JPH04105501U - 回転形センサ - Google Patents

回転形センサ

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JPH04105501U
JPH04105501U JP1413891U JP1413891U JPH04105501U JP H04105501 U JPH04105501 U JP H04105501U JP 1413891 U JP1413891 U JP 1413891U JP 1413891 U JP1413891 U JP 1413891U JP H04105501 U JPH04105501 U JP H04105501U
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JP1413891U
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積 岡
竜司 向山
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アルプス電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、車の外部に取り付けられても枠体
がわれることがなく、且つ抵抗基板が枠体に割れること
なく高度の位置精度で強固に固定し、製品の抵抗値のリ
ニアリテイ特性を高精度に保つことの出来る回転形セン
サの提供にある。 【構成】 軸受ホルダ2と、筒状体3より成る金属枠体
1に摺動子受け7と共回りする操作軸6を軸支し、筒状
をなす蓋体11の内方に基板11を嵌合し、この蓋板1
1を筒状体3に嵌合して基板11を摺動子受け7に対設
せしめ、筒状体3を密封するために充填される接着剤2
2を蓋体11の底面12に設けた貫通孔16に導き、こ
の接着剤22で蓋体11の底面12と基板9の一面とを
接着した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車載用の車高センサのような密閉性と同時に強度を要求される回転 形センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
回転形センサは種々の分野で利用されており、例えば車両においては、その走 行速度に応じて最適の燃料供給量を設定し、最適燃費状態で走行させるために、 スロツトルポジシヨンセンサとして使用されている。
【0003】 このセンサは、アクセルペダルの操作量に対応して回動する操作軸に摺動子を 取り付けた摺動子受けを、それと一体回動するように連結し、表面に抵抗体及び 集電体を形成したセラミツク製の基板をこの摺動子受けに対設し、前記摺動子を これ等抵抗体及び集電体に摺接させることによつてアクセルペダルによる操作軸 の回転量を抵抗値の変化として取り出すようにしている。そして、前記摺動子受 けや基板等のスロツトルポジシヨンセンサを構成する各部材を枠体内に組込むた めに、枠体におけるこれ等各部材の収納部の一側には組込み用の開口部が形成さ れている。そしてこの開口部を介して各部材を組込んだ後にこの開口部に熱硬化 性樹脂を充填して枠体内を密閉状態に保持していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のような回転センサでは、枠体に対する基板の位置精度は、セ ンサ自体の抵抗値のリニアリテイ特性に重要で、この位置精度を出すために、従 来は枠体に基板を強嵌合していたが、この場合は、基板がセラミツク製で塑性変 形がないため基板に割れが発生するという問題があり、また、スロツトルポジシ ヨンセンサの場合は、通常は車のボンネツト内に収納されるので、走行中に小石 等が当つて枠体が破壊するという心配はないが、車高センサでは車体の外部に取 り付けられるため、走行中に小石等が枠体に当つて破壊するという問題があり、 また熱硬化性樹脂を枠体の開口部に充填して枠体内を密閉状態に保持しようとし た場合は、樹脂を硬化するために加熱した時に、枠体内の収納部において温度上 昇を来たしてその内圧が上昇し、硬化前で流動状態にある樹脂に気孔を発生させ てしまい、結局密閉構造とすることができなくなるという問題があつた。
