JPH04106001U - レベル調整ボルト付キヤスタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】バランス上、取付板のセンター部にレベル調整
ボルトが位置するように設けられ、かつ、安全面から、
このレベル調整ホルトに抜け止め防止用のストッパが付
設されてなるレベル調整ボルト付キャスタにおいて、さ
らに横揺れに対するガタの発生しないレベル調整ボルト
付キャスタを提供しようとするものである。 【構成】取付板１のセンター部にレベル調整ボルト２が
位置するように設けられ、かつ、このレベル調整ボルト
２に抜け止め防止用のストッパ３が付設されてなるレベ
ル調整ボルト付キャスタにおいて、主軸４によって取付
板１とハウジング５とを、これら取付板１とハウジング
５間に車輪６を具備した本体フレーム７を回動自在に枢
支した状態のもとに固定状態に配設するとともに、上記
主軸４内にはレベル調整ボルト２を上下調整自在に螺合
させ、さらに、このレベル調整ボルト２に対しロックナ
ット８を配設してなるレベル調整ボルト付キャスタであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、据え付け場所を移動させる必要のある各種の機器、架台等の接地 面に装着して、これらを移動させるとともに、据え付けに際しレベル調整ができ るようにしたレベル調整ボルト付キャスタに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、上記のような形式のキャスタとして、例えば実開昭６３−２８５０７号 公報に記載されたようなものが知られている。 これは、レベル調整ボルトが取付板に対し、そのセンター部に設けられておら ず、傷位した位置に設けられ、またレベル調整ボルトに抜け止め防止用のストッ パを具備していないものであり、特に、レベル調整ボルトを螺合させるねじ筒が 取付板に固定状態に設けられていないことから据え付け時における横揺れのガタ の発生に関し何等の考慮のなされていない構造のものである。

【０００３】 また、公知技術として、レベル調整ボルトを取付板のセンター部に設けること 、およびレベル調整ボルトに抜け止めストッパーを設けること自体は知られては いる。

【０００４】 ところで、レベル調整ボルト付キャスタとして望ましい事項は、レベル調整ボ ルトが取付板のセンター部に設けられたバランスの良いものであり、また、レベ ル調整時にレベル調整ボルトが抜け出すことのない安全なものであり、さらに、 据え付け時における横揺れに対するガタの発生しないものであることを兼備した ものである。

【０００５】 ところが、このような要望に対し、前記のように、これを部分的に満たすもの は存在しても、これを同時に満足させるもの、特に横揺れに対するガタつきの防 止を解決しうるものは存在しない。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、この考案は、これらの要望に対処しするために、取付板のセンター 部にレベル調整ボルトが位置するように設けられ、かつ、このレベル調整ボルト に抜け止め防止用のストッパが付設されてなるレベル調整ボルト付キャスタにお いて、さらに横揺れに対するガタの発生しないレベル調整ボルト付キャスタを提 供しようとするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するための、この考案の構成を実施例である図面の符号を援 用して説明すると、この考案は、取付板１のセンター部にレベル調整ボルト２が 位置するように設けられ、かつ、このレベル調整ボルト２に抜け止め防止用のス トッパ３が付設されてなるレベル調整ボルト付キャスタにおいて、主軸４によっ て取付板１とハウジング５とを、これら取付板１とハウジング５間に車輪６を具 備した本体フレーム７を回動自在に枢支した状態のもとに固定状態に配設すると ともに、上記主軸４内にはレベル調整ボルト２を上下調整自在に螺合させ、さら に、このレベル調整ボルト２に対しロックナット８を配設してなるレベル調整ボ ルト付キャスタである。

【０００８】

【作用】

主軸により取付板とハウジングとが固定状態とされ、さらにレベル調整後にお いては、レベル調整ボルトがロックナットにより主軸に固定されることから、全 体として、これら取付板、主軸、レベル調整ボルトを一体的に固定状態に保持し てガタつきのないものとして作用させる。

【０００９】

【実施例】

図１〜２は、本考案構造の１実施例の説明図てあって、本考案の主要な構成要 素は、取付板１、レベル調整ボルト２、ストッパ３、主軸４、ハウジング５、本 体フレーム７、ロックナット８等であり、その他の構成部分として、車輪６、鋼 球９、１０、車軸１１、マウントゴム１２、操作ナット１３等がある。

【００１０】 まず、取付板１のセンター部に主軸４が設けられており、この主軸４によって 取付板１とハウジング５とを、これら取付板１とハウジング５間に車輪６を具備 した本体フレーム７を鋼球９、１０により回動自在に枢支した状態のもとに固定 状態に配設している。なお、このように固定するためには、図示のように主軸４ の側部においてハウジング５を係止するとともに、主軸４の上端を取付板１に対 してカシメ付けする手段による他、図示しない主軸をネジ構造とする手段、もし くは溶接等によることも可能である。

【００１１】 一方、主軸４内にはレベル調整ボルト２が上下調整自在に螺合されており、こ のレベル調整ボルト２の上端には抜け止め防止用のストッパ３が付設されるとと もに、その下端には操作ナット１３およびマウントゴム１２が設けられ、さらに 、その中間位置にロックナット８を配設してなるレベル調整ボルト付キャスタで ある。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によるときは、レベル調整ボルト付キャスタとし て、レベル調整ボルトが取付板のセンター部に設けられたバランスの良いもので あり、さらに、レベル調整時にレベル調整ボルトが抜け出すことのない安全なも のであるのに加え、据え付け時における横揺れに対するガタの発生しないもので あることことから、前述した従来のものの欠点を全て解消することができたもの である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の説明図である。

【図２】本考案の使用状態の説明図てある。

【符号の説明】

１ 取付板 ２ レベル調整ボルト ３ ストッパ ４ 主軸 ５ ハウジング ７ 本体フレーム ８ ロックナット

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 取付板のセンター部にレベル調整ボルト
   が位置するように設けられ、かつ、このレベル調整ボル
   トに抜け止め防止用のストッパが付設されてなるレベル
   調整ボルト付キャスタにおいて、主軸によって取付板と
   ハウジングとを、これら取付板とハウジング間に車輪を
   具備した本体フレームを回動自在に枢支した状態のもと
   に固定状態に配設するとともに、上記主軸内にはレベル
   調整ボルトを上下調整自在に螺合させ、さらに、このレ
   ベル調整ボルトに対しロックナットを配設してなること
   を特徴とするレベル調整ボルト付キャスタ。