JPH04103838A - ディーゼルエンジンの自動燃料始動増量機能付き2本レバー式ガバナ - Google Patents

ディーゼルエンジンの自動燃料始動増量機能付き2本レバー式ガバナ

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JPH04103838A
JPH04103838A JP22370990A JP22370990A JPH04103838A JP H04103838 A JPH04103838 A JP H04103838A JP 22370990 A JP22370990 A JP 22370990A JP 22370990 A JP22370990 A JP 22370990A JP H04103838 A JPH04103838 A JP H04103838A
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高畑 正夫
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ディーゼルエンジンの始動時に、燃料始動増
量を自動的に行うように構成した2本レバー式のガバナ
に関する。
(前提構造) 本発明は、ディーゼルエンジのガバナの中でも、その基
本構造が次のようになっている形式の自動燃料始動増量
機能付き2本レバー式ガバナを前提とする。
例えば、第1図又は第14図に示すように、ディーゼル
エンジンの燃料噴射ポンプ1の燃料調量具2を、作動器
側レバー3及びスプリング側レバー4を介して、ガバナ
スプリング5で燃料増量側rへ弾圧するのに対し1作動
器側レバー3を介してガバナ作動器6で燃料減量側lへ
押圧するように構成し、 ガバナスプリング5の張力を調速レバー7で調節可能に
構成し、 スプリング側レバー4を燃料制限具8により、燃料調量
具2の全負荷位置Qfに相当する位置に受止め可能に構
成し、 燃料調量具2をスタートスプリング9で始動増量位置Q
sに弾圧可能に構成したものである。
スタートスプリング9は燃料調量具2に対して、直接係
合する場合(第1図)と、作動器側レバー(3)を介し
て係合する場合(第14図)とがある。
ガバナスプリング5は、1本のばねのみからなる場合(
図は省略)と、2本のばね(第1図、第14図)から成
る場合がある。2本のばねの場合、低速用ばね31と高
速用ばね32とを並列状に接続して成る。
必要に応じて、作動器側レバー3とスプリング側レバー
4との間にトルクスプリング30が介在する。
ガバナ作動器6としては、遠心式、空気式又は油圧式の
ものがある。
以上の前提構造は、エンジンの運転の各状態において、
次のように作用する。
a、停止状態 燃料調量具2がスタートスプリング9で始動増量位置Q
sに引かれている。
b、始動状態 燃料調量具2は、始動開始時点では始動増量位Qsにあ
り、エンジンの回転が高まるにつれて、ガバナ作動器6
で発生するガバナフォースGFが強くなり、無負荷位置
Qnに移動させられる。
C,アイドリング運転状態 ガバナフォースGFと釣り合うものが、スタートスプリ
ング9のみの場合と、スタートスプリング9と低速用ば
ね31との合力の場合とがある。
d、低速運転状態 スタートスプリング9と低速用ばね31との合力が、ガ
バナフォースGFと釣り合う。高速用ばね32は、スプ
リング側レバー4の長孔33内を遊動して、作用しない
e、高速運転状態 スタートスプリング9と低速用ばね31と高速用ばね3
2との合力が、ガバナフォースGFと釣り合う。
f、無負荷乃至全負荷運転状態 7 作動器側レバー3とスプリング側レバー4とが接当
して、トルクスプリング30が圧縮された状態に保たれ
ながら、燃料調量具2は負荷の大きさに応じて、無負荷
位置Qnと全負荷位置Qfとの間で制御移動させられる
g、過負荷運転状態 スプリング側レバー4は、燃料制限具8で受止められて
、燃料調量具2の全負荷位置Qfに相当する位置に止め
られる。スタートスプリング9とトルクスプリング30
との合力が、ガバナフォースGFと釣合う。燃料調量具
2は、全負荷位置Qfとトルクアップ位置Qtとの間で
制御作動させられる。
(従来の技術) 上記前提構造において、スタートスプリング9は、従来
の技術では、例えば、第14図に示すように1本の引張
りコイルバネ34のみで構成されている。(実公昭62
