JPH0445982Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0445982Y2 JPH0445982Y2 JP5362785U JP5362785U JPH0445982Y2 JP H0445982 Y2 JPH0445982 Y2 JP H0445982Y2 JP 5362785 U JP5362785 U JP 5362785U JP 5362785 U JP5362785 U JP 5362785U JP H0445982 Y2 JPH0445982 Y2 JP H0445982Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- abnormal
- rolling
- vehicle body
- air spring
- abnormal movement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 208000012661 Dyskinesia Diseases 0.000 claims description 16
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 20
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 12
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の利用分野〕
本考案は、空気ばねによる車体支持装置を備え
た鉄道車両の車体の異常動に制限を与える車体の
異常動防止装置に関するものである。
た鉄道車両の車体の異常動に制限を与える車体の
異常動防止装置に関するものである。
従来の空気ばねによる車体支持装置を備えた鉄
道車両の車体の異常動防止装置としては、(1)左右
動防止のため、左右ストツパゴムを設置したも
の。(2)上下動防止のため、異常上昇止めを設置し
たもの。(3)ローリング防止のため、アンチローリ
ング装置を設置したもの等が提案されている。
道車両の車体の異常動防止装置としては、(1)左右
動防止のため、左右ストツパゴムを設置したも
の。(2)上下動防止のため、異常上昇止めを設置し
たもの。(3)ローリング防止のため、アンチローリ
ング装置を設置したもの等が提案されている。
従来の空気ばね台車を第6図、第7図により説
明する。第6図において、車体1の上下荷重は側
受2、揺枕3および空気ばね4を介して台車枠5
に伝わる。この車体支持装置は、車体1が左右動
した場合、空気ばね4の横剛性だけでは動き量を
制限できないため、左右ストツパ6が設置されて
いる。また、高さ調整弁の故障等によつて空気ば
ね4に異常に圧縮空気が流入した場合に、空気ば
ね4の伸びに制限を与えるため、例えばボルスタ
アンカブラケツト7と台車枠5の間に異常上昇止
め8を設けて、空気ばね4の伸びによる車体1の
異常な上昇を制限している。
明する。第6図において、車体1の上下荷重は側
受2、揺枕3および空気ばね4を介して台車枠5
に伝わる。この車体支持装置は、車体1が左右動
した場合、空気ばね4の横剛性だけでは動き量を
制限できないため、左右ストツパ6が設置されて
いる。また、高さ調整弁の故障等によつて空気ば
ね4に異常に圧縮空気が流入した場合に、空気ば
ね4の伸びに制限を与えるため、例えばボルスタ
アンカブラケツト7と台車枠5の間に異常上昇止
め8を設けて、空気ばね4の伸びによる車体1の
異常な上昇を制限している。
また、第7図は、例えば空気ばね4間隔が小さ
い場合、ローリング剛性が小さくなり、これを避
けるため空気ばね定数を硬くすると、上下振動が
悪くなり、車両の乗心地が悪くなるため、上下動
は硬くしないで、車体1と台車枠5間にアンチロ
ーリング装置9を設置したものである。
い場合、ローリング剛性が小さくなり、これを避
けるため空気ばね定数を硬くすると、上下振動が
悪くなり、車両の乗心地が悪くなるため、上下動
は硬くしないで、車体1と台車枠5間にアンチロ
ーリング装置9を設置したものである。
しかしながら、アンチローリング装置9を設置
すると、車両重量が増加し、また、リンク機構に
球面軸受等を必要とするため、保守が繁雑であ
る、したがつて、アンチローリング装置はできる
だけ設置しない方がよういが、アンチローリング
装置がなく、しかもローリング剛性が小さい車両
の場合、カーブ走行時のカント不足による外倒れ
や、オーバーカントによる内倒れにより、異常上
昇止め8に当つたままの状態でカーブ走行するこ
とになり、空気ばね4が作用しない状態となつ
て、異常振動や異常音を発生し、ついには異常上
昇止め8を破損する恐れがある。
すると、車両重量が増加し、また、リンク機構に
球面軸受等を必要とするため、保守が繁雑であ
