JP2569344Y2 - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP2569344Y2
JP2569344Y2 JP1581091U JP1581091U JP2569344Y2 JP 2569344 Y2 JP2569344 Y2 JP 2569344Y2 JP 1581091 U JP1581091 U JP 1581091U JP 1581091 U JP1581091 U JP 1581091U JP 2569344 Y2 JP2569344 Y2 JP 2569344Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワークに形成された横
孔などの狭い箇所を上方から押圧してクランプするのに
好適なクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークをクランパにより押圧してクラン
プするクランプ装置として、クランパを一方向に押圧す
るアクチュエータを備えたものが従来知られている。実
開昭64−20994号公報はその一例を示すもので、
アクチュエータであるクランプシリンダのピストン先端
のヨークには、ハ字形の開脚状態から略水平の開脚状態
までの範囲で開脚できる一対のクランパが枢着されてい
る。このクランプ装置は、例えば上面が開口した箱形の
ワーク内にハ字形に開脚したクランパを挿入し、これを
クランプシリンダの作動で下方に押圧することによりワ
ーク内の底面および左右の側面を同時に押圧することが
でき、また略水平に開脚したクランパにより平面を押圧
することもできるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで一般に、ワー
クに形成された横孔内などの側方が開口したクランプ箇
所をクランパにより上方から押圧してクランプするに
は、クランパの下降途中でこれを側方に移動してクラン
プ箇所に挿入する必要がある。しかし、前記公報に記載
のクランプ装置は、クランパが略水平に開脚できるもの
の、その開脚動作はクランパがワークの平面に押圧され
て生じる構成であるため、ワークに形成された横孔内な
どにクランパを挿入してクランプすることができない。
【0004】もっとも、実公平1−18269号公報に
記載のような平面カムに沿って揺動するカムフォロアを
前記ヨークに枢着し、その下端部にクランパを固定すれ
ば、カムフォロアが平面カムに沿って揺動する際、クラ
ンパが下降途中で側方に移動するので、ワークに形成さ
れた横孔内などのクランプ箇所にクランパを挿入してク
ランプすることは可能である。
【0005】しかし、前記カムフォロアは平面カムに沿
って揺動するものであり、その揺動運動を確実に行わせ
るには、平面カムのリフト量が急激に変化しないように
する必要がある。このため、カムフォロアは急激な揺動
運動ができず、クランパを急激に側方に移動させること
は困難である。従って、ワークに形成された横孔が比較
的に小径であって狭い場合には、そこにクランパを挿入
してクランプすることは実質上不可能である。
【0006】このような事情から、ワークに形成された
比較的に小径の横孔内などの側方が開口した狭いクラン
プ箇所にクランパを挿入してワークをクランプする場合
には、クランパの下降途中でこれを側方に移動させる別
途のアクチュエータを用いるのが通例であり、装置構成
が複雑化、大型化するという問題があった。
【0007】そこで本考案は、単一のアクチュエータに
よる作動ロッドの往復運動で、ワークに形成された横孔
内などの側方が開口した狭いクランプ箇所を上方からク
ランプし、またクランプ解除することができるクランプ
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的のために本考案
によるクランプ装置は、ベース部材に固定されて作動ロ
ッドが上下に往復運動するアクチュエータと、上記作動
ロッドに固定された連結板に対して上下方向に揺動自在
に支持されたスイングブロックと、このスイングブロッ
クに固定されて下方に延び、その下端部にクランパを有
するクランプアームと、上記クランパがセット位置から
側方に所定量移動したオフセット位置まで移動できる範
囲にクランプアームを揺動規制するストッパと、上記ク
ランパがオフセット位置に臨むようにクランプアームを
固定したスイングブロックを揺動付勢するオフセットバ
ネと、上記ベース部材を上下に摺動自在に貫通してアク