−28655) (発明が解決しようとする課題) 第3図及び第15図は、燃料調量具2の調量位置Qpに
対するスタートスプリング9のばね張力sfの変化を示
す特性曲線図である。
この図の左下の点Psは、燃料調量器具2を始動増量位
置Qsに引き寄せるのに必要なスタートスプリング9の
始動増量用張力f1の地点を示し、以下始動増量・張力
地点と呼ぶ。右上の点Pnは、エンジをアイドリング運
転状態に維持するために、燃料調量具2を無負荷位置に
保持するのに必要なスタートスプリング9のアイドリン
グ用張力f2の地点を示し、以下アイドリング・張力地
点と呼ぶ。
アイドリング用張力f2の値は、次の(イ)の場合と(
ロ)の場合とのどちらかに、予め決定されている。
(イ)アイドリング運転状態で、スタートスプリング9
のみがガバナフォースGFと釣合う場合は、アイドリン
グ用張力f2の値はそのガバナフォースGFの値と等し
い。
(ロ)アイドリング運転状態で、スタートスプリング9
と低速用ばね31との合力がガバナフォースGFと釣合
う場合は、アイドリング用張力f2の値は、そのガバナ
フォースGFの値の一部と等しい。
上記従来技術では、第15図のグラフAに示すように、
スタートスプリング9のばね張力Sfが変化する。この
グラフAは、始動増量・張力地点Psとアイドリング・
張力地点Pnとを通る直線状になっている。
このため、グラフAのアイドリング・張力地点Pn付近
でのスタートスプリング9の張力の変化率が比較的小さ
くなることから、エンジンのアイドリング運転時の回転
変動によるガバナフォースGFの僅かな変化に対しても
、スタートスプリング9が過敏に釣合って、燃料調量具
2を過剰に作動させてしまう。
その結果アイドリング運転状態での回転変動が大きくな
り、回転の安定性にかけるという問題がある。
本発明は、アイドリング運転状態での回転の安定性を高
めることを、課題とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記前提構造において、上記課題を解決する
ために、次のように構成した事を特徴とする。
◎第1発明 例えば第1図乃至第6図に示すように、前記スタートス
プリング(9)は、始動増量用ばね(11)とアイドル
回転用ばね(12)とを直列状に接続したものから成り
、 燃料調量具(2)がガバナ作動器(6)で始動増量位置
(Qs)から全負荷位置(Qf)に移動させられるまで
の間の始動増量領域(s e)内で、始動増量用バネ(
11)の弾性変形が弾性変形制限手段(14)で制限さ
れるように構成した、ことを特徴とする。
◎第2発明 例えば第11図乃至第13図に示すように、スタートス
プリング9は始動増量兼アイドル回転用ばね(21)と
アイドル回転用補助ばね(22)とを並列状に接続した
ものから成り、 前記、始動増量領域(s e)内の少なくとも一部で、
アイドル回転用補助ばね(22)を遊動許容手段(23
)で遊動させるように構成した、ことを特徴とする。
(作用) ◎第1発明 本第1発明では、第3図のグラフBに示すように、スタ
ートスプリング9のばね張力が変化する。
図中、グラフBllは始動増量用ばねのばね張力の変化
、グラフB12はアイドル回転用ばねのばね張力の変化
を示す。このグラフBllとB12とが合成されて、グ
ラフBとして表れる。
第2図(A)(B)及び(C)は、エンジンの始動の開
始から完了に至るまでのスタートスプリング9の作動を
順に示す。
エンジンンの停止中及び始動の開始時点では、ガバナフ
ォースGFがOであるため、(A)図に示すように、燃
料調量具2はアイドル回転用ばね12と始動増量用ばね
11とで始動増量位置Qsに引き寄せられている。エン
ジンが始動して、回転が上昇して行くに従い、ガバナフ
ォースGFが次第に強くなっていき、燃料調量具2は、
(B)図に示す全負荷位置Qfを経て、(C)図に示す
無負荷位置Qnに達し、ここで安定して、始動が完了し
、アイドリング運転状態に保つ。
燃料調量具2が(A)図の始動増量位置Qsから(B)
図の全負荷位置Qf付近に達するまでの間は、始動増量
用ばね11とアイドル回転用ばね12との両方が直列接
続状で作用するので、スタートスプリング9の張力の変
化率はグラフB1に示すように小さい。
燃料調量具2がCB)図の全負荷位置Qf付近に達した
