JPH04105880U - 磁気テープカセツト - Google Patents

磁気テープカセツト

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JPH04105880U
JPH04105880U JP1357691U JP1357691U JPH04105880U JP H04105880 U JPH04105880 U JP H04105880U JP 1357691 U JP1357691 U JP 1357691U JP 1357691 U JP1357691 U JP 1357691U JP H04105880 U JPH04105880 U JP H04105880U
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JP
Japan
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magnetic tape
lock lever
lid member
cassette
tape cassette
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Application number
JP1357691U
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Inventor
正純 小川
Original Assignee
富士写真フイルム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構造が簡単であるうえに、カセット前面の開口
部を開閉する蓋部材の開閉を確実に行い得るように構成
した磁気テープカセットを提供する。 【構成】磁気テープカセット1を構成する内壁部2a
と、磁気テープカセット1の前面開口部4を開閉する蓋
部材の折り曲げ部5aとの間に、蓋部材をロックするた
めのロックレバー6と、ロックレバー6を回動付勢する
ためのバネ部材を設けると共に、内壁部2aにバネ部材
8の張出線部8aを該内壁部2aと非平行となるように
突起21を設けた。 【効果】蓋部材の開閉にともない、バネ部材が突起に接
触することで例えば内壁部とロックレバーとの間に挟み
込まれず、蓋部材の安定した開閉動作がなされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は磁気テープカセットに関し、更に詳しくは映像機器用の磁気テープカ セットの前面開口部を開閉するための蓋部材を円滑に動作させるための改善に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
ビデオカメラ等のビデオ機器の技術的動向の一つに小型軽量化があり、これに ともなって磁気テープカセット(以下において単にカセットという)についても 小型化が図られている。 以下、小型化された従来の磁気テープカセットの一例を図4及び図5を参照し て説明する。なお、図5における右下の円xは磁気テープカセットの本考案に係 わる要部を拡大図示したものである。
【0003】 磁気テープカセット1は上下一対のハーフカセットを合わせて固定したハウジ ング2内に一対のリール3、4を回動自在に取り付け、その間に磁気テープTを 走行可能に設けたものである。前記ハウジング2の前面には開口部4aが設けら れているが、前記磁気テープカセット1をVTRやカメラに装着しない場合には 、図4に実線で示したように蓋部材5によって閉塞されている。 即ち、前記磁気テープTは、前記開口部4aを横切るように一対の前記リール 3、4間に掛け渡されている。従って、不使用時に前記開口部4aが開状態であ れば、前記磁気テープTが傷つけられたり、前記ハウジング2内に塵等が入り込 んで前記磁気テープTに付着し、良好な記録・再生に支障を来す。そこで、この ような不都合を未然に防止し得るように、前記蓋部材5が設けられている。
