JP3190387B2 - ワーククランプ装置 - Google Patents

ワーククランプ装置

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JP3190387B2
JP3190387B2 JP28826091A JP28826091A JP3190387B2 JP 3190387 B2 JP3190387 B2 JP 3190387B2 JP 28826091 A JP28826091 A JP 28826091A JP 28826091 A JP28826091 A JP 28826091A JP 3190387 B2 JP3190387 B2 JP 3190387B2
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優二 荒木
篤志 渡辺
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Amada Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、前後動自在かつ前進
端においてワークをクランプ,アンクランプすることの
できるワーククランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワーククランプが前後動し、かつ
前進端においてワークのクランプ,アンクランプを行な
う構成としては、前後動用のシリンダと、クランプ,ア
ンクランプ用のシリンダとを備えた構成が一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとき従来の構
成においては、ワーククランプの前後動を行なうシリン
ダとクランプ,アンクランプ用のシリンダとの動作シー
ケンスを確実にしないと、ワーククランプの前後動時に
クランプ,アンクランプの動作を行なうことがある。
【0004】すなわち従来の技術においては、シリンダ
を複数備えることにより構成が複雑になると共に複数の
シリンダにシーケンス動作を行なわせるための制御装置
が必要である等の問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明は、一端部にストッパを備えたガイド
シャフトをフレームに摺動自在に支承して設けると共に
当該ガイドシャフトの他端部に支持プレートを一体的に
設け、前記フレームに装着したアクチュエータにおいて
往復動自在の作動ロッドによって前記支持プレートを相
対的に移動可能に支承して設けると共に上記作動ロッド
の押圧力を前記支持プレートへ伝達可能の弾性部材を、
上記支持プレートと前記作動ロッドとの間に弾装して設
け、前記支持プレートに設けた下部ジョーとの間にワー
クを挟持自在のベルクランク状のクランプジョーを前記
支持プレートに上下に揺動可能に枢支して設けると共に
当該クランプジョーの一端部と前記作動ロッドの先端部
とをリンクを介して連動連結して設け、前記作動ロッド
の往作動時に前記ストッパがフレームに当接して前記支
持プレートの往作動を停止した後に前記クランプジョー
が前記作動ロッドに押圧されて下部クランプジョーとの
間にワークを挟持する構成である
【0006】
【作用】上記構成によれば、アクチュエータによって作
動ロッドを前進移動せしめると、この作動ロッドの移動
が弾性部材を介して支持プレートに伝達され、ストッパ
の作用によって支持プレートの前進移動が停止された後
に、さらに作動ロッドが弾性部材を圧縮しつつ前進移動
を続行することにより、作動ロッドに連動連結したクラ
ンプジョーがクランプ作動することとなる。
【0007】その後、前記アクチュエータを逆方向に作
動して作動ロッドを後退移動すると、弾性部材の作用に
よって先ずクランプジョーがアンクランプ動作を行なっ
た後に支持プレートが後退移動されることとなる。
【0008】
【実施例】図1,図2を参照するに、ワーククランプ装
置1は、ブロック状のフレーム3を備えており、このフ
レーム3には流体シリンダのごときアクチュエータ5が
装着してある。また、上記フレーム3には、一端部にス
トッパ7を備えた複数のガイドシャフト9が摺動自在に
支承されており、このガイドシャフト9の他端部には支
持プレート11が一体的に支持されている。
【0009】上記支持プレート11の下部にはワークW
を下側から支持する下部ジョー13が一体的に取付けて
あり、両側にはクランプブラケット15が取付けてあ
る。上記クランプブラケット15にはヒンジピン17を
介してクランプジョー19が枢支されている。
【0010】上記クランプジョー19はベルクランク状
をなし、一端部にはワークWを押圧するクランプピース
21が取付けてあり、他端部にはピン23を介してリン
ク25の一端部が枢支連結してある。このリンク25の
他端部には、前記アクチュエータ5によって往復動され
るピストンロッド等のごとき作動ロッド27の先端部が
ピン29を介して枢支連結してある。
【0011】上記作動ロッド27は、前記フレーム3を
