JP2886501B2 - オートクレーブ - Google Patents
オートクレーブInfo
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- lid assembly
- opening
- pressure vessel
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- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
Description
閉扉を用いたオートクレーブに関するものである。
は、気密維持並びに強度維持の必要性から、内部に複雑
な梁構造を施したり、厚肉の補強材料を組み込む等、か
なりな重量を持った一体構造物となっている。
方、あるいは側方に、開閉動作のための回転軸を備えた
ものや、密閉扉を垂直あるいは水平方向にスライドさせ
て開閉するようにしたものがあり、更に圧力容器への締
付けに際しては、密閉扉に取付けた放射状配置の締付杆
を用いるもの、圧力容器の開口部周辺から延びるネジを
利用して密閉扉を締付けるもの、圧力容器の開口部に設
けられて、密閉扉の外周と噛合する締付リングを用いる
所謂クラッチドア形式のもの等がある。
な扉を用いた密閉装置においては、上述の扉構造或いは
開閉機構の特性上、開閉時に大きな扉移動空間が必要に
なるばかりでなく、密閉扉の開放状態で外部に張出すよ
うになることから、用途や場所に関して種々の制約を余
儀なくされている。
器の密閉装置の一例が、実公昭62−35479号公報
にて提案されている。この密閉装置における密閉扉は、
スライド蓋とこれを補強する保強材(梁部材)とから構
成されているが、保強材は蓋の移動方向と平行に多数並
設されおり、蓋を案内する案内部材と係合関係にないの
で、圧力による蓋の変形防止に対して効果的ではなかっ
た。
に留意してなされたもので、圧力容器Aと、この圧力容
器Aの開口部12上の閉鎖位置と該圧力容器の側壁上の
任意の開放位置との間を屈曲しながら移動可能に構成し
た蓋組立体Sと、前記蓋組立体Sの移動方向に沿う蓋組
立体Sの両側端部を案内するように前記閉鎖位置と前記
開放位置との間に設けた一対の案内部材G,Gとからな
り、前記蓋組立体Sを、前記開口部12に対向する側に
設けた耐熱性並びに可撓性を有するシール板部材23
と、このシール板部材23の開口部12に対向しない側
の面に、その配設方向を前記案内部材Gと交叉する方向
として多数並設され両端が前記案内部材Gの内側に位置
するように設けた梁部材24とから構成したオートクレ
ーブを特徴としている。
ついて以下に説明する。図1〜図4は、この発明に係る
オートクレーブの構成例を示すものである。
を示す。圧力容器Aは、この実施例では、減菌用オート
クレーブとしてある。従って、この圧力容器Aは、内部
の滅菌室10を包囲するように、加熱源としての蒸気チ
ャンバ11を備えている。圧力容器Aの一面には、被滅
菌物を出入れするための開口部12を、さらに、この開
口部12側には、上記の蓋組立体Sを設けてある。
と、このシール板部材23の一方の面に並設した多数の
梁部材24とから成っている。それらのうち、シール板
部材23は、耐熱性並びに可撓性を有するゴム、合成樹
脂等で製作し、一方梁部材24は、強度並びに重量の点
で中空の鋼材や型鋼等の金属材料で製作するようにす
る。
の連結は適宜行われるが、その手法としては、シール板
部材23を梁部材24に対して直接焼付けて行う方法、
シール板部材23を作成する際に、梁部材24と一体的
に接合する方法、あるいは、両者を耐熱性の接着剤によ
って接合する方法等があり、この実施例では、シール板
部材23作成時に、梁部材24を一体的に接合するよう
にしている。
リベット等の結合手段によるものより結合の手間が非常
に少なく、しかも、従来容器開口部の周りに設けること
が必要なシール材料も不要となり、蓋組立体の組立工数
が極めて少なくなる。この場合の上記梁部材24は、シ
ール板部材23と対向する部分のみで連結し、隣合う梁
部材24同志は固定せず、自由な状態としてある。
4を設けない面)を、前記圧力容器Aの開口部12に対
向するように取付け、この圧力容器Aの開口部12前面
の閉鎖位置と、圧力容器周壁のうちの適宜の側壁面(こ
の実施例では頂壁部)に設けた収容位置(開放位置)の
間を、往復移動させることにより、上記開口部12の開
閉を行う。
するように蓋組立体Sの移動方向に沿う(平行な)両側
端部S1,S1を案内するように一対の案内部材G,G
を設けている。そして、梁部材24は、その配設方向
(長手方向)を蓋組立体Sの移動方向に交叉する方向
(図1においては、移動方向が紙面の上下方向になり、
その交叉方向とは紙面の左右方向)として並設され、そ
れらの両側端部S1,S1は案内部材G,Gの内側、即
ち、案内溝部M内に位置している。
締付機構であって、適宜のアクチュエータ(例えば、油
圧シリンダ、エアシリンダ等の直動式のものや、油圧モ
ータ、ロータリーアクチュエータ等の回転式のもの)3
1と、このアクチュエータによって動作する押圧カム3
2とからなる。アクチュエータ31は、圧力容器Aの開
口部12の周囲に所望数(図示する実施例では、開口部
の両側に4個ずつ計8個)配置してあって、開口部の両
側に夫々配置される押圧カム32を蓋組立体S表面の梁
部材24に対向させてある。更に、押圧カム32の背面
は、案内部材Gの支持部材13と常に摺接状態にあり、
後述するように、蓋組立体Sに作用する滅菌室10から
の圧力は、上記押圧カム32を介して上記支持部材13
によって支持することができるようになっている。
線位置(即ち、開放位置)から、2点鎖線位置(即ち、
閉鎖位置)に移動させると、前述の如く、梁部材24
