JPH04105357U - 直貼用木質系床材 - Google Patents
直貼用木質系床材Info
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- JPH04105357U JPH04105357U JP1524291U JP1524291U JPH04105357U JP H04105357 U JPH04105357 U JP H04105357U JP 1524291 U JP1524291 U JP 1524291U JP 1524291 U JP1524291 U JP 1524291U JP H04105357 U JPH04105357 U JP H04105357U
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】床面の撓みや沈みが少なく、かつ施工性に優れ
た直貼用木質系床材10を提供する。 【構成】表層木質板11、ゴム系発泡体シート12、心
板となる中間木質板13、プラスチック繊維シート1
4、低密度プラスチック発泡体シート15及び高密度プ
ラスチック発泡体シート16を順に積層して接着し、か
つ中間木質板13に複数本の切溝13aを適宜間隔をあ
けて形成するとともに、高密度プラスチック発泡体シー
ト16の下面に凹凸模様16aを形成する。 【効果】空隙率の大きいプラスチック繊維シート14と
低密度プラスチック発泡体シート15の緩衝効果及び撓
み性に富み、かつ凹凸模様16aによりコンクリートス
ラブとの接触面積を少なくした高密度プラスチック発泡
体シート16の防振効果の相乗作用により衝撃音低減効
果が向上する。
た直貼用木質系床材10を提供する。 【構成】表層木質板11、ゴム系発泡体シート12、心
板となる中間木質板13、プラスチック繊維シート1
4、低密度プラスチック発泡体シート15及び高密度プ
ラスチック発泡体シート16を順に積層して接着し、か
つ中間木質板13に複数本の切溝13aを適宜間隔をあ
けて形成するとともに、高密度プラスチック発泡体シー
ト16の下面に凹凸模様16aを形成する。 【効果】空隙率の大きいプラスチック繊維シート14と
低密度プラスチック発泡体シート15の緩衝効果及び撓
み性に富み、かつ凹凸模様16aによりコンクリートス
ラブとの接触面積を少なくした高密度プラスチック発泡
体シート16の防振効果の相乗作用により衝撃音低減効
果が向上する。
Description
【0001】
本考案は集合住宅等のコンクリートスラブ面に直接敷設するに適した直貼用木
質系床材に関し、より詳しくは心板となる中間木質板に複数本の切溝を形成し、
かつ同木質板の裏面側に積層した緩衝材の下面に凹凸模様を形成した床材の改良
に関する。
【0002】
この種の木質系床材の一形式として、実開昭64ー2939号公報には、表層
木質板、制振性または緩衝性を有するシート、心板となる中間木質板、下面に凹
凸模様を形成した緩衝材を順に積層して接着し、中間木質板に複数本の切溝を適
宜間隔をあけて形成した床材が開示されている。
かかる構成の床材によれば、切溝により中間木質板の剛性が低下して制振性が
向上するので、制振性または緩衝性を有するシートと凹凸を設けた緩衝材の衝撃
力吸収作用と相まって衝撃音の低減効果を高めることができる。
【0003】
しかし、上記した床材のように中間木質板の裏面側に単層の緩衝材を積層して
所要の衝撃音低減効果を得るには緩衝材に低密度で柔軟性の高いものを使用し、
かつその厚みも大きくする必要がある。そのため、家具等の重量物を置いた場合
、床面の撓みや沈みが大きくなるのを避けられない。
また、低密度の緩衝材はコンクリートスラブに対する接着性が悪く施工能率が
低下する。
本考案はかかる問題点に鑑み、床面の撓み、沈みが少なく施工性に優れた直貼
用木質系床材を提供することを目的とする。
【0004】
本考案に係る直貼用木質系床材は、表層木質板、ゴム系発泡体シート、心板と
なる中間木質板、プラスチック繊維シート、低密度プラスチック発泡体シート及
び高密度プラスチック発泡体シートを順に積層して接着し、かつ前記中間木質板
に複数本の切溝を適宜間隔をあけて形成するとともに、前記高密度プラスチック
発泡体シートの下面に凹凸模様を形成したことを特徴とする。
【0005】
上記構成によれば、心板となる中間木質板の裏面側にプラスチック繊維シート
、低密度プラスチック発泡体シート及び高密度プラスチック発泡体シートを積層
したので、空隙率の大きいプラスチック繊維シートと低密度プラスチック発泡体
シートの緩衝効果及び撓み性に富み、かつ凹凸模様を設けることによりコンクリ
ートスラブとの接触面積を少なくした高密度プラスチック発泡体シートの防振効
果の相乗作用により床面の撓み、沈みを少なくして所要の衝撃音低減効果を達成
できる。
また高密度プラスチック発泡体はコンクリートスラブに対する接着性がよいの
で施工能率が向上する。
【0006】
以下に本考案を図面に基づき説明するに、図1には本考案の一実施例に係る直
貼用木質系床材が示されている。当該床材10は表層木質板11、ゴム系発泡体
シート12、心板となる中間木質板13、プラスチック繊維シート14、低密度
プラスチック発泡体シート15及び高密度プラスチック発泡体シート16を備え
、隣接するもの同士が接着されている。
表層木質板11はナラ木材の突板11aと合板11bを重ねて接着した厚さ2
.5mmの天然木化粧合板が使用されている。
ゴム系発泡体シート12は衝撃吸収性に優れたプチルゴムを主成分とする厚さ
1.0mmの連続発泡体構造のものが使用されている。
中間木質板13は厚さ5.5mmの合板が使用され、裏面からゴム系発泡体シ
ート12に達する切溝13aが約30mmのピッチで切削加工されている。
