JPH0410408Y2 - - Google Patents

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JPH0410408Y2
JPH0410408Y2 JP18520786U JP18520786U JPH0410408Y2 JP H0410408 Y2 JPH0410408 Y2 JP H0410408Y2 JP 18520786 U JP18520786 U JP 18520786U JP 18520786 U JP18520786 U JP 18520786U JP H0410408 Y2 JPH0410408 Y2 JP H0410408Y2
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JP
Japan
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piston rod
guide bar
support member
guide
cylinder device
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JP18520786U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シリンダ装置に関し、特に、ピスト
ンロツドの空転を防止する機構を備えたシリンダ
装置に関する。
〔従来の技術〕
たとえば、ピストンロツドの先端部にロボツト
ハンドなどを固定して使用されるシリンダ装置に
おいては、ピストンロツドの空転を防止してロボ
ツトハンドなどを安定かつ精密な動作を実現する
などの目的で、次のような構造の空転防止機構を
設けることが考えられる。
すなわち、シリンダ本体の壁面にピストンロツ
ドと平行なガイド穴を穿設し、このガイド穴に一
端が移動自在に挿入されるガイドバーの他端部を
支持部材などを介してピストンロツドに固定する
ことにより、ピストンロツドの軸方向の変位を拘
束することなく該ピストンロツドの空転が防止さ
れるようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記のような構造の空転防止機構に
おいては、ガイド穴に挿入されるガイドバーの軸
方向の変位を円滑にするために、通常、ガイドバ
ーの外周とガイド穴の内周との間に所定の大きさ
の隙間を設けることが必要となるが、この隙間の
分だけピストンロツドが軸の回りに遊動状態とな
ることは避けられず、ピストンロツドの空転防止
精度が低下される原因となつていることを本考案
者は見い出した。
本考案の目的は、ピストンロツドの空転防止精
度を向上させることが可能なシリンダ装置を提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、シリンダ本体に、このシリンダ本体
の外部に突出されるピストンロツドに平行に設け
られたガイドバーの一端を固定し、ピストンロツ
ドの一部に固定された支持部材をピストンロツド
の軸方向の変位を拘束することなくガイドバーに
係合させることによつてピストンロツドの空転を
防止してなるシリンダ装置において、支持部材に
対してガイドバーの同一側面が常に摺接されるよ
うに付勢する付勢手段を設けたものである。
〔作用〕
上記した手段によれば、ガイドバーとこのガイ
ドバーに係合される支持部材との間に所定の大き
さの隙間が存在しても、この隙間に起因してピス
トンロツドが軸の回りに遊動状態となることが防
止されるので、ピストンロツドの空転防止精度を
向上させることができる。
〔実施例 1〕 第1図は本考案の一実施例であるシリンダ装置
の一部を破断して示す正面図であり、第2図はそ
の側断面図である。
ブロツク状のシリンダ本体1の内部には、ピス
トン2が軸方向に滑動自在に収容されている。
ピストン2には、該ピストン2を軸方向に貫通
して両端がシリンダ本体1の外部に突出されるピ
ストンロツド3が止め輪4および止め輪5を介し
て係止されている。
シリンダ本体1の両端の開口部は、ピストンロ
ツド3が滑動自在に挿通されるパツキンケース6
およびパツキンケース7と、このパツキンケース
6および7の内部に収容されたロツドブツシユ8
およびロツドブツシユ9とによつてそれぞれ閉止
されており、ピストン2の両端面との間に流体室
Rおよび流体室Lがそれぞれ形成されている。
パツキンケース6と該パツキンケース6に収容
されたロツドブツシユ8、およびパツキンケース
7と該パツキンケース7に収容されたロツドブツ
シユ9は、シリンダ本体1の両端に複数の固定ボ
ルト10を介してそれぞれ係止されたエンドカバ
ー11およびエンドカバー12によつて保持され
ている。
なお、図ではエンドカバー12の側の固定ボル
ト10のみが示されている。
シリンダ本体1の側面には、前記流体室Rおよ
び流体室Lにそれぞれ連通される流体給排口1a
および流体給排口1bが形成されており、この流
体給排口1aおよび流体給排口1bを通じて、シ
リンダ本体1の内部においてピストン2の両側に
形成された流体室Rおよび流体室Lに適宜流体圧
を作用させることにより、ピストン2を介してピ
ストンロツド3に軸方向の推力が発生される構造
とされている。
