JPH04104297A - 文字・図形描画装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、デスクトップパブリッシング（パソコンに
よる電子出版）の分野で用いられる文字・図形描画装置
に関する。

〔従来の技術〕

現在、デスクトップパブリッシングの分野では、アウト
ラインフォントデータから文字や図形（以下、文字とい
う）のパターンを生成するアウトラインフォント方式が
一般的になりつつある。この方式は、基準となる複数の
制御点の座標位置をブタとして保持し、ビットマツプ上
に展開するときには、各制御点を通る直線又は曲線を！
１成して、その内部を塗りつぶすようにしたもので、従
来のドツトフォント方式に比べて、輪郭線の拡大、縮小
などの補正が文字の品質を落とさずにてきるという利点
がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、アウトラインフォントデータをビットマップ
に展開するときには、アウトラインフォントの水平及び
垂直ストロークの境界を表す水平線及び垂直線の位置情
報である水平及び垂直境界線情報を用いるが、従来は、
この水平及び垂直境界線情報を元のアウトラインフォン
トデータの水平及び垂直ストロークから手動により求め
ていた。

このため、元のデータの形状が複雑な場合や、文字、図
形の数が多い場合には作業が煩雑になりやすく、多くの
時間と労力がかかるという問題点があった。

この発明は、元のアウトラインデータから、自動的に水
平及び垂直境界線情報を抽出できるようにした文字・図
形描画装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するため、この発明に係わる文字・図形
描画装置では、文字・図形を構成するセグメントの水平
又は垂直方向の傾きと長さ情報に基づいて、セグメント
のｙ又はχ座標値を抽出すると共に、各セグメントの中
点からｙ軸の正方向又はχ軸の負方向にある他のセグメ
ントの数を調べ、その数に応じてセグメントの上下／左
右位置情報を抽出するセグメント情報抽出手段と、前記
セグメント情報抽出手段により抽出されたセグメントの
ｙ又はχ座標値と、あらかじめ設定された基ｅ！、例え
ば、全セグメントにおけるｙ又はχ座標値の最大値と最
小値の平均値などに基づいて、セグメントの水平又は垂
直ストロークにおける内側位置又は外側位置を示す境界
線位置情報を抽出する境界線位置情報抽出手段とを具え
ている。

水平及び垂直境界線情報は、一般に、水平及び垂直境界
線情報数、セグメントのχ、ｙ座標値、セグメントの上
下左右に関する上下／左右位置情報によって構成される
が、この発明に係わる文字・図形描画装置では、ストロ
ークの内側位置又は外側位置を示す境界線位置情報を含
めたものを水平及び垂直境界線情報とする。

〔作用〕

上記文字・図形描画装置では、アウトラインフォントデ
ータの各セグメントを順番に一つづつ検査し、水平及び
垂直境界線情報を抽出する。まず、セグメント情報抽出
手段は、各セグメントの水平又は垂直方向の傾きを調べ
、あらかしめ設定したしきい値以下であるときは、水平
又は垂直セグメントのｙ又はχ座標値を取る。続いて、
セグメントの中点の座標よりｙ軸の正方向又はχ軸の負
方向に他のセグメントが幾つあるかを調べ、その数によ
ってセグメントが上下又は左右のどちらの側に位置する
かを判断する。そして、水平／垂直境界線情報テーブル
に水平及び垂直境界線情報数、セグメントのｙ又はχ座
標値、セグメントの上下又は左右に関する上下／左右位
置情報を書き込む。

境界線位置情報抽出手段は、全セグメントにおけるｙ又
はχ座標値の最大値と最小値の平均値を算出すると共に
、セグメントのｙ又はχ座標値と比較することによって
、そのセグメントの水平又は垂直ストロークにおける内
側位置又は外側位置を示す境界線位置情報を抽出し、水
平／垂直境界線情報テーブルに書き込む。このようにし
て、アウトラインフォントデータの各セグメントの水平
及び垂直境界線情報数、セグメントのｙ又はχ座標値、
セグメントの上下又は左右に関する１ド／左右位置情報
、及びストロークの内側位置又は外側位置を示す境界線
位置情報が水平／垂直境界線情報テーブルに書き込まれ
ることになる。

