JPH04104833A - Co↓2海洋処理方法 - Google Patents

Co↓2海洋処理方法

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JPH04104833A
JPH04104833A JP2223782A JP22378290A JPH04104833A JP H04104833 A JPH04104833 A JP H04104833A JP 2223782 A JP2223782 A JP 2223782A JP 22378290 A JP22378290 A JP 22378290A JP H04104833 A JPH04104833 A JP H04104833A
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JP
Japan
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mixture
water
liquid
hydrate
ocean
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Pending
Application number
JP2223782A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Takahashi
高橋 茂紘
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、co2i洋処理方法に関するものである。
[従来の技術] 近年、地球温暖化防止対策〇一方策として、化石燃料の
燃焼排ガスからのCO2分離か考えられている。
ボイラから排出されるCO2は、SOア、NOxと比べ
量が多(,600M!微粉炭燃焼ボイラからは年間約3
00万トンもの量のCO□が排出される。このボイラ排
ガスからCO2を20%分離したと想定しても、その量
は60万トンになり、1984年の炭酸ガス国内総販売
量52万トンを上回る量になる。
このように多量のCO2が出てくるので、その処理先と
して海が考えられている。
第4図は現在考えられているCO2の海洋処理の概念図
であり、1は火力発電所におけるボイラ、2は吸収剤と
してモノエタノールアミン等か充填された吸収塔の如き
CO2除去装置、3は煙突、4はCO2を圧縮冷却する
ことにより液化せしめるCO2液化装置、5は液体CO
2を貯蔵するCO2貯蔵タンク、6はCo2貯蔵タンク
5から海底へ延びるパイプラインを表わしている。
前記ボイラ1の排カスは、図示していない装置によりS
O8、No、等を分離除去された後、CO2除去装置2
によってCO2を分離除去され煙突3から大気中に放出
される。
前記CO2除去装置2によって排ガスから分離されたC
O2ガスは、CO2液化装置4に送られ、ここで液化さ
れた後、液体CO2としてCO2貯蔵タンク5に貯蔵さ
れる。
前記CO2貯蔵タンク5に貯蔵された液体CO2は、パ
イプライン6を介して海中に注入される。
[発明が解決しようとする課題] 前述の如く液体CO2をパイプライン6を介して海中へ
注入する場合、海の深さ(圧力)と海水温度との関係か
ら、水深的400mより浅い所へ液体CO2を注入した
のでは、該液体CO2は気化し急激に浮上して海面から
大気中に放散してしまうため、前記液体CO□は少なく
とも水深的400mより深い所へ注入する必要かある。
(尚、海水温度が高い場合には更に深い所に注入する必
要かある。) 今、前記液体CO2を水深的400〜3000mの海中
に注入した場合、注入された液体CO2の一部は水と反
応し、水和物(化学式CO2・71−420或いはCO
2・6H20て表わされる結晶状のもので水化物ともい
う)となり海底に沈降するか、それ以外の液体CO2は
海水に吸収されながらゆっくり浮上し、約40釦より浅
い所へ達した液体CO2は気化し、急激に浮上し海面か
ら大気中に放散してしまうため問題かあり、しかも、液
体CO2か海水に吸収されながらゆっくり浮上する範囲
では、海水の酸性度が高くなり海洋生物への影響が考え
られる。
これに対し、水深的3000mより深い所では、海水と
液体CO2の比重の関係から、液体CO2の温度か海水
温度と同しかそれより低ければ、液体CO2は浮上しな
いため、該液体CO2を水深的3000mより深い所へ
注入すればよいことになる。
しかしながら、海洋沿岸付近において水深か約3000
mより深くなる場所はほとんどなく、かなり沖まで行か
ないと前述の条件は満足されないため、パイプライン6
