JPH09273460A - 溝付きソリッドアーマチュア - Google Patents

溝付きソリッドアーマチュア

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JPH09273460A
JPH09273460A JP10873196A JP10873196A JPH09273460A JP H09273460 A JPH09273460 A JP H09273460A JP 10873196 A JP10873196 A JP 10873196A JP 10873196 A JP10873196 A JP 10873196A JP H09273460 A JPH09273460 A JP H09273460A
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JP
Japan
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armature
solid armature
solid
poppet valve
fuel
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10873196A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Ozawa
和浩 小沢
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の溝付きソリッドアーマチュアの課題
は低コスト、耐久性、信頼性を確保しつつ、コイル通電
終了時に発生する渦電流を押え、又流体抵抗を減じポペ
ット弁の応答性を向上させ得るソリッドアーマチュアを
提供することである。 【解決手段】 電子制御のユニットインジェクタに用い
られるソリッドアーマチュアにおいてソリッドアーマチ
ュアの吸引側面に複数の溝を設け、又前記溝の底に複数
の穴をあけることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディーゼル機関の電
子制御ユニットインジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子制御ユニットインジェクタの
ソリッドアーマチュアは低コストで信頼性は高いが、ソ
レノイド通電終了時に吸引面に発生する渦電流が大きく
ポペット弁の応答性が悪くなっていた。一方ポペット弁
の応答性改善のためアーマチュアの積層化という手法を
取ると、ソレノイド通電終了時に吸引面に発生する渦電
流が小さくなり、応答性向上には効果があるがコストの
増加を招き、さらに構造の複雑化によりアーマチュアの
耐久性と信頼性を低下させる要因となっていた。
【0003】従来例を図10〜12によって説明する。
図10は従来例のソリッドアーマチュアの斜視図、図1
1は図10に対応する上面図、図12は従来例のソリッ
ドアーマチュアを使用した電子制御ユニットインジェク
タの断面図である。図12において1はソレノイド外殻
樹脂、4はボルト、6はスペーサ、7はアーマチュア
室、9は燃料供給口、11は燃料排油穴、12はバルブ
ストッパ、13は排出燃料連絡路である。
【0004】コイル3に電流が流れるとコア2とソリッ
ドアーマチュア5の間に磁力による吸引力が働きリター
ンスプリング15の力に打ち勝ちソリッドアーマチュア
5は上方へ動く。このときポペット弁14もソリッドア
ーマチュア5とともに上方へ動きポペット弁14の肩が
インジェクタボディ8の弁座に当接すると高圧燃料連絡
通路10内の圧力が上昇して開弁圧に達すると燃料噴射
が始まる。
【0005】コイル3の電流が遮断されるとコア2とソ
リッドアーマチュア5の間に働いていた磁力が消滅し、
リターンスプリング15の力によりソリッドアーマチュ
ア5とポペット弁14は下方へ動き、ポペット弁14の
肩がインジェクタボディ8の弁座から離れて高圧燃料通
路10内の圧力が低下し、閉弁圧に達すると燃料噴射は
終了する。この燃料噴射終了時ソレノイド通電終了時
に、ソリッドアーマチュア5の吸引面に渦電流が発生す
るため、電流の切れが悪くなりポペット弁14の応答性
が悪化する。一方ソリッドアーマチュア5と略同形の積
層板で作ったものが知られている。このものでは前記渦
電流は小さくなり応答性は向上するが、逆にコストの増
