JPH04106058U - バンパカバーの取付け構造 - Google Patents

バンパカバーの取付け構造

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JPH04106058U
JPH04106058U JP1575891U JP1575891U JPH04106058U JP H04106058 U JPH04106058 U JP H04106058U JP 1575891 U JP1575891 U JP 1575891U JP 1575891 U JP1575891 U JP 1575891U JP H04106058 U JPH04106058 U JP H04106058U
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grommet
protrusion
hole
screw
bumper cover
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JP1575891U
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Inventor
陽一 中村
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関東自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンパカバーに加わる衝撃を確実に逃がすこ
とのできるバンパカバーの取付け構造を提供する。 【構成】 バンパカバーコーナー部1のバンパアーチ上
部1aの水平状フランジ1bに、ねじ径に対応するねじ
貫通孔19を穿孔する。リテーナ10に、グロメット1
1と、その背後に下り勾配の傾斜面12aを備えた突起
12とを形成する。フェンダパネル5には、グロメット
11の係入穴15と、この係入穴に対して幅広に連通し
て突起15を侵入させ、かつ傾斜面12aが後退すると
後縁で当接する突起ガイド穴16とを形成する。グロメ
ッ11トを係入穴15に係入させると共に、突起ガイド
穴16に突起15を侵入させた状態でねじ貫通孔19を
通してねじ18をグロメット11にねじ込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水平状フェンダパネルに、グロメットを備えたリテーナを介在させ て、バンパカバーのバンパアーチ上部の水平状フランジからねじ止めするバンパ カバー取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、この種の従来の取付け構造を示すもので、合成樹脂性のバンパカバー のコーナー部1のバンパアーチ1aのフランジ1bに、ねじ貫通孔2と、この貫 通孔より前方寄りに長孔状の逃げ穴2aとが形成されている。そして、アーチホ イール9から前方へ連続する水平状フェンダパネル5に形成された係入穴5aに 、リテーナ3に形成されたグロメット3aを係入させた状態で、ねじ6がねじ貫 通孔2を通してグロメット3aにねじ込まれる。これにより、バンパカバー1に 衝撃が加わった際に、ねじ6は長穴状の逃げ穴2aに沿って移動する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、さらに衝撃が大きい場合には、ねじ6は逃げ穴2aの前縁に拘 束されて後方へ強制的に移動させられ、図4に示すように、フェンダパネル5を 変形或は破損させる可能性がある。
【0004】 よって、本考案は、バンパカバーに加わる衝撃より確実に逃がすことのできる 冒頭に述べた類のバンパカバーの取付け構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、アーチホイールから前方へ連続する水平状フェンダパネルに、この フェンダパネルに係入するグロメットを備えたリテーナを介在させて、合成樹脂 性のバンパカバーのコーナー部のバンパアーチ上部の水平状フランジからねじ止 めするバンパカバーの取付け構造において、前述の目的を達成するために、フラ ンジに、ねじ径に対応するねじ貫通孔を穿孔し、リテーナに、グロメットと、こ のグロメットの背後にグロメットよりも高い位置から後方に向けて下り勾配の傾 斜面を備えた突起とを形成し、フェンダパネルには、グロメットの係入穴と、こ の係入穴に対して幅広に連通して突起を侵入させ、かつ傾斜面が後退すると後縁 で当接する突起ガイド穴とを形成し、グロメットを係入穴に係入させると共に、 突起ガイド穴に突起を侵入させた状態でねじ貫通孔を通してねじをグロメットに ねじ込むことを特徴とする。
【0006】
【作用】
