JPH047371Y2 - - Google Patents

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JPH047371Y2
JPH047371Y2 JP1985151204U JP15120485U JPH047371Y2 JP H047371 Y2 JPH047371 Y2 JP H047371Y2 JP 1985151204 U JP1985151204 U JP 1985151204U JP 15120485 U JP15120485 U JP 15120485U JP H047371 Y2 JPH047371 Y2 JP H047371Y2
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rack
cylinder
piston
pinion
pistons
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JP1985151204U
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【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案はロータリアクチユエータ、特に、流体
圧によつて往復運動されるラツクに噛合されるピ
ニオンを介して軸体に揺動トルクを得るロータリ
アクチユエータに関する。
[背景技術] 一般に工作機械や各種自動機器の位置制御など
のアクチユエータとして、たとえば圧縮空気など
の流体圧エネルギを軸体などの揺動トルクとして
取り出すいわゆるロータリアクチユエータがあ
る。
このようなロータリアクチユエータとしては、
たとえば、ピニオンに噛合されるラツクと、該ラ
ツクの両端部に設けられ、流体圧によつて発生さ
れる推力をラツクに伝達するピストンとを一体に
構成することが考えられるが、ラツクとピストン
が一体に構成された形状の複雑な部品の加工や、
ラツクおよびピストンの本体に対する組み付け作
業などが複雑となり、さらに、ラツクと該ラツク
に噛合されるピニオンとの噛合状態が、ラツクに
一体に構成されたピストンの径方向の寸法のばら
つきなどによつて影響を受けるなどの欠点があ
る。
また、ラツクとピストンが一体に構成される場
合には、シリンダ内におけるラツクの摺動抵抗が
比較的大きくなるなどの欠点もある。
[考案の目的] 本考案の目的は、構成部品の製作や組立が容易
なロータリアクチユエータを提供することにあ
る。
本考案の他の目的は、構成部品の交換などの保
守作業を極めて容易に行うことが可能なロータリ
アクチユエータを提供することにある。
[考案の概要] 本考案は、流体圧によつて往復運動するラツク
に噛合するピニオンを介して軸体に揺動トルクを
得るロータリアクチユエータであつて、ラツクと
は別体で、シリンダ内においてラツクの少なくと
も一端に当接し、流体圧による推力をラツクに伝
達するピストンと、ラツクおよびピストンとは別
体でラツクよりも長さが短く、シリンダの軸方向
に相対的に移動可能にラツクを抱持して、ラツク
とピニオンとを所定の位置関係に維持するラツク
ガイドとを備えたものである。
[実施例] 図は、本考案の一実施例であるロータリアクチ
ユエータの断面図である。
本体1の内部には、図の左右方向に軸を有する
シリンダ2が貫通して形成されている。
さらに、本体1には図の紙面に垂直な方向に軸
を有するピニオン3および該ピニオン3に同軸か
つ一体に構成される揺動軸4が設けられ、ピニオ
ン3の一部は前記シリンダ2の中央部に露出され
ている。
シリンダ2の内部には、ラツク5が設けられ、
シリンダ2の内部に露出されるピニオン3に噛合
されるとともに、該ラツク5は、シリンダ2の内
周部に摺動され、該ラツク5よりもわずかに長さ
の短いラツクガイド6に抱持されることによつて
ピニオン3に対する所定の噛合状態が維持される
構造とされている。
この場合、前記ラツク5と該ラツク5を抱持す
るラツクガイド6とは別体に構成され、ラツク5
のシリンダ2の内部における軸方向の動きはラツ
クガイド6によつて拘束されない構造とされてい
る。
さらに、シリンダ2の内部においては、ラツク
ガイド6に抱持されるラツク5とは別体にされ、
該ラツク5の両端部に当接されるようにピストン
