JPH04105263U - 圧力容器の扉締付装置 - Google Patents

圧力容器の扉締付装置

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JPH04105263U
JPH04105263U JP1315191U JP1315191U JPH04105263U JP H04105263 U JPH04105263 U JP H04105263U JP 1315191 U JP1315191 U JP 1315191U JP 1315191 U JP1315191 U JP 1315191U JP H04105263 U JPH04105263 U JP H04105263U
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pressure vessel
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JP1315191U
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和志 本藤
高志 西村
猛 阿久根
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株式会社三浦研究所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力容器のスライド式扉を開閉するときに、
パッキング(8) に干渉せず扉を締付ける装置を提供す
る。 【構成】 圧力容器(1) の開口部(4) に対面する両側位
置に、一対の支持部材(9) を配設し、この支持部材の内
側面に、扉(5) を支持するガイドレール(10)を設け、こ
のガイドレールの外面に支持部材側に引き寄せる引張り
バネを付ける。前記支持部材の内面と扉の外側の間に、
扉を締め付けるための一対のカム部材(12)、(13)を設け
カム部材(12)とガイドレールを連動するために夫々の一
端を固定する。カム部材(13)を上下動するための操作手
段(14)を支持部材の外側に設け、この操作手段を操作す
ることにより扉を締付る。 【効果】 締付構造が簡単で自動化が容易であり安価で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、圧力容器の扉締付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、滅菌用オートクレーブ、食品加工用レトルト装置等の各種圧力 容器の扉は、強度維持、気密保持の必要上、従来はかなり厚みのある単体(一体 )構造物で構成されている。そのような扉の例には、放射方向に延びる締付杵を 有し、圧力容器の前方或いは側方に開閉させるための回転軸を備えるものや、扉 を垂直方向にスライドさせて開閉するようにしたものがある。しかし、いずれの 場合も扉開閉時の移動空間が大きく、又開閉時の扉の占める位置も限定されてい て、圧力容器の設置時に種々の制約となっている。
【0003】 そこで出願人は、上記の課題を解決するものとして、可撓性の薄板部材の片面 に多数の梁部材を並設してなる扉を、圧力容器の開口部上の閉塞位置と、該圧力 容器の側壁上の任意の収納位置との間において移動可能なように配置し、扉を該 開口部に押圧密閉するための押圧手段を設けた構成の圧力容器開閉装置を提案し ている。(特願平1−278928号参照)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、前掲の圧力容器開閉装置について、扉の締付機構の構成をより簡 単にし、耐久性のみならず、扉の開口部に対する適合性を高めることを目的とす るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、この考案は可撓性の薄板部材の片面に多数の梁部材を並設してなる扉を 、圧力容器の開口部上の閉鎖位置Aと、前記圧力容器の側壁上の任意の収納位置 Bとの間で、移動可能に構成した圧力容器において、前記開口部の前面の両側位 置に各1個の支持部材を配設し、これらの支持部材と前記開口部との間にそれぞ れガイドレールを、開口部に対して前進又は後退させ得るように設置するととも に、前記ガイドレールを前記後退位置に付勢するように働く引張りバネを装着し 、更に、夫々の前記支持部材の内側に一組の鋸歯状のカム部材、を設けたことを 特徴としている。
【0006】
【作用】
上述の構成によれば、扉が収納位置により閉鎖位置に移動する際には、駆動チ エンのローラがガイドレール上に摺接することにより、扉が開口部上に設けてあ るパッキングに干渉することはなく、又、閉鎖位置では鋸歯状のカム部材の摺合 動作によって、扉及びガイドレールが同時に開口部に向かって前進し、パッキン グと扉が密接して圧力容器の気密を保持する。尚、圧力容器内からの圧力は、扉 に当てがったカム部材を介して支持部材により支持し、扉開放時は、引張りバネ が作用して、ガイドレールと扉は開口部から離れる方向に後退する。
【0007】
【実施例】
図1〜図7は、この考案に係わる圧力容器の扉締付装置の一実施例を示すもの である。
【0008】 図面において、(1) は、圧力容器としてのオートクレーブ本体で、内部に滅菌 室(2) を有し、それを取り囲むように加熱源としての蒸気チャンバ(3) を備えて いる。該圧力容器の一端には、被滅菌物を出し入れするための開口部(4) があり 、この開口部(4) 覆う如くこの考案の扉(5) を設けている。この扉(5) は、可撓 性の薄板部材の片面に多数の梁部材(7) を並設してなるもので、薄板部材(6) の 梁部材(7) を設けていない面を、前記開口部(4) の周囲に設けたパッキング(8) に押圧することによって、圧力容器を密閉するようにしてある。前記梁部材(7) は、薄板部材(6) と接する部分のみ連結し、隣り合った梁部材同士は固定せず自 由な状態としてあるので、扉(5) が前述の閉鎖位置Aより収納位置Bへ方向転換 しながら移動する際、図3〜4に示すように、隣接する梁部材の周方向間隔が広 がることにより、扉全体がスムースに屈曲するようになる。
【0009】 この考案の扉締付装置は、左右の1組の支持部材(9) と、ガイドレール(10)と 引張りバネ(11)及びカム部材(12)(13)とから成る。すなわち、前記開口部(4) に 対面する両側位置に一対の支持部材(9) を配設し、この支持部材(9) の内側面に 扉(5) を支持するガイドレール(10)を、開口部(4) に対して前進又は後退させる ように設置するとともに、該ガイドレール(10)の外面の前記支持部材(9) の外側 方向に作用する引張りバネ(11)を設け、更に、夫々の支持部材(9) の内側と、前 記扉(5) の梁部材(7) の薄板部材(6) を設けていない面との間に、相対的に移動 可能な一組の鋸歯状のカム部材(12)、(13)を配設し、これらのカムの摺合動作つ まりは互いに膨り出し又は収縮して、扉(5) を開口部(4) へ向けて押し付ける動 作とその逆の動作を行わせるようにした構成よりなっている。