【0004】 一方、前記磁気テープカセット1を使用する場合は、図4に仮想線で示したよ うに前記蓋部材5を上方に回動させ、前記開口部4aを開放状態にして前記磁気 テープTを引き出すようにする。この動作は、前記磁気テープカセット1をVT R等の装置内に装着する際に、図4に示したA方向とは反対方向に押し込まれる ことにより、ロックレバー6の押動部6aが矢印A方向に押されるによりロック が解除され、引き続きB方向の動きにより前記蓋部材5が突き上げられ、開き動 作が行われる。なお、前記ロックレバー6の殆どの部分は露呈されず、前記押動 部6aが前記カセット1の側面下部に形成された操作部7に露呈され、押動操作 を容易に行い得るように構成されている。
【0005】 前記ロックレバー6は、図5に一部拡大して示したように、前記ハウジング2 の内側に設けた軸受け部分にその軸11が回動自在に支持されている。また、前 記折り曲げ部5aの内側に設けた軸12にバネ部材8が巻回され、その一端であ る張出線部が前記ロックレバー6の上先端部、即ち図1に示した押動部6aとは 反対の端部に、前記ロックレバー6を図4で時計方向に付勢するように掛けられ ている。また、前記バネ部材8の他端は、前記折り曲げ部5aの内側に設けた係 止用突起13に掛けられていて、前記蓋部材5を常に閉じる方向に付勢するよう に構成されている。
【0006】 従って、前記磁気テープカセット1をVTR等に装着しない状態では、前記ロ ックレバー6が前記バネ部材8により時計方向に付勢されることにより前記蓋部 材5の回転防止突起に係合してこれをロックし、閉状態に維持する。 これに対し、前記磁気テープカセット1をVTR等に装着し、前記ロックレバ ー6の押動部6aが矢印A方向に押されると、前記ロックレバー6が前記線条バ ネ8に抗して半時計方向に回動付勢される。この結果、前記蓋部材5とのロック が解除され、次いでB方向の移動により装置側から加えられる力により、前記バ ネ部材8に抗して前記蓋部材5が図4に仮想線で示したように押し上げられ、前 記磁気テープTを引出し得るようになる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記蓋部材5の開閉を繰り返していると、前記バネ部材8が位置ずれ し、前記ロックレバー6と前記ハウジング4の内壁との間に挟まってしまい、前 記蓋部材5が開閉不能になることがあった。これを防止するためには、前記バネ 部材8の一端が、前記ロックレバー6の一端から外れないようにすればよいので あるが、この構成は一見容易のように思えるが、実際には前記磁気テープカセッ ト1の寸法上の制約から非常に困難である。
【0008】 ここで、前記磁気テープカセット1の寸法について説明すると、例えば8mm ビデオテープカセットの場合では幅wが95mm程度であり、この種の小型カセ ットにおいては前記ロックレバー6や前記バネ部材8を組み込むスペース幅w1 は僅か2mm程度に満たない。従って、前記ロックレバー6の幅も小さく、前記 バネ部材8の張出線部8aを掛ける位置に、外れ防止のため適当な係止手段とし て係止用突起9を設けようとすれば、前記ロックレバー6を成形する金型に精密 な加工で前記係止用突起のための型を形成しなければならなかった。 また、前記係止用突起9を形成した場合は、前記磁気テープカセット1の組立 時に前記バネ部材8の張出線部8aを確実に前記係止用突起9に掛けなければ成 らず、組立工程も煩雑化していた。
【0009】 そして、前記磁気テープカセット1はいわゆる量産ものであり、コスト低減が 要求されるのであるが、金型の複雑化や組立工数の増加が相まって生産コスト増 加の一因になる。 本考案は、前記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は構造が簡単であ るうえに、前記蓋部材の開閉を確実に行い得るように構成した磁気テープカセッ トを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案の前記目的は、前面に磁気テープ引出し用の開口部が設けられたカセッ トハウジングと、前記開口部を開閉するように前記カセットハウジングの両側部 に左右の折り曲げ部が回動自在に軸支された蓋部材と、前記カセットハウジング の一方の側部に揺動自在に設けられ、前記折り曲げ部に係合して前記蓋部材を回 動不能に係止するロックレバーと、前記ロックレバーを係止方向に回動付勢する と共に前記蓋部材をも閉じ方向に付勢するバネ部材とを備えた磁気テープカセッ トにおいて、前記ロックレバーを付勢する前記バネ部材の張出線部を、前記カセ ットハウジングの側部に対し平面からみて傾斜させるべく、前記カセットハウジ ングの側部に前記張出線部と当接する突部を設けたことを特徴とする磁気テープ カセットによって達成される。