ときに、弾性変形制限手段14が働いて、始動増量用ば
ね11がそれ以上弾性変形しないようになる。
燃料調量具2が、(B)図の全負荷位置Qfから(C)
図の無負荷位置Qnに達するまでの間は、アイドル回転
用ばね12のみが作用するので、スタートスプリング9
の張力の変化率はグラフB2に示すように大きくなる。
◎第2発明 本第2発明では、第13図のグラフCに示すようにスタ
ートスプリング9のばね張力が変化する。
図中、グラフC21は始動増量兼アイドル回転用ばね2
1のばね張力の変化、グラフC22はアイドル回転用補
助ばね22のばね張力の変化を示す。
第11図(D)(E)及び(F)は、エンジンの始動開
始から完了に至るまでのスタートスプリング9の作動を
順に示す。
エンジンの停止中及び始動の開始時点では、燃料調量具
2は始動増量兼アイドル回転用ばね21のみで始動増量
位置Qsに引き寄せられている。
エンジンが始動して、回転が上昇していくに従い、燃料
調量具2がガバナフォースGFで、(E)図に示す全負
荷位置Qfを経て、(F)図に示す無負荷位置Qnに達
し、ここで安定して、始動が完了し、エンジンをアイド
リング状態に保つ。
燃料調量具2が(D)図の始動増量位置Qsから(E)
図の全負荷位置Qf付近に達するまでの間は、遊動許容
手段23が働いてアイドル回転用補助ばね22が遊動し
、始動増量兼アイドル回転用ばね21のみが作用するの
で、スタートスプリング9の張力変化率はグラフC1に
示すように小さい。
燃料調量具2が(E)図の全負荷位置Qf付近に達した
ときに、アイドル回転用補助ばね22が遊動を終了して
、作用し始める。
燃料調量具2が(E)図の全負荷位置Qfから(F)図
の無負荷位置Qnに達するまでの間は、始動増量兼アイ
ドル回転用ばね21とアイドル回転用補助ばね22との
両方が並列接続状で作用するので、スタートスプリング
9の張力の変化率はグラフC2に示すように大きくなる
(発明の効果) 本発明は、上記のように構成され、作用することから、
次の効果を奏する。
本第1発明は、第3図のグラフB2で示すように、アイ
ドリング・張力地点Pn付近でのスタートスプリングの
張力の変化率が、従来の第15図のグラフAで示す場合
と比べて、大きくなる。
このため、エンジンのアイドリング運転時の回転変動に
よるガバナフォースGSの僅かな変化に対しては、スタ
ートスプリングが過敏に作用しなくなり、緩やかに釣り
合って、燃料調量具を緩やかに制御作動させる。
その結果、エンジンのアイドリング運転状態での回転変
動が小さくなり、回転の安定性が向上する。
本第2発明は、第13図のグラフC2で示すように、ア
イドリング・張力地点Pn付近でのスタートスプリング
の張力の変化率が大きくなる。
このため、第1発明と同じ理由により、エンジンのアイ
ドリング運転状態での回転の安定性が向上する。
(実施例) ◎実施例1、(第1図〜第7図参照) 第1図乃至第7図は、本第1発明に係る実施例1を示す
。第1図はディーゼルエンジンの自動燃料始動増量機能
付き2本レバー、式ガバナの全体の機構図、第4図は全
体の正面図、第5図は平面図、第6図は左側面図である
Q全体配置 2本レバー式ガバナGは、エンジンのシリンダブロック
42の右横の上半部に配設される。
図中、符号41はポンプハウジングであり、シリンダブ
ロック42の右側の上半部に鋳造により一体に形成され
ていて、ガバナGを内装している。
なお、理解の便宜上、エンジンの右側面をガバナG及び
ポンプハウジング41の前面として、以下説明する。
ポンプハウジング41の上面には、ポンプ組込口43が
、右側面には組付は口44が、前面にはメンテナンス窓
45が開口する。ポンプ組込口43には、燃料噴射ポン
プ1が挿入されて、ボルト46で固定される。組付は目
44には、ノ1ウジング蓋47が蓋されて、ボルト48
で固定される。
メンテナンス窓45には窓蓋49が蓋されて、ボルト5
0で固定される。
燃料噴射ポンプ1は燃料噴射カム51で駆動される。燃
料噴射カム51は、燃料カム軸52及び調時ベルト伝動
装置53を介して、クランク軸で駆動される。
燃料噴射ポンプ1の調量ラックのラックピン(燃料調量
具)2は、ガバナGで制御駆動される。
Q前提構造 ガバナGは、ポンプハウジング41内に組込まれ、その
前提構造が次のように構成されている。
ラックピン2は、リンク61作動器側レバー3・トルク
