JPH04105182U - 水洗便器と洗浄管の接続構造 - Google Patents

水洗便器と洗浄管の接続構造

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JPH04105182U
JPH04105182U JP627891U JP627891U JPH04105182U JP H04105182 U JPH04105182 U JP H04105182U JP 627891 U JP627891 U JP 627891U JP 627891 U JP627891 U JP 627891U JP H04105182 U JPH04105182 U JP H04105182U
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pipe
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章二 井ノ口
尚人 新名
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東陶機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄管がスパッドに整合していなくても簡単
にこれらを接続でき、良好なシールによって水漏れを防
ぐようにする。 【構成】 洗浄管3に水密状に挿入する部分のスパッド
5に対して、洗浄管3の簡単にスパッド5の挿入端の外
径よりも大きな内径を持つ調整口3aを形成し、この調
整口3aによるスパッド5の嵌合時の自由度を利用して
スパッド5と洗浄管3との間の位置ずれや芯ずれを吸収
する。 【効果】 スパッド5に対して洗浄管3を簡単に接続で
き、シール部は洗浄管3の内周に位置するので洗浄管3
の傾き等に関係なく良好なシールを保つ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水洗便器への洗浄水を供給するための洗浄管の便器本体への接続構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
水洗式小便器への洗浄水の供給は、外部の給水源からの洗浄管を便器本体の内 部の洗浄水流路に接続することによって行われる。この接続には、便器本体が加 工誤差の大きな陶器製であることから、便器本体に開けた接続口にスパッドを差 し込むと共にこのスパッドの外周と接続口との間にパッキンを組み込む構造が一 般的に採用されている。
【0003】 図8は従来の洗浄管の接続構造の一例を示す要部の縦断面図であり、便器本体 50の内部流路50aに連通する接続口51を背部側に開け、この中にスパッド 52をパッキン53と共に嵌合している。スパッド52の先端及び接続口51は いずれもテーパ形状を持つものであり、スパッド52の外周に形成した雄ネジ5 2aにナット54を螺合することによって、スパッド52と接続口51のテーパ 嵌合を利用してスパッド52を便器本体50に固定する。また、スパッド52に は建屋等の配管に接続した洗浄管55を袋ナット56によって連結し、内部流路 50aへの洗浄水流路が形成される。
【0004】 また、図9は別の例を示すものであり、これは薄肉の洗浄管57を袋ナット5 8によってスパッド52側に結合するものである。
【0005】 これらのいずれの例においても、スパッド52と接続口51との間のテーパ嵌 合を強くしてパッキン53のシールを確保すると同時にスパッド52を強固に便 器本体50に固定することが必要である。このような接続のため、スパッド52 を図において右側へ動かすようにしてテーパ嵌合を強める作業要領となり、これ は洗浄管55,57に締め代を持たせるようにして袋ナット56,58を締め上 げる作業によって行っている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、スパッド52の芯に対して洗浄管57の芯がずれていたり、洗浄管 57が傾いていると、スパッド52との接続がかなり難しい。これは、スパッド 52をテーパ嵌合によって接続口51に固定するので、一旦嵌合してしまうとス パッド52の姿勢を変えることができないからである。したがって、実際の施工 では、洗浄管57を無理やり傾けたり曲げたりしてスパッド52との位置を調整 している。しかし、洗浄管57を傾けたりすると、袋ナット56,58の中に納 められて洗浄管57の周りをシールするパッキンの偏当たり等を生じてシール不 良を招く原因となる。
【0007】 このように、従来の接続構造では施工がし難いだけでなく、施工後においても シール不良による水漏れの恐れがあるという問題があった。
【0008】 本考案において解決すべき課題は、洗浄管とスパッドとの接続が簡単にできし かも良好なシールの下で接続できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、便器本体に開けた洗浄水供給用の接続口にスパッドの一端をシール 用のパッキンと共にテーパ嵌合可能に配置し、前記スパッドが前記接続口から外 に出た部分にナットを螺合し、更に前記スパッドの他端に洗浄管を配管接続する 接続構造であって、前記スパッドを前記洗浄管の管端に水密状に挿入可能とし、 前記洗浄管の管端に、内径を前記スパッドの挿入部分の外径よりも大きな内径を 持つ調整口を形成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
