JPH04104548U - エンジン用圧力センサーの位置固定構造 - Google Patents

エンジン用圧力センサーの位置固定構造

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JPH04104548U
JPH04104548U JP1327691U JP1327691U JPH04104548U JP H04104548 U JPH04104548 U JP H04104548U JP 1327691 U JP1327691 U JP 1327691U JP 1327691 U JP1327691 U JP 1327691U JP H04104548 U JPH04104548 U JP H04104548U
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lead wire
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pressure sensor
recess
wire
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JP1327691U
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儀明 松原
孝三 天野
哲正 山田
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日本特殊陶業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 圧力センサーSのリードワイヤーS2の一部
に太径部S2aを形成する。一方、凹部8の内壁に、リ
ードワイヤーS2の太径部S2aが嵌り得る大きさで、
且つ、凹部8との連通部分の開口11の広さが、リード
ワイヤーS2の太径部S2aより細幅で非太径部S2b
より若干広幅であるワイヤー溝10を形成する。そし
て、圧力センサーSを凹部8内にセッティングした状態
でリードワイヤーS2の太径部S2aを前記ワイヤー溝
10に嵌合保持させる。 【効果】 ワイヤー溝でリードワイヤーを保持すること
ができるため、圧力センサーを凹部内にセッティングし
てから点火プラグを装着するまでの間にリードワイヤー
が倒れない。従って、点火プラグの装着作業が極めてス
ムーズになり、作業性の向上に寄与する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シリンダーヘッドと点火プラグの間に装着されるエンジン用圧力セ ンサー(以下単に圧力センサーという)の位置固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在のエンジンは、点火プラグとシリンダーヘッドとの間にドーナツ状の圧力 センサーを介装する場合がある。この圧力センサーは気筒内の圧力を測定してエ ンジンの燃焼状態を検出するためのものであり、内蔵した圧電セラミックで気筒 内の圧力を電気信号に変換し、該電気信号をリードワイヤーで外部に取り出すの である。 この圧力センサーを点火プラグと共にシリンダーヘッドに装着する方法として 、先ず、圧力センサーを点火プラグ装着用の凹部にセッティングし、次に点火プ ラグのネジ部を圧力センサーの中心孔に挿通し、さらにこの点火プラグを凹部の 雌ネジにインパクトレンチ等で締め付けるようにする場合がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の装着方法の欠点は、圧力センサーを凹部にセッティングして点火プ ラグを差し込むまでの間に、圧力センサーのリードワイヤーが柔軟であるため御 辞儀をするような格好で倒れてしまい、それが作業の妨げになることである。 一方、従来でも凹部の内壁に圧力センサーのリードワイヤーを通す断面半円形 状のワイヤー溝が存在するが、これはリードワイヤーを単に案内するためのもの で上記の欠点を解消する機能が備わっていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、次のような構成からなる圧力センサーの位置固定構造を提供 するものである。 圧力センサーのリードワイヤーの一部に太径部を形成する。 凹部の内壁に、リードワイヤーの太径部が嵌り得る大きさで、且つ、凹部と の連通部分の開口の広さがリードワイヤーの太径部より細幅で非太径部より若干 広幅であるワイヤー溝を形成する。 圧力センサーを凹部内にセッティングした状態でリードワイヤーの太径部を 前記ワイヤー溝に嵌合保持させる。
【0005】
【作用】
リードワイヤーの太径部はワイヤー溝に嵌って保持される。従って、リードワ イヤーの太径部をワイヤー溝に嵌めて圧力センサーを凹部にセッティングすれば 、リードワイヤーが凹部内に倒れ込まない。