ピストン2の外周部にはピストンパツキン2a
が装着されており、シリンダ本体1の内周部と該
ピストン2の外周部との間における流体の漏洩が
阻止されている。
ピストンロツド3のピストン2に対する貫通部
には、Oリング3aが装着されており、該貫通部
における流体の漏洩が防止されている。
パツキンケース6およびパツキンケース7の、
ロツドブツシユ8およびロツドブツシユ9の内端
部側におけるピストンロツド3の挿通部には、ロ
ツドパツキン6aおよびロツドパツキン7aがそ
れぞれ装着されており、パツキンケース6とロツ
ドブツシユ8、およびパツキンケース7とロツド
ブツシユ9に対するピストンロツド3の挿通部に
おける流体の漏洩が防止されている。
シリンダ本体1の両端部に挿入されるパツキン
ケース6およびパツキンケース7の内端部の外周
には、Oリング6bおよびOリング7bがそれぞ
れ装着されており、パツキンケース6およびパツ
キンケース7の外周部とシリンダ本体1の内周部
との間における流体の漏洩が阻止されるように構
成されている。
シリンダ本体1の両端に設けられたエンドカバ
ー11およびエンドカバー12の外面には、複数
の固定ボルト13および固定ボルト14を介して
ストツパプレート15およびストツパプレート1
6が係止されている。
ピストンロツド3の両端部には、複数のナツト
17、ナツト18およびナツト19、ナツト20
がそれぞれ螺着されており、このナツト17およ
びナツト19のストツパプレート15およびスト
ツパプレート16に対する当接位置を変化させる
ことによつて、ピストンロツド3の軸方向の往復
運動におけるストロークが調整可能にされてい
る。
また、ピストンロツド3の内部には、軸方向に
貫通する流体通路3bが形成されており、外部に
特別な配管などを設けることなく、たとえば、該
ピストンロツド3の一端に装着される図示しない
ロボツトハンドなどを駆動する流体の給排操作な
どが可能にされている。
ピストンロツド3の一端には、前記の複数のナ
ツト19およびナツト20に挟持されることによ
つて支持部材21が固定されており、さらに、シ
リンダ本体1において、前記支持部材21が位置
される側の端面に装着されたエンドカバー12に
は、ピストンロツド3に対して軸が平行にされる
とともに前記支持部材21のガイドブツシユ22
に滑動自在に挿通されるガイドバー23の固定端
23aが圧入されて固定されている。
そして、ピストンロツド3に固定された支持部
材21が、該ピストンロツド3の軸方向における
変位を拘束することなくガイドバー23によつて
軸方向に案内されることにより、ピストンロツド
3の外力などによる空転が防止されている。
この場合、支持部材21の内部には、ガイドブ
ツシユ22の側面に形成された貫通孔22aを通
じてガイドバー23の側面に摺接される球体24
aと、スペーサ24bを介して該球体24aをガ
イドバー23に密着させる方向に付勢するばね2
4cと、支持部材21に螺着されてばね24cを
支持する止めねじ24dとからなる付勢手段24
が設けられており、支持部材21に設けられたガ
イドブツシユ22に挿通されるガイドバー23の
同一の側面が、常にガイドブツシユ22に摺接さ
れることによつて、ガイドブツシユ22の内周と
ガイドバー23の外周との隙間などに起因するピ
ストンロツド3のわずかな空転などが防止される
構造とされている。
以下、本実施例の作用について説明する。
まず、流体給排口1a,1bを通じてシリンダ
本体1の内部におけるピストン2の右(左)側の
流体室R,Lに流体圧を作用させるとピストン2
およびピストンロツド3は第2図の左(右)方向
に移動される。
この時、ピストンロツド3に固定されて移動さ
れるとともにガイドバー23が滑動自在に挿通さ
れた支持部材21が、ピストンロツド3の軸方向
の変位を拘束することなくガイドバー23によつ
て案内されることにより、軸方向に往復動される
ピストンロツド3の外力などによる空転が阻止さ
れる。
さらに、支持部材21に内蔵された付勢手段2
4の球体24aがばね24cの付勢力によつてガ
イドバー23を該ガイドバー23の軸に交差する
方向から押圧することにより、支持部材21に設
けられたガイドブツシユ22に挿通されるガイド
バー23の同一の側面が、常にガイドブツシユ2
2に摺接されるので、ガイドブツシユ22の内周
とガイドバー23の外周との隙間などに起因する
ピストンロツド3のわずかな空転などが防止さ
れ、ピストンロツド3における空転防止精度が向
上される。
この結果、たとえばピストンロツド3の先端部
に装着される図示しないロボツトハンドなどの精
密な位置保持と往復運動などが実現される。
〔実施例2〕 第3図は本考案の他の実施例であるシリンダ装
置の一部を破断して示す正面図であり、第4図は
その側断面図である。
本実施例においては、ガイドバー23が挿通さ
れる支持部材21に、該ガイドバー23が挿通さ
れるガイドブツシユ25a(貫通孔)を保持する
ブツシユプレート25bと、このブツシユプレー
ト25bを支持部材21の側面に対して、該側面
に平行な方向の所望の位置に固定する複数の固定
ボルト25cとからなる付勢手段25を備えてい
るところが前記実施例1の場合と異なるものであ
る。
すなわち、支持部材21のガイドブツシユ22
と、付勢手段25のブツシユプレート25bに装