スパッドが水密状に洗浄管に差し込まれるとき、洗浄管の管端に設けた調整口 によってスパッドに対して洗浄管はその軸線周りに或る程度首振り自在になる。 このため、洗浄管の芯がスパッドに対してずれていても、スパッドに対する洗浄 管の軸線が交差するように傾いていても、調整口がスパッドと洗浄管のずれを吸 収して、互いの接続を容易にする。
【0011】
【実施例】
図1は本考案の便器への給水配管の接続構造の要部を示す縦断面図、図2はそ の要部の横断面図であり、図3及び図4に示す便器本体の背部に自動洗浄システ ムを組み込んだ場合の給水配管について説明する。
【0012】 図3及び図4において、便器本体1の上端には蓋1a付きのチャンバ1bが形 成され、このチャンバ1bの中に自動フラッシュバルブ等のバルブユニット2を 組み込んでいる。このバルブユニット2は便器本体1の前面に設けた赤外線等を 利用したセンサ2aからの信号を受けて流路を開閉するもので、便器本体1のボ ール部に洗浄水を送り込む洗浄管3を下端に備えている。この洗浄管3は、便器 本体1の内部流路1cに連通する接続口4を利用して固定され、図1及び図2に 示すようにこの固定のためにスパッド5が接続口4に差し込まれている。
【0013】 スパッド5は接続口4のテーパに合わせたテーパ部5aを一端側に備え、この テーパ部5aの周りにパッキン6を組み込んで接続口4の内周面との間をシール するように組み込まれる。また、テーパ部5aに続けて雄ネジ5bを形成すると 共に、先端部は洗浄管3の内部に挿入される接合部5cとし、この接合部5cの 先端部には洗浄管3の内周に嵌合して密着するパッキン5dを取り付けている。 そして、このパッキン5dよりも雄ネジ5b側の周面には、周方向に走る切欠5 eを接合部5cの半径方向に対向して2本刻み込んでいる。
【0014】 スパッド5は、制作した陶器製の便器本体1に組み込むため、テーパ部5aの 先端の外径は接続口4の最も小さい部分の内径よりも少し小さく、組立てに際し てはパッキン6と共に接続口4の中に差し込む。そして、補助パッキン7によっ て接続口4の開口縁周りをシールするようにし、スパッド5の雄ネジ5aにナッ ト8を螺合することによってテーパ部5a及びパッキン6と接続口4の内周壁と の間のテーパ嵌合によってスパッド5を接続口4に固定する。
【0015】 一方、スパッド5の接合部5cが挿入される洗浄管3の先端部は、接合部5c の外径よりも少し大きい内径を持つ調整口3aとして形成している。このため、 接合部5cを図1及び図2のように洗浄管3の中に挿入したとき、先端部のパッ キン5dは洗浄管3の内周に嵌合密着するが、調整口3aに対しては接合部5c は半径方向に対しては或る程度自由である。したがって、スパッド5と洗浄管3 とはたとえば互いの軸線が交差するような姿勢となっても自在に接続でき、スパ ッド5と洗浄管3との接合時には、互いの位置のずれを吸収した連結が可能であ る。そして、パッキン5dは接合部5cの外周面から突き出ているので、このパ ッキン5dを支点としてスパッド5と洗浄管3との間のガタも防がれるものとな る。
【0016】 また、調整口3aの外周壁であって接合するスパッド5の切欠5eに対応する 位置には、2本のスリット3bを周方向に切り開いている。これらのスリット3 bは、調整口3aの周壁を貫通させて開いたものであり、図5に示す保持具9を 通してスパッド5の切欠5eを拘束することによって、スパッド5と洗浄管3と が外れないように保持するために利用する。
【0017】 保持具9は金属板等の適切な素材を利用したものであり、図5に示すように下 端には2本のアーム9aを二股状に形成し、これらのアーム9aの間をスパッド 5の接合部5cの外径よりも少し小さくした形状を持つ。また、保持具9の上端 には、取外し作業のために利用する把手9bを鉤状に形成している。
【0018】 以上の構成において、スパッド5と洗浄管3との連結作業を次の要領で行う。 まず、先に説明した要領でスパッド5を接続口4に差し込んでパッキン6及び 補助パッキン7と共にナット8によってスパッド5を便器保内1に固定する。次 いで、洗浄管3の中にスパッド5の接合部5cを挿入してパッキン5dが洗浄管 3の内壁に密着するまで差し込む。
【0019】 この挿入作業においては、洗浄管3の先端部の調整口3aの内径がスパッド5 の接合部5cの外径よりも大きいので、これらの洗浄管3とスパッド5とは互い に芯がずれていたり軸線が交差するような配置であっても、これらを吸収した接 合が可能である。すなわち、接合部5cの先端が洗浄管3の中に入り込むときに は、調整口3aの内径が大きいので接合部5cと洗浄管3とが交差するような軸 線であっても、調整口3aの中で接合部5cは或る程度自由に振る舞うことがで きる。したがって、スパッド5の姿勢を変えたり、洗浄管3の高さや向きを無理 に変えることなく、スパッド5と洗浄管3との接合が可能である。
【0020】 スパッド5の接合部5cを所定の量だけ洗浄管3の中に差し込み、図2に示す ように切欠5eとスリット3bとがほぼ一致した時点で、保持具9を上側からこ のスリット3bに差し込む。図6はこの作業を説明する図であり、保持具9の下 端のアーム9aの中に洗浄管3を挟み込むようにすると、これらのアーム9aは 洗浄管3のスリット3bの中に入り込む。このため、アーム9aはスリット3b を上下に通り抜ける間に図2のようにスパッド5の接合部5cの切欠5eの中に 嵌まり込む。したがって、アーム9aは切欠5eを介してスパッド5がその軸線 方向へ動かないように拘束し、これによってスパッド5と洗浄管3との間に抜け が生じることなく両者が一体化される。
