JPH09223254A - 紙幣処理装置 - Google Patents

紙幣処理装置

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JPH09223254A
JPH09223254A JP3206596A JP3206596A JPH09223254A JP H09223254 A JPH09223254 A JP H09223254A JP 3206596 A JP3206596 A JP 3206596A JP 3206596 A JP3206596 A JP 3206596A JP H09223254 A JPH09223254 A JP H09223254A
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JP
Japan
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roller
banknote
upper roller
catching
bill
Prior art date
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Pending
Application number
JP3206596A
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English (en)
Inventor
Akira Ikeda
明 池田
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP3206596A priority Critical patent/JPH09223254A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動券売機、自動精算機、自動販売機あるい
は現金自動取引機において、釣り札の中抜きを防止する
ようにした紙幣処理装置とする。 【構成】 上ローラ(18)と下ローラ(20)からな
るキャッチングローラ(16)において、上ローラ(1
8)に一方向クラッチ(22)設ける。また、上ローラ
(18)には、下ローラ(20)に対して付勢するソレ
ノイド(24)を設ける。ソレノイド(24)の圧力に
よりキャッチングローラ(16)に紙幣(B)を挟持す
る。紙幣(B)の中抜きの際に紙幣全体がある程度突出
するが、中抜きされた紙幣の残りの他の紙幣を一方向ク
ラッチ(22)により元の状態に戻らないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動券売機、自
動精算機、自動販売機、自動現金取引機(ATM)等に
おいて、釣り銭としての釣り札をまとめて出力し、取出
し口において一時的にキャッチングして、客がまとめて
引出すことができる紙幣処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、今までの自動券売機において
は、使用できる紙幣は千円札に限られているものがほと
んどであった。そのため、千円札を持っていないとき
は、窓口において、五千札あるいは一万円札を千円札に
両替してもらったり、あるいは駅売店において安い商
品、例えば、新聞等を購入してその釣り銭としてもらっ
た千円札を使用して乗車券等を購入しており、非常に煩
わしく、かつ無駄使いをしていたという問題点があっ
た。
【0003】そこで、上記問題点に照して現在の自動券
売機では、五千札、一万円札等の高額紙幣を使用できる
ものが増加しており、主流となってきている。
【0004】そして、高額紙幣を使用した場合は、当然
として複数枚の千円札、五千円札が釣り銭として放出さ
れる。この釣り札の放出方法としては、まとめてキャッ
チングして放出する方式がある。
【0005】このキャッチング方式の機構としては、種
々あるが、代表的なものとして図4に示しており、この
キャッチング方式の構成について簡単に説明する。
【0006】(1)は自動券売機本体であり、(2)は
釣り札取出し口である。(3)はキャッチングローラで
あり、上ローラ(3a)と下ローラ(3b)とからなっ
ている。上ローラ(3a)は上下動可能となっており、
下ローラ(3b)に対して常時接触するよう圧縮ばね
(4)を介して付勢されている。そして、釣り銭として
の紙幣(B)を上ローラ(3a)と下ローラ(3b)と
で挟持する。これがキャッチング方式である。
【0007】キャッチングローラ(3)によりキャッチ
ングされた紙幣(B)の先端部は、取出し口(2)より
手でつかみ易い程度に突出している。(PH)はフォト
センサであり、紙幣(B)の引抜きを検知するものであ
る。つまり、紙幣(B)により光が遮断されているとき
は、キャッチングローラ(3)に紙幣(B)が挟持され
て客がまだ釣り銭を引抜いていないと判断し、光を受光
器側で受けたときは、紙幣(B)が引抜かれたと判断す
る。
【0008】しかし、このようにキャッチング方式によ
りまとめて釣り札を放出する場合、例えば、釣り札が3
枚であるとき、上下の釣り札は、キャッチングローラ
(3)の上ローラ(3a)および下ローラ(3b)に接
触しているが、真ん中の1枚の釣り札は、上記ローラに
接触しておらず、この真ん中の釣り札のみを引抜いてし
まう、いわゆる、故意に中抜きをして釣り銭が足らない
と駅員に抗議して不正を行なうということがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記点に着目
してなされたものであって、釣り札の中抜きができない
ように不正を防止するようにした紙幣処理装置を提供す
ることを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、第1の発明として、上ローラ(18)と、下
ローラ(20)とからなり、該上ローラ(18)と下ロ
ーラ(20)とで釣り銭としての紙幣(B)を挟持する
キャッチングローラ(16)と、前記上ローラ(18)
が一方向のみ回転するよう該上ローラ(18)に設けら
れた一方向クラッチ(22)と、前記下ローラ(20)
に対して前記上ローラ(18)が付勢されるよう該上ロ
ーラ(18)に連結されたソレノイド(24)と、を備