〔実施例〕

以ド、この発明に係わる文字・図形描画装置の一実施例
を説明する。

第１図は、この発明に係わる文字・図形描画装置の一実
施例を示す機能ブロック図である。

表示制御部１は、ビットマツプメモリを具えた表示装置
であるＣＲＴ２と接続されており、このＣＲＴ２に各種
データを可視表示するための制御を行う。

キーボード３は、この装置の操作を行うための各種デー
タを人力する装置であり、ポインティング・デバイスと
してのマウス４と接続されている。

ＣＰＵ　（中央処理装置）５は、装置全体の制御を行う
と共に、各種の命令に基づいて所定のブタに対する演算
処理を行う回路であり、後述の記憶装置６やプログラム
メモリ８から読込んだデータに対する演算処理を実行す
る。またＣＰＵ５には、文字のアウトラインを構成する
セグメントの傾きと長さ情報に基づいて、セグメントの
χ又はｙ座標値を抽出すると共に、各セグメントの中点
から座標軸方向にある他のセグメントの数に基づいて、
当該セグメントの上下／左右位置情報を抽出するセグメ
ント情報抽出手段］１と、前記セグメントのｙ又はχ座
標値と、全セグメントにおけるｙ又はχ座標値の最大値
と最小値の平均値に基づいて、セグメントの水平又は垂
直ストロークにおける内側位置又は外側位置を示す境界
線位置情報を抽出する境界線位置情報抽出手段１２か含
まれている。これらの各制御手段を起動するためのプロ
グラムは、後述するプログラムメモリ８に格納されてお
り、ＣＰＵ５はこれらのプログラムを読み込んで水平及
び垂直境界線情報の抽出処理を実行する。

記憶装置６は、アウトラインフォントデータかフォント
ファイルとして格納されているほが、必要に応じて保存
用のデータが格納される。

ＲＡＭ７は、アウトラインフォントデータを一時的に蓄
えるメモリ領域、あるいは前記データを加工、展開する
ための作業領域として使用されるほか、この装置の動作
を制御するためのプログラムを一時的に格納したり、こ
のプログラムの実行のために処理される各種データを一
時的に格納するために使用される。

プログラムメモリ８は、この装置における各種の機能を
実行するための制御プログラムや、セグメント情報抽出
プログラム、境界線位置情報抽出プログラムなどが格納
される。

プリンタ制御部９は、データ出力部としての機能を有し
、この実施例ではし〜ザビームプリンタ１０の印刷制御
を行う。

次に、上記文字・図形描画装置において、アウトライン
フォントデータから水平及び垂直境界線情報を抽出する
場合の動作について説明する。

第２図は、メモリ上に展開されたアウトラインフォント
データの一例を示す説明図である。図において、２１〜
３（）はアウトラインフォントを構成するセグメントで
あり、この例ではデータが（８，０）の座標から時討回
りに入っている。

水ゝＦ及び垂直境界線情報の抽出は、（８、（１）の座
標から時５１回りに行われるが、ここでは、最初に水平
ストロークの水平境界線情報を求め、次に垂直ストロー
クの垂直境界線情報を求めるものとする。また、水平及
び垂直境界線情報を求めるかどうかのしきい値を「１４
」とし、これ以Ｆの長さのセグメントについては水平及
び垂直境界線情報を求めないものとする。

まず、セグメント情報抽出１段１１は、セグメント２］
から順に検査し、セグメントの傾きが水平かどうかを判
断する。第２図では、セグメント２１が水平てないので
、次のセグメント２２を調べる。セグメント２２は傾き
が水平て長さが１．きい値以上あるので、セグメント２
２のｙ座標値（６２）を取る。続いて、セグメント２２
の上）゛方向を判断する。上下方向は、セグメントの中
点の座標から上側のｙ軸の正方向に見て、他のセグメン
トが幾つあるかによって判断する。セグメント２２は、
中点（２９，６２）より上にセグメントはないので、閉
曲線の上側にあると判断する。

また、セグメント２４ては中点より上のセグメントは１
つ、つまり奇数なので閉曲線のＦ側、セグメント２６て
は中点より上のセグメントは２つ、つまり偶数なので閉
曲線の上側と判断する。

次に、これらの値を水平／垂直境界線情報テーブルに書
き込む。第３図は水平／垂直境界線情報テーブルの一例
を示したちのである。セグメント情報抽出手段１１は、
水平ストロークの全てのセグメントを見終った後、３１
に水平境界線情報数を古き込み、３３〜３６にｙ座標値
を小さい順に並べ替えて書き込む。また、３９〜４２に
は−Ｌ下位置情報として、セグメントが上側であれば「
１」を、セグメントが下側であれば［（］」を書き込む
。

