JPH0341139Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0341139Y2 JPH0341139Y2 JP1079386U JP1079386U JPH0341139Y2 JP H0341139 Y2 JPH0341139 Y2 JP H0341139Y2 JP 1079386 U JP1079386 U JP 1079386U JP 1079386 U JP1079386 U JP 1079386U JP H0341139 Y2 JPH0341139 Y2 JP H0341139Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- wedge
- cylinder
- shaped groove
- protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Actuator (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案はクツシヨン機構を持つシリンダ装置に
関する。
関する。
〈従来の技術〉
シリンダ装置は、シリンダ室を形成するシリン
ダ孔と、このシリンダ孔に圧油を送り、内周面の
軸方向に伸び一方の側に深くなる楔状溝を具備す
るスリーブ孔とを持つている。
ダ孔と、このシリンダ孔に圧油を送り、内周面の
軸方向に伸び一方の側に深くなる楔状溝を具備す
るスリーブ孔とを持つている。
又、ピストンは、このシリンダ孔内を摺動し、
スリーブ孔との間にこのシリンダ室を形成するピ
ストン部と、ストロークエンドにおいてこのスリ
ーブ孔内に進入しこのスリーブ孔を閉鎖する突部
とを持つている。
スリーブ孔との間にこのシリンダ室を形成するピ
ストン部と、ストロークエンドにおいてこのスリ
ーブ孔内に進入しこのスリーブ孔を閉鎖する突部
とを持つている。
そして、クツシヨン作用は、ピストンの突部が
このスリーブ孔内を摺動し、スリーブ孔の楔状溝
の開口面積を少なくし、この楔状溝を通過して流
れようとする圧油の移動を妨げる抵抗を増大さる
ことで行われている。
このスリーブ孔内を摺動し、スリーブ孔の楔状溝
の開口面積を少なくし、この楔状溝を通過して流
れようとする圧油の移動を妨げる抵抗を増大さる
ことで行われている。
〈考案が解決しようとする問題点〉
ところで、上述したような装置では、クツシヨ
ン作用の作動開始位置が一定である。このため
に、クツシヨンのきき始めを変更したい場合に
は、所定のクツシヨンの深さをもつシリンダと交
換する必要がある。
ン作用の作動開始位置が一定である。このため
に、クツシヨンのきき始めを変更したい場合に
は、所定のクツシヨンの深さをもつシリンダと交
換する必要がある。
〈問題点を解決するための手段〉
本考案は、シリンダ室を形成するシリンダチユ
ーブの両端にクツシヨンハウジングを回路動可能
に取付け、このクツシヨンハウジングに、前記シ
リンダ室に作動流体を送るとともに、内周面の軸
方向に延び一方の側に深くなる楔状溝を具備する
スリーブ孔を形成し、前記シリンダチユーブ内を
摺動するピストンには、ストロークエンドにおい
て前記スリーブ孔に嵌入して前記楔状溝の開口面
積を少なくすることにより楔状溝を通過する作動
流体の抵抗を増大される突部を形成し、この突部
の先端に前記ピストンの軸線と斜交する端面を形
成したことを特徴とするものである。
ーブの両端にクツシヨンハウジングを回路動可能
に取付け、このクツシヨンハウジングに、前記シ
リンダ室に作動流体を送るとともに、内周面の軸
方向に延び一方の側に深くなる楔状溝を具備する
スリーブ孔を形成し、前記シリンダチユーブ内を
摺動するピストンには、ストロークエンドにおい
て前記スリーブ孔に嵌入して前記楔状溝の開口面
積を少なくすることにより楔状溝を通過する作動
流体の抵抗を増大される突部を形成し、この突部
の先端に前記ピストンの軸線と斜交する端面を形
成したことを特徴とするものである。
〈実施例〉
図においてシリンダ装置は、シリンダ10と、
ピストン30と、シリンダ10の両端を係止する
係止部材50とで構成されている。
ピストン30と、シリンダ10の両端を係止する
係止部材50とで構成されている。
シリンダ10は、シリンダチユーブ11と、こ
のシリンダチユーブ11の一端115に保持さ