【0021】 なお、保持具9の把手9bはその抜けを防止するために、ビス等をこの把手9 bに通して適当な箇所に固定するものとする。また、スパッド5の接合部5cの 外周に設ける切欠5eは、図6に示したように2か所に部分的に設けるのに代え て、接合部5cの全周に溝を切ったものとしてもよい。
【0022】 このように、保持具9を洗浄管3のスリット3bに差し込むだけで、スパッド 5と洗浄管3とを連結することができる。このため、従来のように袋ナット等を 利用して接合していたのに比べると、工具を回したりする必要がないので、チャ ンバ1bの中の狭い作業空間であっても簡単にスパッド5と洗浄管3の着脱作業 が行える。また、袋ナット等によって締め上げないでも、接合部5cの中のパッ キン5dによって洗浄管3とスパッド5との間の流路は確実にシールされ、袋ナ ットを回し過ぎてパッキンを切ってしまうようなこともない。
【0023】 図7は別の実施例を示すものであり、これは従来と同様に袋ナットを利用して スパッド5を洗浄管に接続した例である。なお、先に説明したものと同じ部材に ついては共通の符番で指示し、その詳細な説明は省略する。
【0024】 図において、スパッド5はコネクタ10をネジ接合によって同軸上に連結して ガスケット10aによって互いをシールし、このコネクタ10の外周面にパッキ ン11を取り付けている。一方、洗浄管12は図4で示したバルブユニット2か ら突き出た短管であり、その管端には雄ネジ12aを刻みこみこれにコネクタ1 0を拘束して保持する袋ナット13を螺合している。そして、洗浄管12の先端 部の内周には、コネクタ10が洗浄管12に対して或る程度自由に首振りできる ように調整口12bをコネクタ10の外径よりも大きく形成している。
【0025】 この構成においても、スパッド5のコネクタ10に洗浄管12を差し込むとき には、調整口12bによってスパッド5に対して洗浄管12は或る程度首振り自 在であり、洗浄管12の芯がスパッド5とずれていたり、それぞれの軸線が交差 するような姿勢であっても簡単に接続できる。そして、袋ナット13を締め上げ るときも、パッキン11は洗浄管12の内周壁にきっちりと密着して偏当たりす るようなことはなく、シールも良好に保たれる。
【0026】
【考案の効果】
本考案では、スパッドの外周に設けたパッキンが洗浄管の中に入り込むように 嵌合し、洗浄管の管端にはスパッドと洗浄管とが互いの軸線を捩じりを伴ってい てもこれを吸収して嵌合できるように内径を大きくした調整口を設けている。こ のため、便器本体に拘束されて姿勢を変えることができないスパッドに対して、 洗浄管の芯がずれていたり傾いていても、簡単に洗浄管をスパッドに接続するこ とができ、施工が容易になる。また、パッキンは洗浄管の中の内周壁に密着する ので、スパッドと洗浄管の接続強度に関係なく一様なシール圧を維持でき、水漏 れ等の事故も防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の水洗便器への給水配管の接続構造の要
部を示す縦断面図である。
【図2】図1の要部を示す横断面図である。
【図3】便器本体に自動洗浄システムを備えた例を示す
図である。
【図4】自動洗浄システムにおける洗浄管と便器本体と
の接続部分を示す図である。
【図5】保持具の詳細を示す図である。
【図6】保持具による洗浄管とスパッドとの接合を示す
概略分解斜視図である。
【図7】袋ナットを利用した他の接続構造を示す要部の
縦断面図である。
【図8】従来の自動洗浄システムにおける洗浄管の接続
構造を示す図である。
【図9】従来のスパッドと洗浄管の接続の他の例を示す
図である。
【符号の説明】
1 便器本体 1c 内部流路 2 バルブユニット 3 洗浄管 3a 調整口 3b スリット 4 接続口 5 スパッド 5a テーパ部 5b 雄ネジ 5c 接合部 5d パッキン 5e 切欠 6 パッキン 7 補助パッキン 8 ナット 9 保持具 9a アーム 10 コネクタ 11 パッキン 12 洗浄管 12a 雄ネジ 12b 調整口 13 袋ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器本体に開けた洗浄水供給用の接続口
    にスパッドの一端をシール用のパッキンと共にテーパ嵌
    合可能に配置し、前記スパッドが前記接続口から外に出
    た部分にナットを螺合し、更に前記スパッドの他端に洗
    浄管を配管接続する接続構造であって、前記スパッドを
    前記洗浄管の管端に水密状に挿入可能とし、前記洗浄管
    の管端に、内径を前記スパッドの挿入部分の外径よりも
    大きな内径を持つ調整口を形成したことを特徴とする水
    洗便器と洗浄管の接続構造。
JP627891U 1991-02-15 1991-02-15 水洗便器と洗浄管の接続構造 Expired - Lifetime JP2530823Y2 (ja)

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