る、したがつて、アンチローリング装置はできる
だけ設置しない方がよういが、アンチローリング
装置がなく、しかもローリング剛性が小さい車両
の場合、カーブ走行時のカント不足による外倒れ
や、オーバーカントによる内倒れにより、異常上
昇止め8に当つたままの状態でカーブ走行するこ
とになり、空気ばね4が作用しない状態となつ
て、異常振動や異常音を発生し、ついには異常上
昇止め8を破損する恐れがある。
なお、この種の装置として関連するものには、
例えば実公昭36−32315号等がある。
例えば実公昭36−32315号等がある。
本考案の目的は、車体の左右動と、ローリング
による振動衝撃を与えることなく、車体の異常動
を抑制する装置を提供することにある。
による振動衝撃を与えることなく、車体の異常動
を抑制する装置を提供することにある。
本考案は、ボルスタアンカーブラケツトに抑制
ゴムを設けた異常動抑制装置を取付け、台車枠に
異常動抑制装置に対向してストツパーを取付け
て、従来の左右ストツパ、異常上昇止めおよびア
ンチローリング装置の機能を、すべて異常動抑制
装置にもたせたものである。
ゴムを設けた異常動抑制装置を取付け、台車枠に
異常動抑制装置に対向してストツパーを取付け
て、従来の左右ストツパ、異常上昇止めおよびア
ンチローリング装置の機能を、すべて異常動抑制
装置にもたせたものである。
以下、本考案の一実施例を第1図〜第5図によ
り説明する。第1図〜第4図において、第6図と
同一部材は同一符号で示し、説明を省略する。
り説明する。第1図〜第4図において、第6図と
同一部材は同一符号で示し、説明を省略する。
10は台車枠5に対向してボルスタアンカーブ
ラケツト7の下部に設置された異常動抑制装置
で、箱形ケース11をボルト13でボルスタアン
カーブラケツト7に固定し、該箱形ケース11内
に上面および側面を突出させた抑制ゴム12を取
付けて構成されている。14は異常動抑制装置1
0に対向して台車枠5の両側面上部に固定された
ストツパーである。
ラケツト7の下部に設置された異常動抑制装置
で、箱形ケース11をボルト13でボルスタアン
カーブラケツト7に固定し、該箱形ケース11内
に上面および側面を突出させた抑制ゴム12を取
付けて構成されている。14は異常動抑制装置1
0に対向して台車枠5の両側面上部に固定された
ストツパーである。
上述した構成において、車体1がローリングし
た場合、第4図に示したように、異常動抑制装置
10とストツパー14および空気ばね4に内蔵さ
れている空気ばねストツパゴム15によつてロー
リングは制限される。空気ばね4の間隔をlと
し、空気ばね4の上下のばね定数をK1とすると、
ローリング剛性は、Kψ1=K1l2である。第5図は
ローリングの抑制について、車体のローリングに
よる回転モーメントと、回転角の関係を示したも
のである。
た場合、第4図に示したように、異常動抑制装置
10とストツパー14および空気ばね4に内蔵さ
れている空気ばねストツパゴム15によつてロー
リングは制限される。空気ばね4の間隔をlと
し、空気ばね4の上下のばね定数をK1とすると、
ローリング剛性は、Kψ1=K1l2である。第5図は
ローリングの抑制について、車体のローリングに
よる回転モーメントと、回転角の関係を示したも
のである。
ただし、
Kψ1:空気ばね4による回転剛性
Kψ2:異常動抑制装置10と空気ばねストツパ
ゴム15による回転剛性 Kψ:Kψ1+Kψ2 とする。すなわち、異常にローリングした場合に
は、Kψ1+Kψ2の合成された回転剛性で抑制され
る。
ゴム15による回転剛性 Kψ:Kψ1+Kψ2 とする。すなわち、異常にローリングした場合に
は、Kψ1+Kψ2の合成された回転剛性で抑制され
る。
上述した実施例では、車両のカーブ走行時ある
いは軌道不正による異常ローリングを、ゴムのば
ね特性を有効に活用することにより、異常振動、
異常音を発生することなく抑制することができ
る。
いは軌道不正による異常ローリングを、ゴムのば
ね特性を有効に活用することにより、異常振動、
異常音を発生することなく抑制することができ
る。
本考案によれば、つぎのような効果がある。
(1) 異常振動や異常音を発生することがなく、過
大なローリングを防止することができる。
大なローリングを防止することができる。
(2) アンチローリング装置が不要になる。
(3) 異常動抑制装置で、従来の左右ストツパを兼
用させることができ、左右ストツパが不要にな
る。
用させることができ、左右ストツパが不要にな
る。
(4) (2)、(3)により車体支持装置の構造を簡略化す
ることができる。
ることができる。
第1図は本考案の一実施例を示す車体支持装置
の要部詳細図、第2図は第1図のA−A断面図、
第3図は第2図のB−B断面図、第4図は異常動
抑制装置が作用した状態を示す車体支持装置の正