の長さを極めて長くしなければならす、設備コストか莫
大となり、海洋沿岸からのパイプライン6による液体C
O2の注入はほとんと実現不可能であった。
本発明は斯かる実情に鑑み、CO□か浮上し大気中へ放
散することを防止し得、海洋生物への影響もほとんとな
いCO2海洋処理方法を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、水と液体CO2を所要温度、所要圧力のもと
で反応させることにより水和物と水と液体CO2とから
なる混合物を生成し、該混合物を、水和物と水からなる
排出混合物と、液体CO2と水とからなる再循環混合物
とに分離し、前記排出混合物を所要深さの海中に注入す
ると共に、前記再循環混合物を前記水と液体CO2の反
応過程に戻すことを特徴とするC O2海洋処理方法に
かかるものである。
又、前記CO2海洋処理方法において、生成された前記
混合物を所要温度に冷却した後、水和物と水からなる排
出混合物と、液体CO2と水とからなる再循環混合物と
に分離するようにしてもよい。
更に又、前記CO2海洋処理方法において、分離された
前記再循環混合物を所要温度に冷却した後、前記水と液
体CO2の反応過程に戻すようにしてもよい。
[作   用] 本発明のCO2海洋処理方法においては、水と液体CO
2を所要温度、所要圧力のもとで反応させることにより
水和物と水と液体CO2とからなる混合物が生成され、
該混合物が、水和物と水からなる排出混合物と、液体C
O2と水からなる再循環混合物とに分離され、前記排出
混合物を所要深さの海中に注入すると、排出混合物中の
CO2を含む水和物はその状態を保持したまま海底へ沈
降する一方、前記再循環混合物は前記水と液体CO2の
反応過程に戻され、前記混合物の生成に再使用される。
又、前記混合物を所要温度に冷却した後、水和物と水か
らなる排出混合物と、液体CO2と水からなる再循環混
合物とに分離するか、或いは前記再循環混合物を所要温
度に冷却した後前記水と液体CO□の反応過程に戻すよ
うにすれば、混合物生成時に発生する溶解熱、水和熱に
よる再循環混合物の温度上昇は起らなくなり、該再循環
混合物を水と液体CO2の反応過程に戻しても反応の妨
げにはならない。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明の方法を実施する装置の一例であり、水
(海水でも単なる水でもよい)と液体CO2か供給され
、該水と液体CO2を所要温度、所要圧力のもとで反応
させて水和物と水と液体CO2とからなる混合物14を
生成可能な反応装置7を設け、該反応装置7で生成され
た混合物14を水和物と水からなる排出混合物15と、
液体CO2と水からなる再循環混合物16とに分離可能
なサイクロンやフィルタ等の分離装置8を設け、該分離
装置8て分離された排出混合物15を貯蔵可能なタンク
9を設け、該タンク9に貯蔵された排出混合物15を輸
送船10によって水深約400〜3000mの海上に設
置されたリグ上の海上タンク11に輸送し、該海上タン
ク11から水深約400〜3000mの海中へ延びる注
入管12を介して前記排出混合物15をポンプにより海
中に注入し得るよう構成すると共に、前記分離装置8で
分離された再循環混合物16をポンプ13により前記反
応装置7へ戻し前記混合物14の生成に再使用し得るよ
う構成する。また海上リグまで液体CO2を輸送し、リ
グ上に設けた本装置により排出混合物15を注入管12
を介してポンプにより海中に注入してもよい。
次に、上記実施例の作動を説明する。
反応装置7に水と液体CO2を供給し所要温度、所要圧
力のもとて反応させると、水和物と水と液体CO2とか
らなる混合物14か生成され、該混合物14は分離装置
8に送られ水和物と水からなる排出混合物15と、液体
CO2と水からなる再循環混合物16とに分離される。
前記分離装置8て分離された排出混合物15は一旦タン
ク9に貯蔵された後、適宜輸送船10に詰め込まれ海上
タンク11へ輸送される。
前記海上タンク11へ輸送された排出混合物15は、注
入管12を介して水深約400〜300釦の海中へ注入
され、排出混合物15中のCO2を含む水和物はその状
態を保持したまま海底へ沈降する。
一方、前記分離装置8て分離された再循環混合物16は
ポンプ13により前記反応装置7へ戻され、前記混合物
14の生成に再使用される。
こうして、ボイラ等から排出されるCO2を液化した後
水和物として海中へ注入するようにしたので、CO2か
浮上し大気中へ放散するようなことはなく、しかも海洋
生物に対し悪影響を与えずにCO2の処理か可能となり