移動自在に貫通すると共に、前記支持プレート11を相
対的に移動可能に貫通してある。そして、作動ロッド2
7に設けたワッシャ31と前記支持プレート11との間
には、コイルスプリングのごとき弾性部材33が弾装し
てある。
【0012】以上のごとき構成において、図1の状態か
らアクチュエータ5を作動して作動ロッド27を前進移
動(図1において左方向への移動)せしめると、弾性部
材33を介して支持プレート11が押圧されて前進移動
されるので、下部ジョー13がワークWの下側へ進入さ
れる。
【0013】そして、ガイドシャフト9に備えたストッ
パ7がフレーム3に当接すると、支持プレート11の移
動が停止される。その後、前記作動ロッド27の前進移
動がさらに続行すると、弾性部材33が次第に圧縮され
ると共に、リンク25を介してクランプジョー19が図
2において反時計回り方向へ回動されて、下部ジョー1
3との間にワークWをクランプする。
【0014】したがって、下部ジョー13とクランプジ
ョー19によってワークWをクランプした状態にあると
きに、フレーム3を、図1における上下方向へ移動する
ことにより、ワークWを図1において上下方向へ搬送す
ることができるものである。
【0015】前述のごとく下部ジョー13とクランプジ
ョー19によってワークWをクランプした状態にあると
き、前記アクチュエータ5を逆作動して作動ロッド27
を後退移動せしめると、先ず圧縮された状態にある弾性
部材33が伸びるので、クランプジョー19によるワー
クWのクランプが解除される。
【0016】上述のごとくクランプジョー19がアンク
ランプ作動すると、リンク25が作動ロッド27に引か
れて支持プレート11に当接するので、次に支持プレー
ト11,下部ジョー13,クランプジョー19等が元の
位置へ後退復帰されることとなる。
【0017】以上のごとく本実施例によれば、ワークク
ランプによるワークWのクランプ,アンクランプは、ワ
ーククランプの前進端において行なわれるので、例えば
ワーク供給位置においてワークWをクランプした後、フ
レーム3を横移動せしめて上記ワークWをプレス加工位
置へ搬入し、その後にワークWをアンクランプしてワー
ククランプを後退せしめた後にフレーム3を横移動して
元の位置へ復帰せしめるように使用することができる。
すなわちこの実施例に係るワーククランプは、プレス機
械に対するワーク搬入装置に利用すると便利なものであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明によれば、ワーククランプによるワー
クWのクランプ,アンクランプ1つのアクチュエータ
の作動によって支持プレートが前進端へ移動し停止した
状態において順序良く行われるものであり、前述したご
とき従来の問題を解消し得るものである
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るワーククランプ装置の平
面図である。
【図2】本発明の実施例に係るワーククランプ装置の正
断面図である。
【符号の説明】
3 フレーム 5 アクチュエータ 7 ストッパ 11 支持プレート 19 クランプジョー 27 作動ロッド 33 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 43/10 B21D 43/00 B25J 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部にストッパ(7)を備えたガイド
    シャフト(9)をフレーム(3)に摺動自在に支承して
    設けると共に当該ガイドシャフト(9)の他端部に支持
    プレート(11)を一体的に設け、前記フレーム(3)
    に装着したアクチュエータ(5)において往復動自在の
    作動ロッド(27)によって前記支持プレート(11)
    を相対的に移動可能に支承して設けると共に上記作動ロ
    ッド(27)の押圧力を前記支持プレート(11)へ伝
    達可能の弾性部材(33)を、上記支持プレート(1
    1)と前記作動ロッド(27)との間に弾装して設け、
    前記支持プレート(11)に設けた下部ジョー(13)
    との間にワーク(W)を挟持自在のベルクランク状のク
    ランプジョー(19)を前記支持プレート(11)に上
    下に揺動可能に枢支して設けると共に当該クランプジョ
    ー(19)の一端部と前記作動ロッド(27)の先端部
    とをリンク(25)を介して連動連結して設け、前記作
    動ロッド(27)の往作動時に前記ストッパ(7)が前
    記フレーム(3)に当接して前記支持プレート(11)
    の往作動を停止した後に前記クランプジョー(19)が
    前記作動ロッド(27)に押圧されて下部クランプジョ
    ー(13)との間にワークを挟持する構成であることを
    特徴とするワーククランプ装置。
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