同様に、垂直ストロークについても順にセグメントを検
査する。セグメントの左右方向の判断は、セグメントの
中点の座標からχ軸の負方向に見て、他のセグメントが
幾つあるかによって判断する。

セグメント２１は、中点（８，３１）より左にセグメン
トはないので、閉曲線の左側にあると判断する。また、
セグメント２９では中点より左のセグメントは１つ、つ
まり奇数なので閉曲線の右側と判断する。セグメント情
報抽出手段１１は、垂直ストロークの全てのセグメント
を見終った後、水平／垂直境界線情報テーブルの３２に
垂直境界線情報数、３７及び３８にχ座標値を書き込む
。

４３及び４４には、左右位置情報として、セグメントが
左側であれば「１」を、セグメントが右側であれば「０
」を書き込む。

次に、境界線位置情報抽出手段１２は、水平／垂直境界
線情報テーブルの３３〜３８に書き込んたｙ又はχ座標
値と、全セグメントにおけるｙ又はχ座標値の最大値と
最小値の平均値に基づいてセグメントの水平又は垂直ス
トロークにおける内側位置又は外側位置を示す境界線位
置情報を抽出し、水平／垂直境界線情報テーブルの３９
〜４４に書き込む。

水平ストロークの場合、閉曲線のｙ座標の最大値と最小
値の平均「３１」未満にあるストロークについては、上
下のセグメントの組のうち、下側のセグメントを外側、
上側のセグメントを内側とする。また、「３１」以上に
あるストロークについては、上下のセグメントの組のう
ち、下側のセグメントを内側、上側のセグメントを外側
とする。

ただし、第２図のように、水平ストロークの上下のセグ
メントの組か「３１」をはさむときは、下側のセグメン
トを外側、上側のセグメントを内側とする。

同様に、垂直ストロークの場合は閉曲線のχ座標の最大
値と最小値の平均「２９」未満にあるストロークについ
ては、左右のセグメントの組のうち、左側のセグメント
を外側、右側のセグメントを内側とする。また、「２９
」以上にあるストロクについては、左右のセグメントの
紐のうち、左側のセグメントを内側、右側のセグメント
を外側とする。

ただし、垂直ストロークの左右のセグメントの組か「２
つ」をはさむような場合は、左側のセグメントを外側、
右側のセグメントを内側とする。

水平／垂直境界線情報テーブルには、上側の場合は「１
」を書き込み、下側の場合は「０」を書き込む。

以上に述べた動作により、水平／垂直境界線情報テーブ
ルには、水平及び垂直境界線情報数、セグメントのχ、
ｙ座標値、セグメントの上下／左右位置情報、並びに、
セグメントの水・１孔又は垂直ストロークにおける内側
位置又は外側位置を示す境界線位置情報が書き込まれる
ことになる。

なお、この実施例では、セグメントの中点からｙ軸の正
方向又はχ軸の負方向にセグメントが幾つあるかを調べ
、その数によってセグメントの上下／左右を判断するよ
うにしているが、中点からｙ軸の負方向又はχ軸の正方
向を見るようにしてもよい。

また、境界線位置情報を抽出する際に、あらかしめ設定
された基準値として、全セグメントにおけるχ又はｙ座
標値の最大値と最小値の平均値を使用しているが、基準
値は必ずしもそれに限定されるものではない。

次に、第２図に示したアウトラインフォントブタから、
水平及び垂直境界線情報を抽出する場合のＣＰＵ５の処
理手順を第４図のフローチャトに基づいて説明する。

まず、セグメント情報抽出１段１１は水平ストロークの
セグメントの傾きが水〒かどうか（ステップ１０１）、
セグメントの長さがしきい値以上かどうかを判定しくス
テップ１０２）、セグメントの傾きが水平で長さがしき
い値以上であるときは、セグメントのｙ座標値を取る（
ステップ１０３）。続いて、セグメントの中点からｙ軸
のｉＥ力方向ある他のセグメントの数に基づいて、その
セグメントの上下方向を判断し、上ド位置情報を抽出す
る（ステップ１０４）。次に、ステップ１０３て取った
ｙ座標値と同し座標値を以前に取っていないときは（ス
テップ１０５）、ステップ１０３で取ったｙ座標値を記
憶する（ステップ１（１６）。そして、以上の処理を全
てのセグメントについて終了したかどうかｔ１１定しく
ステップ１ｏ７）、終了していないときは次のセグメン
トを見る（ステップ１０８）。

