JPH06745A - 加圧機構 - Google Patents

加圧機構

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JPH06745A
JPH06745A JP16047992A JP16047992A JPH06745A JP H06745 A JPH06745 A JP H06745A JP 16047992 A JP16047992 A JP 16047992A JP 16047992 A JP16047992 A JP 16047992A JP H06745 A JPH06745 A JP H06745A
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JP
Japan
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pressure
concave portion
main body
movable member
fitted
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Pending
Application number
JP16047992A
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English (en)
Inventor
Koji Nishii
幸司 西井
Yoshikatsu Masutani
嘉克 舛谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASUKA TRADING KK
Eezee Rubber Yoko Kk
Original Assignee
ASUKA TRADING KK
Eezee Rubber Yoko Kk
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Publication date
Application filed by ASUKA TRADING KK, Eezee Rubber Yoko Kk filed Critical ASUKA TRADING KK
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Publication of JPH06745A publication Critical patent/JPH06745A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機械、装置類における面間に設置して遊隙を解
消する加圧機構で、常時必要な圧力を部材間に与えるこ
とができ、圧力と推力が比例する精度良い微小変位の制
御、調節を行い得る加圧機構を提供する。 【構成】一方の端面に開口する凹部3、3´を有する本
体1、1´の当該凹部に、ゴム状弾性体からなる可動部
材4、4´を嵌合し、前記凹部に連通して本体に設けた
加圧流体の供給孔6、6´から供給された加圧流体の圧
力を、本体凹部3、3´と可動部材4、4´の嵌合面で
自己シールするとともに、当該加圧流体の圧力によって
可動部材に軸方向推力を付与した加圧機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工作機械、装置など
の位置制御に有効な加圧機構に関し、例えば微小な遊隙
が存在する各部材間において、一方の部材を常時必要な
圧力で片方に圧着することにより、機械、装置などの位
置制御精度を向上させ得る加圧機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】工作機械、工作装置においては、精密な
精度の良い位置制御が要求されるが、機械、装置の位置
制御精度を上げていくためには、それらが内蔵する微小
な遊隙をなくしていくことが必要である。機械、装置自
身でそれを解決することは工作精度上困難であり、また
たとえ可能であっても運転使用中の部材間の摺動などに
よる磨耗により遊隙が発生し、また発熱などの有害な現
象も発生する。
【0003】従来の微小変位を得るためのシリンダー機
構では、シリンダーの摺動部分の圧力保持能力の精度向
上を期するほどに、推力に対する固有摩擦荷重が大とな
り、微小圧力変化による微小変位の滑らかな調節は困難
であり、結果的に圧力と推力が直線的に比例しない欠陥
がある。またシリンダーはその構造上全体的に大きくな
るため、機械、装置に内蔵するための制限を多く受ける
ことになり、このため工作機械、工作装置の精密な精度
の良い位置制御などには従来のシリンダーは利用するこ
とは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】機械、装置が内蔵する
微小な遊隙をなくして、その位置制御精度を上げていく
ために間座を挿入する技術がある。例えばボールスクリ
ュー、ベアリング、ガイドウエー等においては、鋼球と
ねじ溝面との間、移動面とガイド面との間に微小な遊隙
があり、この遊隙のため軸方向の位置制御精度が悪くな
る。このため軸方向の遊隙をゼロにするよう、ボールス
クリュー、ベアリングでは、あらかじめ鋼球とねじ溝の
間に予圧を与えるように間座を挿入することが行われ
る。