バンパカバーに衝撃が加わると、フランジにねじ止めされたリテーナの後退に 伴い、突起は突起ガイド穴内で後方へ後退する。より大きな衝撃が加わった場合 、傾斜面が突起ガイド穴の後縁にガイドされてフェンダパネルの下方へ逃げる。 さらに大きいと、傾斜面は、グロメットを突起ガイド穴の後縁に当接させること なく、フェンダパネルの裏面へガイドされ、バンパアーチを連行してフェンダパ ネルの裏面へ逃がす。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の一実施例による合成樹脂性のバンパカバーの取付け構造を示す もので、図3及び図4と同一もしくは同等部分は同一符号で示す。10は、アー チホイール9に前方へ連続する水平状フェンダパネル5と、バンパカバーコーナ 部1のバンパアーチ1aの上部の水平状フランジ1bとの間に介在するリテーナ である。このリテーナ10には、グロメット11と共に、このグロメットの背後 に後方に向けて下り勾配の傾斜面12aを備え、かつこの傾斜面の上端位置がグ ロメット11よりも高く位置した突起12が一体に形成されている。
【0008】 フェンダパネル5には、フランジ1bのねじ貫通孔19に対面する位置にグロ メット11の係入穴15と、この係入穴に連通してグロメット11の逃げとして 機能するように幅広で、かつ突起12を侵入させる突起ガイド穴16とが形成さ れている。これにより、通常状態では、図2Aに示すように、ねじ18がねじ貫 通孔19を通して、係止穴15に係入されたグロメット11にねじ込まれ、かつ 突起12は突起ガイド穴16に後方側に隙間Sを残して侵入している。 衝撃がバンパカバーに加わると、フランジ1bにねじ止めされたリテーナ10 の後退に伴い突起12は突起ガイド穴16内で後方へ後退する。より大きな衝撃 が加わった場合、突起12の傾斜面12aが突起ガイド穴16の後縁16aに当 接して下方へ逃げ、さらに大きいと、傾斜面12aは、図2Bに示すように、バ ンパカバーコーナ部1を連行した状態でフェンダパネル5の裏面へガイドされ、 バンパアーチ1aを裏面へフリーな状態で逃がす。この際、傾斜面12aの高さ は、グロメット11から突出したねじ18の先端よりも高く、したがって、さら に後退したとしても後縁16aに当接させることはない。
【0009】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、バンパカバーが大きな衝撃を受けても、リテーナの突 起の傾斜面がフェンダパネルの突起ガイド穴の縁に沿ってガイドされることによ り、グロメットはフェンダパネルの係入穴に当接せずに、その下方へ潜り込んで バンパカバーをフリーな状態にする。つまり、バンパカバーがフェンダパネルか ら外れても損傷せずに弾性により容易に通常位置へ復元可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるバンパアーチ部のフェ
ンダ部への取付け構造の分解斜視図である。
【図2】同実施例の取付け構造の動作を説明する断面図
である。
【図3】従来のバンパアーチ部のフェンダ部への取付け
構造の分解斜視図である。
【図4】同取付け構造の動作を説明する断面図である。
【符号の説明】
1a バンパアーチ 1b フランジ 5 フェンダパネル 10 リテーナ 11 グロメット 12 突起 12a 傾斜面 15 係入穴 16 突起ガイド穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーチホイールから前方へ連続する水平
    状フェンダパネルに、このフェンダパネルに係入するグ
    ロメットを備えたリテーナを介在させて、合成樹脂性の
    バンパカバーのコーナー部のバンパアーチ上部の水平状
    フランジからねじ止めするバンパカバーの取付け構造に
    おいて、フランジに、ねじ径に対応するねじ貫通孔を穿
    孔し、リテーナに、グロメットと、このグロメットの背
    後に前記グロメットよりも高い位置から後方に向けて下
    り勾配の傾斜面を備えた突起とを形成し、フェンダパネ
    ルには、前記グロメットの係入穴と、この係入穴に対し
    て幅広に連通して前記突起を侵入させ、かつ前記傾斜面
    が後退すると後縁で当接する突起ガイド穴とを形成し、
    前記グロメットを前記係入穴に係入させると共に、前記
    突起ガイド穴に前記突起を侵入させた状態で前記ねじ貫
    通孔を通してねじを前記グロメットにねじ込むことを特
    徴とするバンパカバーの取付け構造。
JP1991015758U 1991-02-26 1991-02-26 バンパカバーの取付け構造 Expired - Lifetime JP2534948Y2 (ja)

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JPH04106058U true JPH04106058U (ja) 1992-09-11
JP2534948Y2 JP2534948Y2 (ja) 1997-05-07

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56132167U (ja) * 1980-03-11 1981-10-07

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JPS56132167U (ja) * 1980-03-11 1981-10-07

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