JPH04104500U - 折り畳み式キヤンバス張り枠 - Google Patents

折り畳み式キヤンバス張り枠

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JPH04104500U
JPH04104500U JP756491U JP756491U JPH04104500U JP H04104500 U JPH04104500 U JP H04104500U JP 756491 U JP756491 U JP 756491U JP 756491 U JP756491 U JP 756491U JP H04104500 U JPH04104500 U JP H04104500U
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rectangular
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JP756491U
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政太郎 堀坂
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 コ字形基枠14、および該基枠の一対の先端
部分を相互に連結する連結枠22から成る第一矩形枠体
12、これと対称形状の第二矩形枠体24、および両矩
形枠体の各コ字形基枠先端部を相互に連結するヒンジ3
6とを有し、キャンバス取り付け側に2つ折りに折り畳
むことの可能なキャンバス張り枠10。 【効果】 キャンバスを取り付けた状態で、キャンバス
張り枠を小さく折り畳んで携行できる。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、特に野外写生用として好適に使用することが可能な折り畳み式キャ ンバス張り枠に関するものである。
【0001】
【従来技術、および考案が解決しようとする課題】
写生用キャンバスは、矩形の木枠に張り付けられるのが普通である。したがっ て、大きい号数のキャンバスを用いて野外写生を行う場合には、キャンバスのみ ならずキャンバス張り枠をも携行する必要がある。このキャンバス張り枠の寸法 が、例えば、20号、30号、50号、100号のように大きくなればなるほど 、その携行に困難が伴い、風景画を描くために遠出をする画家にとっての悩みで あった。 また、写生をした後、未だ絵の具が乾燥していない濡れたままのキャンバスを 持ち帰ろうとすると、濡れた絵の具がこすられて、製作した画像が損傷されるた め、十分時間をかけて絵の具の乾燥を待つか、あるいは、作成した絵と同寸法の 画像保護用のキャンバスを別途用意しておき、その保護用キャンバスで、描かれ たキャンバスを覆った状態で持ち帰る等の工夫が必要であった。 このような濡れ絵対策をとったとしても、大きなキャンバスを携行する煩雑さ はなんら解決されない。従来、大作風景画を製作する場合には、素描または写真 を元にして画室でそれを行うのが普通であるが、必要に応じて現場に大キャンバ スを持参するときには、キャンバス張り枠を2つに分割しておき、写生の際に特 殊な器具でそれらをつなぎ合わせるという手段が採用されていた。 しかし、その器具は、複数の部品を組み合わせるものであり、キャンバス張り 枠を現場で接続する作業は面倒であった。
【0002】
【課題を解決するための手段、およびその作用】
本考案は、かかる技術的背景の下で創案されたものであり、キャンバス張り枠 を小型に折り畳み、その携行を容易にするとともに、写生後の未だ絵の具が乾燥 していない状態のキャンバスを、画像を傷つけることなく容易に持ち運び得るよ うにすることをその目的とする。 この目的は、キャンバスを支える周囲の基枠を有するキャンバス張り枠であっ て、キャンバスを取り付けたままで、キャンバス取り付け側に折り畳み得るよう に、ヒンジ結合によって折曲自在に組み立てられて成る折り畳み式キャンバス張 り枠を提供することによって達成される。