チュエータの作動ロッドと平行に延び、上端部がベース
部材に係合して下降が規制される支持ロッドと、この支
持ロッドに屈折リンクを介して上端部が連結され、上記
スイングブロックを上下方向に摺動自在に貫通してスイ
ングブロックと共に揺動可能なバネ支持ロッドと、この
バネ支持ロッドの下端に設けたバネ受けと上記スイング
ブロックとの間に介設され、その圧縮時に上記オフセッ
トバネに抗してスイングブロックを反対向きに揺動付勢
し少なくともセットバネによる付勢力より大きな付勢力
を生じるセットバネとを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】このような手段では、アクチュエータの作動ロ
ッドが収縮した初期状態において、オフセットバネの付
勢を受けたクランプアームは、スイングブロックと共に
揺動してクランパがオフセット位置に臨むように揺動規
制されている。そしてこの状態から作動ロッドが下方に
伸張すると、支持ロッドの上端部がベース部材に係合す
るまで、クランプアームはクランパがオフセット位置に
臨んだ状態のまま連結板、スイングブロック、バネ支持
ロッド、支持ロッドと共に下降する。
【0010】支持ロッドの上端部がベース部材に係合し
て支持ロッドの下降が規制された以降は、スイングブロ
ックがセットバネを圧縮しつつ下降することから、スイ
ングブロックはクランプアームと共にオフセットバネに
抗して反対向きに揺動する。このため、クランプアーム
はクランパがセット位置に臨むように揺動して下降し、
そのクランプパによりクランプ作用する。
【0011】このようにクランプアーム下端部のクラン
パは、アクチュエータの作動ロッドの伸張に応じて退避
位置であるオフセット位置からセット位置に臨んで下降
する運動軌跡を描き、反対にアクチュエータの作動ロッ
ドが上方に収縮する場合は、セット位置からオフセット
位置に退避して上昇する運動軌跡を描く。
【0012】従って、単一のアクチュエータによる作動
ロッドの往復運動でワークの横孔内などを上方からクラ
ンプし、またクランプ解除することができ、装置の小型
化が達成される。
【0013】特に、クランプパをオフセット位置とセッ
ト位置との間で移動させるクランプアームの揺動運動
は、従来のように平面カムを利用するものではなく、オ
フセットバネとセットバネとを利用して行わせているの
で、急激な揺動運動も可能であり、比較的に小さな横孔
などの狭いクランプ箇所のクランプ作業も可能である。
【0014】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付の図面に基づ
いて具体的に説明する。図4、図5は一実施例によるク
ランプ装置が適用されるリークテスト機を示している。
このリークテスト機は、リークテストの対象となるワー
ク(例えばエンジンのシリンダヘッド1)を水没させる
ための水槽2と、上記ワークのリークテスト箇所(例え
ばカムジャーナル部1aに形成された油孔1b)をクラ
ンパにより押圧して塞ぐクランプ装置3と、このクラン
プ装置3などの作動を制御する制御盤4とを主要構成部
分としている。そして上記水槽2は、内部にワーク固定
台5が設置されたテスト槽2aと、ウォータポンプ6に
より上記テスト槽2a内に給水する給水槽2bとに区画
され、上記クランプ装置3はベース部材7を介してテス
ト槽2a内のワーク1の上方に支持されている。
【0015】ここで前記クランプ装置3は、アクチュエ
ータであるエアシリンダ8と、その作動ロッド8aに固
定された連結板9と、連結板9に支持されたスイングブ
ロック10と、スイングブロック10に固定されたクラ
ンパ11a付きのクランプアーム11などを備えると共
に、支持ロッド12に屈折リンク13を介して連結され
るバネ支持ロッド14などを備えている。
【0016】図1ないし図3は前記クランプ装置3の詳
細を示しており、エアシリンダ8は倒立状態でベース部
材7に固定され、その作動ロッド8aはベース部材7を
貫通して上下に往復運動可能となっている。そしてこの
作動ロッド8aの下端にはジョイント15を介して前記
連結板9がボルト締めなどの手段で固定されている。
【0017】連結板9は、図2の正面図に示すように作
動ロッド8aに連結される横長平板状の連結部9aの下
方に門型の枢着部9bが連続形成されたもので、この枢
着部9bは図1の側面図に示すように連結部9aより薄
く形成されてその正面側に連続している。そしてこの連