スプリング30及びスプリング側レバー4を介して、ガ
バナスプリング5で燃料増量側rへ弾圧されるのに対し
、リンク61及び作動器側レバー3を介して、遠心式ガ
バナ(ガバナ作動器)6のガバナフォースGFで燃料減
量側ノヘ押圧されるように構成される。
作動器側レバー3及びスプリング側レバー4は、ガバナ
レバー軸62を介してガバナハウジング41に、個別に
揺動自在に支持される。遠心式ガバナ6は燃料カム軸5
2に取付けられる。
ガバナスプリング5の張力は、調速レバー7で調節可能
に構成される。
調速レバー7は、外装63と内装64を調速軸65で連
結してなる。調速軸65は窓蓋49に貫通して枢支され
る。ガバナスプリング5は、低速用バネ31と高速用バ
ネ32とを、スプリング側レバー4と内装64とに亘っ
て、並列状に接続して成る。高速用ばね32はスプリン
グ側レバー4の長孔33に一定範囲内で遊動可能に係合
する。
調速レバー7を高速位置Hにセットした状態では、高速
用ばね32と低速用ばね31との両方が張り調節される
。調速レバー7を低速位置り又はアイドル位置Iにセッ
トした状態では、高速用ばね32は長孔33内を遊動し
て張られず、低速用ばね31のみが張り調節される。
スプリング側レバー4は燃料制限具8により、ラックピ
ン2の全負荷位置Qfに相当する位置に受止め可能に構
成される。燃料制限具8は調整ボルトからなり、ポンプ
ハウジング41の上壁に進退調節可能に固定される。
ラックピン2はスタートスプリング9で始動増量位置Q
sに弾圧可能に構成される。
ラックピン2は、エンジン停止レバー66により、全負
荷位置Qfから停止位置Qoへ移動操作可能に構成され
る。ラックピン2は、停止位置QOへの移動時には、リ
ンク61の長孔67内を遊動することにより、ガバナス
プリング5の強い張力の抵抗を受けずにすみ、スタート
スプリング9の弱い張力の抵抗しか受けないため、弱い
力で移動させることができる。
○特徴構造 前記スタートスプリング9は、始動増量用ばね11とア
イドル回転用ばね12とを直列状に接続したものから成
る。
始動増量用ばね11は圧縮コイルスプリングからなり、
アイドル回転用ばね12は引張りコイルスプリングから
なる。ラックピン2は、アイドル回転用ばね12、連動
ピン71・及び始動増量用ばね11を介して、ハウジン
グ蓋47に形成されたばね室72の奥壁73に係合され
る。
ラックピン2が遠心式ガバナ6のガバナフォースGFで
始動増量位置Qsから全負荷位置Qfに移動させられる
までの間の始動増量領域se内で、始動増量用ばね11
の弾性変形が弾性変形制限手段14で制限されるように
構成されている。
弾性変形制限手段14は、連動ビン71のピン頭74を
筒形調整ボルト75の先端の内鍔76で受は止める構造
からなる。筒形調整ボルト75は、ばね室72の周壁に
進退調節可能にねじ嵌合して、ロックナツト77でロッ
クされる。
筒形調整ボルト75を進退調節すると、ピン頭74が内
鍔76で受止められる位置が調節される。
これにより、例えば第7図に示すように、スタートスプ
リング9のばね張力の変化のグラフBの変曲点B3が点
B4の位置に変えられ、急傾斜部分のグラフB2がグラ
フB2rの位置に押し上げられて、アイドリング・張力
地点PnがPn’の位置に調節される。その結果、エン
ジンのアイドリング回転が高く調節される。
O実施例2、(第8図参照) 第8図は本発明の実施例2を示す。この実施例2は、上
記実施例1において、始動増量用ばね11を支持する部
分の構造を、次のように変更したものである。
ラックピン2は、アイドル回転用ばね12・連動ピン7
トキヤツプ形のスットパ−81・始動増量用ばね11・
及び筒形の張力調整ボルト82を介してハウジング蓋4
7に係合される。
弾性変形制限手段14は、ハウジング蓋47に形成した
受座83でスットパ−81を受は止める構造からなる。
張力調整ボルト82は、始動増量用ばね11の基端を受
は止め、ハウジング蓋47に進退調節可能にねじ嵌合し
、ロックナツト84でロックされる。
張力調整ボルト82を進退調節すると、始動増量用ばね
11及びアイドル回転用ばね12の初期設定圧が調節さ
れる。これにより、例えば第7図に示すように、 スタートスプリング9のバネ張力の変化のグラフBの変
曲点B3が点B6の位置に変えられ、急傾斜のグラフB