7およびピストン8が設けられ,ピストン7また
は8に発生される軸方向の推力がラツク5に伝達
される構造とされている。
ピストン7およびピストン8とシリンダ2との
摺動部にはピストンパツキン9およびピストンパ
ツキン10が装着されている。
また、本体1を貫通して形成されたシリンダ2
の両端開口部には、それぞれシリンダキヤツプ1
1およびシリンダキヤツプ12が螺着され、シリ
ンダ2の内部に位置される前記ピストン7および
8との間に流体室Rおよび流体室Lがそれぞれ形
成されている。シリンダキヤツプ11および12
のシリンダ2に対する挿入部にはOリング13お
よびOリング14がそれぞれ装着され、流体室R
およびLの気密が保持される構造とされている。
前記流体室RおよびLには、それぞれ流体給排
ポート15および流体給排ポート16が形成さ
れ、外部から流体室RおよびLの内部に交互に圧
縮空気圧などが作用されることによつて、ピスト
ン7または8を介してラツク5に軸方向の推力が
発生されるように構成されている。
また、シリンダキヤツプ11および12には、
一端がシリンダ2の内部に露出され、ピストン7
および8のストローク端部で該ピストン7および
8にそれぞれ当接されるように、ストローク調整
ねじ17およびストローク調整ねじ18が螺着さ
れており、ピストン7および8に対するそれぞれ
の当接位置を変化させることによつて、ピストン
7および8のシリンダ2の内部におけるストロー
クが調整可能にされている。
ストローク調整ねじ17および18のシリンダ
キヤツプ11および12に対する螺着部にはパツ
キン19およびパツキン20が設けられ、パツキ
ン押さえ21およびパツキン押さえ22を介し
て、ストローク調整ねじ17および18にそれぞ
れ螺着されるナツト23およびナツト24によつ
て固定されている。
以下、本実施例の作用について説明する。
はじめに、本実施例の組立作業について説明す
る。
まず、シリンダ2の両端開口部に螺着されるシ
リンダキヤツプ11および12が取り外された状
態で、ラツクガイド6に抱持されたラツク5がシ
リンダ2の内部に挿入され、所定の位置でピニオ
ン3に噛合される。
そして、シリンダ2の両端開口部からピストン
7および8がそれぞれ挿入されラツク5の両端部
に当接される。
その後、シリンダ2の両端部にシリンダキヤツ
プ11および12が螺着され、シリンダ2の内部
に流体室RおよびLが構成される。
このように、ラツク5と、該ラツク5を抱持す
るラツクガイド6、さらにはラツク5に推力を伝
達するピストン7および8が別体に構成されてい
るため、構成部品をシリンダ2の開口端から挿入
するだけで組立作業を行うことができ、組立作業
が容易となる。
次に、上記のようにして組み立てられたロータ
リアクチユエータは所定の取付機器に装着され、
給排ポート15および16は所定の流体圧源(図
示せず)に接続されるとともに、揺動軸4は所定
の負荷(図示せず)に接続される。
そして、給排ポート15および16を通じてシ
リンダ2の内部の流体室RおよびLに交互に圧縮
空気圧などを作用させることによつて、ピストン
7および8には互いに逆方向の推力が交互に発生
され、両端部がそれぞれピストン7および8に当
接されるラツク5はシリンダ2の内部において往
復運動され、ラツク5に噛合されるピニオン3に
は所定の揺動トルクが発生されピニオン3に一体
に接続される揺動軸4を介して外部の負荷(図示
せず)が駆動される。
ここで、ラツク5とピニオン3との噛み合い位
置が安定すること、すなわち、ピニオン3の半径
方向におけるラツク5の位置が安定することが、
ピニオン3に得られる揺動トルクなどを一定に保
つなどの観点から重要となるが、本実施例におい
ては、ラツク5に推力を作用させるピストン7お
よび8が該ラツク5とは別体に構成され、単に当
接されることによつて軸方向の推力のみが伝達さ
れる構造であるため、たとえば、ピストン7およ
び8の偏心などに起因して、シリンダ2の内部に
おける往復動作中に発生されるピストン7または
ピストン8の径方向の変位などがラツク5に伝達
されることがなく、ラツク5とピニオン3との噛
合状体が安定に維持できる。
さらに、ラツク5は、シリンダ2の内周部に直
接接触するラツクガイド6、さらにはピストン7
および8と別体に構成されているため、摺動抵抗
がラツク5に直接伝達されず、ラツク5自体に作
