JPH04105597U - ケーブル挿通構造 - Google Patents
ケーブル挿通構造Info
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- JPH04105597U JPH04105597U JP1452091U JP1452091U JPH04105597U JP H04105597 U JPH04105597 U JP H04105597U JP 1452091 U JP1452091 U JP 1452091U JP 1452091 U JP1452091 U JP 1452091U JP H04105597 U JPH04105597 U JP H04105597U
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- cable
- bushing
- cable insertion
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Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケーブル挿通用のブッシングにケーブル接地
機能を持たせる。 【構成】 ケーブル14の所定の個所の絶縁被覆層15
は剥離され、シールド線16が露出されている。この露
出されたシールド線16には導電性を有するブッシング
13が被せられている。ブッシング13は、金属製の機
器ケース11に形成されたケーブル挿通孔12に圧入さ
れて取り付けられている。これにより、ケーブル14の
シールド線16はブッシング13を介して接地電位の機
器ケース11に電気的に接続されている。
機能を持たせる。 【構成】 ケーブル14の所定の個所の絶縁被覆層15
は剥離され、シールド線16が露出されている。この露
出されたシールド線16には導電性を有するブッシング
13が被せられている。ブッシング13は、金属製の機
器ケース11に形成されたケーブル挿通孔12に圧入さ
れて取り付けられている。これにより、ケーブル14の
シールド線16はブッシング13を介して接地電位の機
器ケース11に電気的に接続されている。
Description
【0001】
この考案はノイズ対策を兼ねたケーブル挿通構造に関する。
【0002】
電子機器の内部から外部にケーブルを引き出す場合、機器ケースに形成したケ
ーブル挿通孔にケーブルをただ単に挿通すると、ケーブル挿通孔の部分の体裁が
悪いばかりでなく、ケーブル挿通孔の孔壁面との当接により、ケーブルの絶縁被
覆層が損傷することがある。そこで、このような場合、機器ケースのケーブル挿
通孔にブッシングを介してケーブルを挿通するようにしている。また、このよう
な電子機器では、ノイズ対策の関係から、ケーブルのシールド線を接地すること
が多い。
【0003】
図9および図10は従来のこのような電子機器の一例を示したものである。
この電子機器では、金属製の機器ケース1の側板1aにケーブル挿通孔2を形
成し、このケーブル挿通孔2にブッシング3を介してケーブル4を挿通し、機器
ケース1内におけるケーブル4の所定の個所の絶縁被覆層5を剥離してシールド
線6を露出させ、この露出させたシールド線6にアルミニウム等の金属からなる
クリップ7を被せ、このクリップ7をビス8で機器ケース1の底板1bに取り付
け、ケーブル4のシールド線6をクリップ7を介して接地電位の機器ケース1の
底板1bに電気的に接続するようにしている。なお、クリップ7の代わりに、図
11に示すように、ほぼΩ字形状の金具9を用いることもある。
【0004】
しかしながら、従来のこのような電子機器では、ケーブル挿通用のブッシング
3のほかにケーブル接地用のクリップ7あるいは金具9およびその取付用ビス8
を必要とするので、部品点数が多く、コスト高となり、またこれらを取り付ける
ための作業が面倒であるばかりでなく、ビス8を取り付けるためのドライバ等の
取付工具が必要になるという問題があった。
【0005】
この原因は、ケーブル挿通専用のブッシング3とケーブル接地専用のクリップ
7あるいは金具9を用いていることに起因する。
してみると、ケーブル挿通用のブッシングにケーブル接地機能を持たせること
ができるようにすれば、部品点数が減少し、コストダウンを図ることが可能とな
り、またドライバ等の取付工具を用いることなく、取付作業を容易に行うことが
可能となる。
この考案の課題は、ケーブル挿通用のブッシングがケーブル接地機能を持つこ
とができるようにすることである。
【0006】
この考案の手段は次の通りである。
(1)金属製の機器ケースに形成されたケーブル挿通孔に取り付けられ、ケーブ
ルを挿通するためのブッシング。
例えば、電子機器の金属製の機器ケースに形成されたケーブル挿通孔に取り付
けられ、ケーブル挿通孔の部分の体裁を良くすると共に、ケーブル挿通孔の孔壁
面との当接によるケーブルの絶縁被覆層の損傷を防止するためのものである。
(2)ブッシングは導電性を有する構造であること。
例えば、合成樹脂製のブッシング本体の表面に蒸着や無電解メッキ等によって
導体層が形成されたもの、ステンレス繊維入りの合成樹脂によって形成されたも
の、導電性ゴムによって形成されたもの等からなり、ケーブルのシールド線を接
地電位の機器ケースに電気的に接続するためのものである。
【0007】
この考案の手段の作用は次の通りである。
ブッシングが導電性を有する構造であるので、このブッシングを介してケーブ
ルのシールド線を接地電位の機器ケースに電気的に接続することができる。
したがって、ケーブル挿通用のブッシングにケーブル接地機能を持たせること
ができる。
【0008】
図1は一実施例のケーブル挿通構造を示したものである。
このケーブル挿通構造では、金属製の機器ケース11の所定の個所にケーブル
挿通孔12が形成され、このケーブル挿通孔12にブッシング13を介してケー
ブル14が挿通されている。このうちブッシング13は、合成樹脂製のブッシン
グ本体の表面に蒸着や無電解メッキ等によって導体層が形成されたもの、ステン
レス繊維入りの合成樹脂によって形成されたもの、導電性ゴムによって形成され
たもの等からなり、図2および図3に示すように、2つのブッシング半体13a
、13bを連結部13cで連結した構造となっている。ケーブル14は、図4に
示すように、その所定の個所の絶縁被覆層15が剥離され、シールド線16が露
出されている。そして、この露出されたシールド線16にブッシング13の2つ
のブッシング半体13a、13bが両側から被せられ、この状態でブッシング1