2がグラフB2′の位置に押し上げられて、アイドリン
グ張力地点PnがPn’の位置に調節される。
○実施例3(第9図参照) 第9図は本発明の実施例3を示す。この実施例3は、上
記実施例1において、始動増量用ばね11と、これを支
持する部分の構造を、次のように変更したものである。
始動増量用ばね11は、圧縮コイルスプリングの代わり
に、引張りコイルスプリングからなる。
ラックピン2は、アイドル回転用ばね12・連動ピン7
1・始動増量用バネ11・係止ビン91・筒形の張力調
整ボルト92・及び筒形の弾性変形量調整ボルト93を
介して、ハウジング蓋47に係合される。
弾性変形量調整ボルト93は、ハウジング蓋47に進退
調節可能にねじ嵌合されて、ロックナツト94でロック
される。張力調整ボルト92は、弾性変形量調整ボルト
93の筒孔内に進退調整可能にねじ嵌合されて、ロック
ねじ95でロックされる。
弾性変形制限手段14は、連動ビン71のピン頭74を
弾性変形量調整ボルト93の筒孔の奥端壁96で受止め
る構造からなる。
Q実施例4(第10図参照) 第10図は本発明の実施例4を示す。この実施例4は、
上記実施例1において、始動増量用バネ11を支持する
部分の構造を、次のように変更したものである。
ラックピン2は、アイドル回転用バネ12・連動ピン7
1・始動増量用ばね11・ばね受は筒101及びエンジ
ンの冷始動時の始動増量増加装置102を介して、ハウ
ジング蓋47に係合される。
ばね受は筒101はハウジング蓋47に形成された案内
筒103に摺動自在に内嵌する。
始動増量増加装置102は、エンジンの冷始動時の機関
温度が低いほど、燃料の始動増量の分量を多くして、冷
始動性能を高める機能を有するものであり、次のように
構成される。
図中、符号104はバイメタルであり、その下端部は枢
支ビン105及び支持具106を介してハウジング蓋4
7に枢支される。バイメタル104の上端部は、引寄せ
ばね107で右方へ引き寄せられて、調整ボルト製のス
トッパー108で受止められる。ストッパー108はハ
ウジング蓋47に進退調節可能にねじ嵌合されて、ロッ
クナツト109でロックされる。バイメタル104の中
央部は、ばね受筒101の奥端壁110を受止める。
バイメタル104は、エンジンの機体温が高いほど、左
方の仮想線図104A側へ変形して、スタートスプリン
グ9の張力を弱め、燃料の始動増量の分量を少なくする
のに対し、機体温が低いほど、右方の実線図104B側
へ変形して、スタートスプリング9の張力を強め、燃料
の始動増量の分量を多くする。
なお、バイメタル104の代わりに、形状記憶合金、ワ
ックス封入式感温作動シリンダ、又はその他の感温作動
器を用いることも考えられる。
○実施例5(第11図乃至第13図参照)第11図乃至
第13図は本第2発明に係る実施例5を示す。この実施
例5は、上記実施例1において、スタートスプリング9
の構成を、次のように変更したものである。
図中、符号2はラックピン、47はハウジング蓋である
。ハウジング蓋47に筒形の張力調整ボルト111が進
退調節可能にねじ嵌号して、ロックナツト112でロッ
クされる。張力調整ボルト111に係止ビン113が係
止され、係止ピン113に長孔(遊動許容手段)23が
あけられている。
スタートスプリング9は、始動増量兼アイドル回転用ば
ね21とアイドル回転用補助ばね22とが、ラックビン
2と長孔23とに亘、並列状に接続されたものから成る
ラックビン2が始動増量位置Qsから全負荷位置Qfに
移動させられるまでの間の始動増量領域se内の大部分
ないし全部で、アイドル回転用補助ばね22が長孔23
内を遊動するように構成されている。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本第1発明に係る実施例1を示す。 第1図はガバナ全体の機構図、第2図(A)(B)及び
(C)はスタートスプリングの作動図、第3図は燃料調
量具の調量位置に対するスタートスプリングのばね張力
の変化特性曲線図である。 第4図はガバナ全体の構造を示す縦断正面図、第5図は
第4図の要部の横断平面図、第6図は第4図の縦断左側
面図、第7図はエンジンのアイドリング回転数の調整を
した場合のスタートスプリングのばね張力の変化特性曲
線図である。 第8図は実施例2に係る始動増量用ばねの張力調整の部
