JPH04104157U - バルブローテーシヨン機能付きアーマチユア - Google Patents
バルブローテーシヨン機能付きアーマチユアInfo
- Publication number
- JPH04104157U JPH04104157U JP1304791U JP1304791U JPH04104157U JP H04104157 U JPH04104157 U JP H04104157U JP 1304791 U JP1304791 U JP 1304791U JP 1304791 U JP1304791 U JP 1304791U JP H04104157 U JPH04104157 U JP H04104157U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- poppet valve
- valve
- fuel
- rotation function
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims abstract description 35
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子制御のユニットインジェクタにおいて、
ポペット弁が開閉する際、その上下動によりポペット弁
にバルブローテーション機能を付与し、ポペット弁シー
ト部の耐久性を向上させる。 【構成】 本考案はアーマチュア1の燃料通路の中心軸
と、ポペット弁の中心軸とを平行とせず、一定角度だけ
傾斜させたものである。アーマチュア1が配設されてい
るアーマチュア室6には常時燃料で満されているので、
ポペット弁2が開閉時上下動すると、該ポペット弁に直
角状に固定されたアーマチュア1の燃料通路3を燃料が
通り抜けることになり、その際の流体力によりポペット
弁に対し上下動時逆方向の回転力が付与され、弁とシー
ト部のすり合せが行われ、該部の耐久性が向上するよう
に構成したものである。
ポペット弁が開閉する際、その上下動によりポペット弁
にバルブローテーション機能を付与し、ポペット弁シー
ト部の耐久性を向上させる。 【構成】 本考案はアーマチュア1の燃料通路の中心軸
と、ポペット弁の中心軸とを平行とせず、一定角度だけ
傾斜させたものである。アーマチュア1が配設されてい
るアーマチュア室6には常時燃料で満されているので、
ポペット弁2が開閉時上下動すると、該ポペット弁に直
角状に固定されたアーマチュア1の燃料通路3を燃料が
通り抜けることになり、その際の流体力によりポペット
弁に対し上下動時逆方向の回転力が付与され、弁とシー
ト部のすり合せが行われ、該部の耐久性が向上するよう
に構成したものである。
Description
【0001】
本考案はディーゼル機関の電子制御ユニットインジェクタに用されるバルブロ
ーテーション機能付きアーマチュアに関する。
【0002】
図9〜10に示す従来形アーマチュア1の燃料通路3は、その中心軸がポペッ
ト弁2の中心軸と平行となっていたので、ソレノイド4のON,OFFによるポ
ペット弁2が上下運動して開閉する際ポペット弁2は燃料で満たされたアーマチ
ュア室内のアーマチュア1を介してポペット弁2に回転力を発生することはなか
った。
【0003】
前記のとおり図9,10に示す従来例ではアーマチュア1の上下運動の際周方
向の回転力を生じないため、ポペット弁2は単純に上下運動をするだけで、ポペ
ット弁2とそのシート部は常に同じ部分の接触となっていた。
一方アーマチュアに働く外力は、アーマチュアの倒れや燃料供給口,排出口の
非対称のレイアウトの影響で、アーマチュア1に対して均一に作用せず、ポペッ
ト弁2を傾かせる成分が発生している。このためポペット弁1のシート部は片当
りとなり、シート部の劣化が早くなる欠点があった。
【0004】
本考案の目的は前記従来装置の問題点を解消し、アーマチュア内部の燃料通路
を流れる燃料の作用力によりアーマチュアが上下動する際に異なる方向の回転力
を生じさせ、これによりバルブローテーションの機能を付加し、ポペット弁シー
ト部の耐久性を向上させるように構成したものである。
【0005】
本考案はアーマチュアの燃料通路の中心軸と、ポペット弁の中心軸と平行とせ
ず、一定角度だけ傾斜させ、その燃料通路を通過する流体力により、ポペット弁
に対し回転力を生じさせ、バルブローテーションの機能を付加し前記課題の解消
をはかるように構成したものである。
【0006】
本考案は前記のとおり構成し、アーマチュアに加工された複数の燃料通路の中
心軸を従来のようにポペット弁の中心軸と平行にしないで、ある方向へ一定の角
度だけ傾けて削設されているので、その内部を通過する燃料の作用力によりポペ
ット弁に回転力を生じ、これによりバルブローテーションの機能が付加され、ポ
ペット弁シート部の耐久性を向上させることができる。
【0007】
以下図1〜8を参照し本考案の一実施例について説明する。
【第1実施例】
図8は本考案が適用される電子制御ユニットインジェクタの構造概要図、図1
は本考案の第1実施例に係る平面図、図2は図1のA−A断面図である。以上の
図で1はアーマチュア、2はポペット弁、3は燃料通路、4はコア、5はリター
ンスプリング、6はアーマチュア室内部、7はバルブストッパ、8はインジェク
タボディ、9は燃料供給口、10は高圧燃料連絡通路、11は燃料排油口、12
は排油燃料連絡通路、13はスペーサ、14はコイル、15はソレノイド外殻樹
脂である。
【0008】
次に前記実施例の作用について説明する。
図8でコイル14に電流が流れると、コア4とアーマチュア1の間に磁力によ
る吸引力が働き、リターンスプリング5のばね力に打勝ちアーマチュア1は上方
に引き上げられる。この時アーマチュア1はその上面全体に満された燃料の流体
抵抗を受ける。この時アーマチュア上面の流体はアーマチュア1の内部に設けら
れた燃料通路3を通ってアーマチュアの下方に通り抜ける。このとき本考案では