【0006】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。 点火プラグPは、上から順に、ターミナルナット1、コルゲーション2、主体 金具の六角部3、主体金具の胴部4,ネジ部5、電極6等からなる公知のもので あり、胴部4の下にガスケット7が装着されている。
【0007】 圧力センサーSは、圧電セラミックを内蔵したドーナツ状のセンサー本体S1 にリードワイヤーS2を接続したもので、真ん中の中心孔S3に点火プラグPの ネジ部5が挿通される。そして、リードワイヤーS2にはゴム製の太径部S2a が形成されている。
【0008】 一方、シリンダーヘッドHには、点火プラグPと圧力センサーSを装着するた めの円形の凹部8が形成されている。 該凹部8には、底壁の中心に点火プラグPのネジ部5が螺合する雌ネジ9が形 成され、内壁に軸線方向のワイヤー溝10が刻設されている。
【0009】 ワイヤー溝10は、前記リードワイヤーS2の太径部S2aが嵌り得る大きさ で、図2(a)〜(d)に示したように丸、三角、四角、六角等種々の形状が考 えられる。このワイヤー溝10は凹部8との連通部分の開口11の広さがリード ワイヤーS2の太径部S2aより細幅で、リードワイヤーS2の非太径部S2b より若干広幅である。従って、リードワイヤーS2の非太径部S2bは開口11 を通って凹部8に入るが、太径部S2aはワイヤー溝10に嵌って拘束される。
【0010】 次に点火プラグPと圧力センサーSをシリンダーヘッドHへ装着する作業につ いて説明する。
【0011】 先ず、圧力センサーSをシリンダーヘッドHの凹部8にセッティングするため 、ワイヤー溝10にリードワイヤーS2の太径部S2aを挿入する。この場合リ ードワイヤーS2の非太径部S2bは開口11を通って凹部8内に引き出されて いる。そして太径部S2aを凹部8内に全部入れ圧力センサーSのセンサー本体 S1を凹部8の底壁上に載置する。この状態でリードワイヤーS2は太径部S2 aがワイヤー溝10に嵌って拘束されているため倒れない。
【0012】 次に、点火プラグPのネジ部5をセンサー本体S1の中心孔S3に差し込んで 凹部8の雌ネジ9に螺合させ、図2のようにインパクトレンチの締付けソケット 12で点火プラグPを締めて固定する。なお、この締め付け時には点火プラグP の回転で場合によって圧力センサーSにも回転力が作用するが、リードワイヤー S2の太径部S2aがゴム製であるため緩衝作用が働き、この緩衝作用によって リードワイヤーS2が保護される。
【0013】 以上実施例について説明したが、もちろん本考案はこれに限定されるものでは ない。例えば、リードワイヤーS2の太径部S2aと開口11の関係は、実施例 のように太径部S2aの外径と開口11の幅の寸法差を大きくして完全に通らな いようにする場合の他、太径部S2aの外径と開口11の幅の寸法差を少なくし 、太径部S2aが弾性限度内で変形して開口11を通るようにしても所期の目的 を達成するに十分である。 また、太径部S2aは実施例のように1個に限らず、複数箇所に分割して設け てもよい。その場合には、太径部S2aの一つをリードワイヤーS2の屈曲部の 近傍に設けると良い。
【0014】
【考案の効果】
以上のように本考案は、ワイヤー溝でリードワイヤーを保持することができる ため、圧力センサーを凹部内にセッティングしてから点火プラグを装着するまで の間にリードワイヤーが倒れることがなく、点火プラグの装着作業が極めてスム ーズになり、作業性の向上に寄与する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の分解斜視図である。
【図2】ワイヤー溝の形態を示すシリンダーヘッドの一
部横断平面図である。
【図3】点火プラグの締め付け時の状態を示すシリンダ
ーヘッドの一部縦断面図である。
【符号の説明】
S …エンジン用圧力センサー S2 …リードワイヤー S2a…太径部 S2b…非太径部 P …点火プラグ 8 …凹部 10 …ワイヤー溝 11 …開口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン用圧力センサーを点火プラグ装
    着用の凹部内にセッティングするための位置固定構造で
    あって、エンジン用圧力センサーのリードワイヤーの一
    部に太径部を形成し、前記凹部の内壁に、リードワイヤ
    ーの太径部が嵌り得る大きさで、且つ、凹部との連通部
    分の開口の広さがリードワイヤーの太径部より細幅で非
    太径部より若干広幅であるワイヤー溝を形成し、エンジ
    ン用圧力センサーを凹部内にセッティングした状態でリ
    ードワイヤーの太径部を前記ワイヤー溝に嵌合保持させ
    るようにしたことを特徴とするエンジン用圧力センサー
    の位置固定構造。
JP1327691U 1991-02-16 1991-02-16 エンジン用圧力センサーの位置固定構造 Expired - Fee Related JP2520162Y2 (ja)

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