3が機器ケース11のケーブル挿通孔12に図1において左側から圧入されて取
り付けられていることにより、ケーブル挿通孔12にブッシング13を介してケ
ーブル14が挿通されている。この状態では、導電性を有するブッシング13の
内面がシールド線16に圧接され、外面がケーブル挿通孔12の孔壁面および図
5において斜線で示す機器ケース11の外面に圧接し、これによりブッシング1
3を介してケーブル14のシールド線16が接地電位の機器ケース11に電気的
に接続される。なお、金属製の機器ケース11が塗装されている場合には、ケー
ブル挿通孔12の孔壁面および図5において斜線で示す機器ケース11の外面を
塗装マスキングしておくようにする。
【0009】
このように、このケーブル挿通構造では、ブッシング13が導電性を有する構
造であるので、このブッシング13を介してケーブル14のシールド線16を接
地電位の機器ケース11に電気的に接続することができ、したがってケーブル挿
通用のブッシング13にケーブル接地機能を持たせることができ、ひいては部品
点数が減少し、コストダウンを図ることができ、またドライバ等の取付工具を用
いることなく、取付作業を容易に行うことができる。
【0010】
図6は他の実施例のケーブル挿通構造を示したものである。
このケーブル挿通構造の場合、まず図7に示すように、導電性を有するほぼU
字形状のブッシング21およびほぼU字形状の金属刃22を用意し、ブッシング
21の内面の所定の個所に形成された取付溝23に金属刃22を装着する。この
状態では、図8に示すように、金属刃22の一部が取付溝23から突出されてい
る。次に、図8に示すように、絶縁被覆層24が剥離されていないケーブル25
の所定の個所をブッシング21および金属刃22のほぼU字形状の凹部に圧入す
ると、図6に示すように、金属刃22によってケーブル25の絶縁被覆層24が
切断され、ケーブル25のシールド線26が金属刃22と接触する状態となる。
したがって、このケーブル挿通構造の場合、ケーブル25の絶縁被覆層24を予
め剥離する必要はない。
【0011】
この考案によれば、ブッシングが導電性を有する構造であるので、このブッシ
ングを介してケーブルのシールド線を接地電位の機器ケースに電気的に接続する
ことができ、したがってケーブル挿通用のブッシングにケーブル接地機能を持た
せることができ、ひいては部品点数が減少し、コストダウンを図ることができ、
またドライバ等の取付工具を用いることなく、取付作業を容易に行うことができ
る。
【図1】一実施例のケーブル挿通構造の横断平面図。
【図2】このケーブル挿通構造におけるブッシングの平
面図。
面図。
【図3】このケーブル挿通構造におけるブッシングの側
面図。
面図。
【図4】このケーブル挿通構造におけるケーブルの一部
の平面図。
の平面図。
【図5】このケーブル挿通構造における機器ケースの一
部の正面図。
部の正面図。
【図6】他の実施例のケーブル挿通構造の縦断正面図。
【図7】このケーブル挿通構造におけるブッシングおよ
び金属刃を示す斜視図。
び金属刃を示す斜視図。
【図8】このケーブル挿通構造においてケーブルにブッ
シングを取り付ける状態を示す斜視図。
シングを取り付ける状態を示す斜視図。
【図9】従来の電子機器の一例の一部を示す縦断側面
図。
図。
【図10】この電子機器におけるクリップの部分の平面
図。
図。
【図11】従来の電子機器の他の例の図10同様の平面
図。
図。
11 機器ケース
12 ケーブル挿通孔
13 ブッシング
14 ケーブル
15 絶縁被覆層
16 シールド線
Claims (1)
- 【請求項1】 金属製の機器ケースに形成されたケーブ
ル挿通孔にブッシングを介してケーブルを挿通するよう
にしたケーブル挿通構造において、前記ブッシングを導
電性を有する構造とし、このブッシングを介して前記ケ
ーブルのシールド線を前記機器ケースに電気的に接続し
たことを特徴とするケーブル挿通構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1452091U JPH04105597U (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | ケーブル挿通構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1452091U JPH04105597U (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | ケーブル挿通構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04105597U true JPH04105597U (ja) | 1992-09-10 |
Family
ID=31902032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1452091U Pending JPH04105597U (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | ケーブル挿通構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04105597U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010001477A1 (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-07 | 星和電機株式会社 | 電線保持具 |
JP2015082567A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | ワイヤハーネス |
-
1991
- 1991-02-22 JP JP1452091U patent/JPH04105597U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010001477A1 (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-07 | 星和電機株式会社 | 電線保持具 |
JP2015082567A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | ワイヤハーネス |
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