JPH04103332A - バッフル付樹脂燃料タンクの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分舒〉 本発明は車両用燃料タンク、運搬容器等として使用する
のに適したバッフル付樹脂燃料タンクの製造方法に関し
、特にバッフルを設けても従来のバッフル無しのタンク
に比べて内容積が大幅に減することのないように工夫し
たものである。

〈従来の技術〉 自動車用ガソリン、灯油その他の液体用に種々の構造の
プラスチックタンクが提案されている。特に自動車の燃
料タンクとして使用するタンクの場合、車の旋回、急発
進、急ブレーキ等によりタンク中の燃料が太き（揺動し
、バシャバシャという揺動音が生ずるおそれがある。ま
た燃料の揺動によや液面計の指示が変動して検知精度が
低下した勢、さらに静電気が発生したりする。特に揺動
音を電衰するために燃料タンクの構造に関し、種々の改
良が提案されてい石。

この従来技術に係るバッフル付き燃料タンクの一例を第
４図、第５図に示す。これらの図面に示すように、タン
ク本体１の一対の側９１２．３から内方に二対のバッフ
ル４ａ、　４ｂ：５ａ、５ｂが突出されてお秒、各バッ
フルは側壁２，３が内側に凹んで形成されたもので、そ
の形状は略台形状となっている。上記バ？／フル４ｊ１
３４ｂ、５ａ、５ｂはブロー成形時に一体に成形するた
めに、第５図に示すように金型の一部にバッフル用突起
部１３゜１３′が用いられている。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、前述した従来技術に係るバッフル付き燃
料タンク１は、バッフル用突起部１３．１３’によって
形成されるバッフル４ｍ、４ｂが強度及び成型上の関係
からテーバ状としてお外、且つかな９の厚みを有するの
で、従来のバッフル無しの燃料タンクに比べて、その内
容積が大幅に減じてしまうという問題がある。

本発明は以上述べた事情に鑑み、タンク内にバッフルを
一体成形で設けても従来のバッフル無しのタンクに比べ
て内容積が大幅に減することのないバッフル付！！！！
脂燃料タンクの製造方法を提供することを目的とする。

く課題を解決するための手段〉 前記目的を達成するための本発明に係るバッフル付樹脂
燃料タンクの製造方法は金型内に燃料タンク用パリソン
を設け、ブロー成形により一体に樹脂燃料タンクを形成
するタンクの製造方法において、金型内で屈曲して上記
バッフルの芯材となる冷却パイプを少くとも一端が型外
へ突出するように設け、該金型内に燃料タンク用パリソ
ンを挿入し、該パリソンを膨張させると共に、該冷却パ
イプを金型の内方に移動させてバッフル部を形成し、ブ
ロー成形後の樹脂硬化時に、該冷却バイブ内に冷却媒体
を通過させてバッフル部を硬化させ、該バッフル部内に
冷却パイプを残したままバッフル部を成形することを特
徴とする。

く実　施　例〉 息下、本発明方法を実施する野適な一実施例について説
明する。

第１Ｗ！１ば本実施例によって得られたバッフル付樹脂
燃料タンクの一部切欠き斜視図である。同図に示すよう
に、バッフル付樹脂燃料タンク１１ば樹脂を用いたブロ
ー成形によって一体的に成形されたものであり、その対
向する側！！（図中上下壁を示す）１２ｍ、１２ｂから
内方にバッフル１３ａ、１３ｂがその先端部が鞭（融着
接合して設けられてなるものである。このバッフル１３
Ｊｌ、１３ｂはブロー成形されｔ−樹脂が合わさって接
合されてなっており、且つその厚みは薄くなっている。

本実施例のバッフル付樹脂燃料タンクを製造する一例を
第２図、第３図を用いて次に説明する。

これらの図面に示すように、一対の金型２１゜２１の相
対向する金型の側壁２１ｍには、その両端部２２ｍ、２
２ｂが該側＠　２１　ａを貫通し且つその貫通部２１ｂ
で摺動自在なバッフルの芯材となる冷却用バイブ２２が
設けられている。この冷却用パイプ２２は、第２図ｆａ
）に示すように、その形状を略Ｕ字形となっており、内
部には通＄　２２　ｃを有しており、その一端部２２ａ
から冷却用媒体（例えば水など）２３を導入し、他端部
２２ｂから冷却終了後の水２３を排出するようにしてい
る。