このようにして全てのセグメントを参照した後は、水平
／垂直境界線情報テーブルに水平境界線情報数、小さい
順に並べ替えたｙ座標値、上Ｆ位置情報を書き込む（ス
テップ１０９〜１１１）。

次に、セグメント情報抽出手段１１は垂直ストロークの
セグメントの傾きと長さに基づいてχ座標値を抽出する
と共に、セグメントの中点からχ軸の負方向にある他の
セグメントの数に基づいて、そのセグメントの左右方向
を判断し、左右位置情報を抽出する（ステップ１１２〜
１１９）。そして、全てのセグメントを参照した後は、
水平／垂直境界線情報テーブルに垂直境界線情報数、小
さい順に並べ替えたχ座標値、左右位置情報を書き込む
（ステップ１２０〜１２２）。

次に、境界線位置情報抽出手段１２は、水平／垂直境界
線情報テーブルに書き込まれたｙ又はχ座標値と、全セ
グメントにおけるｙ又はχ座標値の最大値と最小値の平
均値に基づいて、セグメントの水平又は垂直ストローク
の内側位置又は外側位置を示す境界線位置情報を抽出し
、水平／垂直境界線情報テーブルに書き込む（ステップ
１２３）ＣＰＵ５は、このようにして抽出された水平及
び垂直境界線情報とセグメントデータ、及び文字幅情報
に基づいてアウトラインフォントデータを拡大又は縮小
し、補正処理を施した後、ビットマツプ上に展開する（
ステップ１２４）。

なお、ステップ１０１及びステップ１１２において、傾
きを厳密に水平又は垂直とせずに、ある程度の誤差（例
えば、±０．０５°）内であれば、境界線情報をとるよ
うにしてもよい。このとき、χ又はｙ座標値はセグメン
トを構成する制御点のχ又はｙ座標値の平均をとる。ま
た、ステップ１０５及び１１６で、座標値だけでなくセ
グメントの上下又は左右も同じであれば、同し値と判断
するようにしてもよい。この場合も、厳密に同し座標値
とせずに、ある程度の誤差内であれば、同し値と判断す
るようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明に係わる文字・図形描画
装置は、アウトラインフォントデータの各セグメントを
順番に一つづつ検査し、水平及び垂直境界線情報数、セ
グメントのχ、ｙ座標値、セグメントの上下左右に関す
る情報、並びに、ストロークの内側位置又は外側位置を
示す情報を水平及び垂直境界線情報として抽出するよう
にしたため、元データの形状か複雑な場合や、文字、図
形の数が多い場合でも、人間が最初から手動で作成する
よりも、少ない時間と労力で水平及び垂直境界線情報を
得ることができる。また、データを修＋［するにしても
、新たに作成するよりは、はるかに少ない作業量で済ま
せることかできる。

さらには、水平及び垂直境界線情報を水平／垂直境界線
情報テーブルなどに記憶させておがず、ビットマツプ上
に展開する際に逐次抽出するようにすれば、メモリの記
ｔＩ！容量を節約することができる。

第１図はこの発明に係わる文字・図形描画装置の一実施
例を示す機能ブロック図、第２図はメモリ上に展開され
たアウトラインフォントデータの一例を示す説明図、第
３図は水平／垂直境界線情報テーブルの一例を示す説明
図、第４図はアウトラインフォントデータから水平及び
垂直境界線情報を抽出する場合のＣＰＵの処理千順を示
すフロチャートである。

５・・・ＣＰＵ　（中央処理装置）、６・・・記憶装置
、７・・ＲＡＭ、８・・・プログラムメモリ、１１・・
・セグメント情報抽出１段、１２・・・境界線位置情報
抽出手段。

【図面の簡単な説明】

５Ｊ 第２ 図 第３ 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 文字・図形の元データを読取り、ビットマップ上に展開
   する文字・図形描画装置において、文字・図形を構成す
   るセグメントの傾きと長さ情報に基づいて、セグメント
   のχ又はｙ座標値を抽出すると共に、各セグメントの中
   点から座標軸方向にある他のセグメントの数に基づいて
   、当該セグメントの上下／左右位置情報を抽出するセグ
   メント情報抽出手段と、 前記セグメントのχ又はｙ座標値と、あらかじめ設定さ
   れた基準値に基づいて、セグメントの水平又は垂直スト
   ロークにおける内側位置又は外側位置を示す境界線位置
   情報を抽出する境界線位置情報抽出手段と、 を具えたことを特徴とする文字・図形描画装置。