JPH04104380U - 物品放出装置 - Google Patents

物品放出装置

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JPH04104380U
JPH04104380U JP6084591U JP6084591U JPH04104380U JP H04104380 U JPH04104380 U JP H04104380U JP 6084591 U JP6084591 U JP 6084591U JP 6084591 U JP6084591 U JP 6084591U JP H04104380 U JPH04104380 U JP H04104380U
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徳一 宍戸
隆 小川
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富士通株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現金自動支払機等の物品放出装置に関し、カ
ード等の物品が他の顧客に持ち去られる等の不正行為の
発生を防止することにある。 【構成】 物品が放出された後の所定時間をカウンタ2
4で計時し、所定時間経過後に放出された物品を引込み
機構17に引込むようにした物品放出装置において、顧
客監視部14は常に現金自動支払機の前に人がいるか否
かを監視している。物品が放出された後に所定時間をカ
ウンタ24が計時中であっても、顧客がいなくなると、
顧客監視部14の信号bにより物品放出部16の動作は
直ちに停止され、物品が引込み機構17に引込まれると
同時に、アラーム表示部2が動作する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は物品放出装置に関し、特に、取忘れ防止を施した現金自動支払機等の 物品放出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、銀行等の金融機関においては、給与振込みの増大、時間外営業の拡大お よび顧客サービスの向上等に対処するために、窓口業務の機械化、省力化および 合理化が進められている。たとえば、“キャッシュディスペンサー(CD)”と して知られる現金自動支払機、自動預金機あるいは自動両替機等の物品放出装置 が導入されている。このような物品放出装置においては、少なくとも2回の物品 の出し入れがあり、たとえば、現金自動支払機にあっては、第1回目にカード挿 入、第2回目にカードおよびレシートの放出、最後に現金の放出が行われる。こ の結果、たとえば、顧客はカードおよびレシートのみを持ち帰り、現金を取忘れ る等の取忘れが発生することがある。従って、このような物品放出装置に対して 取忘れ防止を施す必要がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の物品放出装置においては、時間監視を行い、物品が放出されて一定時間 経過後にあってもその物品が放置されていたら、その物品を装置内の引込み機構 に引込むようにしていた。しかしながら、この装置においては、装置の前に顧客 がいてもいなくても物品の放出動作が行われ、しかもその顧客が去って他の顧客 がいた場合にも行われ、この結果、カードあるいは現金等の物品が他の顧客に持 ち去られる等の不正行為が発生する課題があった。
【0004】 従って、本考案の目的は、カード等の物品が他の顧客に持ち去られる等の不正 行為の発生を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、装置の前に顧客がいるか否かを監視する顧客監視部を設け、物品が 放出された後であれば所定時間経過後に装置内の引込み機構に引込むようにして あってもその所定時間経過後前に物品を引込むようにする。
【0006】
【作用】
上述の手段によれば、顧客が他人のカードあるいは現金等の物品を持ち去る等 の不正行為を防止される。
【0007】
【実施例】
図1は本考案に係る現金自動支払機の一実施例を示すブロック回路図である。 図1において、11は制御部、12はカードを読出し、あるいはレシート等を印 字するカードリード・印字部、13は万円券および千円券の紙幣を計数する紙幣 計数部、14は現金自動支払機の前に顧客がいるか否かを監視する顧客監視部、 15は数字のキーイン等の顧客操作部、16はカードあるいは紙幣等の物品を装 置外に放出する物品放出部、17は物品を引込む機構、18は現金自動支払機1 の外部に置かれたアラーム表示部2を動作させるための遠隔監視制御部、19は 現金自動支払機1とセンタとを接続する回線制御部である。本考案においては、 顧客監視部14は常に現金自動支払機1の前に顧客がいるか否かを監視しており 、顧客がいない場合には物品放出部16の動作を停止させ、物品を引込み機構1 7に引込むと同時にアラーム表示部2において、たとえばブザーを鳴動させるよ うにしてある。
【0008】 図2は図1の制御部11の論理回路図であって、物品としての紙幣の放出動作 を説明するためのものである。図2において、紙幣の放出動作は紙幣計数部13 の計数完了信号「a」によって開始される。この信号「a」は制御部11のアン ドゲート22,23,25および27の1つの入力に印加される。また、顧客監 視部14は3つの検知器、すなわち、光検知器14−1、超音波検知器14−2 およびフット感圧検知器14−3から構成されており、これらの3つの検知器の いずれかが顧客を検知していれば、監視信号「b」がハイレベルとなり、この結 果、アンドゲート22の出力における放出指令信号「c」がハイレベルとなり、 物品放出部16が紙幣放出動作を開始する。他方、上述の3つの検知器のいずれ もが顧客を検知していなければ、オアゲート21が閉成されて監視信号「b」が ローレベルとなり、この結果、アンドゲート23の出力レベルがハイレベルとな り、従って、オアゲート26の出力における放出中止信号「d」がハイレベルと なって物品放出部16は紙幣の放出を中止して紙幣を引込み機構17に引込む。 同時に、この放出中止信号「d」は遠隔監視制御部18に送出され、アラーム表 示部2がブザーあるいはランプによって警報を発生し、これにより、銀行員等の 係員に知らしめることができる。また、このような紙幣放出動作の中止は時間監 視によっても発生する。すなわち、計数完了信号「a」の送出と同時にタイマ2 4が時間計数し始め、顧客がたとえ現金自動支払機1の前にいても紙幣の抜き取 りを行わないと一定時間後にタイマ24の出力がハイレベルとなり、従って、オ アゲート26の出力における放出中止信号「d」がハイレベルとなって前述と同 様の紙幣放出動作の中止が行われる。このような異常動作と異なり、正当な顧客 が紙幣を抜き取った場合には、顧客操作部15から抜き取り完了信号「e」が送 出され、この信号「e」はアンドゲート27を介して物品放出部16に送出され 、この結果、物品放出部16はシャッタを閉めて1つの取引の動作を終了する。
【0009】 図3は図2の現金自動支払機の動作フローチャートである。図3を参照して図 2の現金自動支払機の動作を説明すると、紙幣計数部13の計数完了3信号「a 」により紙幣放出動作が開始すると、顧客監視部14によって顧客の有無が検知 され、顧客がいない場合には、物品放出動作をすることなく、アラーム表示部2 にアラーム表示せしめて銀行員等の係員に知らしめる。他方、顧客がいる場合に は、物品放出部16による物品放出動作とタイマ24のセットとが同時に行われ る。このような状態にあっては、タイマ24の設定時間内において、顧客による 紙幣抜取り動作の完了あるいは未完の監視、および顧客監視部15による顧客検 知が行なわれる。すなわち、顧客による紙幣抜取りが完了すると、物品放出部1 6の紙幣放出動作が完了する。また、顧客がいなくなると、タイマ24の設定時 間内にあっても、紙幣は引込み機構16に引込まれ、また、タイマ24の設定時 間が経過すれば、やはり、紙幣は引込み機構16に引込まれて、物品放出動作が 中止する。紙幣が引込み機構17に引込まれるとアラーム表示部2にアラーム表 示がされる。このように、顧客監視部15により顧客を監視し、顧客がいなくな ると抜き取りを忘れた紙幣はただちに引込み機構17に引込まれて物品放出動作 が中止し、アラーム表示がされる。
【0010】 図4は図2の物品放出部16および引込み機構17の構造の一例を示す図であ る。図4において、31は現金自動支払機1の窓口のシャッタ、32はシャッタ 31を上下に駆動させるカムである。また、スタッカ33に蓄えられている万円 券は吸着機34によって1枚ずつ入口35からベルトコンベア39に送入され、 他方、スタッカ36に蓄えられている千円券は吸着機37によって1枚ずつ入口 38からベルトコンベア39に送入される。このようにベルトコンベア39によ って運搬された万円券あるいは千円券は回転するフランジャ40によってストッ パ41にセットされる。図2の物品放出部16による物品すなわち紙幣の放出動 作とは、図4において、シャッタ31を開にし、且つ紙幣がセットされたストッ パ41をシャッタ31の位置まで回転させることである。また、紙幣の放出動作 の中止とは、シャッタ31を閉にし、且つ紙幣がセットされていたストッパ41 を逆転させて、これらの紙幣を引込み機構17の中に引き入れることである。す なわち、物品放出部16はシャッタ31の駆動部とストッパ41の駆動部とを含 んで構成されており、シャッタ31の開閉およびストッパ41の回転あるいは、 逆転動作を行う。
【0011】 なお、図2において、顧客監視部14が3つの検知器14−1,14−2およ び14−3から構成されているが、いずれか1つのみからも構成することもでき る。また、上述の実施例においては、物品放出装置として現金自動支払器につい て説明したが、自動預金機あるいは自動両替機についても適用し得ることは言う までもなく、また、物品としては、紙幣以外にカード、レシートあるいは通帳に も適用し得る。また、顧客が所定時間離れ、また戻りカードを挿入した場合、こ のカードの内容が、放出途中の顧客を示す場合放出動作を再度繰返してもよい。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、物品が放出された後に所定時間を計時中であっても、顧客が いない場合には物品の放出動作をただちに中止して引込み機構に取込むので、顧 客がカード、レシートあるいは現金等の物品を取り忘れても、他の顧客がこれら の物品を持ち去る等の不正行為を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る現金自動支払機のブロック回路図
である。
【図2】図1の制御部11の論理回路図である。
【図3】図2の現金自動支払機1の動作を説明するため
の動作フローチャートである。
【図4】図2の物品放出部16、および引込み機構17
の構造の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…現金自動支払機 11…制御部 13…紙幣計数部 14…顧客監視部 14−1…光検知器 14−2…超音波検知器 14−3…フット感圧検知器 15…顧客操作部 16…物品放出部 17…引込み機構