用される摺動抵抗を低減できる。
また、ラツク5がラツクガイド6、さらにはピ
ストン7および8と別体であるため、たとえばラ
ツク5とピストン7および8とを一体に構成する
場合に比較して個々の形状が簡略化され製作が容
易となる。
また、揺動軸4を所望の機器に接続した実際の
稼働状態において、ラツク5やラツクガイド6さ
らにはピストン7および8などを交換する保守作
業に際しては、まず、ラツク5の端部に当接して
いるピストン7または8をシリンダ2の外部に取
出し、さらに、ラツクガイド6を軸方向に抜き出
した後、ラツク5をピニオン3の径方向にラツク
ガイド6の幅寸法分だけ移動させて噛合状態を解
除した後、軸方向の引き出す、という前述の組立
作業とは逆の手順で分解することにより、たとえ
ば、所望の機器に結合されているピニオン3すな
わち揺動軸4を回動させることなく、容易に、ラ
ツク5、ラツクガイド6、さらにはピストン7,
8などを容易に交換することができる。
なお、本考案は前記実施例に何ら限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
更可能であることは言うまでもない。
たとえば、ラツク5のみを強度のある材質に変
えたり表面処理を実施することができる。また、
ラツクガイド6は強度に関係なく滑潤性のよい合
成樹脂等を使用することができる。
[効果] (1) 流体圧によつて往復運動するラツクに噛合す
るピニオンを介して軸体に揺動トルクを得るロ
ータリアクチユエータであつて、ラツクとは別
体で、シリンダ内においてラツクの少なくとも
一端に当接し、流体圧による推力をラツクに伝
達するピストンと、ラツクおよびピストンとは
別体でラツクよりも長さが短く、シリンダの軸
方向に相対的に移動可能にラツクを抱持して、
ラツクとピニオンとを所定の位置関係に維持す
るラツクガイドとを備えた構造であるため、ラ
ツクおよびピストンなどの構成部品の製作およ
び本体内への組み付けが容易になるとともに、
稼働状態におけるラツクやラツクガイド、ピス
トンなどの部品交換を伴う保守作業を極めて容
易に行うことができる。
(2) 前記(1)の結果、ピストンの偏心などに起因し
て、シリンダ内部における往復動作中に発生す
る該ピストンの径方向の変位などがラツクに伝
達されず、ラツクとピニオンとの噛合状体が安
定に維持できる。
(3) 前記(1)の結果、シリンダの内周部に直接接触
するラツクガイドおよびピストンに発生する摺
動抵抗がラツクに直接伝達されず、ラツク自体
に作用する摺動抵抗を低減できる。
(4) 前記(1)の結果、ラツクおよびラツクガイドを
特性の異なる別々の材料で製作することがで
き、性能および耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案の一実施例であるロータリアクチ
ユエータの断面図である。 1……本体、2……シリンダ、3……ピニオ
ン、4……揺動軸、5……ラツク、6……ラツク
ガイド、7,8……ピストン、9,10……ピス
トンパツキン、11,12……シリンダキヤツ
プ、13,14……Oリング、15,16……流
体給排ポート、17,18……ストローク調整ね
じ、19,20……パツキン、21,22……パ
ツキン押さえ、23,24……ナツト、R,L…
…流体室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体圧によつて往復運動するラツクに噛合する
    ピニオンを介して軸体に揺動トルクを得るロータ
    リアクチユエータであつて、前記ラツクとは別体
    で、シリンダ内において前記ラツクの少なくとも
    一端に当接し、前記流体圧による推力を前記ラッ
    クに伝達するピストンと、前記ラツクおよび前記
    ピストンとは別体で前記ラツクよりも長さが短
    く、前記シリンダの軸方向に相対的に移動可能に
    前記ラツクを抱持して、前記ラツクと前記ピニオ
    ンとを所定の位置関係に維持するラツクガイドと
    を備えてなることを特徴とするロータリアクチユ
    エータ。
JP1985151204U 1985-10-02 1985-10-02 Expired JPH047371Y2 (ja)

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