【0005】 本考案は、上記のような従来の問題点を解決しようとするものであり、本考案 の目的は、セラミツク製の基板を枠体に割れることなく高度の位置精度で強固に 取付けることによつてセンサの抵抗値のリニアリテイ特性を高精度に維持するこ とができ、且つ走行中に小石等が当つても枠体がこわれることがなく、更に枠体 内に密閉状態に保持することのできる回転形センサを提供しようとするものであ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のような目的を達成するために、軸受ホルダと、一端面が開放 された筒状体より成る金属製の枠体と、上記枠体の軸受ホルダに回転自在に軸支 され、先方が前記枠体の筒状体内にのびる操作軸と、この操作軸に取り付けられ 、上記操作軸に応じて回動する摺動子を取り付けた摺動子受けと、筒状をなし、 この筒状部分の内面にセラミツク製の基板を嵌合して取り付け、前記筒状部分の 底面に複数個の貫通孔を設けた蓋体とを有し、前記蓋体を前記枠体の筒状体に嵌 合して前記基板の一面に形成された導電パターンを前記摺動子受けに対設せしめ 、前記枠体の筒状体の内壁と上記蓋体の底面間に接着剤を充填してこの接着剤で 枠体の筒状体部分を密閉するとともに、前記接着剤を蓋体の底面に設けた貫通孔 にも充填し、接着剤を介して蓋体の底面と基板の一面とを接着している。
【0007】
【作用】
本考案の上記の構成によれば、基板の枠体の取り付けは、基板を蓋体に嵌合し て固定した状態で、蓋体を枠体の筒状体に強嵌合すればよく、この際蓋体は基板 の緩衝部材として働くので、基板に割れを生じることなく高度の位置精度を保つ て基板を枠体の筒状体に取り付けることができ、また、基板は蓋体の底面に設け られた貫通孔に充填された接着剤を介して蓋体に固定されるので、基板の枠体へ の取付強度は大である。また、接着剤は常温において枠体の筒状体の内壁と蓋体 の底面間に充填され、気孔を発生させることはないので高度の密閉状態を保持す ることができる。
【0008】
【実施例】
以下に本考案の実施例を添付の図面に基づき説明する。
【0009】 図1〜図5は本考案の実施例の説明図で、図1は回転形センサの一実施例の要 部断面図、図2は枠体に蓋体を嵌合する状態を示す分解斜視図、図3は蓋体に基 板を取付ける状態を示す分解斜視図、図4は回転形センサの他の実施例の要部断 面図、図5は回転形センサの更に他の実施例の要部断面図である。
【0010】 図において1は車高センサのケーシングを構成する金属製の枠体で、この枠体 1は例えば自動車の外部例えば車輪付近に固定的に取り付けられるようになつて いる。この枠体1は軸受ホルダ2と筒状体3より成つており、この筒状体3内に 回転型可変抵抗器を構成する各部材を収納する収納部4が形成されている。前記 枠体1の軸受ホルダ2には軸受けブツシユ5が挿嵌されている。そして、この軸 受けブツシユ5には操作軸6が回転可能に挿嵌されており、この操作軸6の一端 は枠体1の外部に位置し、他端は収納部4内に延在されて、摺動子受け7と一体 的に回動し得るように取り付けられている。摺動子受け7の表面には摺動子8a ,8bが取り付けられている。9はセラミツクスより成る抵抗基板で、表面には 抵抗体10a、集電体10bのパターンが設けられている。11は絶縁物製で、 底面12と周壁13とで筒状をなす蓋体で、図3に示すように周壁13には内方 に向けて一対の凸部14を有し、周壁13の端面には前記基板9をスナツプ止め するための複数の鈎部15を有し、底面12には後記する接着剤を充填する複数 個の貫通孔16と、抵抗体10aの両端部及び集電体10bにそれぞれ接続した 取出端子17を外部に導出するための取出口18が開設されている。
【0011】 前記抵抗基板9は、図3に示すように、一対の切欠部9aを蓋体11の一対の 凸部14を案内として底面12に当接するまで挿入すると、抵抗基板9の一面は 鈎部15にてスナツプ止めされ、抵抗基板9は蓋体11に嵌合した状態で一体化 される。次に図2に示すように蓋体11を、底面12を上にして蓋体11の周壁 13の外面に設けた凹部19を枠体1の筒状体3の内壁に設けた突条20を案内 として筒状体3の収納部4内に周壁13の端部が枠体1の内壁面に設けた段部1 aに当接する状態に位置決めされており、これに対して摺動子受け7はウエーブ ワツシヤ21により、その各摺動子8a,8bが各々抵抗体10a、集電体10 bに当接する方向に付勢されており、このために摺動子8a,8bと抵抗体10 a、集電体10bとの間が良好な状態で摺接するようになつている。
【0012】 図中22は接着剤で、この接着剤22は蓋体11の底面12を覆う状態で枠体 1の筒状体3の内壁面間に充填されて、蓋体11の底面12と筒状体3の内壁面 との間を密閉すると共に、取出端子17を埋設状態となすことにより保護してお り、接着剤22の一部は蓋体11の底面12の貫通孔16にも充填され、抵抗基 板9は接着剤22を介して蓋体11に確実に固定される。