結板9の連結部9aの両端部には、左右一対のパイロッ
トバー16,16の下端部が連結されている。
【0018】前記パイロットバー16,16は、作動ロ
ッド8aの両側に平行配置されたもので、前記ベース部
材7に固定されたブッシュ17,17に嵌合して上下に
摺動自在となっており、作動ロッド8aの伸縮の際に連
結板9をガタつきなく上下に移動できるようにしてい
る。
【0019】また、連結板9の枢着部9bには、門型の
開口内に挿入されたスイングブロック10がピン18を
介して枢着されている。このスイングブロック10は前
後両端部が上記枢着部9bの正面側および背面側に突出
して上下に揺動自在となっており、その背面側の端面に
は上下方向に延びるクランプアーム11の上端部がボル
ト固定されている。
【0020】クランプアーム11は所定幅の板状であ
り、二股状に分かれたその下端部の正面側にはそれぞれ
クランパ11a,11aが固定されている。そして、ス
イングブロック10の上下揺動と共にクランプアーム1
1が揺動すると、クランパ11a,11aが前後(図1
の左右)に移動するようになっている。このクランパ1
1a,11aは、ワーク1に傷を付けないようにその下
面にゴム等の弾性部材が貼設されたもので、ワーク1の
クランプ箇所に形成された油孔などの小孔を密閉できる
ようになっている。
【0021】そして前記クランプアーム11を図1の実
線で示す略垂直の姿勢から鎖線で示すようにその下端部
が図1の右側に所定量揺動できる範囲に、すなわち、ク
ランパ11aがセット位置から側方に所定量移動したオ
フセット位置まで移動できる範囲にクランプアーム11
を揺動規制すべくストッパが設けられる。このストッパ
は、前記ピン18の上下に位置してクランプアーム11
にねじ込み固定されたオフセット位置ストッパネジ19
およびセット位置ストッパネジ20を主体とするもの
で、これらに当接するストッパピン21,22が前記連
結板9の枢着部9bに固定されている。
【0022】また、クランプアーム11の上端部と連結
板9の枢着部9bとの間には、クランパ11aが常時オ
フセット位置を保持できるようにクランプアーム11を
揺動付勢する一対のオフセットバネ23,23が張設さ
れている。
【0023】一方、前記支持ロッド12はエアシリンダ
8の作動ロッド8aに平行に配置されてベース部材7を
上下に摺動自在に貫通するもので、上端部にはストッパ
ナット24が螺合して位置調節自在に固定されている。
これに対応してベース部材7の上面には上記ストッパナ
ット24を係止できる筒状ストッパ25が固定され、ま
たベース部材7の下面には支持ロッド12を摺動自在に
案内するブッシュ26が固定されている。
【0024】図3にも示すように、支持ロッド12の下
端部には屈折リンク13との連結部12aが形成され、
この連結部12aにピン27を介して屈折リンク13の
上端部が枢着されている。そしてこの屈折リンク13の
下端部には、ピン28を介して前記バネ支持ロッド14
の上端部に形成された連結部14aが枢着されている。
【0025】バネ支持ロッド14は、その連結部14a
より下方の部分が前記スイングブロック10の前端部を
上下に貫通し、滑り軸受29を介してスイングブロック
10に摺動自在に嵌合している。また、バネ支持ロッド
14のスイングブロック10より下方に突出した部分に
はバネ受けリング30が軸方向に移動自在に装着され、
バネ支持ロッド14の下端部にはバネ受けリング31が
ナット32の締め付けにより固定されている。そして両
バネ受けリング31,32の間には、前記オフセットバ
ネ23より強いセットバネ33が装着され、その圧縮時
にはオフセットバネ23に抗してスイングブロック10
を反対向きに(図1の時計廻りに)揺動するようになっ
ている。
【0026】つぎに、このように構成された一実施例の
作用を説明する。まず、図4、図5のようにワークであ
るシリンダヘッド1をワーク固定台5に固定してテスト
槽2a内に給水し、シリンダヘッド1を水没させてリー
クテストの準備を完了する。この場合、リークテスト箇
所である油孔1bが上方に開口するように、シリンダヘ
ッド1はカムジャーナル部1aを上方に向けてセットす
る。
【0027】このような準備完了状態において、アクチ
ュエータであるエアシリンダ8の作動ロッド8aは収縮
状態にあり、連結板9と共にスイングブロック10は上
方に位置している。このため、バネ支持ロッド14は連
結部14aがスイングブロック10に係合し、屈折リン
ク13を介して支持ロッド12を上昇位置に押し上げて