この冷却の際に冷却媒体２３を導入するには、シール部
材２４ｍを介して冷却管２４を接続するようにしており
、水洩れ等を防止している。

また、この冷却パイプ２２は、後述するように、バッフ
ル部ｊ３ａ、１３ｂの強度を維持する補強部として樹脂
に被覆されるもので、剛性の高い材質からなっている。

上述したようにして、略Ｕ字形の冷却パイプ２２を金型
２１内に設けた後、第３図に示すように、加熱したパリ
ソン２５を挿入し、型締め後に空気を送り込み、該パリ
ソン２５を膨張させ、所望のタンク形状とする。

尚、バクフル部１３ａ、１３ｂの冷却効率を更に高める
ためには、第２図（ｄ）に示すように冷却パイプ２２を
蛇行させて冷却するようにしてもよい。

このパリソン２５の膨張を行うと共に、上記略Ｕ字形の
冷却用パイプ２２を金型２１の内方へスライドさせ、バ
ッフル部１３ａ。

１３ｂを形成する。

所定量だけ冷却用パイプ２２をスライドさせ、バッフル
部１３ａｐ　１３ｂの先端同志を融着させた後、空気の
吹込みを停止した。

次いで金型２１を冷却して樹脂を硬化させると同時に、
冷却パイプ２２の一方から冷却媒体としての水２３を導
入し、バッフル部１３ａ、１３ｂの樹脂を十分に冷却・
硬化させる。この際形成されたバッフル部１３ａ。

１３ｂは樹脂層が極めて薄いので冷却効率は良い。

所定の冷却が終了後、バッフル部１３ａ。

１３ｂ内に冷却パイプ２２を残したまま、シール部材２
４ａを有した冷却管２４を引き抜き、その後離型して、
バッフル付樹脂燃料タンク１１を取り出す。この成形後
に、冷却バイブ２２内の冷却媒体（例えば水）２３を完
全に除去しておくのが望ましい。

以上述べたように、剛性の高い芯材となる冷却用パイプ
２２を用い、更にこれらをスライドさせることによって
、ブロー成形時にバッフル部１３を一体に形成できるの
で、従来の金型を用いて台形状の厚みのあるバッフル部
に比べて、その厚みを薄くでき、従来のバッフル部を有
しないタンクよりもその内容積を大幅に減することが無
い。

また芯材となる冷却用パイプは、型内で屈曲し、バッフ
ル形成時のバッフル部を冷却すると共に、バッフル内部
に残っているので、バッフル部の樹脂の冷却及び硬化が
十分に行われ、その後の収縮による変形を極力抑えるこ
とが可能となると共に強度の向上が図られる。またこの
冷却用パイプの両端部はタンクより少し突出するが、必
要に応じて切断したり、栓をしたりすればよい。尚、本
実施例ではバッフル部として相対向する側壁よりその先
端部が当接するように形成したが、芯材となる冷却用パ
イプを内蔵しているため、タンク底辺側の壁面からのみ
、立設するようにしたものであってもよい。

〈発明の効果〉 以上、実施例と共に詳しく述べたように、本発明によれ
ば、バッフル部を従来と比べて薄く形成できるので、バ
ッフル無しのタンクと比べて内容積を大幅に減すること
がない。

また、ブロー成形により一体的に形成することができる
ので、成形コストが低いという利点も有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例に係るバッフル付樹脂燃料タンクの一
部切欠き斜視図、第２図、第３図はタンクを製造する概
略図、第４図、第５図は従来技術に係る燃料タンクの概
略図である。 図面中、 １１はバッフル付樹脂燃料タンク、 １２　ｍ、　　１２　ｂは側壁、 １３ｍ、１３ｂはバッフル部、 ２１は金型、 ２１ｍは金型の側壁、 ２１ｂは貫通部、 ２２は冷却用パイプ、 ２３は冷却用媒体（水）、 ２４は冷却管、 ２５はパリソンである〇

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 金型内に燃料タンク用パリソンを設け、ブロー成形によ
   り一体にバッフル付樹脂燃料タンクを形成するタンクの
   製造方法において、 金型内で屈曲して上記バッフルの芯材となる冷却パイプ
   を少くとも一端が型外へ突出するように設け、該金型内
   に燃料タンク用パリソンを挿入し、該パリソンを膨張さ
   せると共に、該冷却パイプを金型の内方に移動させてバ
   ッフル部を形成し、ブロー成形後の樹脂硬化時に、該冷
   却パイプ内に冷却媒体を通過させてバッフル部を硬化さ
   せ、該バッフル部内に冷却パイプを残したままバッフル
   部を成形することを特徴とするバッフル付樹脂燃料タン
   クの製造方法。