の正面図に示すように作動ロッド8aに連結される横長平板 状の連結部9aの下方に門型の枢着部9bが連続形成されたもので、この枢着部 9bは図1の側面図に示すように連結部9aより薄く形成されてその正面側に連 続している。そしてこの連結板9の連結部9aの両端部には、左右一対のパイロ ットバー16,16の下端部が連結されている。
【0018】 前記パイロットバー16,16は、作動ロッド8aの両側に平行配置されたも ので、前記ベース部材7に固定されたブッシュ17,17に嵌合して上下に摺動 自在となっており、作動ロッド8aの伸縮の際に連結板9をガタつきなく上下に 移動できるようにしている。
【0019】 また、連結板9の枢着部9bには、門型の開口内に挿入されたスイングブロッ ク10がピン18を介して枢着されている。このスイングブロック10は前後両 端部が上記枢着部9bの正面側および背面側に突出して上下に揺動自在となって おり、その背面側の端面には上下方向に延びるクランプアーム11の上端部がボ ルト固定されている。
【0020】 クランプアーム11は所定幅の板状であり、二股状に分かれたその下端部の正 面側にはそれぞれクランパ11a,11aが固定されている。そして、スイング ブロック10の上下揺動と共にクランプアーム11が揺動すると、クランパ11 a,11aが前後(図1の左右)に移動するようになっている。このクランパ1 1a,11aは、ワーク1に傷を付けないようにその下面にゴム等の弾性部材が 貼設されたもので、ワーク1のクランプ箇所に形成された油孔などの小孔を密閉 できるようになっている。
【0021】 そして前記クランプアーム11を図1の実線で示す略垂直の姿勢から鎖線で示 すようにその下端部が図1の右側に所定量揺動できる範囲に、すなわち、クラン パ11aがセット位置から側方に所定量移動したオフセット位置まで移動できる 範囲にクランプアーム11を揺動規制すべくストッパが設けられる。このストッ パは、前記ピン18の上下に位置してクランプアーム11にねじ込み固定された オフセット位置ストッパネジ19およびセット位置ストッパネジ20を主体とす るもので、これらに当接するストッパピン21,22が前記連結板9の枢着部9 bに固定されている。
【0022】 また、クランプアーム11の上端部と連結板9の枢着部9bとの間には、クラ ンパ11aが常時オフセット位置を保持できるようにクランプアーム11を揺動 付勢する一対のオフセットバネ23,23が張設されている。
【0023】 一方、前記支持ロッド12はエアシリンダ8の作動ロッド8aに平行に配置さ れてベース部材7を上下に摺動自在に貫通するもので、上端部にはストッパナッ ト24が螺合して位置調節自在に固定されている。これに対応してベース部材7 の上面には上記ストッパナット24を係止できる筒状ストッパ25が固定され、 またベース部材7の下面には支持ロッド12を摺動自在に案内するブッシュ26 が固定されている。
【0024】 図3にも示すように、支持ロッド12の下端部には屈折リンク13との連結部 12aが形成され、この連結部12aにピン27を介して屈折リンク13の上端 部が枢着されている。そしてこの屈折リンク13の下端部には、ピン28を介し て前記バネ支持ロッド14の上端部に形成された連結部14aが枢着されている 。
【0025】 バネ支持ロッド14は、その連結部14aより下方の部分が前記スイングブロ ック10の前端部を上下に貫通し、滑り軸受29を介してスイングブロック10 に摺動自在に嵌合している。また、バネ支持ロッド14のスイングブロック10 より下方に突出した部分にはバネ受けリング30が軸方向に移動自在に装着され 、バネ支持ロッド14の下端部にはバネ受けリング31がナット32の締め付け により固定されている。そして両バネ受けリング31,32の間には、前記オフ セットバネ23より強いセットバネ33が装着され、その圧縮時にはオフセット バネ23に抗してスイングブロック10を反対向きに(図1の時計廻りに)揺動 するようになっている。
【0026】 つぎに、このように構成された一実施例の作用を説明する。 まず、図4、図5のようにワークであるシリンダヘッド1をワーク固定台5に 固定してテスト槽2a内に給水し、シリンダヘッド1を水没させてリークテスト の準備を完了する。この場合、リークテスト箇所である油孔1bが上方に開口す るように、シリンダヘッド1はカムジャーナル部1aを上方に向けてセットする 。