【0005】しかし間座挿入初期は予圧荷重が大きく、
機械装置を運転することにより摺動面での発熱、磨耗な
どが発生しやすく、また、運転を継続するうちには、徐
々に磨耗により予圧荷重が減少し、ついには遊隙が発生
する状態となり、間座はその機能を果たさなくなる。
【0006】また、移動面とガイド面の遊隙について
は、精度向上を図るため遊隙を小さくするように設計さ
れているが、遊隙を小さくしようとすればするほど製作
コストは大となり、また、移動部の円滑な摺動が困難に
なる。
【0007】そこでこの発明は、常時必要な圧力を部材
間に与えることができ、圧力と推力が比例する精度良い
微小変位の制御、調節を行い得るうる加圧機構を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、こ
の発明においては、機械、装置類における面間に設置し
て、低圧から高圧の広範囲の気体、液体等の加圧流体を
供給し、その供給する圧力に応じた任意の推力を、常時
一定の状態で面間に発生させることにより、機械、装置
類の微小な遊隙を解消し、よって機械、装置類の位置精
度の向上を図ったものである。
【0009】すなわち、この発明は、機械、装置類にお
ける面間に設置され、一方の面を圧着することによって
遊隙の解消を図る加圧機構に関し、一方の端面に開口す
る凹部を有する本体の当該凹部に、ゴム状弾性体からな
る可動部材を嵌合し、前記凹部に連通して本体に設けた
加圧流体の供給孔から供給された加圧流体の圧力を、本
体凹部と可動部材の嵌合面で自己シールするとともに、
当該加圧流体の圧力によって可動部材に軸方向推力を付
与するように構成したものである。
【0010】ボールスクリューのねじ軸、その他の軸体
或いはスピンドルなどに装着する場合には、本体を中央
孔を有するリング状とし、端面に開口する凹部は中央孔
の周りの全周に亘って穿設すればよい。この凹部に嵌合
するゴム状弾性体からなる可動部材は、同様にリング状
の可動部材とする。このリング状可動部材にも凹部を設
け、本体の凹部に凹部同志で空洞を形成するように嵌合
すれば、空洞内に導かれた加圧流体が可動部材に有効に
作用し、圧力に応じた軸方向推力を与えるとともに、嵌
合面における自己シールも容易・確実に達成される。
【0011】また、摺動面における圧力付与の場合のよ
うに、格別軸孔などを必要としない装置、機械を対象と
する場合には、本体を、中央部において端面に開口する
凹部が穿設された円柱状に形成し、この凹部にゴム状弾
性体からなる可動部材を嵌合するものとする。この場合
も、可動部材に凹部を設け、本体の凹部と凹部同志で空
洞を形成するように嵌合する構成とすれば、加圧流体の
圧力を有効に作用させることができる。
【0012】
【作用】上記加圧機構によれば、加圧流体の圧力に応動
するゴム状弾性体の可動部材によって遊隙を解消するよ
うな圧着状態を得るものであるから、各種装置、機械に
おいて摺動、回転などの面移動や脈動、振動などによる
応力変動をする箇所があり、微小な遊隙を圧着すること
により、当該圧着状態によって発熱、変形疲労などの有
害な現象が発生するおそれがある場合、それを検出して
気体、液体などの加圧流体の圧力を調整して適正な推力
を与えれば、常時適当な加圧力を与えることができ、圧
力と推力が比例する精度良い微小変位の制御、調節を可
能にすることができる。
【0013】移動面とガイド面の遊隙を対象とする場
合、加圧流体の圧力を微調整することにより、常に適当
な推力を与えることができるため、移動部はガイド部に
対して滑らかに、精度良く移動することが可能になる。
【0014】また、可動部材がゴム状弾性体であるた
め、推力を発生させる圧力を減圧した場合、その弾性に
より速やかに原状態に復帰することができ、圧力と推力
が比例る精度良い微小変位の制御、調節を可能としてい
る。
【0015】
【実施例】以下、添附図面に示した実施例について説明
する。
【0016】図1は、この発明に係る加圧機構の一実施
例を示す要部断面図で、1は中央孔2を有するリング状
本体で、中央孔2の周りの全周に亘って端面に開口する
凹部3が穿設されている。この凹部3は、図示の通り、
大径部3aと小径部3bからなり、大径部3aにゴム状
弾性体からなる可動部材4が嵌合されている。
【0017】ゴム状弾性体からなる可動部材4は、凹部
4aを有するリング状に形成され、本体1の凹部3の大
径部3aにおいて凹部同志で空洞5を形成するように嵌
合されている。
【0018】本体1の凹部3の小径部3bには、微調整
可能な圧力源から送給される加圧流体(水、油、空気
等)の供給孔6が連通されている。
【0019】図2は、本体1´を円柱状とした実施例を
示すもので、大径部3´aおよび小径部3´bからなる
凹部3´は、円柱状本体1´の中央部において端面に開
口して穿設されている。可動部材4´は凹部4´aを有
し、本体の凹部と凹部同志で空洞5´を形成するように
大径部3´aに嵌合され、凹部3´の小径部3´bに連
通する供給孔6´を介して供給される加圧流体の圧力を
嵌合面で自己シールするとともに可動部材4´が圧力に
応じた軸方向推力を構造である。
【0020】図3、図4、図5は、可動部材の他例を示
しており、図1および図2と同等部分は同一符号で示
す。
【0021】なお、本体1、1´は金属または硬質プラ
スチックなどで、可動部材4、4´に使用するゴム状弾
