JP2521374Y2 - 圧力容器の蓋駆動装置 - Google Patents

圧力容器の蓋駆動装置

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JP2521374Y2
JP2521374Y2 JP7585490U JP7585490U JP2521374Y2 JP 2521374 Y2 JP2521374 Y2 JP 2521374Y2 JP 7585490 U JP7585490 U JP 7585490U JP 7585490 U JP7585490 U JP 7585490U JP 2521374 Y2 JP2521374 Y2 JP 2521374Y2
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JP
Japan
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lid assembly
pressure vessel
opening
conveyor chain
lid
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JP7585490U
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JPH0432357U (ja
Inventor
明美 川人
正宣 西山
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株式会社三浦研究所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、圧力容器のための蓋構造並びにその駆動
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
周知のように、滅菌用オートクレーブ、食品加工用レ
トルト装置等の各種圧力容器の蓋は、強度維持、気密保
持の必要性から、内部に複雑な梁構造を施したり、厚肉
の補強部材を組み込む等、かなりな重量を持った一体構
造物で構成されている。そのような蓋の例には、放射方
向に延びる締付杆を有し、圧力容器の前方或いは側方に
開閉させるための回転軸を備えるものや、蓋を垂直方向
にスライドさせて開閉するようにしたものがある。しか
し、いずれも場合も蓋開閉時の移動空間が大きく、ま
た、開放時の蓋の占める位置も限定されていて、圧力容
器の設置時に種々の制約を余儀なくされている。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案は、前掲の問題点を解消することを目的と
し、蓋組立体の移動空間が小さく、かつ、蓋組立体のス
ムーズな開閉操作が可能な圧力容器の蓋駆動装置を提供
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、この考案は、可撓性の薄板部材の片面に多数の
梁部材を並設してなる蓋組立体を、圧力容器の開口部を
閉塞する閉塞位置Aと前記開口部を開放する開放位置B
との間に延設したガイド部材を介して移動可能に配置
し、前記梁部材の端面にピン部材を設け、前記ガイド部
材に沿って配置したコンベアチェーンに受金部材を取着
し、前記ピン部材を前記受金部材に係合して、前記蓋組
立体を移動させることを特徴としている。
〔作用〕
上述の構成によれば、蓋組立体を開閉操作する際に
は、移動用のコンベアチェーンに設けた受金部材が、梁
部材の端面に設けたピン部材に係合することにより、蓋
組立体が、閉塞位置Aと開放位置Bとの間に延設したガ
イド部材に沿って、スライドする。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
オートクレーブ本体としての圧力容器(4)は、内部
に滅菌室(8)を有し、この滅菌室(8)を取り囲むよ
うに加熱源としての蒸気チャンバ(12)を備えている。
前記圧力容器(4)は、被滅菌物を出し入れするための
開口部(5)を備え、この開口部(5)を覆う如く蓋組
立体(3)を設けている。この蓋組立体(3)は、可撓
性の薄板部材(1)(実施例ではステンレス鋼板t=1m
m)の片面に多数の梁部材(2)(実施例ではI形鋼)
を並設してなるもので、薄板部材(1)の梁部材(2)
を設けていない面を、前記開口部(5)の周囲に設けた
シール部材(10)に押圧することによって、圧力容器
(4)を密閉するようにしている。これに用いる押圧手
段(6)としては、例えば油圧シリンダ(11)を設け、
前記梁部材(2)の両端を押圧部材(9)で押圧して蓋
組立体(3)全体を斉一に押圧固定するようにする。
梁部材(2)は、薄板部材(1)と接する部分のみ連
結し、隣り合った梁部材(2)同士は固定しないで自由
な状態にしてあって、前記薄板部材(1)を曲げる際
に、隣接する梁部材(2)間の間隙が広がることによ
り、蓋組立体(3)全体がスムーズに屈曲するようにな
っている。このような構成によると、蓋組立体(3)を
圧力容器(4)の側壁に並行に(図示した実施例では上
部の頂壁に並行に)スライドさせて収納することができ
る。