大と構造の複雑化によりアーマチュアの耐久性と信頼性
を低下させる要因となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前項で述べたように、
従来の電子制御ユニットインジェクタのソリッドアーマ
チュアは、低コスト・高信頼性が確保できるもののソレ
ノイド通電終了時に発生する渦電流が大きいためポペッ
ト弁の応答性が悪化し、又アーマチュアの積層化を図る
とポペット弁の応答性は向上するもののコスト増加と耐
久性・信頼性の低下を招く不具合があった。
【0007】本発明の目的は前記不具合を解消し低コス
ト、耐久性、信頼性を確保しつつソレノイド通電終了時
に発生する渦電流を抑制し、又流体抵抗を減じポペット
弁の応答性を向上させることが可能なソリッドアーマチ
ュアを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の溝付きソ
リッドアーマチュアは、電子制御のユニットインジェク
タに用いられるソリッドアーマチュアにおいて、ソリッ
ドアーマチュアの吸引面に複数の溝を有することを特徴
としている。
【0009】請求項2記載のソリッドアーマチュアは請
求項1記載のソリッドアーマチュアにおいて、それぞれ
の溝の中に複数の穴があけられていることを特徴として
いる。
【0010】ソリッドアーマチュアの吸引面に設けられ
た溝は通電終了時渦電流の発生を押え、又溝内にあけら
れた穴はソリッドアーマチュア上下間の燃料の流通をよ
くしてスクイーズ力を小さくし、ソリッドアーマチュア
の応答性をよくする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
第1実施の形態を図1,2によって説明する。図1は本
発明の第1実施の形態のソリッドアーマチュアの斜視
図、図2は図1に対応する上面図である。ソリッドアー
マチュア5aの上面には複数の溝が設けられている。前
記溝は積層板と同様に渦電流の発生を抑制しポペット弁
の下り応答性を改善する。
【0012】本発明の第2実施の形態を図3,4によっ
て説明する。図3は本発明の第2実施の形態のソリッド
アーマチュアの上面図、図4は本発明の第2実施の形態
のソリッドアーマチュアを用いた電子制御ユニットイン
ジェクタの断面図である。図4において1はソレノイド
外殻樹脂、2はコア、3はコイルでコア2に巻かれてい
る。4はボルト、5bはソリッドアーマチュアでコア2
に対向する側の面(吸引面)に複数の溝が設けられ且そ
のそれぞれの溝の底に複数の穴があけられている。ボル
ト4はソリッドアーマチュア5bをポペット弁に締めつ
けている。
【0013】6はスペーサ、7はアーマチュア室でスペ
ーサ6の内側に設けられている。8はインジェクタボデ
ィ、9は燃料供給口、10は高圧燃料連絡通路、11は
燃料排油穴、15はリターンスプリングでポペット弁1
4をボルト4を介して開側へ付勢している。
【0014】前記第2実施の形態の作用を説明する。コ
イル3に電流を流すとコア2とソリッドアーマチュア5
bの間に磁力による吸引力が働きリターンスプリング1
5の力に抗してソリッドアーマチュア5bは上方へ動
く。ソリッドアーマチュア5bが動くとき前記溝にあけ
られた穴により前記ソリッドアーマチュアの上下面間を
連通して燃料を流し、アーマチュアの運動に対する抵抗
を減らす。磁力による保持力に影響する有効磁路面積を
減らさないで燃料通路用の穴を設けたことが特徴であ
る。
【0015】ポペット弁14はソリッドアーマチュア5
bとともに上方へ動き、ポペット弁14の肩がインジェ
クタボディ8の弁座に当接し、高圧燃料通路10内の圧
力が上昇し開弁圧に達すると燃料噴射が始まる。次にコ
イル3に流れている電流が遮断されると、コア2とソリ
ッドアーマチュア5bの間に働いている磁力が消滅し、
リターンスプリング15の力によりソリッドアーマチュ
ア5bとポペット弁14は下方へ動きポペット弁14の
肩が弁座を離れ、高圧燃料連絡通路10内の圧力が低下
し、閉弁圧に達すると燃料噴射が終了する。
【0016】前記コイル3の通電終了時にソリッドアー
マチュア5bに設けられた前記複数の溝は前記積層化し
たアーマチュアと同様に渦電流の発生を抑制しポペット
弁14の下降の応答性を改善する。
【0017】本発明の第3実施の形態を図5によって説
明する。図5は第3実施の形態のソリッドアーマチュア