【0027】 このような準備完了状態において、アクチュエータであるエアシリンダ8の作 動ロッド8aは収縮状態にあり、連結板9と共にスイングブロック10は上方に 位置している。このため、バネ支持ロッド14は連結部14aがスイングブロッ ク10に係合し、屈折リンク13を介して支持ロッド12を上昇位置に押し上げ ている。またこのとき、セットバネ33は非圧縮状態にあるため、スイングブロ ック10と共にクランプアーム11はオフセットバネ23の付勢力で揺動し、図 1の鎖線で示すようにオフセット位置ストッパネジ19がストッパピン21に当 接した揺動位置に保持されている。即ちクランプアーム11下端のクランパ11 aは、シリンダヘッド1の油孔1bの上方の位置から所定量だけ側方に退避した オフセット位置に保持されている。
【0028】 このような準備完了状態でエアシリンダ8を駆動して作動ロッド8aを下方に 伸張させると、作動ロッド8aに固定された連結板9が下降し、その際、支持ロ ッド12もこれに追従して下降することから、スイングブロック10、クランプ アーム11等と共にクランパ11aは前述のオフセット位置を保って下降する。
【0029】 クランプアーム11のクランパ11aが下降してワークであるシリンダヘッド 1のカムジャーナル部1aの側方付近に臨むと、支持ロッド12の上端部のスト ッパナット24が筒状ストッパ25に係止されることで支持ロッド12は下降を 停止する。すると、スイングブロック10がセットバネ33を圧縮しつつ下降す るようになり、セットバネ33の反力でスイングブロック10はオフセットバネ 23の付勢力に抗して急激に図1の時計廻りに揺動する。このため、クランプア ーム11は図1の実線で示すようにセット位置ストッパネジ20がストッパピン 22に当接するまで揺動し、クランパ11aがカムジャーナル部1a内に浸入し て油孔1bの上方のセット位置に臨む。そしてエアシリンダ8の作動ロッド8a がさらに下降することで、クランパ11aは油孔1bを塞いだ状態でカムジャー ナル部1aを下方に押圧してクランプ作用する。
【0030】 そこで、リークテスト機によりシリンダヘッド1内にエアを供給してシリンダ ヘッド1のリークテストを行うのであり、リークテストが終了したら、次のワー クであるシリンダヘッド1と交換するためにエアシリンダ8の作動ロッド8aを 上方に収縮させる。
【0031】 作動ロッド8aが上方に収縮すると、クランプアーム11のクランパ11aが 上昇してカムジャーナル部1aのクランプを解除する。その際、スイングブロッ ク10が上昇してセットバネ33の圧縮状態を解除することから、オフセットバ ネ23の付勢力がクランプアーム11の上端部に作用する。ここでスイングブロ ック10に嵌合したバネ支持ロッド14は屈折リンク13を介して支持ロッド1 2に連結しており、スイングブロック10と共に傾動可能である。そこでクラン プアーム11はオフセットバネ23の付勢力により図1の鎖線位置まで急激に揺 動し、クランパ11aはカムジャーナル部1aの側方に所定量移動してオフセッ ト位置に保持される。そしてこのクランパ11aはそれ以降オフセット位置を保 持して作動ロッド8aの収縮に伴い上昇し、初期の準備完了状態に戻る。
【0032】 このようにクランプアーム11の下端部のクランパ11aは、アクチュエータ であるエアシリンダ8の作動ロッド8aの伸張に応じて退避位置であるオフセッ ト位置からセット位置に臨んで下降する運動軌跡を描き、反対に作動ロッド8a が収縮する場合は、セット位置からオフセット位置に退避して上昇する運動軌跡 を描く。従って、作動ロッド8aの往復運動でシリンダヘッド1のカムジャーナ ル部1aなどを上方からクランプし、またクランプ解除することができ、アクチ ュエータであるエアシリンダ8は単一のものでよく、装置の小型化が達成される 。
【0033】 特に、クランパ11aをオフセット位置とセット位置との間で移動させるクラ ンプアーム11の揺動運動は、従来のように平面カムを利用するものではなく、 オフセットバネ23とセットバネ33とを利用して行わせているので、急激な揺 動運動も可能であり、比較的に小さな横孔などの狭いクランプ箇所のクランプ作 業も可能である。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したとおり本考案によれば、アクチュエータの作動ロッドが収縮した 初期状態において、オフセットバネの付勢を受けたクランプアームは、スイング ブロックと共に揺動してクランパがオフセット位置に臨むように揺動規制されて いる。そしてこの状態から作動ロッドが下方に伸張すると、支持ロッドの上端部 がベース部材に係合するまで、クランプアームはクランパがオフセット位置に臨 んだ状態のまま連結板、スイングブロック、バネ支持ロッド、支持ロッドと共に 下降する。また、支持ロッドの上端部がベース部材に係合して支持ロッドの下降 が規制された以降は、スイングブロックがセットバネを圧縮しつつ下降すること から、スイングブロックはクランプアームと共にオフセットバネに抗して反対向 きに揺動する。このため、クランプアームはクランパがセット位置に臨むように 揺動して下降し、そのクランプパによりクランプ作用する。