分を示す縦断正面図である。 第9図は実施例3に係るトルクスプリングの部分を示す
縦断正面図である。 第10図は実施例4に係るエンジンの冷始動時の始動増
量増加装置の部分を示す縦断正面図である。 第11図乃至第13図は本第2発明に係る実施例5を示
す。第11図(D)   (E)及び(F)はスタート
スプリングの作動図、第12図はスタートスプリングの
部分の斜視図、第13図はスタートスプリングのばね張
力の変化特性曲線図である。 スプリングのばね張力の変化特性曲線図である。 1・・・燃料噴射ポンプ、2・・・燃料調量具、3・・
・作動器側レバー、4・・・スブリン側レバー、5・・
・ガバナスプリング、6・・・ガバナ作動器、7・・・
調速レバ、8・・・燃料制限具、9・・・スタートスプ
リング、11・・・始動増量用ばね、12−・・アイド
ル回転用ばね、14・・・弾性変形制限手段、21・・
・始動増量兼アイドル回転用ばね、22・・・アイドル
回転用補助ばね、23・・・遊動許容手段、!・・・燃
料減量側、r・・・燃料増量側、Qf・・・全負荷位置
、Qs・・・始動増量位置、se・・・始動増量領域。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ(1)の燃料
    調量具(2)を、作動器側レバー(3)及びスプリング
    側レバー(4)を介して、ガバナスプリング(5)で燃
    料増量側(r)へ弾圧するのに対し、作動器側レバー(
    3)を介してガバナ作動器(6)で燃料減量側(l)押
    圧するように構成し、 ガバナスプリング(5)の張力を調速レバー(7)で調
    節可能に構成し、 スプリング側レバー(4)を燃料制限具(8)により、
    燃料調量具(2)の全負荷位置(Qf)に相当する位置
    に受止め可能に構成し、 燃料調量具(2)をスタートスプリング(9)で始動増
    量位置(Qs)に弾圧可能に構成した、ディーゼルエン
    ジンの自動燃料始動増量機能付き2本レバー式ガバナに
    おいて、 前記スタートスプリング(9)は、始動増量用ばね(1
    1)とアイドル回転用ばね(12)とを直列状に接続し
    たものから成り、 燃料調量具(2)がガバナ作動器(6)で始動増量位置
    (Qs)から全負荷位置(Qf)に移動させられるまで
    の間の始動増量領域(se)内で、始動増量用バネ(1
    1)の弾性変形が弾性変形制限手段(14)で制限され
    るように構成した、 ことを特徴とするディーゼルエンジンの自動燃料始動増
    量機能付き2本レバー式ガバナ。
  2. 2.請求項1に記載のディーゼルエンジンの自動燃料始
    動増量機能付き2本レバー式ガバナにおいて、 スタートスプリング(9)は、 始動増量用ばね(11)とアイドル回転用ばね(12)
    とを直列状に接続したものから成るのに代えて、 始動増量兼アイドル回転用ばね(21)とアイドル回転
    用補助ばね(22)とを並列状に接続したものから成り
    、 前記、始動増量領域(se)内の少なくとも一部で、ア
    イドル回転用補助ばね(22)を遊動許容手段(23)
    で遊動させるように構成した、 ことを特徴とするディーゼルエンジンの自動燃料始動増
    量機能付き2本レバー式ガバナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6390631A (ja) * 1986-09-25 1988-04-21 ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 内燃機関の燃料噴射ポンプ
JPS643038U (ja) * 1987-06-22 1989-01-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6390631A (ja) * 1986-09-25 1988-04-21 ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 内燃機関の燃料噴射ポンプ
JPS643038U (ja) * 1987-06-22 1989-01-10

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