いる。またこのとき、セットバネ33は非圧縮状態にあ
るため、スイングブロック10と共にクランプアーム1
1はオフセットバネ23の付勢力で揺動し、図1の鎖線
で示すようにオフセット位置ストッパネジ19がストッ
パピン21に当接した揺動位置に保持されている。即ち
クランプアーム11下端のクランパ11aは、シリンダ
ヘッド1の油孔1bの上方の位置から所定量だけ側方に
退避したオフセット位置に保持されている。
【0028】このような準備完了状態でエアシリンダ8
を駆動して作動ロッド8aを下方に伸張させると、作動
ロッド8aに固定された連結板9が下降し、その際、支
持ロッド12もこれに追従して下降することから、スイ
ングブロック10、クランプアーム11等と共にクラン
パ11aは前述のオフセット位置を保って下降する。
【0029】クランプアーム11のクランパ11aが下
降してワークであるシリンダヘッド1のカムジャーナル
部1aの側方付近に臨むと、支持ロッド12の上端部の
ストッパナット24が筒状ストッパ25に係止されるこ
とで支持ロッド12は下降を停止する。すると、スイン
グブロック10がセットバネ33を圧縮しつつ下降する
ようになり、セットバネ33の反力でスイングブロック
10はオフセットバネ23の付勢力に抗して急激に図1
の時計廻りに揺動する。このため、クランプアーム11
は図1の実線で示すようにセット位置ストッパネジ20
がストッパピン22に当接するまで揺動し、クランパ1
1aがカムジャーナル部1a内に浸入して油孔1bの上
方のセット位置に臨む。そしてエアシリンダ8の作動ロ
ッド8aがさらに下降することで、クランパ11aは油
孔1bを塞いだ状態でカムジャーナル部1aを下方に押
圧してクランプ作用する。
【0030】そこで、リークテスト機によりシリンダヘ
ッド1内にエアを供給してシリンダヘッド1のリークテ
ストを行うのであり、リークテストが終了したら、次の
ワークであるシリンダヘッド1と交換するためにエアシ
リンダ8の作動ロッド8aを上方に収縮させる。
【0031】作動ロッド8aが上方に収縮すると、クラ
ンプアーム11のクランパ11aが上昇してカムジャー
ナル部1aのクランプを解除する。その際、スイングブ
ロック10が上昇してセットバネ33の圧縮状態を解除
することから、オフセットバネ23の付勢力がクランプ
アーム11の上端部に作用する。ここでスイングブロッ
ク10に嵌合したバネ支持ロッド14は屈折リンク13
を介して支持ロッド12に連結しており、スイングブロ
ック10と共に傾動可能である。そこでクランプアーム
11はオフセットバネ23の付勢力により図1の鎖線位
置まで急激に揺動し、クランパ11aはカムジャーナル
部1aの側方に所定量移動してオフセット位置に保持さ
れる。そしてこのクランパ11aはそれ以降オフセット
位置を保持して作動ロッド8aの収縮に伴い上昇し、初
期の準備完了状態に戻る。
【0032】このようにクランプアーム11の下端部の
クランパ11aは、アクチュエータであるエアシリンダ
8の作動ロッド8aの伸張に応じて退避位置であるオフ
セット位置からセット位置に臨んで下降する運動軌跡を
描き、反対に作動ロッド8aが収縮する場合は、セット
位置からオフセット位置に退避して上昇する運動軌跡を
描く。従って、作動ロッド8aの往復運動でシリンダヘ
ッド1のカムジャーナル部1aなどを上方からクランプ
し、またクランプ解除することができ、アクチュエータ
であるエアシリンダ8は単一のものでよく、装置の小型
化が達成される。
【0033】特に、クランパ11aをオフセット位置と
セット位置との間で移動させるクランプアーム11の揺
動運動は、従来のように平面カムを利用するものではな
く、オフセットバネ23とセットバネ33とを利用して
行わせているので、急激な揺動運動も可能であり、比較
的に小さな横孔などの狭いクランプ箇所のクランプ作業
も可能である。
【0034】
【考案の効果】以上説明したとおり本考案によれば、ア
クチュエータの作動ロッドが収縮した初期状態におい
て、オフセットバネの付勢を受けたクランプアームは、
スイングブロックと共に揺動してクランパがオフセット
位置に臨むように揺動規制されている。そしてこの状態
から作動ロッドが下方に伸張すると、支持ロッドの上端
部がベース部材に係合するまで、クランプアームはクラ
ンパがオフセット位置に臨んだ状態のまま連結板、スイ
ングブロック、バネ支持ロッド、支持ロッドと共に下降
する。また、支持ロッドの上端部がベース部材に係合し
