JPH04105604U - 作動油タンク - Google Patents

作動油タンク

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JPH04105604U
JPH04105604U JP1514691U JP1514691U JPH04105604U JP H04105604 U JPH04105604 U JP H04105604U JP 1514691 U JP1514691 U JP 1514691U JP 1514691 U JP1514691 U JP 1514691U JP H04105604 U JPH04105604 U JP H04105604U
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JP
Japan
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strainer
tank
filter
hydraulic oil
oil tank
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Application number
JP1514691U
Other languages
English (en)
Inventor
登司男 横山
浩平 岡田
Original Assignee
株式会社小松製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本考案は戻り油に混入しているエアーを確実
に除去して送り管路側に吸引されないようにしてエアレ
ーションを防止すると共に、冷却効果を高めた作動油タ
ンクを提供するにある。 【構成】 内部に戻り管路側フィルタ14を送り管路1
6側ストレーナ17を備えた作動油タンク11におい
て、前記ストレーナ17を包囲し、フィルタ14側を遮
断し、反対側面に開口部を設けた隔壁18を取設け、戻
り油を、この隔壁18の外壁面を迂回して開口部からス
トレーナ17に吸込むことにより、この間にエアーを消
泡するようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は冷却効果およびエアレーション改善を図った建設機械、特に油圧式掘 削機の作動油タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧駆動車両で、多数の作業機作動用アクチュエータを有する油圧式掘削機は 近時制御技術、特に油圧技術の発達で高圧化、高精密化の傾向が強く、更に信頼 性が要求されることから回路に混入し、或るいは内部で発生するごみの分離除去 を行うフィルタと共に、作動油の冷却や、エアレーション防止が課題となってい る。
【0003】 図5は上記課題、特にエアレーション防止及び冷却に対してなされた作動油タン クの提案であって、これによれば1で示す凾形作動油タンク(以下単にタンクと 略称する)には戻り管路用のフィルタ2が内設されており、戻り油は管路3から 該フィルタ2でごみ等の不純物を分離除去されたうえ、下部導管4からタンク内 に戻される。
【0004】 一方、上記タンク1内には図示しない油圧ポンプによって各アクチュエータへ 供給される送り管路側のストレーナ5がタンク1に内設されており、戻り油は再 びストレーナ5に吸引され濾過されたうえ、送り管路6から油圧ポンプを経て各 アクチュエータに供給され、循環流通するようになっている。 かかるタンクにおいて作動油の潤滑中にエアーが混入し、また液面の波立ちによ りストレーナ5がエアーを吸込みエアレーション現象が発生する。このために本 提案では下部に開口部7aを設けた隔壁7を取付けて、前記波立ちを緩和し、ス トレーナ5に吸引される油を、この開口部7aから流通するようにしてエアーの 吸い込みを防止するようにしたものである。
【0005】
【考案が解決しょうとする課題】
しかし、この種の作動油タンクは戻り管路用フィルタ2位置と送り管路用スト レーナ5位置が近いことから、単にプレート状の隔壁7を、この間に割り込む状 態で介装してもフィルタ2からタンク内に戻った油は該隔壁7の下部開口部7a からストレーナ5に吸引されることから戻り油に混入しているエアーが気泡とな って分離浮上することなくエアーを混在したままストレーナ5に吸込まれエアレ ーションの原因となる。
【0006】 本考案は上記不具合を改善する目的でなされたものであって、戻り管路の油に 混入したエアーを送り管路のストレーナに吸込まれる前に除去してエアレーショ ンを防止すると共に、戻り油の放熱により冷却効果を高めた作動油タンクを提供 しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、内部に戻り管路側フィルタ及び送り管路 側ストレーナを備えた作動油タンクにおいて、前記ストレーナを包囲し、かつ、 前記フィルタと反対側に面する下端部に切欠き開口部を形成した隔壁をタンク内 壁面に取設したものである。