【0010】 前記カム部材(12)、(13)は、図6〜7に示すように、それらの摺接両面に鋸歯 状部(121) 、(131) を備えている。この鋸歯状部(121) 、(131) は、勾配面(121 a)、(131a)と平坦面(121b)、(131b)とを交互に連設形成した形状である。そして 、一方のカム部材(12)は、扉(5) の外側面に対向させ、他方のカム部材(13)は、 支持部材(9) の内側面に対向し、支持部材(9) の外側面より摺接自在に図示しな い所定の方法で接合してある。図中(14)は、カム部材(13)を上下方向に駆動する 操作手段である。又、(15)は、扉(5) を移動させる駆動チエンであり、(16)はロ ーラーである。
【0011】 以上の構成の圧力容器の扉締付装置の動作要領を説明する。尚、初期状態にお いては、扉(5) は、図3に示す収納位置Bにあり、カム部材(12)、(13)は、図6 に示すように鋸歯状部は密着しているものとする。この状態から扉(5) を図3に 示す閉鎖位置Aへ、図示しない駆動装置により移動させると、前記梁部材(7) に 固定してある駆動チエン(15)のローラー(16)が、開口部(4) に対向して設けられ ているガイドレール(10)の内面に乗り上げて回動する。したがって、開口部(4) の周囲に設けられたパッキング(8) に扉(5) が接触することなく閉鎖位置Aへ移 動して停止する。
【0012】 閉鎖位置Aに停止した扉(5) は、前記カム部材(13)に連設してある操作手段(1 4)(減速モータとラックギア)の作動により、図6の状態より矢印の方向へカム 部材(13)を、図7の状態へ移動する。即ち、カム部材(12)、(13)の平坦部(121b) 、(131b)同士の当接により、初期状態に比べて図 7に示すH寸法分だけ扉(5) を 開口部(4) 側に移動したことになる。この移動により扉(5) の内面が前記パッキ ング(8) を押圧して圧力容器(1) の気密を保持する。その際ガイドレール(10)も 同時に移動し引張りバネ(11)は伸張する。
【0013】 ここで、圧力容器(1) の内部(この実施例では滅菌室(2) )を加圧した場合、 扉(5) の加わる圧力は、カム部材(12)、(13)の平坦部(121b)、(131b)同士が接し ているため、これらカム部材を介して圧力容器(1) から延びる支持部材(9) によ って支持することができる。尚上記扉(5) を開放するには、前記操作手段(14)及 び扉駆動装置を上述と逆の動作を行えばよく、そうすると、カム部材(13)の移動 にともない引張りバネ(11)が収縮して扉(5) をカム部材側へ引きつけ、パッキン グ(8) と扉(5) の内面を分離した後、扉(5) を閉鎖位置Aより収納位置Bへ移動 し開放状態となる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の扉締付装置によれば、閉鎖位置Aでの扉の移 動は、梁部材に連設した駆動チエンのローラーを介して、ガイドレールを引張り バネの張力で扉を支持するので支障はなく、又、閉鎖位置Aでの扉の密閉は、一 組のカム部材の相対的な上下動作によって、圧力容器に対して締付けるとともに 、扉に加わる圧力容器からの圧力を支持部材にて支持することができる。 以上のように、この考案は、極めて簡単な構造となって安価に製造でき、更に カム部材同士の相対移動は、その所定動作力が少なく、単純な動きでよいため自 動化が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る圧力容器の扉締付装置の一実施
例を示す、一部を切欠いで示す正面図。
【図2】図1の要部の断面図である。
【図3】扉の開放状態を示す部分断面図である。
【図4】図3の要部を拡大した断面図である。
【図5】図2の要部を拡大した断面図である。
【図6】カム部材による締付動作の概略説明図である。
(扉開放時の状態を示す。)
【図7】図6の扉締付時の状態を示す概略説明図であ
る。
【付号の説明】
(1) 圧力容器 (4) 開口部 (5) 扉 (6) 薄板部材 (7) 梁部材 (9) 支持部材 (10) ガイドレール (11) 引張りバネ (12) カム部材 (13) カム部材 A 閉鎖位置 B 収納位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性の薄板部材(6) の片面に多数の梁
    部材(7) を並設してなる扉(5) を、圧力容器(1) の開口
    部(4) 上の閉鎖位置Aと、前記圧力容器の側壁上の任意
    の収納位置Bとの間で、移動可能に構成した圧力容器に
    おいて、前記開口部(4) の前面の両側位置に各1個の支
    持部材(9) を配設し、これらの支持部材(9) と前記開口
    部(4) との間にそれぞれガイドレール(10)を、開口部
    (4) に対して前進又は後退させ得るように設置するとと
    もに、前記ガイドレール(10)を前記後退位置に付勢する
    ように働く引張りバネ(11)を装着し、更に、夫々の前記
    支持部材(9) の内側に一組の鋸歯状のカム部材(12)、(1
    3)を設けたことを特徴とする圧力容器の扉締付装置。
JP1991013151U 1991-02-15 1991-02-15 圧力容器の扉締付装置 Expired - Lifetime JP2553460Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015151747A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 三和シヤッター工業株式会社 防水扉

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61158207A (ja) * 1984-12-29 1986-07-17 Toshiba Corp 弾性表面波装置

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JP2553460Y2 (ja) 1997-11-05

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