れ、後述する突部31が侵入する貫通孔131を
持つクツシヨンハウジング13と、他端117に
固定されるクツシヨンハウジング15とで構成さ
れている。
のシリンダチユーブ11の一端115に保持さ
れ、後述する突部31が侵入する貫通孔131を
持つクツシヨンハウジング13と、他端117に
固定されるクツシヨンハウジング15とで構成さ
れている。
クツシヨンハウジング13は、両端部が中央部
より外径が小さい段付き丸棒状で、Oリング13
5でシールされてシリンダチユーブ11に回動自
在に保持されている。クツシヨンハウジング13
には、各端面の中心に設けられ両端面を貫通する
スリーブ孔131と、このスリーブ孔131の内
周面の一部を開口とする底辺を持ち、断面が略三
角形に形成された楔状溝14と、スリーブ孔13
1より大きな内径でナツト32の逃げを目的と
し、シリンダチユーブ11との当接側から中央部
までのザグリ穴133とが形成されている。そし
て、楔状溝14の溝の深さ(三角形の高さ)は、
その断面面積がシリンダチユーブ11側が大きく
反対の端面137側が小さくなるようにシリンダ
チユーブ11から端面137の方に向かうに従つ
て直線的に浅くなつている。
より外径が小さい段付き丸棒状で、Oリング13
5でシールされてシリンダチユーブ11に回動自
在に保持されている。クツシヨンハウジング13
には、各端面の中心に設けられ両端面を貫通する
スリーブ孔131と、このスリーブ孔131の内
周面の一部を開口とする底辺を持ち、断面が略三
角形に形成された楔状溝14と、スリーブ孔13
1より大きな内径でナツト32の逃げを目的と
し、シリンダチユーブ11との当接側から中央部
までのザグリ穴133とが形成されている。そし
て、楔状溝14の溝の深さ(三角形の高さ)は、
その断面面積がシリンダチユーブ11側が大きく
反対の端面137側が小さくなるようにシリンダ
チユーブ11から端面137の方に向かうに従つ
て直線的に浅くなつている。
クツシヨンハウジング15は、両端部が中央部
より外径が小さい段付き丸棒状で、Oリング13
5でシールされてシリンダチユーブ11に固定さ
れている、クツシヨンハウジング15には、各端
面の中心に設けられ両端面を貫通するスリーブ孔
151と、このスリーブ孔151の内周面の一部
を開口とする底辺を持ち、断面が略三角形に形成
された楔状溝16とが形成されている。そして、
この楔状溝16の溝の深さ(三角形の高さ)は、
その断面面積がシリンダチユーブ11側が大きく
反対の断面157側が小さくなるように、シリン
ダチユーブ11から端面157の方に向かうに従
つて直線的に強くなつている。
より外径が小さい段付き丸棒状で、Oリング13
5でシールされてシリンダチユーブ11に固定さ
れている、クツシヨンハウジング15には、各端
面の中心に設けられ両端面を貫通するスリーブ孔
151と、このスリーブ孔151の内周面の一部
を開口とする底辺を持ち、断面が略三角形に形成
された楔状溝16とが形成されている。そして、
この楔状溝16の溝の深さ(三角形の高さ)は、
その断面面積がシリンダチユーブ11側が大きく
反対の断面157側が小さくなるように、シリン
ダチユーブ11から端面157の方に向かうに従
つて直線的に強くなつている。
ピストン軸35は相対的に外径が小、中、大と
変化する柱状であり、小径側から順に突部31と
オネジ部341とピストン保持部343が形成さ
れている。そして、ピストン保持部343に、突
部を形成するスペーサ33と、ピストン30とが
順次装着され、オネジ341の螺合する六角ナツ
ト32にて固定されている。
変化する柱状であり、小径側から順に突部31と
オネジ部341とピストン保持部343が形成さ
れている。そして、ピストン保持部343に、突
部を形成するスペーサ33と、ピストン30とが
順次装着され、オネジ341の螺合する六角ナツ
ト32にて固定されている。
突部31は、外径がスリーブ孔131の内径よ
りもわずかに小さく丸棒で、その先端には、ピス
トン軸35の軸線と斜交する傾いた端面31aが
形成されている。また、スペーサ33の外径はス
リーブ孔151の内径よりもわずかに小さく形成
され、その先端にもピストン軸35の軸線と斜交
する端面33aが形成されている。
りもわずかに小さく丸棒で、その先端には、ピス