【0008】
【作用】
上記した作動油タンクによると、戻り管路側のフィルタから出た油が送り管路 側のストレーナに吸い込まれるためには、該フィルタ位置と反対側に位置する隔 壁の開口部から流入しなければならず、そのために油はタンク内壁と隔壁に沿っ て迂回することになり、この間タンク内壁から放熱されると共に、それだけ流通 距離が長くなって油に混在しているエアーが、この間に分離して気泡となって浮 上しストレーナにはエアーが吸込まれることがなく、エアレーションが防止され る。
【0009】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を添付図1〜4により詳述する。図において11は作 動油タンク(以下単にタンクと略称する)であって、該タンク11は二枚の断面 コ字形の鋼板11a, 11bを溶接により組合せて凾形に製作されている。
【0010】 そして上記タンク11上板の戻り管路12からの戻り油の入口部13を備えた フィルタ14がタンク内部に取設されており、14aは外筒、14bはフィルタ エレメント、そして14cは内筒であって、戻り油は前記外筒14aの内周側に 入り、フィルタエレメント14bによって濾過されたうえ内筒14cを介して下 部導管15からタンク11内部に戻される。一方タンク11内の油を管路16を 介して、油圧ポンプで吸引して各アクチュエータに供給する送り管路用ストレー ナ17が内設されており、該ストレーナ17によって濾過された油を圧送するよ うになっている。
【0011】 そして上記ストレーナ17の周囲には、該ストレーナ17を包囲して、前記フ ィルタ14から隔離するように隔壁18が設けられている。 隔壁18は図示の如くプレートを断面略U字状に折曲げたものからなり、ストレ ーナ17を包囲し、下端をタンク底面に当接したうえ両端フランジ部18aをタ ンク内側壁に溶接等で固着されている。なお、この隔壁18を本実施例ではスト レーナ17が円筒形状で、しかも成形が容易なためU字状に成形したが、勿論、 これに限定されるものでなくストレーナ17を包囲するような形状であればよい 。かかる隔壁18には前記フィルタ14の取付位置に対して最も離れた位置であ る反対側の下端面には図示の如く切欠き開口部18bが開設されている。
【0012】 次に、かように構成された隔壁18を取設した作動油タンクの作用について述 べると、戻り管路12から不純物及びエアーが混じっている戻り油がフィルタ1 4に入り、該フィルタ14で、これら不純物を分離除去したうえ、下部導管15 からタンク11内に戻され、再びストレーナ17に吸込まれて濾過されたうえ、 送り管路16に吸引されるが、このフィルタ14からの油は、該フィルタ14か ら近距離にあるストレーナ17への直線流路は隔壁18によって遮断されている ため、この隔壁18の曲面外壁面に沿って迂回しながら反対側の下端開口部18 bから入りストレーナ17に吸引されるようになっていることから、この迂回流 路の間に戻り油に混入しているエアーが気泡となんて浮上し、ストレーナ17に 吸引されるときには、エアーが除去されたものとなる。このエアーの除去と共に 、この迂回流路間に油圧熱も隔壁18及びタンク11の側壁から放熱され冷却す る。
【0013】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成したので、ごみ等の不純物が混入している戻り油もフ ィルタやストレーナによって確実に分離除去されると共に、該戻り油に混入して いるエアーも隔壁による迂回流路によってストレーナに吸込まれることから、こ の間に完全に消泡されエアレーションを防止することができる。しかも、この迂 回流路間に冷却効果も得られることから油圧機器の信頼性及び寿命を向上するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る作動油タンクの一部断面正面図。
【図2】同一部断面側面図。
【図3】図1のA−A断面図。
【図4】本考案に係わる隔壁の斜視図。
【図5】従来の作動油タンクの一部断面正面図。
【符号の説明】
11 作動油タンク 12 戻り管路 14 フィルタ 16 送り管路 17 ストレーナ 18 隔壁 18a フランジ部 18b 開口部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に戻り管路側フィルタ及び送り管路
    側ストレーナを備えた作動油タンクにおいて、前記スト
    レーナを包囲し、かつ前記フィルタと反対側に面する下
    端部に切欠き開口部を形成した隔壁をタンク内壁面に取
    設したことを特徴とする作動油タンク。
  2. 【請求項2】 上記隔壁は断面略U字状であることを特
    徴とする請求項1の作動油タンク。
JP1514691U 1991-02-22 1991-02-22 作動油タンク Pending JPH04105604U (ja)

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