5cの上面図である。これは機械加工時間、コストを低
減させるためソリッドアーマチュアに加工する溝の数と
その中にあけられる穴の数を減じたものである。その他
は前記第2実施の形態と同様である。
【0018】本発明の第4実施の形態を図6,7によっ
て説明する。図6は発明の第4実施の形態のソリッドア
ーマチュア5dの斜視図、図7は図5に対応する上面図
である。発明の第4実施の形態はソリッドアーマチュア
が円形断面のもので、溝を放射状に配置している。
【0019】本発明の第5実施例を図8によって説明す
る。図8は発明の第5実施の形態のソリッドアーマチュ
ア5eの上面図である。ソリッドアーマチュアが円形断
面のものに放射状の溝を設け、更にその溝の底に燃料油
のスクイーズ力の低減を狙って燃料流通用の穴を設けた
もので、それ以外は前記第4実施の形態と同様である。
【0020】本発明の第6実施の形態を図9によって説
明する。図9は発明の第6実施の形態のソリッドアーマ
チュア5fの上面図である。発明の第6実施の形態のソ
リッドアーマチュア5fは円形断面のもので、設けられ
る放射状溝とその底にあけられる穴の数を増してポペッ
ト弁の応答性を更に向上させたものである。
【0021】
【発明の効果】本発明は電子制御インジェクタにおい
て、ソリッドアーマチュアのソレノイド吸引面に細かい
溝加工を施し、さらに該溝の中に多数の燃料通路用の穴
を設けたことにより次の効果を生じる。即ちソレノイド
通電終了時に本発明によるソリッドアーマチュアでは前
記吸引面の複数の細い溝が積層板と同様に作用し、吸引
面の渦電流を抑制するように機能することによりポペッ
ト弁の立下り応答性が改善される。また吸引面の溝の中
に設けられた多数の燃料通路用の穴がアーマチュアの吸
引面と反吸引面との間の燃料の出入りを円滑にして燃料
のスクイーズ力を低減させ、ポペット弁の応答性を更に
向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態のソリッドアーマチュ
アの斜視図
【図2】図1に対応する上面図
【図3】本発明の第2実施の形態のソリッドアーマチュ
アの上面図
【図4】本発明の第2実施の形態のソリッドアーマチュ
アを用いた電子制御のユニットインジェクタの断面図
【図5】本発明の第3実施の形態のソリッドアーマチュ
アの上面図
【図6】本発明の第4実施の形態のソリッドアーマチュ
アの斜視図
【図7】図6に対応する上面図
【図8】本発明の第5実施の形態のソリッドアーマチュ
アの上面図
【図9】本発明の第6実施の形態のソリッドアーマチュ
アの上面図
【図10】従来例のソリッドアーマチュアの斜視図
【図11】図10に対応する上面図
【図12】従来例のソリッドアーマチュアを用いた電子
制御のユニットインジェクタの断面図
【符号の説明】
1…ソレノイド外殻樹脂、2…コア、3…コイル、4…
ボルト、5,5a,5b,5c,5e,5f…ソリッド
アーマチュア、6…スペーサ、7…アーマチュア室、8
…インジェクタボディ、9…燃料供給口、10…高圧燃
料連絡通路、11…燃料排油穴、12…バルブストッ
パ、13…排出燃料連絡通路、14…ポペット弁、15
…リターンスプリング。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子制御のユニットインジェクタに用い
    られるソリッドアーマチュアにおいて、ソリッドアーマ
    チュアの吸引面に複数の溝を有することを特徴とする溝
    付きソリッドアーマチュア。
  2. 【請求項2】 それぞれの溝の中に複数の穴があけられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の溝付きソリッド
    アーマチュア。
JP10873196A 1996-04-05 1996-04-05 溝付きソリッドアーマチュア Withdrawn JPH09273460A (ja)

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JP10873196A JPH09273460A (ja) 1996-04-05 1996-04-05 溝付きソリッドアーマチュア

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20030701