【0011】
【実施態様】
以下、本考案の磁気テープカセットの一実施態様を添付図面に基づいて詳細に 説明する。尚、この磁気テープカセットは8mmビデオ用のカセットであり、カ セット全体の構成は図4及び図5に示した従来のものと同様なので、本実施態様 においては要部について図示及び説明する。 図1は本考案を適用した磁気テープカセットにおけるロックレバーが装着され た要部の斜視図、図2はロックレバーが装着された部分の要部側面図、図3はロ ックレバーが装着された要部の平面図である。
【0012】 本実施態様において、軸11は前記ロックレバー6の揺動中心を構成するもの であり、該ロックレバー6の胴部にカセット左右方向に張り出している。そして 、前記軸11は前記ハウジング2に形成した内壁部2aと外壁部2cとの間に回 転可能に軸支されている。一方の前記折り曲げ部5aの内側面には、前記バネ部 材8を巻回して取り付けると共に、前記蓋部材5を前記内壁部2aに対し回転自 在に支持するための支軸12が設けられており、更に前記バネ部材8の一端を掛 けるための突起13と前記蓋部材5の回転防止突起14とが前記支軸12を挟む 位置に一体に形成されている。
【0013】 前記支軸12は、前記ハウジング2の内壁部2aに埋め込み状に且つ回動自在 に支持されているので、前記蓋部材5全体が前記支軸12を支点として回動でき る。また、前記バネ部材8は閉じバネであり、図2に示すように前記支軸12を 支点として前記突起13を下方に付勢すると共に、前記ロックレバー6の上端の 先端部6bを下方に付勢するように構成されている。 したがって、前記ロックレバー6の先端部6bが、図2から明らかなように、 前記軸11の外側に位置するように形成されているので、前記バネ部材8により 下方に付勢されることにより、前記ロックレバー6全体は時計方向に回動付勢さ れることになる。
【0014】 ところが、前記ロックレバー6には係止用突起6cが形成され、前記折り曲げ 部5aの内側面で前記係止用突起6cの回動位置には回転防止突起14が設けら れている。従って、前記蓋部材6が閉じられ、前記バネ部材8により前記ロック レバー6が時計方向に付勢されている状態では、前記係止用突起6cが前記回転 防止突起14に係止する。このため、前記蓋部材5の先端部分5bを上方に付勢 しても、前記回転防止突起14が前記係止用突起6cに係止して、前記蓋部材5 全体を回動不可になす。即ち、前記蓋部材5は閉状態のままであり、前記開口部 4が不所望に開いてしまうようなことがない。
【0015】 一方、前記ロックレバー6の前記一端6aが矢印A方向に押されると、前記ロ ックレバー6は前記軸11を中心に反時計方向に回動するようになり(図2参照 )、前記先端部6bにより前記バネ部材8の一端を図2に仮想線で示すように押 し上げながら回動する。この結果、前記係止用突起6cが前記回転防止突起14 から外れるようになり、前記回転防止突起14の回動位置には係止するものがな くなる。 この状態で前記先端部分5bを上方に付勢すると、前記支軸12を中心にして 前記蓋部材5が図2で時計方向に回動し、前記開口部4が開状態になる。この際 、前記蓋部材5には前記突起13を介して前記バネ部材8の力が加わっているの で、この力に抗して押し開けられる。そして、前記突起13及び前記回転防止突 起14も図2に仮想線で示したように折り曲げ部5aと一体に回動する。
【0016】 本実施態様において注目すべきは、前記内壁部2aに設けた突起21にある。 即ち、前記蓋部材5の開閉を繰り返していると、前記バネ部材8も図2に実線 及び仮想線で示した変形を繰り返すことになる。このように前記バネ部材8のね じれ角が変化することにより、その押す力は大きくなる。この結果、前記バネ部 材8が図3に点線で示したように位置していたときには、この力により張出線部 8aが前記内壁部2aに沿うように変形し、前記ロックレバー6の先端部6aか ら外れて前記内壁部2aと前記ロックレバー6との間の隙間にはまり込んでしま う。このような事態が生じると、前記蓋部材5が開状態のままになる等の不都合 が生じる。