【0013】 前記取出端子17は枠体1の外部において図示省略せるオスコネクタに接続さ れ、車体に設けられたメスコネクタに結合される。なお、24はシール部材、2 5は軸止め用のワツシヤである。
【0014】 本考案の回転形センサは上述のような構造を有し、枠体1は金属にて形成され ているので、車高センサのように車の外部に取り付けられても走行中に小石等が 当つて破壊することはない。
【0015】 また、抵抗基板9は例えセラミツクのような塑性変形しないものでつくられて いても、絶縁性の蓋体11に嵌合して周囲を絶縁物で取り囲まれているので、抵 抗基板9を枠体1に取り付ける際には、この蓋体11が抵抗基板9の緩衝部材と して働き、従つて抵抗基板9に割れが入るようなことはない。また、この抵抗基 板9は蓋体11の底面12に設けられた貫通孔16に充填された接着剤22を介 して蓋体11に確実に固定され、且つこの蓋体11は凹部19を筒状体3に設け た突条20に案内されるので、抵抗基板9の筒状体3への取付位置精度は従来の 強嵌合するのと同等の高精度を維持することが出来る。
【0016】 更にまた、接着剤22は常温で枠体1の筒状体3に充填されるので、従来のよ うな気孔を発生することはなく、密閉状態は高度に保たれる。
【0017】 なお、図4に示すように、蓋体11に一体に取出端子17の延長方向にコネク タ23を設けるようにすれば、外部との接続は容易となる。
【0018】 なお、このコネクタ23を図5に示すように蓋体11と一体でしかも金属製の 筒状体3に囲まれた状態で設け、取出端子17を途中で折り曲げてコネクタ23 内に突出するようにすれば、コネクタ23は金属製の筒状体3で保護され、走行 中に小石等が当つてもこわれることはない。
【0019】
【考案の効果】
本考案によれば、上述したように、枠体が金属で形成されるので、強度は大で あり、また、セラミツクより成る基板は絶縁物より成る蓋体に囲まれて取り付け られ、この蓋体が枠体の筒状体に嵌合されるようにしたので、基板を枠体の筒状 体に嵌合する際、蓋体は基板の緩衝部材として働き、従つて割れることなく高度 の位置精度で枠体に取り付けることができ、製品の抵抗値のリニアリテイ特性を 高精度に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の回転形センサの要部断面図
である。
【図2】本考案の枠体に蓋体を嵌合する状態を示す分解
斜視図である。
【図3】蓋体に基板を取り付ける状態を示す分解斜視図
である。
【図4】本考案の回転形センサの他の実施例の要部断面
図である。
【図5】本考案の回転形センサの更に他の実施例の要部
断面図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 鍔部 3 筒状体 6 操作軸 7 摺動子受け 8a 摺動子 8b 摺動子 9 基板 10a パターン 10b パターン 11 蓋体 12 蓋体の底面 16 貫通孔 22 接着剤

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受ホルダと、一端面が開放された筒状
    体より成る金属製の枠体と、上記枠体の軸受ホルダに回
    転自在に軸支され先方が前記枠体の筒状体内にのびる操
    作軸と、この操作軸に取り付けられ、上記操作軸に応じ
    て回動する摺動子を取り付けた摺動子受けと、筒状をな
    し、この筒状部分の内面にセラミツク製の基板を嵌合し
    て取り付け、前記筒状部分の底面に複数個の貫通孔を設
    けた絶縁物製の蓋体とを有し、前記蓋体を前記枠体の筒
    状体に嵌合して前記基板の一面に形成された導電パター
    ンを前記摺動子受けに対設せしめ、前記枠体の筒状体の
    内壁と上記蓋体の底面間に接着剤を充填してこの接着剤
    で枠体の筒状体部分を密閉すると共に、前記接着剤を蓋
    体の底面に設けた貫通孔にも充填し、接着剤を介して蓋
    体の底面と基板の一面とを接着したことを特徴とする回
    転形センサ。
  2. 【請求項2】 蓋体にコネクタ部を一体に設けたことを
    特徴とする請求項1記載の回転形センサ。
JP1991014138U 1991-02-21 1991-02-21 回転形センサ Expired - Lifetime JP2581409Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH028102U (ja) * 1988-06-29 1990-01-19

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970304