えた紙幣処理装置とした。
【0011】また、第2の発明として、上ローラ(1
8)と、下ローラ(20)とからなり、該上ローラ(1
8)と下ローラ(20)とで釣り銭としての紙幣(B)
を挟持するキャッチングローラ(16)と、前記下ロー
ラ(20)に対して前記上ローラ(18)が付勢される
よう該上ローラ(18)に連結されたソレノイド(2
4)と、前記紙幣(B)の後端側に、引出された紙幣
(B)が戻らないように出没自在に設けられたストッパ
(40)と、を備えた紙幣処理装置とした。
【0012】
【作用】釣り銭としての紙幣(B)のうち、例えば、中
の1枚を引抜きこうとすると、最初はキャッチングされ
ている紙幣(B)全体がキャッチングローラ(16)の
圧力により発生している摩擦力により引出される。その
後、中の1枚の紙幣(B)のみを引抜き、他の紙幣
(B)を元の状態に押し戻そうとしても一方向クラッチ
(22)により上ローラ(18)は逆回転されず、他の
紙幣(B)を元の状態に押し戻すことができない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す一実施
例に基づき詳細に説明する。図1は、本発明に係る紙幣
処理装置(10)を概略的に示した機構図であって、釣
り銭としての紙幣(B)を一時的に保持するキャッチン
グ機構を示している。
【0014】図1において、(12)は自動券売機、自
動精算機、自動販売機あるいは現金自動取引機(AT
M)等の本体である。(14)は釣り銭としての紙幣
(B)を取り出すための紙幣取出し口である。(16)
はキャッチングローラであって、上ローラ(18)と下
ローラ(20)とから構成されている。上ローラ(1
8)には、紙幣取出し口(14)側方向にのみ回転(図
において矢印で示すように左回転)する一方向クラッチ
(22)が設けられている。この一方向クラッチ(2
2)は、該一方向クラッチ(22)により上ローラ(1
8)が1方向にのみ回転し、紙幣(B)を逆戻りさせな
いようにするためのものであって、いわゆる、紙幣逆戻
り禁止手段ともいうべきものである。
【0015】上ローラ(18)は、下ローラ(20)と
で紙幣(B)を一定の圧力で挟持するようソレノイド
(24)により下ローラ(20)に対して付勢されてい
る。すなわち、ソレノイド(24)のプランジャ(2
6)の先端に一方端が連結され、ピン(28)を介して
揺動可能なリンク(30)の他方端が一方向クラッチ
(22)を介して上ローラ(18)に連結されている。
【0016】キャッチングローラ(16)によりキャッ
チングされた紙幣(B)の先端部は、紙幣取出し口(1
4)から外方向に手でつかみ引張り出し易い程度に突出
している。この突出長さ(L1)は一定である。
【0017】(PH)は投光器および受光器からなるフ
ォトセンサであって、紙幣(B)の抜取りを検知するも
のである。つまり、紙幣(B)により光が遮断されてい
るときは、キャッチングローラ(16)に紙幣(B)が
挟持されて利用客が釣り銭である紙幣(B)を引抜いて
いないと判断し、光を受光器で受けたときは、紙幣
(B)が引抜かれたと判断する。
【0018】次に、本発明の紙幣処理装置(10)の作
動について図1および図2に基づいて説明する。
【0019】先ず、キャッチングローラ(16)により
キャッチングされている複数枚の紙幣(B)のうち、紙
幣(B)の中抜きをするため、例えば、真ん中の1枚の
紙幣(B)引抜こうとすると、紙幣(B)の全体にソレ
ノイド(24)を介してキャッチングローラ(16)に
一定の圧力が加えられているため、紙幣(B)同士の摩
擦力により図2に示すように、引抜こうとする1枚の紙
幣(B)が先に突出し、それに伴いキャッチングされて
いる他の紙幣(B)も紙幣取出し口(14)から突出す
る。この他の紙幣(B)の突出量を(L2)とする。
【0020】そこで、他の紙幣(B)がそれ以上突出す
るのを防止するため手で抑えながら真ん中の1枚の紙幣
(B)のみを不正に引抜く。このとき、他の紙幣(B)
の後端はフォトセンサ(PH)の光を未だ遮断している
ので、紙幣(B)全体は引抜かれていないと判断され
る。そして、他の紙幣(B)を初期状態における突出量
(L1)に戻さないと、係員にキャッチングされている
紙幣(B)が1枚足らないと主張しても、係員は他の紙
幣(B)の突出量(L2)を見て紙幣の中抜きをしたと
判断するため、不正者は他の紙幣(B)を元の突出量
(L1)の状態に戻そうとする。しかし、キャッチング
ローラ(16)の上ローラ(18)には、一方向クラッ
チ(22)が取付けられているため、他の紙幣(B)を
元の状態に戻すことができない。従って、複数枚の紙幣
(B)うちの中抜きという不正行為は防止される。
【0021】図3は他の実施例を示すものであって、図
1および図2に示した一方向クラッチの代わりに、つま
り紙幣逆戻り禁止手段の他の実施例として紙幣(B)の
後端側に位置するよう出没可能なストッパ(40)を設
ける。該ストッパ(40)は、ソレノイド(42)によ
り出没自在に動作される。
【0022】図2に示した実施例と同様に、一旦引出さ
れた他の紙幣(B)を初期状態に戻そうとしても、スト
ッパ(40)のため戻すことができない。従って、係員
は、他の紙幣(B)の突出量(L2)を見て、1枚紙幣
が足りないときは不正を行ったものと判断する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、キ
ャッチングローラの上ローラに一方向クラッチを設けて
逆回転しないようにしたので、一旦突出した釣り銭とし
ての紙幣を元の状態に戻すことができず、紙幣の中抜き
という不正を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙幣処理装置の一実施例を示す概
略図である。
【図2】図1における動作を示した概略図である。
【図3】本発明に係る他の実施例を示す概略図である。
【図4】従来における釣り札がキャッチングされた状態
を示すキャッチング手段の概略図である。
【符号の説明】
10 紙幣処理装置 12 本体 14 紙幣取出し口 16 キャッチングローラ 18 上ローラ 20 下ローラ 22 一方向クラッチ 24 ソレノイド 40 ストッパ B 紙幣