【0003】 このキャンバス張り枠のより具体的な構造は、以下のとおりである。 コ字形基枠、および該基枠の一対の先端部分を相互に連結する連結枠から成る 第一矩形枠体と、コ字形基枠、および該基枠の一対の先端部分を相互に連結する 連結枠から成る第二矩形枠体と、第一および第二矩形枠体の各コ字形基枠先端部 を相互に連結するヒンジとを有し、2つ折りに折り畳むことが可能なキャンバス 張り枠。 ここで使用するヒンジ(蝶番)としては、キャンバス張り枠を2つ折りに折り 畳んだ時に、対向する各コ字形基枠先端部が適当間隔で相互に離隔するような形 式のヒンジ、すなわち円筒形ヒンジ、隠しヒンジ、中打ちヒンジを使用すること が推奨される。その理由は、キャンバス張り枠に取り付けられたキャンバスが鋭 く折曲されないようにするためであり、そうすることによって、絵の具が未乾燥 状態のキャンバスを折り畳んだ時に、対向する画像面同志が接触することを防ぐ ことができる。 また、各連結枠の、キャンバスと対面する側の表面を、コ字形基枠の、キャン バスと対面する側の表面よりも後退させることが推奨される。この手法は、キャ ンバス張り枠に取り付けられたキャンバスが一対の連結枠間に挟まれて鋭く折曲 されないようにするためであり、そうすることによって、キャンバスが緩やかに 彎曲して折曲され、絵の具が未乾燥状態であっても画像を傷つけることはなく持 ち運ぶことができる。 以下、本考案の実施例について説明する。
【0004】
【実施例】
図1は、2つ折り型の木製キャンバス張り枠10を、折曲されない状態の背面 図として示している。キャンバス張り枠10は、一対の半体である第一矩形枠体 12と第二矩形枠体24から成っている。第一矩形枠体12は、3つの枠要素1 6、18、20が接続されて成るコ字形基枠14と、枠要素16、20の先端部 分を相互に連結する連結枠22とで構成されている。ここで留意すべきは、図2 に示されるように、連結枠22の肉厚(t2)が枠要素16、18、20のそれ (t1)に比して小さくなっており、そのため、枠要素16、18、20のキャ ンバスと接する面一の表面よりもキャンバスと対面する連結枠22の表面が後退 している。 第二矩形枠体24は、第一矩形枠体12と対称形状になされており、それ以外 の点については第一矩形枠体12と同じである。第二矩形枠体24を構成するコ 字形基枠26は、3つの枠要素28、30、32から成る。枠要素28、32は 、その先端部分にて連結枠34によって相互に連結されている。 第一矩形枠体12と第二矩形枠体24とは、各コ字形基枠14、26の先端面 にて、一対のヒンジ36で折り畳み可能に連結されている。図示のヒンジ36は 、円筒ヒンジと呼称されており、その円筒形の基筒38、38が、各コ字形基枠 14、26(枠要素16、20および28、32)の先端部分に形成された穴内 に嵌入され、小螺子(ねじ)をもって固定されている。揺動自在に互いに連結さ れたヒンジ36の揺動腕40、42は、基筒38に対して各々傾動可能かつ出没 可能に基筒38内で固定されている。キャンバス張り枠10を、図3に示された ように折り畳んだときには、揺動腕40、42が基筒38から傾斜姿勢で大きく 伸びだし、コ字形基枠14、26を小間隔で互いに引き離すように作用する。ま た、キャンバス張り枠10を、図1に示されるように拡大させたときには、揺動 腕40、42が基筒38、38内に没入し、基筒38、38の表面が互いに当接 する態様となる。 また、キャンバス張り枠10が拡張状態になされたときに、第一矩形枠体12 と第二矩形枠体24とが、張り枠の背面に付された一対の留め金44で連結固定 されるようになっている。留め金44は、第二矩形枠体24に固定された半体( すなわち揺動操作レバー46と該レバーの基部に揺動自在に付された揺動係止針 金48とを含む半体)と、第一矩形枠体12に固定された半体としての受け金片 50から成る。この留め金44による留め操作は、周知のとおり、揺動操作レバ ー46を第二矩形枠体24から持ち上げて第一矩形枠体12側に倒し、揺動係止 針金48を受け金片50に引っ掛け、次いで第二矩形枠体24側に揺動操作レバ ー46を引き戻すことによって行われる。また、同様な操作によって受け金片5 0から揺動係止針金48を外すことができる。留め金44は、携行のために折り 畳まれていたキャンバス張り枠10を拡張させて写生を行う際に、キャンバス張 り枠10が不安定に屈曲するのを防ぐためのものである。(図4参照)
【0005】 キャンバス張り枠10は、以上のように構成されており、野外写生を行うため に携行する際には、図3に示されるように、留め金44を外してキャンバス張り 付け側にキャンバス張り枠10を折り畳んで携行する。そして、写生を行う際に は、キャンバス張り枠10を拡張させ、留め金44によって第一矩形枠体12と 第二矩形枠体24とを折り畳み不能に固定する。なお、写生終了後にキャンバス と共にキャンバス張り枠10を折り畳んで携行する際には、枠要素18と30と の間に通常用いられている間隔保持具を挟み込んでおけば、濡れたキャンバス同 志の接触を防ぐことができる。この保持具の一例を図5、6に示す。図示の保持 具52は、コ字状の板ばね製の部材を基体として形成されており、枠要素18と 30との間隔を一定に保つと同時に、互いに離隔する方向へも動かないように枠 要素18、30を保持し得る。