面図、第5図は車体のローリングによる回転剛性
特性図、第6図は従来の空気ばね台車の車体支持
装置の一例を示す正面図、第7図は同じくアンチ
ローリング装置を備えた車体支持装置の正面図で
ある。 1……車体、2……側受、3……揺枕、4……
空気ばね、5……台車枠、6……左右ストツパ、
7……ボルスタアンカーブラケツト、8……異常
上昇止め、9……アンチローリング装置、10…
…異常動抑制装置、11……箱形ケース、12…
…抑制ゴム、13……ボルト、14……ストツパ
ー、15……空気ばねストツパゴム。
の要部詳細図、第2図は第1図のA−A断面図、
第3図は第2図のB−B断面図、第4図は異常動
抑制装置が作用した状態を示す車体支持装置の正
面図、第5図は車体のローリングによる回転剛性
特性図、第6図は従来の空気ばね台車の車体支持
装置の一例を示す正面図、第7図は同じくアンチ
ローリング装置を備えた車体支持装置の正面図で
ある。 1……車体、2……側受、3……揺枕、4……
空気ばね、5……台車枠、6……左右ストツパ、
7……ボルスタアンカーブラケツト、8……異常
上昇止め、9……アンチローリング装置、10…
…異常動抑制装置、11……箱形ケース、12…
…抑制ゴム、13……ボルト、14……ストツパ
ー、15……空気ばねストツパゴム。
Claims (1)
- 揺枕と台車枠との間に空気ばねを備えた車体支
持装置において、揺枕両端のボルスタアンカブラ
ケツトの下部に台車枠に対向して抑制ゴムを設け
た異常動抑制装置を取付け、台車枠の両側面上部
に異常動抑制装置に対向してストツパーを固定し
てなることを特徴とする車体の異常動抑制装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5362785U JPH0445982Y2 (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5362785U JPH0445982Y2 (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61169858U JPS61169858U (ja) | 1986-10-21 |
JPH0445982Y2 true JPH0445982Y2 (ja) | 1992-10-28 |
Family
ID=30574670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5362785U Expired JPH0445982Y2 (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0445982Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014174788A1 (ja) * | 2013-04-24 | 2014-10-30 | 川崎重工業株式会社 | 鉄道車両用台車 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5964075B2 (ja) * | 2012-02-23 | 2016-08-03 | 川崎重工業株式会社 | 輪重変動抑制装置及び鉄道車両 |
-
1985
- 1985-04-12 JP JP5362785U patent/JPH0445982Y2/ja not_active Expired
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014174788A1 (ja) * | 2013-04-24 | 2014-10-30 | 川崎重工業株式会社 | 鉄道車両用台車 |
JP2014213669A (ja) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | 川崎重工業株式会社 | 鉄道車両用台車 |
CN105143012A (zh) * | 2013-04-24 | 2015-12-09 | 川崎重工业株式会社 | 铁道车辆用转向架 |
US9855959B2 (en) | 2013-04-24 | 2018-01-02 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Railcar bogie |
CN105143012B (zh) * | 2013-04-24 | 2018-01-19 | 川崎重工业株式会社 | 铁道车辆用转向架 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61169858U (ja) | 1986-10-21 |
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