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客操作部(15)と、該顧客操作部の
    操作指令によって物品を放出する物品放出部(16)
    と、前記放出された物品を取込む機構(17)と、前記
    放出された物品の顧客による抜き取りを検出する検出機
    構(15)と、物品が放出された後、所定時間を計時す
    るカウンタ(24)とを具備し、前記カウンタの計時時
    間が所定時間となった場合、前記放出された物品を取込
    み機構により取込む物品放出装置において、前記顧客操
    作部に対応した位置に顧客の存在有無を監視する顧客監
    視部(14)を設け、前記顧客が行っている前記カウン
    タの計時中に前記顧客監視部が前記顧客のいないことを
    検知した場合に前記取引により放出すべき前記物品を前
    記取込み機構により取込むことを特徴とする物品放出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記顧客監視部が光検地器を含有する請
    求項1に記載の物品放出装置。
  3. 【請求項3】 前記顧客監視部が超音波検知器を含有す
    る請求項1に記載の物品放出装置。
  4. 【請求項4】 前記顧客監視部がフット感圧検知器を含
    有する請求項1に記載の物品放出装置。
JP6084591U 1991-08-01 1991-08-01 物品放出装置 Expired - Lifetime JPH0637496Y2 (ja)

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JPH04104380U true JPH04104380U (ja) 1992-09-08
JPH0637496Y2 JPH0637496Y2 (ja) 1994-09-28

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010231606A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Nec Corp 自動取引装置およびプログラム
JP2011113194A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 自動取引システム

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JP2010231606A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Nec Corp 自動取引装置およびプログラム
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