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ローラ(18)と、下ローラ(20)
    とからなり、該上ローラ(18)と下ローラ(20)と
    で釣り銭としての紙幣(B)を挟持するキャッチングロ
    ーラ(16)と、 前記上ローラ(18)が一方向のみ回転するよう該上ロ
    ーラ(18)に設けられた一方向クラッチ(22)と、 前記下ローラ(20)に対して前記上ローラ(18)が
    付勢されるよう該上ローラ(18)に連結されたソレノ
    イド(24)と、を備えたことを特徴とする紙幣処理装
    置。
  2. 【請求項2】 上ローラ(18)と、下ローラ(20)
    とからなり、該上ローラ(18)と下ローラ(20)と
    で釣り銭としての紙幣(B)を挟持するキャッチングロ
    ーラ(16)と、 前記下ローラ(20)に対して前記上ローラ(18)が
    付勢されるよう該上ローラ(18)に連結されたソレノ
    イド(24)と、 前記紙幣(B)の後端側に、引出された紙幣(B)が戻
    らないように出没自在に設けられたストッパ(40)
    と、を備えたことを特徴とする紙幣処理装置。
JP3206596A 1996-02-20 1996-02-20 紙幣処理装置 Pending JPH09223254A (ja)

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JP3206596A Pending JPH09223254A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 紙幣処理装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006306530A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Canon Inc シート積載装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP2011213423A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sinfonia Technology Co Ltd 紙葉類処理装置
KR101280781B1 (ko) * 2006-11-27 2013-07-17 주식회사 엘지씨엔에스 매체적재장치 및 방법, 그리고 그를 이용한 매체자동수납기

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