性体としては、ニトリルゴム、ウレタンゴム、熱可塑性
樹脂など、それぞれ加圧に用いる気体、液体に耐え得る
材料を使用する。
【0022】図6は、この発明の加圧機構をボールスク
リューの間座に代る予圧機構として適用した例を示す正
面図で、7はねじ軸、8はボールナットである。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したところから明らかな通り、
この発明に係る加圧機構は、ゴム状弾性体からなる可動
部材に対し、加圧流体の圧力を付与することによって、
加圧に必要な推力を得るものであるから、圧力を微調整
することによって常に適切な圧力を与えることができ、
精度良い微小変位の制御、調節を可能にしたもので、各
種装置・機械における遊隙を発熱、磨耗などの障害の発
生無く、また、円滑な摺動状態を維持しながら解消し得
るもので、ボールスクリュー、ベアリング、ガイドウエ
ー等に使用して最適の加圧機構を提供し得たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る加圧機構の一実施例を示す要部
断面図、
【図2】同加圧機構の他例を示す要部断面図、
【図3】同加圧機構に用いる可動部材の他例を示す断面
図、
【図4】さらに他の可動部材を示す断面図、
【図5】さらにまた可動部材の他例を示す断面図、
【図6】この発明の加圧機構をボールスクリューの予圧
機構として用いた例を示す正面図で、一部断面にて示
す。
【符号の説明】
1、1´……本体 2……中央孔 3、3´…
…凹部 4、4´……可動部材 5、5´……空洞 6、6´……供給孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舛谷 嘉克 大阪府大阪市中央区南船場3丁目3番10号 株式会社エーゼーゴム洋行内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の端面に開口する凹部を有する本体
    に、ゴム状弾性体からなる可動部材を嵌合し、前記凹部
    に連通して本体に設けた加圧流体の供給孔から供給され
    た加圧流体の圧力を互いの嵌合面で自己シールするとと
    もに、当該加圧流体の圧力によって可動部材に軸方向推
    力を付与したことを特徴とする加圧機構。
  2. 【請求項2】 本体が、中央孔を有するリング状をな
    し、端面に開口する凹部が中央孔の周りの全周に亘って
    穿設され、凹部を有するリング状可動部材が、上記本体
    に凹部同志で空洞を形成するように嵌合されている請求
    項1記載の加圧機構。
  3. 【請求項3】 本体が、中央部において端面に開口する
    凹部が穿設された円柱状をなし、凹部を有する可動部材
    が、上記本体の凹部に、凹部同志で空洞を形成するよう
    に嵌合されている請求項1記載の加圧機構。
JP16047992A 1992-06-19 1992-06-19 加圧機構 Pending JPH06745A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16047992A JPH06745A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 加圧機構

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JP16047992A JPH06745A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 加圧機構

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JPH06745A true JPH06745A (ja) 1994-01-11

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ID=15715847

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JP16047992A Pending JPH06745A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 加圧機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7762653B2 (en) 2005-11-14 2010-07-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tube and method of using the same

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04131550A (ja) * 1990-09-20 1992-05-06 Asuka Trading Kk ボールねじの予圧量の自動調整装置
JP3084481B2 (ja) * 1990-11-07 2000-09-04 横浜ゴム株式会社 樹脂ホースの製造方法

Patent Citations (2)

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