、地球温暖化に役立てる二とかできる。
又、第2図は本発明の他の実施例を示すものであって、
図中第1図と同一の符号を付した部分は同一のものを表
わしており、反応装置7て生成された混合物14を分離
装置8へ送るライン途中に冷却装置17を設けたもので
ある。
前記反応装置7において水和物と水と液体CO2とから
なる混合物14が生成される際には溶解熱、水和熱が発
生するため、分離装置8へ送られる混合物14は温度上
昇しており、分離装置8で分離された再循環混合物16
が前記反応装置7へ戻されると、該反応装置7内の温度
が上昇し水と液体Co2の反応の妨げとなる。
しかし、第2図の如く反応装置7と分離装置8との間に
冷却装置17を設ければ、温度上昇した前記混合物14
は、冷却装置17により熱を奪われて所要温度に冷却さ
れるため、分離装置8で分離される再循環混合物16の
温度も低くなり、該再循環混合物16を反応装置7へ戻
しても該反応装置7内の温度上昇は起らす、水と液体C
o2の反応か安定して行われる。
更に又、第3図は本発明の更に他の実施例を示すもので
あって、図中第1図と同一の符号を付した部分は同一の
ものを表わしており、分離装置8で分離された再循環混
合物16を反応装置7へ戻すライン途中に冷却装置17
を設けたものである。
第3図の如く分離装置8と反応装置7との間に冷却装置
17゛を設ければ、温度上昇している前記再循環混合物
16は、冷却装置17′により熱を奪われて所要温度に
冷却されるため、第2図に示す場合と同様に、再循環混
合物16を反応装置7へ戻しても該反応装置7内の温度
上昇は起らす、水と液体CO2の反応が安定して行われ
る。
尚、本発明のCO2海洋処理方法は、上述の実施例にの
み限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のco2m洋処理方法によ
れば、ボイラ等から排出されるCO2を液化した後水和
物として海中へ注入するようにしたので、CO2か浮上
し大気中へ放散するようなことはなく、しかも海洋生物
に及はす影響を軽減し、CO2の処理か可能となり、地
球温暖化防止に役立てることかできるという優れた効果
を奏し得る。
又、生成される混合物を冷却するか、或いは分離される
再循環混合物を冷却するようにすれば、混合物生成時に
発生する溶解熱、水和熱による温度上昇か抑制され、水
と液体CO2の反応の安定化か図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する装置の一例を示す概念
図、第2図は本発明の他の実施例の概念図、第3図は本
発明の更に他の実施例の概念図、第4図は現在考えられ
ているCO2の海洋処理の概念図である。 図中7は反応装置、8は分離装置、9はタンク、10は
輸送船、11は海トタンク、12は注入管、14は混合
物、15は排出混合物、16は再循環混合物、17.1
7’:ま冷却装置を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)水と液体CO_2を所要温度、所要圧力のもとで反
    応させることにより水和物と水と液体CO_2とからな
    る混合物を生成し、該混合物を、水和物と水からなる排
    出混合物と、液体CO_2と水からなる再循環混合物と
    に分離し、前記排出混合物を所要深さの海中に注入する
    と共に、前記再循環混合物を前記水と液体 CO_2の反応過程に戻すことを特徴とするCO_2海
    洋処理方法。 2)水と液体CO_2を所要温度、所要圧力のもとで反
    応させることにより水和物と水と液体CO_2とからな
    る混合物を生成し、該混合物を所要温度に冷却した後、
    水和物と水からなる排出混合物と、液体CO_2と水か
    らなる再循環混合物とに分離し、前記排出混合物を所要
    深さの海中に注入すると共に、前記再循環混合物を前記
    水と液体CO_2の反応過程に戻すことを特徴とするC
    O_2海洋処理方法。 3)水と液体CO_2を所要温度、所要圧力のもとで反
    応させることにより水和物と水と液体CO_2とからな
    る混合物を生成し、該混合物を、水和物と水からなる排
    出混合物と、液体CO_2と水からなる再循環混合物と
    に分離し、前記排出混合物を所要深さの海中に注入する
    と共に、前記再循環混合物を所要温度に冷却した後、前
    記水と液体CO_2の反応過程に戻すことを特徴とする
    CO_2海洋処理方法。
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