従来例と異なり燃料通路の中心軸がポペット弁2の中心軸に対して平行ではなく
、ある角度だけ傾斜させているため、燃料が燃料通路3を通り抜ける際、流体抵
抗によりポペット弁2のまわりに回転力を与える。
【0009】
次いでソレノイド14の電流が切られると、吸引力が消滅し、リターンスプリ
ング5のばね力でアーマチュア1は押し下げられるが、このときアーマチュア1
の下面全面に存在している燃料が抵抗となり、燃料通路3を通過する際、ポペッ
ト弁2の中心軸に対し引き上げの時と反対方向の回転力を生じる。このようにポ
ペット弁2は上下動する際、自動的に反対方向の回転運動を起す。
【0010】
ところが第1実施例のように単に燃料通路3の中心線がポペット弁2の中心線
に対して一定角度だけ傾斜させているだけでは、アーマチュアの上下動の際バル
ブローテーションは起るが上下動での回転角が同等となり、ポペット弁2とシー
ト部とのすり合せには役立っているが、ポペット弁とインジェクタボディのシー
ト部の平均的位相は殆ど変らないため、その部分の耐久性の向上の面よりその効
果が十分とは云えない問題点があった。そこで次の第2〜4実施例ではポペット
弁2が上下動する際の回転角が異なるような手段をこうじて、さらに一層の効果
を期待できるようにしたものである。
【0011】
【第2実施例】
図3の第2実施例の平面図、図4は図3のC−C断面図である。この実施例で
はアーマチュア下面かど部を面取りしたので、上下方向に非対称な形状となり、
ポペット弁2の上下動の際燃料通路3を通り抜ける燃料流量に差を生じる。その
結果ポペット弁2の回転角も上下方向で異なるようになり、ポペット弁2とイン
ジェクタボディのシート部の平均的位相は一方向に回転するようになるため、第
1実施例にくらべ一層の耐久性が期待できる。
【0012】
【第3実施例】
図5に示す第3実施例では、アーマチュア上下面の燃料通路3の開口部のセン
タをつらねる円周径を変えたもので、同様の効果が得られる。
【0013】
【第4実施例】
図6〜7図に示す第4実施例では、アーマチュア1の上下面における燃料通路
3の入り口部分の面取の大きさを変化させることにより、燃料通路3を通り抜け
る流量を変えて、ポペット弁2に対する回転力を上下で異なるようにしたので第
2実施例と同様の効果が得られる。
【0014】
本考案のバルブローテーション機能付きアーマチュアは、前記のとおり構成し
たので、ポペット弁が上下動して開閉する際、中心線のまわり逆方向の回転力を
生じ、これによりポペット弁にバルブローテーションの機能が付加され、ポペッ
ト弁シート部の耐久性を向上させることができる。
【図1】本考案の第1実施例に係るアーマチュアの平面
図
図
【図2】図1のA−A断面
【図3】本考案の第2実施例に係るアーマチュアの平面
図
図
【図4】図3のC−C断面図
【図5】本考案の第3実施例に係るアーマチュアの平面
図
図
【図6】本考案の第4実施例に係るアーマチュアの平面
図
図
【図7】図6のD−D断面図
【図8】本考案の適用される電子制御ユニットインジェ
クタの構造概要図
クタの構造概要図
【図9】従来例の図1の応当図
【図10】図1のA−A断面図
1 アーマチュア
2 ポペット弁
3 燃料通路
4 ソレノイドコア
6 アーマチュア室
14 コイル
Claims (1)
- 【請求項1】 断面形状が円形のアーマチュアを持つ電
子制御のユニットインジェクタにおいて、中心軸をある
方向に一定角度だけ傾斜させてアーマチュアに加工され
た複数の燃料通路を有してなり、該燃料通路の内部を通
過した燃料の流体力により回転力を生じさせ、これによ
りバルブローテーションの機能を付加し、ポペット弁シ
ート部の耐久性を向上させたバルブローテーション機能
付きアーマチュア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1304791U JPH04104157U (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | バルブローテーシヨン機能付きアーマチユア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1304791U JPH04104157U (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | バルブローテーシヨン機能付きアーマチユア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04104157U true JPH04104157U (ja) | 1992-09-08 |
Family
ID=31747284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1304791U Withdrawn JPH04104157U (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | バルブローテーシヨン機能付きアーマチユア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04104157U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210072541A (ko) * | 2019-12-09 | 2021-06-17 | 주식회사 현대케피코 | 인젝터에 내장되는 아마추어 |
-
1991
- 1991-02-18 JP JP1304791U patent/JPH04104157U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210072541A (ko) * | 2019-12-09 | 2021-06-17 | 주식회사 현대케피코 | 인젝터에 내장되는 아마추어 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950518 |