トン軸35の軸線と斜交する傾いた端面31aが
形成されている。また、スペーサ33の外径はス
リーブ孔151の内径よりもわずかに小さく形成
され、その先端にもピストン軸35の軸線と斜交
する端面33aが形成されている。
そして、ピストン軸35は、中央部に断面方形
のキー溝353を持ち、被取付体90に取付けら
れ、キー溝353と嵌合するキー354により摺
動時に回転しないように保持されている。
のキー溝353を持ち、被取付体90に取付けら
れ、キー溝353と嵌合するキー354により摺
動時に回転しないように保持されている。
係止部材50は、エンドキヤツプ51,53
と、取付けボルト55と、ナツト57とで構成さ
れている。
と、取付けボルト55と、ナツト57とで構成さ
れている。
エンドキヤツプ51は、方形の厚板から形成さ
れたものであり、中心にクツシヨンハウジング1
3と嵌合する深穴511を有し、又、クツシヨン
ハウジング13からの油を通過させるようにこの
深穴511の底部と連結し板面にテーパネジが螺
刻されたポート513を持つ連結穴515と、4
方の角に取付けボルト55が挿通される4個の図
略の通し穴とを持つている。
れたものであり、中心にクツシヨンハウジング1
3と嵌合する深穴511を有し、又、クツシヨン
ハウジング13からの油を通過させるようにこの
深穴511の底部と連結し板面にテーパネジが螺
刻されたポート513を持つ連結穴515と、4
方の角に取付けボルト55が挿通される4個の図
略の通し穴とを持つている。
エンドキヤツプ53は、エンドキヤツプ51と
ほぼ同様の構成で、ポート533を持ち、クツシ
ヨンハウジング15と被取付体90とも間に挿入
される。そして、被取付体90に、エンドキヤツ
プ53,クツシヨンハウジング15、シリンダチ
ユーブ11、クツシヨンハウジング13、エンド
キヤツプ51がこの順に組付けられ、取付けボル
ト55とナツト57で固定されている。
ほぼ同様の構成で、ポート533を持ち、クツシ
ヨンハウジング15と被取付体90とも間に挿入
される。そして、被取付体90に、エンドキヤツ
プ53,クツシヨンハウジング15、シリンダチ
ユーブ11、クツシヨンハウジング13、エンド
キヤツプ51がこの順に組付けられ、取付けボル
ト55とナツト57で固定されている。
次にこのようにして構成されたシリンダ装置の
作用を説明する。
作用を説明する。
第1図で油がポート553の方向からポート5
13の方向に流れているものとする。ポート51
3から侵入した油はエンドキヤツプ53の連通穴
515、深穴53,スリーブ347とクツシヨン
ハウジング15の貫通孔151との間隙を通過し
てピストン33に作用力を与える。ピストン33
はこの作用力によりピストン軸35をクツシヨン
ハウシング13の方向へ移動させる。又、ピスト
ン軸35の移動により突部31は、クツシヨンハ
ウシング13の貫通孔131に侵入する。貫通孔
131にはこの移動に従つて断面面積が小さくな
る楔状溝14が形成されているために、このピス
トン30の移動により押された油はこの楔状溝1
4の間隙からポート513の方向へ移動する。つ
まり、突部31がこの貫通孔131に侵入するに
従つてポート513の方向へ移動する油の量が減
少する。従つて、ピストン軸35の移動速度が遅
くなり、クツシヨン作用が働く。そして、突部3
1は貫通孔131の終端までくるとスリーブ孔1
4の断面面積が零になるために移動しようとする
油は完全に封止されて、ピストン知る35の移動
が静かに停止する。
13の方向に流れているものとする。ポート51
3から侵入した油はエンドキヤツプ53の連通穴
515、深穴53,スリーブ347とクツシヨン
ハウジング15の貫通孔151との間隙を通過し
てピストン33に作用力を与える。ピストン33
はこの作用力によりピストン軸35をクツシヨン
ハウシング13の方向へ移動させる。又、ピスト
ン軸35の移動により突部31は、クツシヨンハ
ウシング13の貫通孔131に侵入する。貫通孔
131にはこの移動に従つて断面面積が小さくな
る楔状溝14が形成されているために、このピス
トン30の移動により押された油はこの楔状溝1
4の間隙からポート513の方向へ移動する。つ
まり、突部31がこの貫通孔131に侵入するに
従つてポート513の方向へ移動する油の量が減
少する。従つて、ピストン軸35の移動速度が遅