プラスチック繊維シート14はナイロンの極細繊維をマット状に形成した厚さ
2mmの不織布が使用されている。
低密度プラスチック発泡体シート15は厚さ2mm、見掛密度0.022g/
立方センチメートルのポリウレタン系発泡体シートが使用されている。低密度プ
ラスチック発泡体シート15の材質としては、この他にもポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン系発泡体や軟質塩化ビニル発泡体を使用してもよい
が、いずれにしてもその見掛密度は0.06g/立方センチメートル以下のもの
が好ましい。見掛密度がこれよりも大きい場合、空隙率が低下して緩衝効果が不
十分となるので、厚みを増加する必要が生じる。
高密度プラスチック発泡体シート16は厚さ2.0mm、見掛密度が0.09
9g/立方センチメートルで約30重量パーセントの無機質を含有するポリエチ
レン発泡体が使用されている。高密度プラスチック発泡体シート16の材質とし
ては、この他にポリウレタン発泡体、ポリプロピレン等のポリオレフィン系発泡
体、軟質塩化ビニルに適量の無機質を添加して適度の弾性を付与したものを使用
してもよいが、いずれにしても、その見掛密度は0.08g/立方センチメート
ル以上が好ましく、見掛密度がこれよりも小さい場合、無機質の添加量にもよる
が、概して弾性が不足して防振効果が不十分となる。このため厚みを増加する必
要が生じる。
コンクリートスラブとの接着面となる高密度プラスチック発泡体シート16の
下面には多数の円形突起16aが設けられている。これにより、高密度発泡体シ
ート16の撓み性が大きくなるので、振動エネルギーの吸収効果が大きくなり、
かつコンクリートスラブとの接触面積が少なくなるので、衝撃音がコンクリート
スラブに伝達するのを抑制できる。本実施例においては、この円形突起の総面積
が高密度プラスチック発泡体16の表面積の約40パーセントになるように円形
突起の寸法、個数を設定しているが、形状、寸法、個数等はこれに限定されるも
のではなく、高密度プラスチック発泡体16の材質や同発泡体16に隣接する低
密度プラスチック発泡体15の材質に応じて適宜設定すべきものである。
【0007】
本実施例は以上の構成からなり、心板となる中間木質板13に切溝13aを形
成するとともに、表層木質板11と中間木質板13間にゴム系発泡体シート12
を介装したので床材表層部における制振性が大幅に向上する。
また、中間木質板13の裏面側にプラスチック繊維シート14、低密度プラス
チック発泡体シート15及び高密度プラスチック発泡体シート16を積層したの
で、プラスチック繊維シート14と低密度プラスチック発泡体シート15の緩衝
効果、両シート14,15間の圧縮速度の相違、撓み性に富みかつコンクリート
スラブとの接触面積の少ない高密度プラスチック発泡体16の防振、遮音効果等
の相乗効果により、床面の撓み、沈みを少なくして所要の衝撃音低減性を達成で
きる。
さらに、高密度プラスチック発泡体シート16はコンクリートスラブとの接着
性がよいので、床材の貼着作業が容易で施工能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る直貼用木質系床材を示
す断面図である。
す断面図である。
10…直貼用木質系床材、11…表層木質板、12…ゴ
ム系発泡体シート、13…中間木質板、13a…切溝、
14…プラスチック繊維シート、15…低密度プラスチ
ック発泡体シート、16…高密度プラスチック発泡体シ
ート。
ム系発泡体シート、13…中間木質板、13a…切溝、
14…プラスチック繊維シート、15…低密度プラスチ
ック発泡体シート、16…高密度プラスチック発泡体シ
ート。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
E04F 15/18 J 7805−2E
Claims (1)
- 【請求項1】 表層木質板、ゴム系発泡体シート、心板
となる中間木質板、プラスチック繊維シート、低密度プ
ラスチック発泡体シート及び高密度発泡体シートを順に
積層して接着し、かつ前記中間木質板に複数本の切溝を
適宜間隔をあけて形成するとともに、前記高密度プラス
チック発泡体シートの下面に凹凸模様を形成したことを
特徴とする直貼用木質系床材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1524291U JPH04105357U (ja) | 1991-02-23 | 1991-02-23 | 直貼用木質系床材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1524291U JPH04105357U (ja) | 1991-02-23 | 1991-02-23 | 直貼用木質系床材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04105357U true JPH04105357U (ja) | 1992-09-10 |
Family
ID=31902494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1524291U Withdrawn JPH04105357U (ja) | 1991-02-23 | 1991-02-23 | 直貼用木質系床材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04105357U (ja) |
-
1991
- 1991-02-23 JP JP1524291U patent/JPH04105357U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950518 |