【0035】 このようにクランプアーム下端部のクランパは、アクチュエータの作動ロッド の伸張に応じて退避位置であるオフセット位置からセット位置に臨んで下降する 運動軌跡を描き、反対にアクチュエータの作動ロッドが上方に収縮する場合は、 セット位置からオフセット位置に退避して上昇する運動軌跡を描く。従って、単 一のアクチュエータによる作動ロッドの往復運動でワークの横孔内などを上方か らクランプし、またクランプ解除することができ、装置の小型化が達成される。
【0036】 特に、クランパをオフセット位置とセット位置との間で移動させるクランプア ームの揺動運動は、従来のように平面カムを利用するものではなく、オフセット バネとセットバネとを利用して行わせているので、急激な揺動運動も可能であり 、比較的に小さな横孔などの狭いクランプ箇所のクランプ作業も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるクランプ装置の一実施例を一部断
面として示す側面図である。
【図2】同、一実施例を一部省略して示す正面図であ
る。
【図3】一実施例における屈折リンク部分の正面図であ
る。
【図4】一実施例が適用されるリークテスト機の概略構
成を示す正面図である。
【図5】同、リークテスト機の概略構成を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド、1a カムジャーナル部、1b
油孔 2 水槽 3 クランプ装置 4 制御盤 5 ワーク固定台 6 ウォータポンプ 7 ベース部材 8 エアシリンダ、8a 作動ロッド 9 連結板、9a 連結部、9b 枢着部 10 スイングブロック 11 クランプアーム、11a クランパ 12 支持ロッド、12a 連結部 13 屈折リンク 14 バネ支持ロッド、14a 連結部 15 ジョイント 16 パイロットバー 17 ブッシュ 18 ピン 19 オフセット位置ストッパネジ 20 セット位置ストッパネジ 21,22 ストッパピン 23 オフセットバネ 24 ストッパナット 25 筒状ストッパ 26 ブッシュ 27,28 ピン 29 滑り軸受 30,31 バネ受けリング 32 ナット 33 セットバネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材に固定されて作動ロッドが上
    下に往復運動するアクチュエータと、上記作動ロッドに
    固定された連結板に対して上下方向に揺動自在に支持さ
    れたスイングブロックと、このスイングブロックに固定
    されて下方に延び、その下端部にクランパを有するクラ
    ンプアームと、上記クランパがセット位置から側方に所
    定量移動したオフセット位置まで移動できる範囲にクラ
    ンプアームを揺動規制するストッパと、上記クランパが
    オフセット位置に臨むようにクランプアームをスイング
    ブロックと共に揺動付勢するオフセットバネと、上記ベ
    ース部材を上下に摺動自在に貫通してアクチュエータの
    作動ロッドと平行に延び、上端部がベース部材に係合し
    て下降が規制される支持ロッドと、この支持ロッドに屈
    折リンクを介して上端部が連結され、上記スイングブロ
    ックを上下方向に摺動自在に貫通してスイングブロック
    と共に揺動可能なバネ支持ロッドと、このバネ支持ロッ
    ドの下端に設けたバネ受けと上記スイングブロックとの
    間に介設され、その圧縮時に上記オフセットバネに抗し
    てスイングブロックを反対向きに揺動付勢するセットバ
    ネとを備えたことを特徴とするクランプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020148482A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 トヨタ自動車株式会社 エアクランプ装置の故障診断方法
CN112964859A (zh) * 2021-03-08 2021-06-15 江西赣电电气有限公司 一种绝缘纸板收缩率测定划线装置

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