て支持ロッドの下降が規制された以降は、スイングブロ
ックがセットバネを圧縮しつつ下降することから、スイ
ングブロックはクランプアームと共にオフセットバネに
抗して反対向きに揺動する。このため、クランプアーム
はクランパがセット位置に臨むように揺動して下降し、
そのクランプパによりクランプ作用する。
【0035】このようにクランプアーム下端部のクラン
パは、アクチュエータの作動ロッドの伸張に応じて退避
位置であるオフセット位置からセット位置に臨んで下降
する運動軌跡を描き、反対にアクチュエータの作動ロッ
ドが上方に収縮する場合は、セット位置からオフセット
位置に退避して上昇する運動軌跡を描く。従って、単一
のアクチュエータによる作動ロッドの往復運動でワーク
の横孔内などを上方からクランプし、またクランプ解除
することができ、装置の小型化が達成される。
【0036】特に、クランパをオフセット位置とセット
位置との間で移動させるクランプアームの揺動運動は、
従来のように平面カムを利用するものではなく、オフセ
ットバネとセットバネとを利用して行わせているので、
急激な揺動運動も可能であり、比較的に小さな横孔など
の狭いクランプ箇所のクランプ作業も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるクランプ装置の一実施例を一部断
面として示す側面図である。
【図2】同、一実施例を一部省略して示す正面図であ
る。
【図3】一実施例における屈折リンク部分の正面図であ
る。
【図4】一実施例が適用されるリークテスト機の概略構
成を示す正面図である。
【図5】同、リークテスト機の概略構成を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド、1a カムジャーナル部、1b
油孔 2 水槽 3 クランプ装置 4 制御盤 5 ワーク固定台 6 ウォータポンプ 7 ベース部材 8 エアシリンダ、8a 作動ロッド 9 連結板、9a 連結部、9b 枢着部 10 スイングブロック 11 クランプアーム、11a クランパ 12 支持ロッド、12a 連結部 13 屈折リンク 14 バネ支持ロッド、14a 連結部 15 ジョイント 16 パイロットバー 17 ブッシュ 18 ピン 19 オフセット位置ストッパネジ 20 セット位置ストッパネジ 21,22 ストッパピン 23 オフセットバネ 24 ストッパナット 25 筒状ストッパ 26 ブッシュ 27,28 ピン 29 滑り軸受 30,31 バネ受けリング 32 ナット 33 セットバネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材に固定されて作動ロッドが上
    下に往復運動するアクチュエータと、上記作動ロッドに
    固定された連結板に対して上下方向に揺動自在に支持さ
    れたスイングブロックと、このスイングブロックに固定
    されて下方に延び、その下端部にクランパを有するクラ
    ンプアームと、上記クランパがセット位置から側方に所
    定量移動したオフセット位置まで移動できる範囲にクラ
    ンプアームを揺動規制するストッパと、上記クランパが
    オフセット位置に臨むようにクランプアームを固定した
    スイングブロック揺動付勢するオフセットバネと、上
    記ベース部材を上下に摺動自在に貫通してアクチュエー
    タの作動ロッドと平行に延び、上端部がベース部材に係
    合して下降が規制される支持ロッドと、この支持ロッド
    に屈折リンクを介して上端部が連結され、上記スイング
    ブロックを上下方向に摺動自在に貫通してスイングブロ
    ックと共に揺動可能なバネ支持ロッドと、このバネ支持
    ロッドの下端に設けたバネ受けと上記スイングブロック
    との間に介設され、その圧縮時に上記オフセットバネに
    抗してスイングブロックを反対向きに揺動付勢し少なく
    ともセットバネによる付勢力より大きな付勢力を生じる
    セットバネとを備えたことを特徴とするクランプ装置。
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CN112964859B (zh) * 2021-03-08 2023-04-11 江西赣电电气有限公司 一种绝缘纸板收缩率测定划线装置

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