ガイド部材(7)は、蓋組立体(3)をスライド収納
する際の案内となるもので、曲がり部(71)を介在した
状態で開塞位置Aと開放位置Bとの間に延設してある。
この実施例では、ガイド部材(7)の延長部(72)を、
圧力容器(4)の上部の頂壁(13)に対して並行に設置
してあるため、蓋組立体(3)は、開口部(5)から離
れた後、第3図のごとくその内部の梁部材(2)の連結
形態を変えながら移動し、前記頂壁(13)上の所定位置
まで後退する。
ピン部材(13)は、第4図〜第5図に示すように、前
記各梁部材(2)の両端面近傍の内側下部に適宜の手段
(例えば、溶接)で固定されてあり、その先端部はコン
ベアチェーン(14)に設けられている受金部材(15)に
係合している。前記コンベアチェーン(14)は、前記蓋
組立体(3)の両端面に近接した所定の位置に張着した
状態で設けてあり、前記受金部材(15)のコンベアチェ
ーン(14)に対する取付ピッチ(P)は、前記各梁部材
(2)に固定した各ピン部材(13)の取付ピッチと同一
寸法に形成してある。
また、前記受金部材(15)は、第4図に示すように、
蓋組立体(3)に対面する側のコンベアチェーン(14)
のリンクプレート(16)として軸着してあり、前記ピン
部材(13)が係合する箇所は左右対象に成形して、蓋組
立体(3)の上下スライドに対応するようにしてある。
また、コンベアチェーン(14)には、ローラー(17)が
設けられている。
コンベアチェーン(14)の駆動は、蓋組立体(3)を
特定の方向に往復動的にスライドさせるための移動手段
として、例えばギアモーター等を用いた簡単な駆動機構
で容易に自動化することができる。
上記の構成により、蓋組立体(3)を開閉するには、
コンベアチェーン(14)をギアモーター等の駆動手段で
スライド移動させ、梁部材(2)に設けたピン部材(1
3)に受金部材(15)が衝合して、前記蓋組立体(3)
を、圧力容器(4)上方の開放位置Bから開口部(5)
に対面する閉塞位置Aに移動させる。そして、薄板部材
(1)がシール部材(10)の全面を覆った状態で、押圧
手段(6)により梁部材(2)の両端を押圧して密閉す
る。また、この押圧動作を解いて、蓋組立体(3)を上
方にスライド移動させれば、開口部(5)を開放するこ
とができる。この開放のための蓋組立体(3)の移動の
際は、コンベアチェーン(14)が反転して、ピン部材
(13)が前記受金部材(15)の他面に衝合してスムーズ
に移動することができる。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のように、薄板部材と梁部材とで蓋
組立体を構成し、この蓋組立体を、閉塞位置Aと開放位
置Bとの間に延設したガイド部材を介して移動させるよ
うにしているので、蓋組立体の移動空間を小さくするこ
とができる。従って、圧力容器設置時の制約が大幅に緩
和され、余剰の空間を有効に利用することができる。
また、梁部材の端面にピン部材を設け、このピン部材
をコンベアチェーンに設けた受金部材に係合させている
ので、蓋組立体を開閉する際、特に始動時及び停止時の
ショックを、蓋組立体を形成している多数の梁部材に設
けたピン部材と受金部材で最小に抑えることができると
ともに、蓋組立体のスライド移動をスムーズに行うこと
ができる。従って、コンベアチェーン並びに蓋組立体の
寿命を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す正面図、第2図は第
1図の横断面図、第3図はこの考案の蓋組立体の移動要
領を表す第1図の部分側面図、第4図は蓋組立体とコン
ベアチェーンの関係を表す部分平面図、第5図は第4図
の正面図である。 (1)…薄板部材、(2)…梁部材 (3)…蓋組立体、(4)…圧力容器 (5)…開口部、(13)…ピン部材 (14)…コンベアチェーン、(15)…受金部材 A…閉塞位置、B…開放位置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性の薄板部材(1)の片面に多数の梁
    部材(2)を並設してなる蓋組立体(3)を、圧力容器
    (4)の開口部(5)を閉塞する閉塞位置Aと前記開口
    部(5)を開放する開放位置Bとの間に延設したガイド
    部材(7)を介して移動可能に配置し、前記梁部材
    (2)の端面にピン部材(13)を設け、前記ガイド部材
    (7)に沿って配置したコンベアチェーン(14)に受金
    部材(15)を取着し、前記ピン部材(13)を前記受金部
    材(15)に係合して、前記蓋組立体(3)を移動させる
    ことを特徴とする圧力容器の蓋駆動装置。
JP7585490U 1990-07-16 1990-07-16 圧力容器の蓋駆動装置 Expired - Lifetime JP2521374Y2 (ja)

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JPH0432357U JPH0432357U (ja) 1992-03-16
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