は、隣合う梁部材24同志が自由な状態としてあるた
め、蓋組立体Sが案内部材G,Gの開放位置と閉鎖位置
との間の方向転換部分(両位置は互いに略直角をなして
いるため)、即ち、屈曲案内部G1を通過する際に、図
4に示すように、シール板部材23の変形に応じて隣接
する梁部材24の周方向間隔が広がり、蓋組立体S全体
が屈曲する。
体Sの移動に応じ、上記方向転換部分において、均一に
しかも円滑に屈曲変形するため、シール板部材23に局
部的な変形が生じることがなくなってシール板部材23
の破損が防止でき、しかも、このシール板部材23の弾
性変形により、従来の如く、シール板部材23と梁部材
24との隙間に、ごみやほこり等の異物が入り込む隙間
が生じることがなく、これによる障害も防止することが
できる。
蓋組立体Sが閉鎖位置まで移動した後、アクチュエータ
31により押圧カム32を蓋組立体Sと支持部材13と
の間の隙間に挿入することによって行い、蓋組立体Sの
開放操作は、以上の逆の手順で行えばよい。
脂製のシール板部材の片面に、多数の梁部材を並設状態
で一体的に接合してあるため、梁部材間の結合部位に必
要としていたシール部材が不要になり、工数の一層の低
減が行える。しかも、シール板部材に対し、梁部材の対
向面全面で結合してあるため、上記蓋組立体の移動軌跡
に対応する屈曲変形時、従来のように、シール板部材と
梁部材との間に隙間が生じず、従って異物の侵入、並び
にこれによる破損が防止できると共に、特に滅菌用圧力
容器等のように特に衛生上の制約が多い用途において、
好適な圧力容器の蓋組立体を提供することができる。
蓋組立体を屈曲変形させながらスライドして収納するこ
とができ、蓋組立体の移動空間及び収納場所を小さくで
き、従来のものと比較して、圧力容器の設置時の制約が
大幅に緩和できる。また、閉鎖位置においては圧力容器
の開口部を蓋組立体の耐熱性並びに可撓性を有するシー
ル板部材にて閉鎖されるのので、確実に圧力容器の開口
部のシールを行うことができる。更に、シール板部材の
一面(反開口部側の面)に設けた梁部材の両側端部は案
内部材の内側に位置しているので、蓋組立体の圧力によ
る変形を確実に防止でき、シール板部材を厚さの薄いも
のにできる。以上の如く、本発明によれば、圧力容器の
設置時の制約が少なく、圧力容器におけるシール性が良
好で、耐圧性の高いオートクレーブを提供でき、産業的
価値の大きいものである。
面図である。
ための一部拡大部分を含む断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 圧力容器Aと、この圧力容器Aの開口部
12上の閉鎖位置と該圧力容器の側壁上の任意の開放位
置との間を屈曲しながら移動可能に構成した蓋組立体S
と、前記蓋組立体Sの移動方向に沿う蓋組立体Sの両側
端部を案内するように前記閉鎖位置と前記開放位置との
間に設けた一対の案内部材G,Gとからなり、前記蓋組
立体Sを、前記開口部12に対向する側に設けた耐熱性
並びに可撓性を有するシール板部材23と、このシール
板部材23の開口部12に対向しない側の面に、その配
設方向を前記案内部材Gと交叉する方向として多数並設
され両端が前記案内部材Gの内側に位置するように設け
た梁部材24とから構成したことを特徴とするオートク
レーブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17187696A JP2886501B2 (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | オートクレーブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17187696A JP2886501B2 (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | オートクレーブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914445A JPH0914445A (ja) | 1997-01-14 |
| JP2886501B2 true JP2886501B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=15931439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17187696A Expired - Fee Related JP2886501B2 (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | オートクレーブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2886501B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8945459B2 (en) | 2008-09-24 | 2015-02-03 | Smart Bottle Inc. | Container made from expanded plastic film |
| JP5649054B2 (ja) * | 2010-12-20 | 2015-01-07 | ニチユ三菱フォークリフト株式会社 | 圧力容器の蓋クランプ装置 |
-
1996
- 1996-06-10 JP JP17187696A patent/JP2886501B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0914445A (ja) | 1997-01-14 |
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