【0006】 図7ないし図10に、中打ちヒンジ54を利用したキャンバス張り枠10Aを 示す。図中、前記実施例のキャンバス張り枠10を構成する部材と同等の部材に は同一の引用数符号に文字Aを添えて、例えば、「28A」のようにして示し、 その説明を省略した。中打ちヒンジ54(図10)は、互いに直角に連なる第一 部分58と第二部分60から成る一対のヒンジ要素56、56を組み合わせたも のであり、キャンバス張り枠10Aを折り畳んだときに(図7)、図10に示さ れた中打ちヒンジ54の状態が再現されるように、キャンバス張り枠10Aに取 り付けられる。その取り付けは、図8に示されるように、各枠要素28A、32 A、16A、20Aの一部をキャンバス張り付け側表面から削除して形成した凹 所28a、32a、16a、20aの奥壁面に各ヒンジ要素56の第二部分60 を一対の小螺子で固定することによって行われる。なお、キャンバス張り枠10 Aを2つ折りにしたときに、相対向する各枠要素が互いに離隔するようにするた めには、図9に示すごとく、中打ちヒンジ54の揺動中心部分が枠要素からキャ ンバスC側に突出するように中打ちヒンジ54を取着しなければならない。
【0007】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案のキャンバス張り枠は、ヒンジを利用 して2つ折りにこれを折り畳むことができ、大きな寸法のキャンバスであっても 、小型化されるため、携行が容易であり、また写生後の未だ絵の具が乾燥してい ない状態のキャンバスを、画像を傷つけることなく容易に持ち運ぶことができる 。
【0008】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わるキャンバス張り枠
(拡張状態)を背面から見た図。
【図2】図1におけるII-II 線断面図。
【図3】折り畳み状態における前記キャンバス張り枠の
斜視図。
【図4】図1におけるIV-IV 線矢視図。
【図5】折り畳み状態におけるキャンバス張り枠の相対
向する枠要素間に挟み込まれる間隔保持具の側面図。
【図6】該間隔保持具の斜視図。
【図7】中打ちヒンジを用いた、本考案の他の実施例に
係わるキャンバス張り枠(折り畳み状態)を背面から見
た図。
【図8】図7におけるVIII-VIII 線方向断面図。
【図9】図7に示されるキャンバス張り枠を拡張した状
態を示す図。
【図10】 前記中打ちヒンジの斜視図。
【符号の説明】
10 キャンバス張り枠 12 第一矩形枠体 14 コ字形基枠 16 枠要素 18 枠要素 20 枠要素 22 連結枠 24 第二矩形枠体 26 コ字形基枠 28 枠要素 30 枠要素 32 枠要素 34 連結枠 36 ヒンジ 54 キャンバス張り枠 56 第三矩形枠体 58 基枠 60 基枠 62 連結枠 64 連結枠

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャンバスを支える周囲の基枠を有する
    キャンバス張り枠において、キャンバスを取り付けたま
    まで、キャンバス取り付け側に折り畳み得るように、ヒ
    ンジ結合によって折曲自在に組み立てられて成る折り畳
    み式キャンバス張り枠。
  2. 【請求項2】 コ字形基枠、および該基枠の一対の先端
    部分を相互に連結する連結枠から成る第一矩形枠体と、
    コ字形基枠、および該基枠の一対の先端部分を相互に連
    結する連結枠から成る第二矩形枠体と、第一および第二
    矩形枠体の各コ字形基枠先端部を相互に連結するヒンジ
    とを有し、2つ折りに折り畳むことが可能な請求項1に
    記載された折り畳み式キャンバス張り枠。
  3. 【請求項3】 各連結枠の、キャンバスと対面する側の
    表面が、コ字形基枠の、キャンバスと対面する側の表面
    よりも後退していることを特徴とする請求項2に記載さ
    れた折り畳み式キャンバス張り枠。 【0001】
JP756491U 1991-02-20 1991-02-20 折り畳み式キヤンバス張り枠 Pending JPH04104500U (ja)

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