【0017】 しかし、前記突起21を設けたことにより、前記バネ部材8の張出線部8aの が前記内壁部2a側に移動することが出来ないだけでなく、前記張出線部8aが 前記内壁部2a及び前記外壁部2cに対して平行でなくなる。この結果、前記張 出線部8aの嵌まり込みを回避することができる。 しかも、前記突起21は前記張出線部8aが図2に仮想線及び実線で示したよ うに変形することを見越して図1及び図2に示したように縦方向に長手状の突起 に形成してある。従って、前記蓋部材5の開閉を繰り返し、前記張出線部8aが 撓み変形しても、前記突起21の前述の作用は充分発揮できる。
【0018】 従って、前記磁気テープカセット1によれば、カセットハウジングの側部に突 部を設けたので、前記バネ部材8aの一端が位置ずれして前記側部と前記ロック レバーとの間にはまり込むことがなく、前記ロックレバー6による前記蓋部材5 のロック及びロック解除が円滑に行われる。 また、前記バネ部材8を位置決めするため、例えば前記ロックレバー6の先端 部6aに従来のような係止用溝等を形成する必要かがなく、前記ロックレバー6 を形成するための金型等の複雑化を避けることができる。
【0019】 以上に本考案の実施態様を説明したが、本考案は前記実施態様に限定されるも のではない。即ち、前記バネ部材8は図示の巻方向や形状に限定されず、種々の 形態のものに適用可能である。
【0020】
【考案の効果】 以上に説明した如く、本考案に係る磁気テープカセットは、ロックレバーを付 勢するバネ部材の張出線部を、カセットハウジングの側部に対し平面からみて傾 斜させるべく、前記カセットハウジングの側部に前記張出線部と当接する突部を 設けたものである。 従って、前記バネ部材の張出線部が前記内壁部に対して平行な状態となること が避けられるので、前記張出線部が前記内壁部に沿うように近接して前記内壁部 と前記ロックレバーとの間の隙間に入り込み、前記ロックレバーの回動不可、前 記蓋部材のロック不可等の事故を未然に防止することができる。 しかも、前記バネ部材の係止手段を設ける必要がないので、精密加工による金 型も不要であり、組立工数を低減することもできる。従って、安価且つ信頼性に 優れた磁気テープカセットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施態様を示す磁気テープカセット
の要部の斜視図である。
【図2】本考案の磁気テープカセットの要部の側面図で
ある。
【図3】本考案の磁気テープカセットの要部の平面図で
ある。
【図4】従来の磁気テープカセットの一例を示す斜視図
である。
【図5】従来の磁気テープカセットの平面図である。
【符号の説明】
1 磁気テープカセット 2 ハウジング 2a 内壁部 5 蓋部材 5a 折り曲げ部 6 ロックレバー 6a 押動部 6b 先端部 6c 係止用突起 7 操作部 8 バネ部材 8a 張出線部 11 軸 12 支軸 13 係止用突起 14 回転防止突起 21 突起 T 磁気テープ w カセットの幅 w1 隙間幅 A ロックレバーの押動方向

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に磁気テープ引出し用の開口部が設
    けられたカセットハウジングと、前記開口部を開閉する
    ように前記カセットハウジングの両側部に左右の折り曲
    げ部が回動自在に軸支された蓋部材と、前記カセットハ
    ウジングの一方の側部に揺動自在に設けられ、前記折り
    曲げ部に係合して前記蓋部材を回動不能に係止するロッ
    クレバーと、前記ロックレバーを係止方向に回動付勢す
    ると共に前記蓋部材をも閉じ方向に付勢するバネ部材と
    を備えた磁気テープカセットにおいて、前記ロックレバ
    ーを付勢する前記バネ部材の張出線部を、前記カセット
    ハウジングの側部に対し平面からみて傾斜させるべく、
    前記カセットハウジングの側部に前記張出線部と当接す
    る突部を設けたことを特徴とする磁気テープカセット。
JP1357691U 1991-02-20 1991-02-20 磁気テープカセツト Pending JPH04105880U (ja)

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