着されたガイドブツシユ25aとにガイドバー2
3が挿通された状態で、ガイドブツシユ25aが
ガイドバー23を剪断する方向に押圧されるよう
に支持部材21に対してブツシユプレート25b
を固定することにより、ガイドブツシユ22に挿
通されるガイドバー23の同一の側面が、常にガ
イドブツシユ22に摺接されるようにして、ガイ
ドブツシユ22の内周とガイドバー23の外周と
の隙間などに起因するピストンロツド3のわずか
な空転などが防止されるようにしたものである。
これにより、前記実施例1の場合と同様に、ピ
ストンロツド3の空転防止精度を向上させること
ができる。
なお、本考案は前記実施例になんら限定される
ものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で種々
変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、前記実施例2において、支持部材2
1およびブツシユプレート25bに対してガイド
バー23を係合させる構造としては、支持部材2
1およびブツシユプレート25bにガイドバー2
3を貫通させることに限らず、支持部材21およ
びブツシユプレート25bの側端に、ガイドバー
23を保持する溝を刻設した構造としてもよい。
〔考案の効果〕
(1) シリンダ本体に、該シリンダ本体の外部に突
出されるピストンロツドに平行に設けられたガ
イドバーの一端を固定し、前記ピストンロツド
の一部に固定された支持部材を該ピストンロツ
ドの軸方向の変位を拘束することなく前記ガイ
ドバーに係合させることによつて該ピストンロ
ツドの空転を防止してなるシリンダ装置であつ
て、前記支持部材に対して前記ガイドバーの同
一側面が常に摺接されるように付勢する付勢手
段を備えた構造であるため、たとえばガイドバ
ーとこのガイドバーに係合される支持部材との
間に所定の大きさの隙間が存在しても、この隙
間に起因してピストンロツドが軸の回りに遊動
状態となることが防止されるので、ピストンロ
ツドの空転防止精度を向上させることができ
る。
(2) 前記(1)の結果、支持部材と、この支持部材に
係合されるガイドバーとの間の間隙を比較的大
きくすることが可能となり、ピストンロツドや
ガイドバー、さらには支持部材などの加工およ
び組立などにおいて必要以上に高い精度を要求
されることがなくなるので、シリンダ装置の製
造工程が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるシリンダ装置
の一部を破断して示す正面図、第2図はその側断
面図、第3図は本考案の他の実施例であるシリン
ダ装置の一部を破断して示す正面図、第4図はそ
の側断面図である。 1……シリンダ本体、1a,1b……流体給排
口、2……ピストン、2a……ピストンパツキ
ン、3……ピストンロツド、3a……Oリング、
3b……流体通路、4,5……止め輪、6,7…
…パツキンケース、6a,7a……ロツドパツキ
ン、6b,7b……Oリング、8,9……ロツド
ブツシユ、10……固定ボルト、11,12……
エンドカバー、13,14……固定ボルト、1
5,16……ストツパプレート、17,18……
ナツト、19,20……ナツト、21……支持部
材、22……ガイドブツシユ、22a……貫通
孔、23……ガイドバー、23a……固定端、2
4……付勢手段、24a……球体、24b……ス
ペーサ、24c……ばね、24d……止めねじ、
25……付勢手段、25a……ガイドブツシユ、
25b……ブツシユプレート、25c……固定ボ
ルト、R,L……流体室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シリンダ本体に、該シリンダ本体の外部に突
    出されるピストンロツドに平行に設けられたガ
    イドバーの一端を固定し、前記ピストンロツド
    の一部に固定された支持部材を該ピストンロツ
    ドの軸方向の変位を拘束することなく前記ガイ
    ドバーに係合させることによつて該ピストンロ
    ツドの空転を防止してなるシリンダ装置であつ
    て、前記支持部材に対して前記ガイドバーの同
    一側面が常に摺接されるように付勢する付勢手
    段を備えたことを特徴とするシリンダ装置。 (2) 前記付勢手段が、前記支持部材の内部に内蔵
    されて前記ガイドバーの側面に摺接される球体
    と、この球体を前記ガイドバーに密着させる方
    向に付勢するばねとからなることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のシリンダ
    装置。 (3) 前記付勢手段が、貫通孔に前記ガイドバーを
    挿通させて前記支持部材に装着されるととも
    に、前記ガイドバーを剪断する方向に押圧した
    状態で固定されるブツシユプレートからなるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のシリンダ装置。
JP18520786U 1986-12-01 1986-12-01 Expired JPH0410408Y2 (ja)

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