くなり、クツシヨン作用が働く。そして、突部3
1は貫通孔131の終端までくるとスリーブ孔1
4の断面面積が零になるために移動しようとする
油は完全に封止されて、ピストン知る35の移動
が静かに停止する。
又、クツシヨンのきき始めを変更したい時に
は、クツシヨンハウジング13を回転させてピス
トン30との相対対向角度を変えるとよい。こう
すると、突部31と楔状溝14との対向開始位置
が変わり、クツシヨンのきき始める位置が変わ
る。
は、クツシヨンハウジング13を回転させてピス
トン30との相対対向角度を変えるとよい。こう
すると、突部31と楔状溝14との対向開始位置
が変わり、クツシヨンのきき始める位置が変わ
る。
又、油がポート513からポート533の方向
へ流れる時は、クツシヨンハウジング15の楔状
溝16によりピストン軸35は、今述べたとほぼ
同様にクツシヨン作用を受ける。
へ流れる時は、クツシヨンハウジング15の楔状
溝16によりピストン軸35は、今述べたとほぼ
同様にクツシヨン作用を受ける。
〈考案の効果〉
本考案によれば、クツシヨンハウシングの回転
方向の位置を調整して、スリーブ孔とピストンの
突部との対向角度を変えることでクツシヨンのき
き始めを容易に変更することができる利点があ
る。
方向の位置を調整して、スリーブ孔とピストンの
突部との対向角度を変えることでクツシヨンのき
き始めを容易に変更することができる利点があ
る。
図は本考案の具体的な実施例に係るシリンダ装
置の横断面図である。 10……シリンダ、11……シリンダチユー
ブ、13,15……クツシヨンハウジング、1
4,16……楔状溝、30……ピストン、31…
…突部、31a,33a……端面、35……ピス
トン軸。
置の横断面図である。 10……シリンダ、11……シリンダチユー
ブ、13,15……クツシヨンハウジング、1
4,16……楔状溝、30……ピストン、31…
…突部、31a,33a……端面、35……ピス
トン軸。
Claims (1)
- シリンダ室を形成するシリンダチユーブの両端
にクツシヨンハウジングを回動可能に取付け、こ
のクツシヨンハウシングに、前記シリンダ室に作
動流体を送るとともに、内周面の軸方向に延び一
方の側に深くなる楔状溝を具備するスリーブ孔を
形成し、前記シリンダチユーブ内を摺動するピス
トンには、ストロークエンドにおいて前記スリー
ブ孔に嵌入して前記楔状溝の開口面積を少なくす
ることにより楔状溝を通過する作動流体の抵抗を
増大させる突部を形成し、この突部の先端に前記
ピストンの軸線と斜交する端面を形成したことを
特徴とするシリンダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1079386U JPH0341139Y2 (ja) | 1986-01-28 | 1986-01-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1079386U JPH0341139Y2 (ja) | 1986-01-28 | 1986-01-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62122908U JPS62122908U (ja) | 1987-08-04 |
JPH0341139Y2 true JPH0341139Y2 (ja) | 1991-08-29 |
Family
ID=30797420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1079386U Expired JPH0341139Y2 (ja) | 1986-01-28 | 1986-01-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0341139Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-01-28 JP JP1079386U patent/JPH0341139Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62122908U (ja) | 1987-08-04 |
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